ミドルフェイズU 帰り来るもの

 

ミドルフェイズ シーン4 「約束の王、ヤシマ海降臨編」

 

GM:では続いてのシーン。グスタフがシーンプレイヤーです。

グスタフ:うぃ、了解。

GM:さしあたって防空網の方は何とかなりましたが……実はさっきの情報でヴィヴリオが眉しかめてまして。

ヴィヴリオ:「……マズいな。今回の敵は、一筋縄ではいかないか」@CIC

グスタフ:「……ふむ、更なる手を打って来ましたか?」

ヴィヴリオ:「ああ、お前たちが解析した敵の次の狙いだが……」

GM:さて、エンギアのルルブのP32(ヤシマの地図)見た後で……こちらの地図をご覧ください。

 

GMが張り出したのは、Wikiに掲載されているある地図

 

ヴィヴリオ:「ヤシマは元々、埋蔵資源が多い土地では無い。国土も広くは無いからな」

カナード:(地図見て)海……げ、まさかメタンハイドレートか!?

 

カナードの中の人、大正解。

張り出した地図は、日本列島に沿って存在するメタンハイドレードの埋蔵予想。

 

ヴィヴリオ:「我々が戦い続けられたのは、資源を海に求めることができたからだ。知っての通りだがな」

GM:で、これエンギアの方と重ねると……丁度、結界の内部にかなりの場所が含まれているのですよ。

カナード:最近だとギアスで使われたのが印象的でしたな、メタンは。

GM:あれはまあ、もったいないですけどねw

グスタフ:ふむ、それが敵の狙いですかな?

GM:近いですな。実は結界の範囲内で瑞穂から南へ海を行ったところにですね、軍事施設を示すマーカーの

点滅が幾つか浮かぶわけです。

ヴィヴリオ:「この場所には、メタンハイドレードの発掘を行うメガプラントの他に、海中の希少元素を濃縮抽出する

プラント、食糧や有機材料の製造を行うプラントが並んでいる」

 

――東海龍南方(南海トラフ)に設置されたメガプラント群(三号「ハハヤ」から七号「イシコリ」)は、

海底に存在するカルバン包接水和物(メタンハイドレード)、及び海中の希少元素を天使力機関で

採掘・濃縮する大型の資源回収基地である。

これらの資源基地は最先端の技術を支える上で必須とされるレアメタルなどの供給に於いて、

極めて大きな役割を果たしている。

 

GM:……とゆーナレーションが入りつつ。

カナード:にしこり ……とゆー懐かしい文字列はさておき。結構大事じゃないですか。

GM:大事ですとも。ちなみに、「イシコリ」とか「ハハヤ」ってのは、一応日本における神話の神様の名前ですのでw

ヴィヴリオ:「次のターゲットはこのプラント群……ここが破壊されれば、ヤシマの物資状況は一機に困窮する」

グスタフ:「正に我々の生命線……ですな」

GM:で、第五艦隊が来るかな、とゆーところまでは判明してました、と言う状況。

具体的にどうなるかは、情報収集にお任せします。

 

……と言うわけで、提示される残りの情報項目。

 

・介入者とその原因 ○

・片山朱莉 ○

・KAZUSA

・介入者の影響 ○

 

・第六の喇叭作戦 18 ○

・第五艦隊の動向 12

・最近の瑞穂の海(仮) 10 ○

 

・アーサー王? (特殊)

 

カナード:「(こつこつ、と)……このアーサー王、とか言う何者かも気になるところだな」(登場……アガペー+11)

GM:……おやw

カナード:覚☆醒しましたw

グスタフ:(ころころ……+8)早w

 「全くだが……今はともかく、敵の動向を知ることが肝要だな

ヴィヴリオ:「……と言うか、本当に「アーサー王」とやらが居るのか?」

カナード:「分からん。だが、調べておくに越したことはない」

グスタフ:「伝説に知られるアーサー王かどうかはともかく、それを自称する人間は居るようですが……」

トゥアレタ:「味方なら、確かに猫の手も借りたい状況だけれど……」

朱莉:「まあ、信用はしてもいいと思いますの。送り込んだ本人いわく」

カナード:しかし、二人の美少女を引き連れてCICに出現か……カナード、お前絵面がすっかりジゴロ……

 

あかりんとトゥアレタを左右に引き連れて登場したようです、このPC1.

後で全員から刺されても知りませんよ?

 

GM:ちなみに、アーサー王はちょっと処理が特殊でして。現地へ出向くことになります。

故に、誰が来るかによってちょっと難易度変動。

 

行けば会うことは出来るが、でも協力してくれるかは本人次第。

そんな難儀な援軍であった。

 

カナード:なるほど。

ヴィヴリオ:「……ともかく。情報と時間が足りんな」

カナード:(ん?) ということは、アーサー王に会いに行くのって、通常の情報収集に加えてやれるので?

GM:いえ、情報収集として接触を行うことになります。ちょっと判定のタイミングと演出的な場所が変わるだけで。

カナード:なるほど。となると……誰が行くかな。領内にいる以上早めに手は打っておきたいところ。

GM:そして、完全放置されるKAZUSA……まあ、こいつは海の底のほうが安定(死)

カナード:まあ、そっちは余裕があったらw 下手なところで起こして「はかいこうせん〜」とかやられても困りますし。

 

SE:まおーん

 

グスタフ:ふむ、では王様面会はこちらが行きますか。

カナード:うぃ。まあ……こっちも同行するだけしよう、《アドバイス》要員として。だがその前に。

ちょっと「第五艦隊の動向」だけ調べてからw

GM:情報収集、マヂ大事w

グスタフ:ですなw

 

ええ、情報はマヂで大事ですとも。

と言うわけで、まずはカナードが情報収集、然る後にグスタフが「アーサー王」に接触を試みることに。

 

カナード:えーと、《情報処理》が判定値14で技能4L……ちょっと心許ないかな?

GM:その場に居る誰かの手を借りるのはアリですがw

カナード:朱莉、頼んだ(即断)

「……時間がないな。片山、突っ立っているなら手を貸s(じゅー)」

朱莉:「(じゅー殺しつつ)まあ、時間が無いのは確かですの。さっき、和沙を飛ばした時に撮影させましたの」

カナード:そしてこの気の置けない距離感にトゥアレタは微妙に嫉妬Eyeする感じで

GM:敢えて修羅場を深化させるか、貴様w

 《演説》は飛びませんが、《情報処理》か《軍略》なら+5Dの補正が有ります。疑似ナビ補正ですな。

カナード:うぃ(どざーっ)……13成功で辛うじて突破b

 

端末のキーを叩く音だけが連続する。

真に熟練したコンビの間では意志疎通に言語も目線も無用であり、ただ呼吸を読むだけで

互いに最も必要とされる動作が実行できる。

カナードと朱莉は、ことこうした作業について言えば、そんな卓越した奏者二人による協奏曲のような連携を

可能とする関係であった。

 

GM:ロゴスも無しに普通に突破かw よろしい。まず第五艦隊ですが……今のところ、詳しい情報ありませんよな?

カナード:全く。

GM:第五艦隊は、火力だけなら第七以上です。……というのも、OPでグスタフが遭遇したんですが、空母サイズの

タンカーみたいな艦に、ありったけのミサイルと天使兵を搭載してる「戦列艦」ってのを多くそろえてまして。

カナード:(ふと)第七艦隊は我ら合衆国12大艦隊の中で最も格下!とか?

GM:いえ、要は第五艦隊はミサイラーなのです。第七艦隊がガンスリとかだとすると、ですがw

カナード:……なるほど。火力はあるけど近寄られると……と。

……まるでどこかの誰かさんのようじゃないですか(HAHAHA)

GM:まあ、戦列艦って火力凄いですけど防御は大したことないのが弱点ですし。

ただ、逆に言えば相手を近寄らせる間もなく焦土に変える程度の火力が有る、と取ってもいいw

グスタフ:まあ、一瞬で部隊壊滅しましたしな、OPで……w

GM:で、その戦列艦をずらーっと揃えて、天使力ミサイルとか天使力対艦魚雷を集中砲火、

或いは天使兵のカタパルトとして運用するのが基本戦術です。

カナード:「なるほど、厄介な連中のようだ。少なくとも、拠点攻撃作戦においては……うってつけの連中のようだな」

GM:その戦力の一翼がですね。ちょうどご想像の通り、メガプラントの方へ向かってるそうで。

旗艦及び本隊は第七艦隊との合流ルートへ向かってます。

ヴィヴリオ:「ちなみに、グスタフの発見した「島」も本隊に続いて移動中だ」

カナード:あーさーおーのところに向かってる余裕、あるかなあ……

GM:さぁw? なお、戦列艦のゲーム的データも解ります(ごそごそ)

 

Name:合衆国天使力戦列艦(通常)

種別:艦艇

能力値:

肉体:10

感覚:20 射撃 探知

理知:30 誘導

聖霊:  意志力

HP:150

飛行:× 移動力:100/200

行動値:10

攻撃対空弾幕

判定数:20/L3 攻撃力+12 射程:300m

攻撃:対天使ミサイル弾幕(大型ミサイルポッド×30)

判定数:30/3L 攻撃力:+18 射程:6km(範囲)

《予測射撃》《自動制圧》《遅滞戦闘》《BS耐性》

《飽和攻撃》M 判定-2 リアクション判定-5

→大量のミサイルを搭載し、その弾幕火力で戦場を制圧する大型戦闘艇。

 

カナード:HP150か……普通に戦ってたら削りきれないなぁ(汗)

GM:ご想像下さい、これが10隻とか並んでちゅどどどどど。

グスタフ:……ところで飛ぶんですか、戦艦なのにw

GM:あ、すまん。それは飛行×w

 

おっとうっかり。「飛行」の項目を×にし忘れていたようです(上記データは訂正済)。

 

カナード:飛ぶ戦艦、公式シナリオで出ましたからなあ……(トオイメ)

GM:……流石に、あんなマガモノはw

カナード:大和級天使兵、飛行○でしたよね。

グスタフ:……もう、公式はアホかとw (褒め言葉)

GM:まあ、羽根生えてましたしね。見た目も大和と言うより、どっちかというとラ號とか轟天号でしたしw

 

GF詩に掲載されていたエンゼルギア2NDのシナリオにおけるボスに、そう言うトンデモ兵器が居たのです。

巨大な連装砲と超重装甲と漢の子のロマンを満載した、恐るべき超兵器でした。

 

GM:まあ、第五艦隊はそんな感じで。ではアーサー王と大海原で握手?

カナード:どーしたものか。こっちが戦列艦叩きに行ったほうがいいかな。

GM:ああ、シーン末で宣言すると、さっきの陣地防衛のように作戦実行フェイズが挟まれて、迎撃作戦になります。

カナード:シーン末で、ということはひとまずあーさーおーに会いに行くのもアリ、と。

GM:もう何時でも叩きに行けるので明かしちゃいますが、実は8シーン目の末までに宣言しないと

「メガプラント壊滅」になってました。

グスタフ:こちらは飛影乗ってご挨拶に行きましょう。戦闘はその後だ。

カナード:まあ、迎撃で一番良いのは、紀央叩き起こしてバハドラ起動(ぽそ)

GM:まあ、確かにそれが一番早いが……w

グスタフ:下手すりゃ余波でプラントも壊滅しますけどな、あの出力w

カナード:……(通夜)

GM:まあ、バハドラは何と言うか……シュネルギアとか機動兵器で有る前に、存在自体が戦略兵器ですしね(トオイメ)

 

と言うわけで、グスタフの情報収集として「アーサー王」に会いに行く一行。

場所が場所だけにそれぞれ自分の機体を駆っての移動となるが……

 

カナード:グスタフの飛影にラケーテンで同行……まあ、《アドバイス》要員として。

GM:さて、では神守島周辺海域……なんか、地図には載っていない楕円形の小島が一つ、確かに増えてます。

カナード:「……島だな」

トゥアレタ:「……島ね」

GM:なお、直径が大体300mくらいの小島ですが……その島のど真ん中に、犬小屋以上プレハブ未満な掘っ立て

小屋が立ってます。

グスタフ:「……まさかとは思うが、アレが『鞘』だとでも言うんじゃあるまいな……アーサー王(仮称)」

カナード:「……というか。小屋?」

あ。そだ。その島……植生はどんな感じでしょ?

GM:全体、黒い岩みたいな感じで平滑で硬い地面。目立った植物なんかは無くて、恐らく有ってもコケくらいじゃ

無いですかね。あと良く見ると小屋に看板が立てかけられてまして。

 

GM、一瞬間を置いて無意味に厳かに(何)

 

GM:『アヴァロン大円卓騎士団 瑞穂出張所(仮)』と大書してあります。

 

コーラに始まり、だっごーんに続き、キオハフトに至り。そして円卓の騎士出張所。

……ある意味でエンギアの妄言ここに極まり、であった。

 

カナード:「……トゥアレタ。この国はいつからこんなタチの悪い冗談が許容されるようになったんだ?」

トゥアレタ:「……流石に、こんないわく言い難い冗談は……」(汗)

グスタフ:取り合えず、危険が無いようなら着陸して近くで様子を伺います。

カナード:(同じく)

GM:君らが着陸してきょろきょろしてると、何か黒髪で姫カットの少女がジャージでそっち見てますが。

????:「(釣竿抱えて出てきて→おや?)」

カナード:ああ、瑞穂のメンバーにとっては容貌は天にそっくり、ですな。

ツノ無しですが。 ←元PL

グスタフ:「どうも、こんにちわ。瑞穂基地の者だが」

????:「お? みずほきち…… お主らが銀髪の言っていたつわものたちじゃな」

カナード:「……(幼女の扱いならばグスタフに任せておくのが安全だな)」

トゥアレタ:「……(何故か手慣れてるのよね)」

 

幼女の扱いに定評のある漢、グスタフであった。

 

グスタフ:「片山という少女に聞いてやってきたのだが……ここの主はご在宅かな?」

????:「ああ、小さな城じゃが。主ならば、わらわじゃ」

カナード:「(なん………だと………?)」

グスタフ:「……城? というか、君が……その、アーサー王と?」

????:「いかにも。じゃが、人に素性を問う前に、自らが名乗るべきじゃろう?」

グスタフ:「……それもそうだ。こちらは瑞穂基地所属。マキナ小隊のグスタフ=ブッフホルツ中尉だ」

カナード:「……同じく瑞穂基地所属。カナード=ライトハルトG3中尉だ」

トゥアレタ:「同じく、トゥアレタ・クレーリオン少尉です」

????:「うむ、ならば改めて名乗ろう」

 

「わらわの名はアーサー・アイオリア・アウレリオ。皆はアーサー王と呼ぶがな」

 

※アーサー・アイオリア・アウレリオ

 初出:アルシャードガイアリプレイ『異説・アーサー王伝説 〜約束の剣〜』
ほぼ全身を機械化し、冥府より騎士団を引き連れて帰還した異界のアーサー王。

 外見は黒髪姫カットの幼女。騎士達からは「姫様」と呼ばれている。

 その性格は豪放磊落、享楽主義的であり、臣下を驚かせることを日々の楽しみとしている。

 

アイオリア:「親しみをこめてアイオリアと呼ぶがよいぞ」(えへん)

カナード:「(……縮めて『アアア』とか言ったら殺されかねないな)」

GM:〇距離から最大出力のエクスカリバー撃ちますよw?

 ちなみに君らは、アイオリアが全身をかなり機械化してることに気付いてもいい。

グスタフ:「……これがこんな状況じゃなかったら思春期の麻疹と聞き流すんだがなぁ……」

アイオリア:「む、誰が中学校とかの子供の流行病じゃ」

グスタフ:「無理も無かろう、外見子供で伝説の英雄だなどと言われて鵜呑みにする方がどうかしている」

カナード:「少なくとも、流行病で機械化はしないだろうな……それも、ほぼ全身が義体か」(ふむ)

アイオリア:「良く分かったの。銀髪に乞われてこの世界に来たのは良いんじゃが、いい加減釣りにも飽いての」

グスタフ:「まあ、その辺の話は置いておくとしてだ」

アイオリア:「……と言うか誰が子供じゃ、誰が#」

カナード:「(幼女の扱いに定評のあるグスタフが扱いあぐねている……だと……?)」

グスタフ:「……鏡を見てから言ってくれ。釣りに飽いたなら少々協力してもらいたい。

アーサー王であるなら、助けを求める者を無碍に扱うような真似はすまい?」

アイオリア:「(ふむ)わらわに助力を求めるということは、戦いが近いのじゃろうな?」

カナード:まあ、これからメガプラントの戦列艦殴りに行くから……近いっちゃ近い、か。

グスタフ:「そうなるな。敵の戦力は少々こちらだけでは荷が勝つ様子でな。

猫の手も借りたい、それが王であれば尚の事、という有様だ」

アイオリア:「元よりそのために来たのじゃし、力を貸すにはやぶさかではない」

 

「だがしかし」とその小柄な王は前置きし。

外見からは想像もつかないような静かな威厳を帯びて、三人をその蒼い双眸で見据える。

「問おう。お主らは何のために、見知らぬ異界の者の手を借りてまで闘うのじゃ?」

 

GM:ちなみに、回答次第で難易度変わりますが(死)

グスタフ:「言うに及ばず、我が身命を捧げた上官のためだ」(断言)

 

この漢、マヂで一瞬の躊躇も無く断言であった。

 

アイオリア:「……ほう? では、そちらの不機嫌な若者はどうじゃ?」

カナード:「……俺、か」

 

――カナードの思考が停止する。

なるほど、自分はカナード=ライトハルトと言う男、らしい。

この世界で気が付いて以来、会う人全てに同じ名前で呼ばれていたのだから、彼らにそう認識されていた

人物なのは間違いないだろう。

だがそれは現象であり、『事実』でしか無い。

そして。単なる事実など、目の前の少女が求める『理由』であるはずがない。

 

アイオリア:「……思い出すがよい。お主が此処にいる理由を。

 そろそろ、思い出せる頃合であろ?」

 

遥かな異郷で新たな相棒を得て、不条理と邪神と相対し。

不可思議な世界で時に独り戦い、時に多くの仲間と迷宮を踏破し。

そして今、ここに至った全ての理由は……何のためであったか。

青年は、己が魂に問いかける。

 

カナード:「……そうだな。ついさっき……ほんの数時間前までは、大層な理由も意味もなかったが……」

 

――思い出せ、自らの存在証明を。

――自分が「カナード=ライトハルト」で在ることを決めた、その理由を。

 

トゥアレタ:「……カナード?」

カナード:「……そうだな、今は――」

 

――脳裏によぎるは、一人の少女の姿。

教室での叱咤。操縦席での共闘。食堂での笑顔。そして――泣き顔。

そう、彼が。カナード=ライトハルトが此処に戻ってきたのは……

彼女に、二度とそんな顔をさせないためではなかったか。

 

カナード:「……そうだ。今は、惚れた女を守るため――だな」

トゥアレタ:「ちょ、それって……」(赤熱)

 

己が証明を口にした瞬間。

青年の中で何かの回路が繋がったような感覚が生じ――

 

アイオリア:「……ふむ、なるほどな」

 

アイオリアの言葉と同時。

全ての記憶が鮮明なる濁流となって、青年に押し寄せる。

濁流が去り、記憶の水面が静けさを取り戻した時……青年は、既にカナード=ライトハルトであった。

靄から解き放たれ、纏った鎖を引き剥がしたカナードの自我は、胸裡に小さく呟いた。

 

「――ただいま、世界! 俺は、帰ってきたぞっ――!」

 

GM:さて、難易度公開。   ……《話術》で目標値3.

カナード:《アドバイス》イラナイネ?

GM:大義とか平和とかの為だと、実は上がってました。この王様の気質的な問題で。

カナード:すいません! 大義とか平和に全く興味なくてすいません!

GM:……いやまあ、アイオリアですからw

 

……なお、言うまでも無く。

アイオリアの(元)PLは、カナードの中の人である。

 

グスタフ:……しかし、【聖霊】2なんですがw

GM:ロゴスの力を借りると良いよw 協力で振っていいしw

カナード:こっちが【聖霊】で振ってみるか。技能1だが9D(ころころ)2成功、あと1を宜しくw

グスタフ:とりあえず振って、ロゴスで達成値ブーストですな(ころころ……0成功)ロゴス3で1成功。達成で。

GM:うむ、地味にグスタフもカナードも、理由として主張した相手のダーザイン伸ばしてますよね。

カナード:あー……確かに。

GM:その分、難易度は下方修正が掛ってたりします。明かしますと。

 

本来の目標値は15で、明確な理由の対象のダーザインを挙げられるならば-5.

さらにダーザインレベル分を目標値から減殺する処理になってました。

 

アイオリア:「よかろう、お主らの信念。このアイオリアが王の名に於いて聞き届けた!」

カナード:ちなみに。実は桂も理由には入ってるんですが……まあ、あっちは「また死なれるといくら何でも後味悪い」

とゆー意味が強くて(死)

GM:……割と酷いって言えば酷いですなw

アイオリア:「では、戦場へ案内するがよい。あと瑞穂はどっちじゃ」

カナード:……また迷子かw

GM:むしろ、見知らぬ異世界でまっすぐ瑞穂に着いたら凄いですってw

グスタフ:「取り合えず飛影に乗って行け。一応副座だ」

アイオリア:「いや、わしも乗騎は連れて居るよ」

カナード:「……まさか、その小屋が変形して?」

GM:で、無言で不敵な笑みを浮かべつつ、足元をかつんと蹴りまして。

アイオリア:「起きよゲンブドン。いざ、戦いの刻じゃ」

カナード:さり気に起こし方酷いw

グスタフ:「……玄武どん?」

GM:……島がですね。いきなり大震災。

トゥアレタ:「きゃぁ!?」

カナード:「!?」(とりあえずトゥアレタはコケないようにHOLD)

 

激震する小島に、恐るべき生命の力が満ち溢れる。

一時の眠りについていた大いなる存在が、今戦いのために目を覚ましたのだ。

全長300m。その動力は玄武力。コスモ玄武カルシウム複合体の甲羅は光子魚雷の直撃にも耐え、

吐き出すプラズマ玄武火球は宇宙戦艦の硬化テクタイト装甲すら一撃で蒸発させる。

 

人よ畏れよ、彼こそは五百神将。

人よ仰ぎ見よ、彼こそは人類の守護者。

その名を三千世界に轟かせる、宇宙怪獣ゲンブドンである!!

 

※宇宙怪獣ゲンブドン

初出:カオスフレアリプレイ『大砲獣vs五百神将!〜星の海、流星の矢〜』

 

カナード:怪獣www

グスタフ:機体が転がって海に落ちたら泣きますがw

GM:大丈夫です、落ちそうになったらゲンブドンが拾ってくれますからw

ゲンブドン:「いざ、戦いの刻か約束の王」(ずももももも)

アイオリア:「応とも。さあ、お主らも機体に戻るがよい。ついて往くのでな」

カナード:「(とりあえずトゥアレタ引き寄せて) ……これはまた、豪勢な機体だ」

トゥアレタ:「(引き寄せられたまま)……夢でも見てるのかしら」(トオイメ)

グスタフ:「……夢ならまだ良かったがな」(汗)

カナード:「さあ、な……夢ついでに、一つ聞いておくか」(ふ、と)

GM:お、何か?

 

「――トゥアレタ。だいぶ留守にしたが……

まだ、俺をお前のパートナーとして認めてくれるか?」

 

グスタフ:「(気を利かせてさっさと機体に)」

アイオリア:「……何か局所的に熱帯じゃの、この辺が」(小屋を畳みつつ)

カナード:まあ、これは通過儀礼としてやっとかないと。《覚醒》したので、ほぼ記憶が戻ってる感じで。

トゥアレタ:「……そうね、いきなり留守にしたり他の子連れてきたりしたけれど……」

 

「……私のパートナーは、最初から貴方だけよ」

 

カナード:「……ありがとう。お前が俺をそう認めてくれる限り――」

ここで《タイムリー》使用。G3軍服を調達しまして。

GM:……をう、上着を翻すと懐かしの軍服にw!?

カナード:ばさっと異界の軍服を脱ぎ捨てると、G3軍服に身を包んだカナードが。

「――俺は、カナード=ライトハルトだ!」

 

トゥアレタ:「……やっぱり、貴方はそっちの軍服の方が似合う……わよ?」(言って赤面→機体へダッシュ)

カナード:「(ふっ) ……さて、じゃあ……教えてやりに行くか。合衆国の奴らが、誰を敵に回してしまったのかを、な」

(同じく機体へ)

グスタフ:「……やれやれ。帰ってくるのが遅いんだよ、主人公体質め」

カナード:HAHAHA、ちなみに中の人は砂を吐いている(死)

GM:何とも難儀な体質なw と言うところで、シーンが切れますが……ダーザインはどうなります?

カナード:えーとですね。取っている【トゥアレタからの後悔】を【トゥアレタからの無二】にするとゆーのはどうでしょう。

GM:おkですw

カナード:うぃ、では変更して……と。

グスタフ:ではこちらは【カナードからの助けて!】を2に上げませう。

カナード:……基地に帰ったらいい具合に修羅場が待って……w

GM:……修羅場から助けて、とw

グスタフ:「(シランフリ)」

 

残念。空気を読む良い大人は、子供の喧嘩にはNoEscape宣言の様子。

 

GM:なお、以後アイオリアは戦闘シーンに出てきてNPCとして戦いますので。

カナード:では迎撃戦闘へ向かって……じゃあ僕らは、王様に色々任せつつ画面の隅で戦おうか(死)

 

それでいいのか主人公よ(笑)

ともかくもシーンは続行のまま、場面だけを移して迎撃戦闘となります。

メガプラントへ迫る敵軍に対し、立ち向かうはほんの五人(あるいは四人と一匹)からなる迎撃部隊。

果たして……?

 

GM:では、迎撃戦闘です。そんなにきつくないので手早く仕上げましょう。メガプラントから距離10km。

敵艦が配置されてます。

カナード:……どーしたものか(ふむ) 敵の配置は?

GM:こんな感じです。ちょっと数多いんで、略号で書きますね(ごそごそ)

 

+ ―10km― 戦1/ミ5/ミ5/魚3/大1/大1

 

M……メガプラント(HP100)

……PC初期配置(メガプラントとエンゲージ)

戦……戦列艦(以下、文字の右の数字が数。モブの場合はユニット数)

ミ……天使力ミサイル群(1モブあたり30本セットのモブ)

魚……天使力魚雷群(上同)

大……大型天使力ミサイル(通常エネミー)

 

GM:こんな感じで。

グスタフ:……酷え敵陣w

カナード:これはひどいw

GM:ああ、大型ミサイルと戦列艦は単体。他はモブですw

カナード:呪法ナパームとかマダー!?

GM:マダー(ふはははは)

カナード:……已む無し。手持ちで何とかしようw

GM:ルールですが、以下のように。

ミサイル群は2000m/ラウンド

大型ミサイルと魚雷は1000m/ラウンド

以上の速度で、突破特性(エンゲージ無視)のまま突っ込んできます。

 

ミサイルや魚雷はターゲット(メガプラント)から5km地点まで戦列艦によって誘導され、それ以降は

自力でメガプラントへまっしぐらに体当たり。

メガプラントへエンゲージした時点で、その弾頭に残っているHPに応じてメガプラントのHPを減少させる

仕様となっていたりする。

 

グスタフ:これは《威嚇射撃》がラウンド一回になった煽りをモロに ……いやまあ、どの道アガペーキツくて使えないか。普通に考えて。

カナード:……《予測射撃》使うべきかなあ……シナリオ1回だが(汗)

GM:10kmラインを突破されて弾頭にエンゲージされると、メガプラントが被弾してそのうち轟沈します。

で、勝利条件ですが……ミサイルを全部落とすか、ミサイルが自力でメガプラントを狙える距離(秘密)に

来る前に、誘導してる艦を沈めるか、です。

カナード:艦を沈めようか(即)

GM:決断早w

カナード:こんな物量、真っ当に相手してられません(死)

GM:多分、叩くだけならミサイルの方が楽ですけどね、実は。

カナード:……あ。でもそっか。《呪法爆弾》なら範囲攻撃可能か(ふむ

GM:何せHP低い上にロクな回避しませんし。種類ごと個別とはいえ、それなりの数でエンゲージ作ってますからな。

グスタフ:……敵の耐久度次第ですな。

GM:上手いところ被害出さずに終わらせたりすると、良いこと有るかもしれませんよ?

と言うわけで……おーぷんこんばっと!

 

Open Combat!  Defend The Mega-plant!

 

アイオリア:「ふむ、ミサイルの弾幕が最初の相手とな」

グスタフ:「王の相手にはやや不足かも知れんが、まあ我慢してくれ」

アイオリア:「敵を選んで敗北する愚は犯さんよ。任せるがよい」

カナード:……さて、セットアップ。INSはどんな感じでしょう?

グスタフ:こちらは《ファストブレイク》で15になってますな。

GM:えーと、艦とミサイルと大型は各10、魚雷が5でアイオリアが12、ですな。

カナード:えーと……こっち、18あります(死)

GM:……流石【理知】特化w

グスタフ:こちらは射程も足りませんし……取り合えず全力移動するしか無いか。それでも3500しか動けませんが。

カナード:こっちはセットアップで一応、《アナライズ》飛ばしておきますか(ふむ)

GM:どぞ。成功数で5出れば全部わかりますけどw

カナード:(21Dほどころころ)はい、わかりました。

 

追加エネミー:

「天使力ミサイル群(30発/モブ)」

戦闘簡略データ:

■肉体: 6 回避3

■感覚: 5

■理知: 8 誘導4

■聖霊: 0

■階級: 0

HP:30

行動値:10

移動:2000/R

《超突破》:エンゲージ/封鎖されても無視して移動可能

・体当たり 判定8D/4L 攻撃+24 至近

 

「天使力魚雷群(30発/モブ)」

戦闘簡略データ:

■肉体: 6 回避3

■感覚: 5

■理知: 8 誘導4

■聖霊: 0

■階級: 0

HP:40

行動値:5

移動:1000/R

・体当たり 判定8D/4L 攻撃+20 至近

《水中専用》:水中でのみ行動可能。

《超突破》:エンゲージ/封鎖されても無視して移動可能

《状態:水中》:空中からの攻撃成功数を-5、ダメージ-10。地上扱い。

 

「大型天使力ミサイル」

戦闘簡略データ:

■肉体: 5 回避3

■感覚: 5

■理知: 8 誘導4

■聖霊: 0

■階級: 0

HP:100

行動値:10

移動:1000/R

・攻撃手段:大爆発 判定8D/4L 攻撃+35 至近(範囲)

《超突破》:エンゲージ/封鎖されても無視して移動可能

 

カナード:ふむ……初手ではエンゲージは全部同じですか?

GM:いえ、見ての通り分けてあります(鬼)

カナード:くっ、一掃させないだと……w!? 仕方ない、初手は足の速いミサイル群を片方落としておきましょう。

GM:呪法爆弾、距離を問わないのがこの状況では猛悪ですからな……w

あと、援軍として参加したアイオリアはですね。向かわせれば、大型以外は確実に落とします

カナード:では、アイオリアを向かわせてもう片方のミサイル群を殺らせれば、まずは高速の脅威は一段落と。

GM:ぬぅ、見抜かれたか(死)

 

実はこの戦闘、3R経過すると高速ミサイルのおかわりが来たりする仕様。

どんどん寄ってくるミサイルを順次倒しつつ、急にやってくる追加に大慌てしてもらおう、とゆー

タチの悪いセッティングなのだが……それはアイオリアが居ない場合を想定してのお話だったりする。

 

カナード:というわけでミサイル群Aへ《呪法爆弾》。

GM:HP30もあるぜ!(オイ)

カナード:「……エーテル回路起動――なに、どれだけの距離があろうと、俺には関係のないことだ」

トゥアレタ:「回線開放、エーテル収束、行けるわよ」

カナード:「目標、敵右翼ミサイル群……エーテル収束弾、発射!」(くわっ)

 

呪法爆弾の一閃。

閃光とともにミサイルの一群が火球に呑まれ、無数の連鎖爆発を巻き起こして塵に変わる。

時を経てなお衰えない殲滅火力の申し子、ここに再臨であった。

 

カナード:(ごろごろ)13成功どぞ。

GM:(ごろごろ)差分10で…… 攻撃力幾つよw?

カナード:攻撃力は+26です☆

GM:……木っ端みじんになりましたっ!?

グスタフ:呪法弾道ミサイル、真っ青の火力……w

戦列艦長:「何ぃ!? あんな距離から攻撃だと……!?」

カナード:「……覚えておけ、駄人間ども」

 

 「これが、本当の天使の力だ」

 

グスタフ:「久しいな、そのフレーズは。腕も落ちていないようだ」

カナード:いい気になってみた。良いよねPC1だし

アイオリア:「ををぅ、やるではないか不機嫌顔の!」

カナード:うははははー。2nd移行後、和沙やホムラに押されてすっかり影が薄くなってたけど、

これでも瑞穂最精鋭の一角なのよ!? よ!?(ウワーン)

 

胸張ってるはずなのに微妙に切実感漂う自己主張であった。

それで良いんだ、カナード。君は主役級に帰って来たんだよ(温かい目)

 

グスタフ:射程4000mのこちらは移動しないと、二進も三進も行かないのにw

GM:大丈夫、相手も動くからお待ち下さいw 実はPCは行動前に待機した方が安定だったりする(GMあどばいす)

グスタフ:あー、艦艇のミサイル射程が。なるほど。

GM:さて、ではそれを踏まえてグスタフは……どうします?

グスタフ:んーと、ではマイナーメジャー使って前進。射程は6kmなので3500までなら移動しても届きませんよな?

GM:……おにょれ、射界に来ないとなw

グスタフ:スパロボの常套手段、「射程のギリ外で近付くのを待つ」w

カナード:で、「届かないだと!?」を言わせるとw

 

敵の戦列艦は、射程距離が6kmで移動力が100m/200m。

つまりマイナーで移動して攻撃するには、PCが6100m以内に居なければならないのである。

 

GM:では、アイオリアも習って3300m前進して……こっちは反則NPCらしい行動を。

アイオリア:「射線から退いておれよ…… 第一段階、開放(アンシース)」

グスタフ:「む? 何かする気か?」(横に退避)

カナード:キタァァァァァ! アイオリアさんの1秒に10回エクスカリバーだぁぁぁぁぁ!

アイオリア:「見るがいい、王の剣の一閃を!!」

 

《機神》 オート 命中判定・及びリアクションの成功数+【感覚】

《†エクスカリバーT》メジャー /白兵or射撃

→シーン一回。物理攻撃を[射程:シーン][対象:直線上を貫通]に変更し、ダメージを+5D6

 

GM:以上二つを、攻撃力+30、【感覚】20で使用します。

グスタフ:……おひw

カナード:さすが王だ。反則的でも何ともないぜ!?

GM:(ごろごろ)36成功で、ミサイル群と「艦も」狙いました(死)

 

巨大な亀の背で両足を踏みしめた少女の右腕が、眩い金色の閃光を放つ。

全身を巡る強大なエネルギーの渦が右腕を灯台のように輝かせ、内蔵された異世界の機構が

腕部を大口径の砲身に変える。

「エクス……」

 砲身から天を衝いて光の柱が噴き上がる。その様は正しく、巨大な光の剣。

「カリバァァァァァァァァ!!!」

大上段からの縦一閃。

王者の聖剣の名を冠した一撃は、30発からなるミサイルの一群を蒸発させ、

その後ろに存在した大型艦の船体半ばまでを海とともに引き裂いていた。

 

GM:(ごろごろごろ)差分35で86点。……海まで割れましたかな、コレは。

カナード:……何と言うか、戦列艦絶望的ですな。

アイオリア:「(剣振り抜いた後、髪が赤熱して放熱)……ふむ、こんなところじゃろ」(はっはっは)

カナード:「トゥアレタ、ケルン出力調整……対抗波を出しておけ。このままだと、メガプラントが波でヤバい」

トゥアレタ:「わ、わかった!……それにしても、なんて無茶苦茶……」

カナード:「そういう連中がひしめいているのさ。俺たちは今までソレを見ずにすんできただけで、な」

 

異世界の深遠を覗いてしまった漢、かく語りき(何)

 

アイオリア:「ちなみに、「わらわはまだ開放を二回残しておる」と言うのが嗜みと聞いた」

グスタフ:「……凄ぇんだが、アイオリアよ。民の財産が近くにあるんだ、もう少し抑えてくれないかね?」

アイオリア:「む? おっと、これはすまん。気をつけよう」

GM:まあ、シーン一回なんですけどね、コレ。後はクライマックスまで通常攻撃。

グスタフ:更に2段階有るとなっては、何のフォローにもならないw

カナード:……この後はどーしたものか。いっそ大型を殴らせておくかw

戦列艦長:「…… な、何があったんだ……?」(艦が大破一歩手前)

カナード:ん? 待てよ? 戦列艦ってHP150か……集中砲火すればあと2ターンでお帰り願えるな(ふむ)

GM:(げ、正解デス)とりあえず、魚雷と大型が1km進んで……一応、沈められる前に戦列艦の行動が有りますぜ。

カナード:うぃ、来なさい。

GM:では食らえ、必殺の《予測射撃》……かと思いきや。

実はOPでグスタフの部隊に当てるのに使い切ってまして(死)

グスタフ:www

GM:仕方ないので、マイナーメジャーで300m進んで終わり(死)

 

足の遅さは如何ともしがたい戦列艦であった。

 

カナード:あとですねー

GM:うむ。

カナード:……そこな戦列艦、飛べませんよな?

GM:当たり前ですw

カナード:僕、今乗ってるのラケーテン(死)

GM:……まさか。エンギアで《対地攻撃》が使われる日が来るとか!?

 

《対地攻撃》は、その名の通り地上の対象への攻撃威力が上昇する機体特技。

天使兵もフーファイターも空を飛ぶエンギアの戦闘では、正に死にスキルに近い扱いを受けているのだが。

……予想もせず、使われる日が来たのだった。

 

カナード:食らえ、普段冷や飯食いな《対地攻撃》の威力を!

GM:あ、カナード君? 一応ですが、魚雷も飛んでません。処理の上では飛行準拠だけど、地上ユニットです。

カナード:……あー……

グスタフ:……水中って、地上扱いでいいんでしょうかw

GM:空中に居るわけでは無いですからなw

カナード:えーと、これでダメージ補正値が+31。戦列艦、二回当てれば沈む公算ですな。

GM:うげw

カナード:しかも。王様&グスタフにあと宜しくしてしまえば、別にトドメをこっちが刺す必要もなし(ぽそ)

GM:おにょれ、射界に入ったら覚えてろw

カナード:www

GM:では、次のラウンドとなりますが……。

カナード:では、INS18.再び砲撃。目標、戦列艦

GM:……世にも珍しい、シュネルギアによる対艦爆撃食らってますね、この艦w

グスタフ:普通は戦闘機の仕事ですよなw

カナード:「敵艦の損傷が激しいな。そっちに目標を切り替えるか」

トゥアレタ:「そうね。多分、誘導端末も有るはずだし……」(ろっくおん)

カナード:「それに、だ……人的被害も出しておかねば、敵の痛手にならんだろう(凄絶な笑み)」

トゥアレタ:「……ちょっと怖いわよ、その顔は」(ぺちぺち)

カナード:「……すまん」(戻し)

というわけでくーらえーい(キラッ☆⇒ごろごろ)14成功b

GM:(ごろごろ)おお、超頑張って3成功w

カナード:ミサイルを迎撃するかに思えた光弾の軌道が突如下へ折れ曲がるのです。

 

ラケーテンが横薙ぎに払った掌が輝き、呪法爆弾の第二射が海面を焼き払う。

無数の光弾が空中で直角に軌道を変え、光の雨と化して戦列艦の甲板を撃つ。

船体のそこらで誘爆が起き、深刻な損傷を受けた艦体は浸水して傾ぐも……まだ、辛うじて浮いてはいた。

……もっとも、風前の灯なのは誰の目にも明らかだったが。

 

カナード:差分11、補正値31。42ダメージをば。

GM:128食らって……げ、落ちそうw

戦列艦長:「な、何事g(どごごごご)くそ、艦を立て直せ!このままでは!?」

グスタフ:「さて……こちらはどうするか。まあ一旦機を見ておこう」

というわけでこちらは待機。敵が動いて射程内に入るのを待ちます。

カナード:「立て直す暇など与えるものか……次の攻撃が最後だ」(ふっ)

グスタフ:というか、マジでやること無ぇ……楽で結構w

カナード:機動する前衛をヨロb

GM:そうすると、アイオリアは同じく待機しつつ。

ミサイルsは1000m進んであと8km、艦は……全速力で300m進む(死)

カナード:……むしろ逃げればまだしも……w

GM:割と忠実に天使崇拝者なのです。邪教徒相手に撤退などとんでもないw

カナード:

GM:で、ラウンド最後……待機してる面々、何かします?

グスタフ:あー、一応ここで前進しておきますか。

どうせ次のカナードで戦艦は落ちますし、ミサイルの処分を(演出だけでも)。

GM:ああ、落としたほうが多分、微妙にイイことはありますw

カナード:だって、戦艦は此処で逃がすとクライマックスで湧きますよね(ぽそ)

GM:……(ソシラヌフリ)

カナード:各個撃破は紳士淑女の嗜みですから。

 

読みとしては的確だが、そんな嗜みを備えた紳士淑女って嫌ですよね。

 

グスタフ:では1500m進んで5000m地点へ。

GM:では、アイオリアは全速力で接近して6600m地点へ。以上、第三ラウンドへ参ります。

カナード:「愚直に進んでくるか。それもいいだろう……だが。

 引き際を間違えたな。駄人間ども」(ビッ、と《呪法爆弾》砲撃)

戦列艦長:「ひ、ひぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

GM:うん、「落ちました」でいいですw で、ミサイルsが……オニョレ、5kmラインを切ってたらまっすぐ飛んでったのにw

カナード:(ちゅどーん)

GM:ターゲット喪失して、変な方向へ流れ弾していきましたw

グスタフ:「……任務完了。ご苦労だったな、3人とも。あと、良く分からん一島(?)」

ゲンブドン:「うむ、人間たちも良き戦いぶりであった」(ずももも)

カナード:「トゥアレタ。さっきのアイオリア嬢の一撃の映像……瑞穂に送りつけておけ。

 ヴィヴリオも多少の心の準備は出来るだろう」

トゥアレタ:「……大佐、腰を抜かさないと良いんだけど……」

カナード:何もなしに「アーサー王です」と紹介されるよりは、まだマシでしょうしな。

アイオリア:「ふむ、ラクラクな戦闘じゃの」

GM:では、無事防衛しつつ……これ、アイオリア入れる前だと凄いきついんですけどねぇ……w

 

と言うわけで、無事メガプラントの防衛に成功した一行であった。

もしメガプラント破壊を許していたら、クライマックスの難易度が3割増しになってたところですが……

GM残念(オイ)

 

GM:ダーザイン調整どうぞw

カナード:トゥアレタからの無二を3に、純愛を4に。以上

グスタフ:こちらはアガペー変化してないので現状維持。

GM:では、マスターシーン挟んで……そろそろクライマックスですな。

 

 

ミドルフェイズ マスターシーン4 「海を紅蓮に燃やして」

 

@第三艦隊

「やれやれ…… 陣地攻撃が迎撃されて、これでようやく痛み分けで小休止ってところかな」

合衆国十字軍第三艦隊の旗艦「ノーチラス」の艦橋で戦況を見ていた張提督は、ようやく落ち着いて来た戦闘を

そう評した。

実際、その頃に第七艦隊が行っていた防空設備への攻撃が迎撃されており、彼の推察は的を得ていたのだが。

「まだヤシマ=統一帝国軍の空戦部隊は戦域外縁部で待機していますし、第七艦隊も上級天使兵を繰り出して

いません。休憩には早いかと」

「……分かっては居るけど、黒崎君。一息入れないと身体も心も持たないよ?」

「一息のついでに一杯やろうと言わなければ、休憩くらいはしても良いと思われますが」

顔だけ笑って目が笑っていない副官の立体映像に、指揮卓の下から取り出そうとしたウィスキーの瓶をすごすごと

仕舞い直しつつ。ふと窓の外を眺めた提督の眼に……奇妙な赤い光点が止まった。

「……流星? いや……」

その続きの推測を述べる前に、赤い光は数度眩く煌めき……直後。

世界が赤く染まり、海面が激震して火柱が立ち上る。

「七番艦ホワイトミュート、機関部に被弾!!ダメージレポート不能!」

「戦闘エリア外に超高熱源反応! ヤシマ海軍の巡洋艦、およそ2隻が炎上中! 何が有った!?」

「上空からの攻撃か!? 黒崎君、一体何が…… 黒崎君?」

 突如ブリッジに満ちた喧騒に、珍しく真剣な表情で副官を呼ぶ提督だったが…

「……ノア=フラウロス……大いなる72柱の一柱…… まさか、本当にこの世界に……!?」

 

その日、第三艦隊は。

突如落ちてきた「流星」によって、ヤシマ・統一帝国もろとも、数隻の艦と多数の戦闘機を失った。

 

カナード:……や、ヤツが降ってきた…………だと………………。

GM:流星は周囲を火の海に変えた後、何処へともなく飛び去って行った……

カナード:イヤァァァァ、魔神が来る! 魔神が来るよオトーサンッ!?(錯乱)

 

はい、魔神が降臨してみました。

……まあ、出しちゃったのはそこで錯乱してる、前回のGMなのですが。

せっかくなので障害として利用することにしたのでした。

この先、異邦人同士の会話が少しありますが。その辺の事情はこちらをチラ見すると「へー」となれる……

かも、しれない。

 

「ははははは! 下等生物どもがいい気になるからさ! 同化の邪神の欠片――軍事転用なんてされて、

万一元の木阿弥になったら埒が開かない。きっちり処分しなきゃ」

紅蓮の炎を纏った機動兵器の肩に乗り哄笑するは、星間宇宙を渡る邪神。フィエル=エル=フィリエル。

……だが。

爆煙が晴れると共に、その顔は怪訝そうに顰められ……直ぐに、面白くないモノを発見してしまったような、

苛立った表情へと移り変わる。

「――零番動力炉、出力正常。自律制御モード、異常なし。

まさか、こんなに早く使うことになるとは思わなかったけれど」

業火に焼き払われたかに見えた第三艦隊は、多少のダメージは有るものの健在。

その中心、幾重にも重なる幾何学的な光の甲殻……この世界ならざる者ならば「魔術障壁」と称するであろう

それを展開して立ちはだかるは、異界の戦艦。"エイプリル"。

第三艦隊副官 フローレンシア黒崎中佐は、その艦橋で溜息を一つ。

「ったく、落ちてくる場所は選べよ。この腐れ能無し痔ャ神が。相変わらず狂ってやがる」

悪態をつきながら紅蓮の機動兵器――マーク・レイジと対峙するは、異界の機動兵器。

シュネルギアより一回り大きいそれを駆るは、第三艦隊第一機動部隊隊長、高瀬鋼大尉。

「黒崎凍姫に、高瀬鋼……“禍学の継承者”どもか。何? 今更アレが惜しくなったわけ?

 それとも、神を騙した不届き者をまさか庇う気じゃあないだろうね」

 不快そうな表情を隠すこともなく、紅蓮の機動兵器の肩でフィエルは言い放つ。

 ――邪神の目的は二つ。

 シュネルギア・バハムート=ドラグーン及び神守島の破壊。

そして、ついこの前衛星軌道上にて蒙った屈辱の、意趣返し。

それを邪魔立てするならば、実力行使も辞さない――邪神の怒りが周囲のエーテルを変質させ、

濁った瘴気を辺りにばら撒く。

「そうだよ。その、まさかだ」

 邪神の宣告に対し、第三艦隊司令、張=ミッシェルは、穏やかに、されど確固たる響きを持って応じる。

「確かに、彼らは危険な兵器を使っているかもしれない。目の当たりにした僕らが目を疑うほどにね。

そして確かに、彼らは君の顔に泥を塗ったかもしれない。だけどね、強壮なる邪神殿」

 一呼吸置き。自分より遥かに強大な相手に、提督は静かに宣言する。

「それが、どうした。

 彼らはこの世界の中で出来る限りの手を取っただけのこと。

 この世界のために動く僕らがそれを肯定するのは、当初からの約定の内だ。

それを反故にした挙句、武力によって協力を強要するのなら……非力な人間の側にも、相応の準備があるよ」

 提督の言葉と同時、“エイプリル”の艦首に据え付けられた4連装縮退レーザー砲が時間差射撃により、光条を

吐き出し、紅蓮の機動兵器を襲う。

 紅蓮の機動兵器、マーク=レイジは両手に携えた槍により、片端から打ち払うが。

 それは――これ以上なく明確な、意思表明であった。

「……つまり。このボクに楯突くと?」

「楯突く? 違うね。喧嘩を売ってきたのは君の方だろう? フィエル=エル=フィリエル」

邪神が更に顔をしかめ、提督が微笑と共に告げると同時。

ホーリーアーマー=ミラージュの脇に前線から帰来するは、幾本もの有線兵装を備えた異形のフーファイター、

ホーリーアーマー=ヒュドラ

「血盟末席……丙雑種、参式龍機兵……フィーニス=フレアディナ。推参でございました」

戦場に乱入したフィーニスの名乗りに応え、出現後初めて紅蓮の機動兵器から音声が響く。

「“ユニオン”の構成員か。……“禍学の継承者”も居るとなると、些か事を構えるのは面倒だな」

若い男の、しかし威厳を含んだ声――不思議とそれは、カナードの声に似たものに聞こえた。

「……オイ、サボる気? いくら龍血連盟の構成員っていってもこんな末端、誰も気にしやしないってば」

「やるなら貴様一人で勝手にやりたまえ。この高貴なる私は、貴様を止めはしない」

 

マーク=レイジをジト目でにらむ邪神。一歩も引かぬマーク=レイジ。

突然の仲間割れとも見える状況に――戦場に、沈黙が下りる。

暫しの後、心底嫌そうな表情で黄色い邪神は第三艦隊に向き直った。

 

「ちくしょー。いいよ、キミらはほっといて瑞穂行くよ瑞穂。ところでさ」

邪神はモノのついで、といった口調で付け加えた。

「……瑞穂って、どこよ」

 

GM:ああ、此処で質問ですが。ミドルフェイズをもう一回行うか、クライマックスへ向かうか。

カナード:んー……今610か……(悩)

グスタフ:そろそろクライマックス行っておかないと、そちらはアガペーキツそうですよなぁ……。

GM:ええ、アガペーとの見比べでどうぞw

カナード:えーと、今のところ敵の作戦はことごとく叩いてますよな

GM:そうですな。さしあたり、第二フェイズは、上手く立ち回ったので防空網の少々の被害だけで済んだ感じです。

カナード:あと、情報項目がまだ残ってるのが……よりにもよって「KAZUSA」が残ってる(汗)

GM:現在の状況を端的に述べると……まあ、敵の最後の一波が来るかな、と言う感じで

クライマックス直前なのですよね。

 

参考までに、現在残っている情報項目は以下の通り。

 

・介入者とその原因 ○

・片山朱莉 ○

・KAZUSA

・介入者の影響 ○

 

・第六の喇叭作戦  ○

・第五艦隊の動向  ○

・最近の瑞穂の海(仮) ○

 

・アーサー王? ○

 

カナード:KAZUSA残しか……やっぱりやっておくか。義理で。

GM:……意図的に放置してもいいですけどねw

グスタフ:放置したほうが、良識とか常識は安全ですよなw

カナード:戦力としては欲しいってのと……ラケーテンで最終決戦というのも、ちょっと不安が残るので。

 

と言うわけで。

義理と言うか必要に駆られて、忌避されてきた禁断(何)の情報項目へ着手。

果たして、KAZUSAとは……?

 

 

ミドルフェイズ シーン5 「バランスブレイカーの里帰り」

 

GM:では、ミドル。ゲンブドンが着陸して、外観的には瑞穂基地の隅っこに山が一つ増えつつ(死)

カナード:山てw (ころころ……アガペー+6)

グスタフ:規模が違い過ぎる……w (ころころ……アガペー+9)

トゥアレタ:「……色々信じがたいものが、世界には多すぎるわ」

カナード:「だが、それが世界の真実だ。それに、この程度で驚いていては……この先が、辛いぞ」

ヴィヴリオ:「……全くだ」(よろ)

GM:見たそうです、あの映像(ナム)

カナード:「(珍しく気遣うよーな目)」

ヴィヴリオ:「……全く、天使兵だけを脅威ととらえていた自分が愚かしいよ」

アイオリア:「(褒められたのかの?)」

朱莉:「(どう見ても違いますの)」

ヴィヴリオ:「観測によると、島二つ及び第五艦隊、第七艦隊の旗艦部隊が房総半島向こうへ集結中。

一斉攻撃は近いな(げっそり)」

GM:まあ、そんなわけで。ここ50年ほどで構築された常識とか良識を粉砕されかけて、ちょっとどころじゃ無く

大佐は憔悴しつつw

 

天使兵がぽこぽこ沸くだけでも常識が大ピンチなのに、今度は異世界出身の怪獣と高機動アーサー王が

戦場で乱舞。

もうやめて、ヴィヴリオ大佐(と瑞穂基地)のSANは限界よ!?

 

カナード:「……で、だ。"アレ"も来ているのか……何処かに」(アレ=まおー)

朱莉:「……「本人」が、「機体」込みで来てますの」(トオイメ)

グスタフ:「そうらしいな。今の所戦況に影も形も見えないが……」

カナード:そして判定するのもアレなので《超推理》使用(ぽそ) まあ、3回なら此処で使ってもそろそろ大丈夫だろう。

 

SE:さあ、有り情報全部出しな!!

 

GM:ぅおいw まあしかし、《超推理》じゃ仕方ない。まおーですが、実はヤマタノザンガイのあたりで寝てます。

カナード:「……神守島沖、結界外……というところだろうな」(情報を統合)

GM:場所が解ると、グスタフの盛ってる例の玉で通信できます。

朱莉:「座標が分かれば、多分、通信できるんですの」

グスタフ:「……このビー玉でか(取り出し)」

カナード:「……嫌な気配(のあ)が来ている。早々に叩き起こさないと、面倒なことになるな」

GM:……迷わず《超推理》とは思わなかったなぁ……しかしw

 

実はこの情報項目。

殆どボーナスの項目だけに技能は《エーテル》か《情報処理》、かつ難易度30という超難関だったり。

しかし《超推理》の前では、その難易度も全てが無意味ッ……!!

 

カナード:……そろそろ使いどころに困りそうなタイミングだったのでw

GM:技能が《情報処理》と《エーテル》だったんで、全力必至の「超難関」のはずだったのにw

カナード:おかしい。カナードが役に立っている!?

グスタフ:www

GM:では、ビー玉を出しますと、またぼんやり光りまして。

KAZUSA:「(ざーぴー)……おや、今何時?」

グスタフ:「……何をやってる。そんなボケをかましている場合か」

KAZUSA:「いやぁ、アイオリアとあかりん呼んだから、安心して寝コケてたよ。通信、接続するよん」

GM:で、CICのモニターに直接投射されまして。

KAZUSA:「色々あって、あんまり活動時間は長くない身でして。メンゴ♪」

カナード:「……お前を寝させておける状態ではないがな」

KAZUSA:「あー、やっぱり……割と深刻だったりする?」

カナード:「恐らく――月面のゲート跡から、もう既に降りてきている」

KAZUSA:「げ、ノアっちか……了解、何とかする。それとだねブッフホルツ中尉、大佐」

グスタフ:「何か?」

ヴィヴリオ:「……何だ」(むっつり)

KAZUSA:「神守島の結界の外側なんだけど……何か、物凄いでっかい島みたいなエーテル反応が、まっすぐ島に突っ込んできてるけど。アレ、潜水してるけど天使兵じゃない?」」

グスタフ:「……潜水してる? 島のように浮いているのではなくて、か?」

GM:そうすると、CICのモニターにびびっと映像が転送されまして……例の巨大なのが水中形態と思しき槍型に

なって、正に島へ突貫中って情景が。

カナード:「……なるほど。南部でのメガプラント襲撃も、また囮……本命は、無傷のヤシマ北側結界の攻略か

 ……ずいぶんと、今回の敵は性格が悪いと見える」

 

実は、これは分岐の結果だったりする。

KAZUSAもしくはアイオリアのどちらか一方だけにコンタクトを取っていた場合、

このリヴァイアサン潜水型とラストバトルを繰り広げる展開もありました。

空戦よりかなり難易度が高めだったりする。

 

KAZUSA:「もう数分で激突って感じだねぇ……一応、沈めとくよ?」

カナード:「頼む。数秒で済むだろう?」

グスタフ:「軽く言うが……独りで大丈夫なのか?」

KAZUSA:「ほいさっさ」(びしゅっ)

 

モニター手前、つまりKAZUSAの機体と思しき場所から一条の光線が放出され、超巨大な烏賊にも見える

潜水型リヴァイアサンへ突き刺さる。

そのか細い光にどんな威力が有ったのか、前代未聞のスケールを誇る智天使級天使兵は身悶え一つ

せぬまま、水圧に押し潰されるように先頭部から白い残骸と化して砕け散り、海中に拡散していった。

 

GM:モニター内で。光線食らった巨大天使兵が、灰になって消滅しましたが。

ヴィヴリオ:「……(思わずモニターを叩いている)」

グスタフ:「……もう驚くのにも疲れたよ。備品の和沙も大概だが、お前程じゃない……」

カナード:「……今のアレは、この基地を一人で灰燼に帰す程度のことは楽々やってのけるからな」

KAZUSA:「まあ、ベーゼガイスト全開で動けるからねー。

合計で5分程度だけど……呼んでくれれば飛んで行くから、それまでは待機してるよん」

GM:……と言うわけで。呼ぶと来ます。

カナード:「……5分、か。奴のスペックからすれば、当然か」

 

ちなみに、そんなKAZUSAの援護効果はこちら。

不条理極まりない。

 

”まおー” KAZUSA

支援効果:合計でHP1000未満までのシーン中のあらゆるエネミー・物体を消滅させる、発生させる。

あるいは誰かの判定の成功数一つを+99もしくは0にする。

 

専用オーギュメント:

《まおーん》

タイミング:AT 射程:視界 対象:場面

効果:セットアップ時に宣言する。

 対象は1〜100の任意の数値を指定し、現在のアガペーを同じだけ低下させる。

この時、対象は下げたアガペーの数値と同じだけのロゴスを失う。

 

グスタフ:「……アレなら合衆国本土に直接攻撃掛けてもらった方がいいんじゃないか?」

朱莉:「五分有ればまあ、大陸が割れて沈みますの」

グスタフ:「決定。合衆国、潰そう」

KAZUSA:「あ、それはご勘弁。気持はわかるけど……前に言ったとおり。既にこの世界の外の存在だからね、

わたし。五分って制限も、揺らぎの範囲内で過干渉にならないための安全措置ってかリミッターだから」

グスタフ:「む。……まあ、他力本願も良くないか。」

KAZUSA:「”世界の行く末は、その世界の人間が決める”。これ、大原則だからねぇ。

 与えられた平和が欲しいなら、合衆国と天使兵に頭下げたほうが早いし」

グスタフ:「逆らう人間が居なくなれば、戦争は起きないからな」

カナード:「(肩すくめ) 黄色いバカのような輩が余計な真似をしたせいで此処まで事が至っただけだからな。今回は。

それに、だ。俺が戻ってきたのも、"決める"ためだ。俺は、そのために此処にいる」

KAZUSA:「そして、私たちの介入は、この世界ならざる要素を排するため。終わったらすぐいなくなるから、

その後は宜しくってことで」

GM:と言うのも、例のリヴァイアサン。情報収集で言った通り、明らかに「普通は出ない」レベルの相手でして。

凄い手間暇かけて一体だけ出てくるならともかく、三体ですからな。

カナード:ですよなあ……

GM:気分的には熾天使を1ダースとか出す感じですな、その手間たるや。恐らく、ホムラの時の山ほど熾天使も、

そういう影響の範疇と(そういうことにしておく)

カナード:すいません。熾天使6匹とかやってマジすいません!?

GM:では、そう言うわけで……クライマックスになります。

カナード:うぃ……あ。私の機体結局このまま?(死)

GM:いえ、それがですね。

 

「あ、ちょっと待った。第三艦隊の人からだっけ、渡すモノが有るんだった」

 

KAZUSA:「(モニターからよっこいしょ)」

ヴィヴリオ:「      は?」

 

怪奇! 飛び出すKAZUSA。

 

カナード:「……いや、まて。そのろんりはおかしい」

KAZUSA:「大丈夫、あいあむ論外」

グスタフ:「……もう少しこちらの常識に合わせた行動をしてくれると嬉しいのだがな。(こめかみ押さえ)」

朱莉:「汎世界でも常識の外と名高いコレに、それは酷な要求ですのよ(トオイメ))」

グスタフ:「埒外と分かっていても、目の前でやられるとSAN値が減りそうになるよ……」

カナード:「……アレと数ヶ月戦友した俺は、相当人間的に成長したと思うんだが」(ぽそ)

トゥアレタ:「……良く、あんまり変異せずに帰って来てくれたわ……」(滂沱)

カナード:「変わっていないのは、見た目だけだがな」(自嘲気味にぽそっと)

 

KAZUSA:「……をう、色々失礼。ではコレを中島さんとかに渡しておいて」

GM:で、渡されるのがですね。

白い拳より少し大きい程度の球体結晶……まあ、明らかに大型の天使核っぽいもの(ただし剥き出し)。

カナード:「……何だこれは?」

KAZUSA:「第三艦隊?の方に擱座してた機体から持ってきた、「調整済みの天使核」だよん」

カナード:「……なるほど。プルガトリウムの――か」

グスタフ:「……待て、お前、それは剥き出しで持っていいものなのか!?」(汗)

KAZUSA:「ああ、だいじょーぶです中尉。ちゃんと魔法的にコートしてありますし」

GM:ちなみに、何がどう大丈夫かは不明ですが。

カナード:……まあ、そこはそれ。まおーですし。

 

「備品だし」に続く上位互換、「まおーだし」

世界の良識を遥かに超えた不条理も、この一言で解決であった。

……但し、この一言が常用されるようになったら、世界も終わりが近い。

 

Drメビウス:「……話は聞かせてもらった!!」(がらっ)

カナード:「……(とりあえずぱす) どうやって生きていたかは知らないが……とりあえず。頼んだ」

Drメビウス:「(きゃっち) うむ、まさにこれが欲しかったのじゃ。来るがいい、我が終生の最高傑作」

カナード:「……あんたは変わらないな(苦笑しつつ付いていく)」

グスタフ:「……そのノリってことは、またマガモノ作ったんですか、博士」

Drメビウス:「ああ、マガモノじゃ。……カナード・ライトハルト専用のな」

 

格納庫、シュネルギアハンガー。

有事の際には機体ごと地下部分への格納が可能な複合整備機材のパネルを老博士が叩くと、

鈍い振動音とともに地下から巨大なモノがせり上がってくる。

「着想を得て十数年、開発に数年。ついに今……破壊の翼が羽ばたく時っ!!」

「博士、とりあえず落ち着いてください」

 

GM:で、何処となく以前のプルガトリウムを細く研ぎ澄ましたような、紅蓮色の機体が地下からハンガーへ。

カナード:「……なるほど。流石……分かっている」(にやり、と)

Drメビウス:「使うが良い。呪法攻撃制御特化、重火力シュネルギア……クレメイションを!!」(兜じーちゃんポーズ)

 

Name:シュネルギア・クレメイション

種別:シュネルギア

能力値修正:肉体:+3 感覚:+4 理知:+6 聖霊:+0

装甲:20 整備性:+2  HDP:1 携行:○

飛行:○ 移動力:聖霊×75/聖霊×750

乗員:2+0

固定武装:ミサイルランチャー×1

 

機体特技:《スペル・レギュレイター》

タイミング:オート 技能:自動成功

修正値:無し 対象:自身 射程:なし アガペー:5

→《呪法爆弾》の使用時に宣言し、その効果を以下のいずれかから選択して変更する。

1:ショットシェル/射程を[至近]、対象を[範囲(選択)]に変更し、判定値を-5から+0に変更する。

2:カノン/対象を[単体]、攻撃力を+10する。但し同一エンゲージ内へ攻撃できない。

3:ナパーム/攻撃力を+【理知】し、射程距離を[視界]から[1000m]に、判定値を-5から-10に変更する。

この時、対象が「モブ」ならば1点以上のダメージでHPを0にする。

解説:「――単なるミサイラーには、殆ど役に立たん機体じゃよ」

 「火葬」の名を冠する、火力に秀でた重攻撃型シュネルギア。

本来はラケーテンと同様のミサイルユニットとなるはずであったが、Drメビウスが「来るべき日のために」、

エーテルによる直接攻撃術式の制御ユニットを組み込んで完成させた。

 呪法爆弾をより精密に制御するシステムにより、この機体は拳部から放射状に無数の光弾を打ちだす

「ショットシェル」、高収束の狙撃用光弾を精製する「カノン」、近距離へ無指向超高圧のエーテル爆撃を行う

「ナパーム」の三形態を使用することができる。

 

GM:と言うわけで、機体変更どうぞ。カナード以外使うはずもない(死)

カナード:デスヨネw

「……これならば……いけるな」(ぐっ)

トゥアレタ:「……何時の間に専用機を……」(汗)

Drメビウス:「ちなみに、開発費とか色々だいぶ赤字じゃった」(ふぅ)

カナード:「ならばその赤字は……戦果で補填しよう」

Drメビウス:「うむ、ちなみに戦果を出せずに沈むと、恐らく研究班が全員首を括る」

GM:実は維馬篭とかが予算書見せて刀抜くくらい使ったそうです、開発費。浪費と浪漫ってのは双子ですよね(死)

カナード:www

グスタフ:「……随分前から倉庫で埃被ってたのはこれだったのか」

Drメビウス:「うむ、帰って来る日を今や今やと待ちつつ、待ちきれず日々アップグレードじゃ」

カナード:「遅れた分、しっかり返済させてもらうとも」

Drメビウス:「よかろう、ならば……焼き尽くすべく、往けい!!」

カナード:「応!」(ばしっと、ぢぢぃと手を合わせ)

GM:……と言うわけで、ミドルが切れますw

カナード:苦節数年……ようやくギアドライバーに戻れましたよ奥様(しかも専用機持ち)

 

誰ですか奥様って。

かくてこっそり配置された地雷やらGMのフラグ罠やらを綺麗にすり抜けて、専用機までゲットしてしまった

カナードであった。

 ……おかしいな、手順間違えたら四方八方から攻め寄せられて分断される鬼仕様だったんですが(マテ)

PC1力で絶好調のまま、クライマックスフェイズである。

 

GM:クライマックスですが、先に敵陣営を教えておきます。

リヴァイアサンN型×1

リヴァイアサンL型×1

戦列艦×4

空母×3

ミサイル、魚雷、ホイシュレッケ、戦闘機、融合戦闘機、合計200モブで実数4000ちょいくらい。

融合戦闘機は、例の超高速君の劣化版です。

 

このGM,良識をどっかにポイ捨てして全力で超☆大盤振る舞いであった。

 

GM:内訳がミサイル50、魚雷50、戦闘機70、融合戦闘機30ってとこで。

カナード:まとめて叩く……と言うか、《予測射撃》無ければ絶望してる数……w

グスタフ:N型とかL型とか聞くと、某K病を思い出すのは何故だろうw(マテ)

カナード:あー……ナギ型とかシャナ型がw

GM:ああ、Nはですね。ノーマルにして「破城鎚(Nocker)」と……Lは「戦列艦(Line)型」ですよw?

カナード:後は何があったっけか。T型は大河型で……

GM:……トラ型w?

カナード:とら○ラ型ですが何か問題でも(真顔)

GM:……なるほどw

グスタフ:個人的にはA型(アリーゼ)患者なのですが(全く関係無い)

カナード:アルフォンス型なのでA2型ですね

 

なるほど、サモナイだったり鋼某だったりと思いきや、釘(ai)繋がりでN型L型に帰結ですか。

奥が深い(違)

 

グスタフ:ダーザインはクライマックスで5に上げる為ここでは温存ー。

カナード:こっちも【トゥアレタからの無二】を4にして、同じく温存モード。

グスタフ:……あ、カナードのダーザインは感情いじっておきますか。何か希望あります?

カナード:そうですな……無難に信頼とか。後はまあ、大佐がちょっときつそーだから、ちゃんと面倒見てやれよ?

 的な感じで激励、でも。

グスタフ:ふむ、信頼なら戦場に向かうにあたりかつての戦友と轡を並べて……といった感じですかな。

あとまあ、激励はあんまりカナードっぽくないのでw(ヲイ)

カナード:こっちもグスタフの感情を変えておくか……苦笑辺りで。こう、遅いぞ、とゆーw

GM:ところで念のためお聞きしますが、あかりんとかまおーのダーザインが伸びてる人、挙手。

カナード:あかりんノ

グスタフ:同じくあかりん4ノ

GM:……なるほど。

 

GM,おもむろに手元のメモ帳に一筆入れてたりする。

 

GM:ああ、それとですね。かなり余談になりますが……OPで、グスタフが凄いあっさり発見されたじゃ無いですか。

アレ、理由がありまして。

グスタフ:ああ、そういえばそんなことも。

GM:第五艦隊の旗艦って、こんな物体なのです。電子戦艦とか情報戦用の船。

 

Name:第五艦隊旗艦 スーパーニミッツ級電子空母「サスケハナ」

*指揮官:アンドリュー・マシュー

種別:艦艇

能力値:

肉体:10

感覚:30 射撃3 探知4

理知:30 誘導4

聖霊: 5 意志力4

階級:20 軍略4

 

GM:で、砲術と誘導をジャミングする特殊能力とか持ってたりします。

カナード:……あ。誘導・砲術しか影響受けないんだ。

GM:普通、それ以外の兵装はジャミングで考慮しませんw

カナード:ならば良し、呪法広域爆撃を食らえー(ふはははは)

GM:イヤー!?

 

と言うわけで、敵の全容が垣間見えつつ。

 

GM:では、クライマックスと行きましょう。

カナード:うぃ。

 

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