プレセッション&オープニング “ながつき”轟沈

 

プレセッション―キャラクター選択編

 

さて、今日も今日とて人が集まれば、気まぐれにセッションを行わざるを得ない。

…何故か?

そこに妄言があるからだ(断言) というわけで今回も恒例のPL紹介から。

 

中の人1/神無月氏

 渋い漢をやらせたいなら彼に言え! とまで囁かれるほど漢キャラが似合う人物。

  近距離ガチ系を得意とする。

 

中の人2:九谷

ラノベと法律に精通する人間。比較的常識的なはずなのだが、プレイだと飛ばす。凄い勢いで

キャラ「に」染まる。ある意味、得難いプレイ能力の持ち主。

 

GMの中の人:虚穂
ヘボGM(自称)の中身。暗夜に跋扈し、昼は灰と化すともっぱらの噂。その正体は・・・ただの
 活字好きなヲタクである。何故か通称『魔王』

 

九谷:つっても、ALGできさらぎネタに乗っかる場合は、既にエカテリーナという窮極のイロモノが降臨してるからなあ……

神無月:エカテリーナを超えるか…次は一体どんなアブノーマルプレイを(ヲイ)

 

エカテリーナ

何処かの北国の歴史上の人物ではなく、エカテリーナ黒崎とゆーどう表現していいのか

悩む超イロモノのこと。

その躍動する美学は、リプレイ「実験艦『はづき』強奪」で絶賛公開中

 

虚穂:…ALヤーパンじゃないのw?

九谷:アルシャードガイア・ジパングをご所望ですと!? 頭文字J……いや、不可能ではないが

……(うーむ)

虚穂:…過去にタイムスリップして、第六天奈落アビサル信長を討伐とw

九谷:それはちょっと、魔王陛下にバトンタッチしてみるb

虚穂:歴史ネタか…アーサー並みの大惨事になるのは否めないがw

 

バトンタッチされてしばし思案する廃GM(予定)。

もともと何か用意をしてあるわけでもなく、手元にあるネタだけで勝負となると…

 

虚穂:(んー)…   … 歴史?    いや、戦国である必要は無い 

 ……二次大戦の資料はどこだっけか。マンハッタン計画のあたり(ごそごそ)

神無月:な、なんか超不穏当な単語がw!?

 

マンハッタン計画

物理学者ロバート・オッペンハイマー氏をリーダーとして、1940年代初頭に始まった

アメリカによる核兵器の開発計画。分かり易く言えば、ヒロシマとナガサキに落とす原爆を

作った計画であり、間接的には戦後の米ソ冷戦時代を生んだ大きな要因でもある。

テストに出るかもしれない(何)

 

九谷:ああ、ちなみに余談なんですが。

今、窮してネタを探そうとグーグル先生に頼ってみたところ。

「リプレイ きさらぎ ダークマジック」で検索すると、めっさ不名誉なことに「あの」

エカテリーナのリプレイが一番上で引っかかることが判明しました。

 

よい子のみんなは検索しないようにね!

 

虚穂:……えw

神無月:それはひどいw

九谷:何で公式とか書籍の紹介より上に来てるんですかアッー!?

虚穂:…公式に売ってる書籍の紹介より上にあるって、どんだけw

九谷:ワタシガキキタイデス ←サイト主

 

ちなみにこのリプレイの収録時から編集当時(2009年1月から3月初頭まで)は、

この順位は不動でした…(現在は若干下落)

あ。ちなみに。現在(3月中旬)は……「アルシャードガイア リプレイ」とかで検索しちゃいけませんよ?

 

九谷:さて、誰を使おうか?

神無月:んー、といっても理一かシオンか…あ、時代モノなら以前作った付喪神が(ごそごそ)

九谷:時代物か……歴史への武力介入で定評のある魔法使いなら一匹いるが……(ふむ)

虚穂:…黒魔女様w?

九谷:いえす。黒魔女様まあ、レベル次第で。

虚穂:んー…レベルはいかようにでも調整できるんだが…とりあえず7で。

 

黒魔女様とは「偽伝 聖戦と死神」で異歴史(オルタネイト・ヒストリーと読む。ロマン的に)

への武力介入を敢行し、紆余曲折の果てに他のナニカへと変革した魔女のこと。

詳細はリプレイ参照。

 

神無月:では7レベル。アーティファクト4、妖2、エングレイヴド1という構成。

九谷:こっちは陰陽師5・アルケミ1・アデプト1で7Lv…そっちは前衛っぽいしちょうどいいかな?

虚穂:付喪ってか、普通にIWASHI丸ver2とかに見えたw

神無月:まあ、こっちは槍ですがw

虚穂:…Kujira丸とかw?

九谷:…(海産物的な意味で)でぃーぷわん?

神無月:なぜソッチ方面の名前にw

GM:うちの定番です(死)

 

生臭くて嫌過ぎる定番である。

 

九谷:(ぽむ)魔槍「異園 渇御」(イソノカツオ)

神無月:海産物系はヤメレw

GM:不死不滅の魔槍となw

九谷:停滞の属性を司る恐るべき槍ですとも

 

“異園(イソノ)”…それは不老不死にして永劫不壊の代名詞(in Japan)。

幾星霜を重ねてもその固有時間は経過せず繰り返すという、恐るべき一族の系譜である。

 

神無月→鉄葉:刀語ネタで「幽刀/鉄葉」。刀なのに槍です(ヲイ) あ、あと一応補足ですが、

これは「鉄葉」と書いて「ぶりき」と読みます。読者向け注釈w

*刀語:西尾維新先生の長編大河小説。講談社BOXから全12巻大好評発売中!

GM:…鉄葉のほうは、クラスから加護は【ニョルド】【ツクヨミ】【ネルガル】かw

鉄葉:ですね。

九谷:では、名前の無いまほーつかいで参戦っと

GM:…しかし、魔女って加護はアレだよな。【ヘル】×3w

九谷:いえす。【ヘル】三つ。

GM:…汎用1つで蘇生もクリティカルも無いとゆー、この状況をどうしたらいいのか思案しつつ

 

まあ、突発セッションではいつものことなのだが。

そもそも、PC二人で加護に安定性を求めるのも無茶ってものである。

 

九谷:……自分で言うのもなんだが。こっちの加護全く空気読めてないねb

GM:【ヘル】だけにゴートゥーヘルですね、わかりますb

鉄葉:まあ、空気は読んだ上でブチ壊すものですb

 

見解の一致を見たようです(何)

 

GM:そーすると…きさらぎ関係でミッシングになってたアレを使うかな

九谷:他には……ジーニアス高瀬とノーブルあかりんか(ふむ)

GM:まあ、何とかなりましょう

九谷:……あ。ちょいまった

GM:うむ?

九谷:そっちって、協調行動使える?>鉄葉さん

鉄葉: んい、できたよーな出来なかったよーな…あ、アーティファクトで付喪神だから、

「刀の妖怪でアーティファクトを自分にしちゃいました☆」かな?

GM:んー、魔剣じゃないから実はアーティファクトは持たせられないのですよん。

 

ALGクラスの「ソードマスター」には《主我》という「キャラ自身が自我を持った魔剣になる」

という特技が存在する。この特技はセットアップで「協調行動」を宣言することで、自身を

装備した相手に自分の習得している能力を使用させることができるという、かなり特殊な

処理を行える(マティークや夜烏丸など、GMこと虚穂のPCは何気にこの魔剣が多い)。

一方、鉄葉の保有している「アーティファクト」は風の聖痕RPGのクラスで、原作の

「炎雷覇」(ある一族に伝わる、強力な炎の魔剣)のような特殊なマジックアイテムを

「装備してその性能を発揮できるクラス」ということになる。

 

そんなこんなで、色々キャラを吟味して調整しつつ。

 

 

 今回予告!

あるいはその時に誰かが手を差し伸べたならば。

世界はこうはならなかったのかもしれない。

 

こことは違う何処か、今とは違う何時か。

遠い街に一発の爆弾が落ちて…その戦争は、終わりと始まりを同時に告げた。

 

アルシャード・ガイア改め、多元SRS世界アルシャード・ユグドラシル

「誰が為に、其れは鳴る」

 

―今、クエスターによる歴史への武力介入が始まる。

 

九谷:……爆弾ですと?

GM:窒素爆弾ネタとか、あるいは原爆とか。いろいろあったのですよね、二次大戦当時は。

 

この廃脳GM、本気でこの不穏当ネタをやるつもりのようです。

 

九谷→鉄:……ふむ。仕方なし。高瀬 鉄でいこう(ちょっとガイア無いとやばそうだ)

鉄葉:付喪神マイスターとしてこの歴史に介入する!(マテ)

GM:俺たちが、クエスターだ!

鉄:…リアル系じゃなくてスーパー系なマイスターですが(まじ)

 

機動クエスター高瀬鉄00、тβ∫で雷曜日午後27時から放映開始(大嘘)

というわけで、各々の自己紹介から

 

鉄:えーと、高瀬鉄(くろがね)。16歳の高二です。ちらほら名前が出てるので、どうも理一とかと

近い区域に住んでいるようですが、今のところ接触はあるんだか無いんだか。

魔道書魔剣(ボーンクラッシャー。略してボンクラ)と合体攻撃とかやりつつクエスター人生を

過ごしていたはずなんですが何故か今回はピンでの参加に。

《属性:フラグクラッシャー》持ちです(ぇ)

GM:地味に、単独でもそこそこ戦えるのなw

鉄:とはいえ、ちょっと攻撃面が可哀想なので手持ち武器に経験点使って魔改造を施しつつ。

あ、ちなみになぜか実弟(高瀬 鋼)の方がリプレイデビュー早かったりします。

 

本来は魔剣『骨砕き(ボーンクラッシャー)』(通称ボンクラ。釘バット)魔導書『スクネ』

(通称『古本娘』。楯相当)という仲間二人のW協調行動で能力を充実させて、圧倒的な

ベーススペックで相手を叩き潰すタイプのスーパー系クエスター。

今回は仲間sが居ないため、自力のみで勝負することに。

 

鉄:えーと、レジェンド4・スカウト1・マシンヘッド2のスーパー系でございますが……

HOT(ハンドアウトテンプレート)で《剣王の城:約束の剣》とか持ってるんですが、

これはこっちでも有効で大丈夫でしょうか?

 

GM,回答に満面の笑みで応じて曰く。

 

GM:SRS無差別級(分別が無いという意味で)の私に何か問題でもw

鉄:さー、いえっさー!

鉄葉:

 

有り得ないほど自信満々である。

これは間違いなく、あとで後悔するフラグ(ぇ)

 

GM:では、鉄葉も自己紹介どうぞw

鉄葉:「我の名は幽刀/鉄葉:ゆうとう/ブリキ)。嘗てとある刀鍛冶が残した100の刀の一振だ。

尤も我はその刀鍛冶が求めたものの習作でしか無いが…それでも並の刀とは比べ物にならぬ。

主に長さとか。

 …にしても。我ながら、柄と穂先、合わせて五尺の槍を「刀」と言い張るのはどうかと思うのだが」

 

こんな感じで東大寺の宝物庫辺りで仲間の付喪神と戯れつつ事件があると実働部隊として

出張ってきたり。

GM:…まあ、槍もきっと銃刀法で規制されるんだから、刀でいいんじゃなかろうかw

鉄葉:刃物なら何でも刀とw

 …まあ、最終的にあの刀鍛冶●●とか××まで刀とか抜かしやがりますし…

GM:…刀剣無差別級の世界から、ようこそw

鉄:炎刀:銃だっけか

GM:…飛び道具まで刀はマテw

鉄葉:賊刀:鎧もありますw

鉄:www

 

刀鍛冶が鎧とか銃器まで手掛けるところもあるそうです。世界は広い(違)

さて、感心は置いておくとしてハンドアウトを配布。

 

PC1:

コネクション/白崎 零

焼け跡で君が出会ったその青年は、白崎零と名乗った。彼は技術者としてこの「場所」を

調査しに訪れたらしいのだが…その顔だちは、君の知っている「彼」そっくりだった。

…何か、あり得てはいけないものを見てしまったような気がした。

 

PC2:

コネクション/ヨーゼフ・ハイペリア

断続的に流れるビジョンの中で、君はガイアに呼びかけを受けた。

それはシャードを介して、何度となくただひとつの名前を呼び続ける。

…たどり着いた先は、焦土。

何もわからぬままに、その名前だけを頼りに君は歩き出した。

 

鉄:……コレは難しい。どっち取ってもいいんですよな?

GM:いえす。あ、キャラの名前とかは即興ですよんw

鉄葉:…んー、イメージ的にはPC1の方かな…

鉄: うぃ。んじゃこっちはPC2で

GM:あと、PC間で関係を適当に。相互コネクションで。

 

ダイス様にお伺いを立てたところ…

 

鉄葉 秘密を共有しているらしい

鉄葉鉄 師匠と仰いでいるらしい

 

GM:…ししょーw?

鉄:あいあむCCO?

鉄葉:何の師匠かとw

GM:…刀(仮)に師と仰がれるのも、またw

鉄:んー……いかにしてフラグを立てずに過ごすか? 違うな。こいつの場合、立ってるフラグを

片っ端から折って回る感じだし

鉄葉:むーん、流石にこれはちょっとアレかな…いや、数百歳の槍が16歳を師と仰ぐのも

中々面白いやもしれぬw

 

ちなみに、《フラグクラッシャー》とは何ぞや、と言う問いには。

 

鉄:東鳩で必ずナチュラルに雅紀エンドに辿り着くタイプです

鉄葉:

GM:…悲劇的ですなw

 

そういう星の下にあるらしい。合掌。

 

GM:では、OPは希望ありますかね。無ければ、巻き込みますがw

鉄:……ふむ。特にありません

鉄葉:同じく。

 

 

OPシーン:水溜りの長靴から哀を込めて 〜焦土に舞うクエスター〜

 

GM:では、突然ですがここはローマです。異論は認める。

 

SE:クソッ! こいつもローマだ! 女子高生じゃない!

 

鉄葉:ジパング自重w

GM:地中海に浮かぶ一隻の戦術級魔導艦「ながつき」から、猛烈な砲撃を受けて地元イタリア他

ヨーロッパの通常戦力が大打撃を受けてる状態ですw

鉄葉:日本の宝物庫から海外に出張か…国宝級の付喪神も楽じゃないw

鉄:コレ、誰が乗ってるんだろう……(黒崎関係の覚書確認)先生、提案です(挙手)

GM:うむ

鉄:ベアトリーチェ黒崎」というのはどうでしょう(真顔)

GM:…よろしい、その筋で行きましょうb

鉄:

鉄葉:ちょwww

 

悪ノリが全て。妄言が決め手。

何人たりとも我らを止めること、あたわず!!

*翻訳:誰か止めろ、こいつら。

 

GM:具体的に君たちの近況を語ると、通常戦力を囮にして船内に忍び込み、徘徊する神曲的な

エネミーを蹴散らしながら、中枢まで踏み込んだところです。

 

ここまで1セッションに相当する激闘でした(大嘘)

 

鉄:「全く。鋼も無茶を言ってくれる……幾らビッグ・ゴーントでも、戦艦一隻をどうにかするには

出力が足りないんだけどなあ。スクネとボンクラは足止めに行っちゃったし」

鉄葉:「ボヤくな、師父殿。これもこの世、引いては人民を守る為よ」

鉄:しかし、神曲的エネミーかぁ…どんなのが沸いたんだろうw

GM:ああ、ゲートオブヘルとゆー、脅し文句満載のドアの怪物とか。或いはバイオウェルギウス

とか…まあ、ナマモノが多かった、とだけw

 

神曲というものを徹底的に間違えているGMである。

だが自重しない。

 

GM:さて、そんなこんなで既に君たちは中枢…魔力炉のフロアまで踏み込んでいた。

鉄:「……俺はいつから師匠になったんだろうね?」(と言いつつ後ろに迫ったナマモノを一閃)

鉄葉:「何を言うか、師父殿が我に「お前に常識を教えてやる」と言ったのではないか」

(数体まとめて串刺しにしつつ)

GM:しかして目前に立ちふさがるは、漆黒のタキシードと背景に無数のバラを背負った美青年。

マスクは甘く、その立ち振る舞いは正 に ジ ェ ン ト ル 。

 

頭の悪い黒崎シリーズ第二弾。

その名もベアトリーチェ黒崎…薔薇と星を背負って、今セッションへ 降 臨。

 

ベアトリーチェ黒崎:「…まさか君たちがここまでやるとはね」(キラッ☆)

 

SE:…動作のたびに星を飛ばすなど、彼の「紳士力」の前には造作もないことである。

 

鉄:「あいにく、こう見えてもあのマッドな弟の兄貴をやってるんでね」(動ぜず)

 

どうやら、黒崎シリーズについて事前知識があったらしい。

ちなみに「マッドな弟」こと高瀬 鋼については、リプレイ「電子と混沌の楽園」参照。

 

ベアトリーチェ黒崎:「ふっ…君たち兄弟の名前も、そこのビューティフルな業物の名も聞き及んで

いるよ」

鉄葉:「ふうむ…中々の闘気。ところで師父殿。星を飛ばすのは先頃の「とれんど」なのか?」

GM:うむ、既にキャラクター造詣の基本と言えよう(嘘)

鉄:「……うーん。弟が言うには、アレは高位クエスターがマナを迸らせてるらしいけど」

(あからさまに妄言だが信じているらしい)

ベアトリーチェ黒崎:(キラッ☆)残念ながら、私は自分の「分」というものを把握している…

私は、君たちの暴力に対して為すすべもないだろう(自信満々)

 

闘う前から、悪びれもせずに敗北宣言。

このgdgdっぷりが何ともGMの中の人風味である。

 

鉄葉:「随分と殊勝なことだな。だがその余裕を見るに我らの暴力に拮抗、否、我等の暴力をすら

蹂躙できる手立てがあるということか」

鉄:「みたいだねえ……ああ、嫌だ嫌だ。今日は本当なら先約があったのに…映画、楽しみだった

んだけどなあ」(ぽつり)

ベアトリーチェ黒崎:「ふっ…(キラキラッ☆)そのような手立てが有れば、この中枢エリアに

踏み込まれる前に使っているに決まっているだろう?」

鉄:「……ぶち殺されたいかひゅーまん(笑顔)」

ベアトリーチェ黒崎:「君たちが私の後ろにある中枢システムへ「イグドラシル」と打ち込めば、

それで全て終わりさ」

鉄葉:「…ならば如何とする?ここで投降するならばこちらにも温情をかける余地はある。

大人しくお縄につくがよい」

ベアトリーチェ黒崎:「…おお、慈悲深いことだね、Mrアーティファクト。しかし……故人に曰く」

(かちり、と何かのスイッチ)

GM:…うむ、後ろから何やら、凄いヤな気配が。

鉄:「……(そーっと振り向き)」

GM:うん、入って来たドアがナマモノ的な素材で有機☆封鎖されてます。

ベアトリーチェ黒崎:「我が肉は朽ち、我が意志は霧散す…されど、美と正義は死なず」

鉄:エカテのことか……w 黒崎家には美を愛する勇者がいっぱいいるのですね。

GM:…で、正面。黒崎いわく「中枢システム」ですが、何というか…明らかに金属製なのに

「内側から」銀色に明滅するって、どう思う? という状態に。

鉄葉:「…ふむ、趣味の悪い家具だ」

鉄:「なんか、あんたの場合地縛霊とかになりそうだけど。こう、光り輝い…いや、待った。

何でシステムまで光り輝いてるかな?」(汗)

ベアトリーチェ黒崎:「それもまた一興…世界に美をとどめるのも悪くない ああ、それはだね」

GM:黒崎は優雅に懐からティーカップを取り出すと、憑きモノが落ちたような穏やかな表情で

その中の紅茶を一服。

ベアトリーチェ黒崎:「もとより「ながつき」は、この場所で自沈させる予定だったのさ」

鉄:「……ちょっと待った。そんな話聞いてないよ?」

鉄葉:「おお…師父殿、これが話に聞く「ぢばくそうち」か!「漢のろまん」らしいな!」

(何故か嬉しそうに)

鉄:「喜ぶところじゃないから!?」

ベアトリーチェ黒崎:「ふふ、楽しんでくれたまえ。あの炉の中には、二つの因子が組み込まれて

いてね。”銀にして混沌”と、”黄にして偏在”…異界の因子を螺旋稼働させて無限のエネルギーを

引き出す、時空炉というものなのだよ」

鉄:「……げ」

鉄葉:「螺旋力の開放…日曜朝にてれびじょんで見た記憶があるな」

鉄:「紅蓮でも裸眼でもないよ!?」

 

ドリルも男のロマンですよね、関係ありませんが。

 

鉄:「はいはい先生、はいせんせー」(挙手)

ベアトリーチェ黒崎:「うん、どうぞ鉄クン」

鉄:「……ウチの弟の言が正しければ。それって両方ともめっさヤバいナマモノだよね?」

ベアトリーチェ黒崎:「…世界樹の外を自分の足で出歩く人型ナマモノと、時空と風をつかさどる

神格と聞いているけどねぇ」

鉄:「ですよね!?」

ベアトリーチェ黒崎:「まあ、アレだね。シャード的なナニカとか、そういうものらしいよ(朗)」

鉄:「……明らかに違ぇ!?」(ずびし)

鉄葉:「先程から楽しそうだな、師父殿(けたけた)」

GM:とか言ってるうちに、ぎゅんぎゅん動力炉の方はヤバげな明滅を始めまして。中の方から

「まっおーん」とか「いあいあー」とか聞こえるかもしれない。幻聴で。

鉄:「……あはは……(諦めの表情)」

 

何をどうしたらアレとかソレが動力になるのかは、GM的にも不明ってか秘密です。

 

ベアトリーチェ黒崎:「まあ、落ち着いて君たちも一服どうだね」(紅茶をキラッ☆させながら)

鉄:「(諦めたように嘆息)……一通、メールを打たせてくれるかな。人を待たせてるんだ」

(携帯取り出しつつ)

ベアトリーチェ黒崎:「もう45秒程で臨界を突破した炉がメルトダウンを開始するから、手早くね?」

鉄葉:「然るに師父殿。ここは此奴等しばいて早急に脱出すべきかと。このような事態の対処法は

持ち合わせておらぬ」

鉄:「(かちかちっと定型文→送信)……出られると思う?(ため息)」

ベアトリーチェ黒崎:「うん、残念だけどゆっくりしていって欲しいんだ」

(笑顔のまま、薔薇の香気に満ちた結界)

 

SE:ゆっくりしていってね!

 

鉄:ちなみに、メールの宛先は由宇 (『ロストレクイエム』のヒロイン。引っ込み思案)。

映画を見に行く約束をしていたものの「ごめん、今日は行けそうにない」とゆー感じで

「(とりあえずCICの席に座り) ……はぁ。こんなイロモノと心中とはね。

  今からイスラム教に宗旨替えしたほうがいいかな。殉教するとハーレム作れるらしいし」

鉄葉:「ふむ、全盛期なら秒で数間は飛べたが今は厳しいな」

 

ちなみに「一間(いっけん)」は六尺、つまり約1.8m(一尺は30.3cmくらい)。

尺貫法は流石にテストには出ない、はず。

 

ベアトリーチェ黒崎:「まあ、そう悲観することも無いよ。あの炉はメルトダウンと言ったけれど…

起きるのは重力崩壊に近い現象でね。熱も光も衝撃も無いまま世界にちょっと穴をあけるのさ。

…理論上は」

鉄:「(ふと、意地の悪い弟の顔を思い起こし)…なるほど。どうやら俺はそこまで予測された上で

送り込まれたみたいだ」(ため息)

ベアトリーチェ黒崎:「もしかすると、別の世界で無事に目を覚ますかもしれない。その先は、シャードの導きに従えばいいさ」

鉄:「……覚ませれば、ね」

 

SE:ごめんな兄貴! 兄貴の部屋はヨーコに使ってもらうからさ!  by愚弟

 

GM:…で、そうこうするうちに目を開けていられないほどの閃光が、炉のほうから発せられまして。

ベアトリーチェ黒崎:「アディオス、勇敢なるクエスターたち…

願わくば、至高天(エンピレオ)で会おう」

鉄:「ごめんな……ボンクラ……スクネ……   ……由宇……」(こう、『魔術師還らず』っぽく)

GM:それは出血多量で帰れないフラグ…w

鉄:16歳で高瀬 鉄の時間は停止した(何)

 

解らない人は「銀河英雄伝説」を読みましょう。

ちなみに「至高天」は、ダンテの「神曲」における天国の第十層。

神様の御前ってあたりである。

 

鉄葉:「まあ、我は只の国宝だがの」

GM:最後まで煌めきと笑顔と薔薇を絶やさないベアトリーチェ黒崎の表情を記憶に残して、閃光が全てを飲み込みますw

鉄:残しておきたくない記憶だwwww

 

SE:ま っ お ー ん (爆発)

 

GM:…シーンエンド。ちなみに、ベアトリーチェはもう出てこない予定です(死)

 

さらばベアトリーチェ黒崎、壮絶すぎる出オチであった。

 

鉄:というわけで。どうも鉄君は由宇ルートに入ったらいい具合にバッドエンドだったようです。

ネギ様(桃根木 咲紀:とうねぎ さき)ルートに入っておけば違った結末だったかもしれない……

 

*キャンペーン「ロストレクイエム」

 →二人のヒロインの好感度を上げつつ適当に世界を救ったり「アルシャード」に関わったりする

キャンペーン。同名のシナリオ本が好評発売中。鉄はそのキャンペーンでPC@をやっていた。

  ……ちなみに。通常は上述の咲紀が正ヒロインという扱いなのだが、鉄は由宇(引っ込み思案

な同級生)の方がお好みのようである。

 

鉄葉:さて、OP終わって何ですが。実はシャードを持ち合わせていない天羅仕様PCなのですが、

どうしましょうかw

鉄:そこはアレだ。気合で補えば。

 

気合でシャードが補えれば、世の中にクエスターは要りません。

…とは言え、シャードと加護を持ってないのは辛いので、妄言補完開始。

 

GM:ああ、何故か刀身がですね。玉鋼に謎の結晶性物質が混ざった状態になってまして。

鉄:ひぃぃぃ、国宝がぁ!?

GM:…シャード相当の刀身ですが、何か(笑顔)

鉄葉:いや、むしろ作られた時からその作りとかw

鉄:つ 「俺がシャードだ!」

鉄葉:「俺は…アルシャードになれない…」

GM:元ネタは夜刀●斬鬼行ですけどねw

 

炭素が混在してマルテンサイトな鋼とかじゃなくて、シャード-鋼の混在物質が刀身を

形成してる凄い刃物だそうです、鉄葉。正に魔剣。

 

GM:さて、そんなこんなでトンチキ極まりない黒崎シリーズによって、時空の狭間へ飛んでもらう

ことになります。

鉄:なるほど。そのうちベアトリーチェさんはアリアンの世界で眼を覚ますことでしょう

GM:……まぢw?

鉄:ちょうどパーソナリティ不詳の前衛用ソーサラーが一人いまして(笑顔)

GM:ああ…「君のハートに、《デモンズウェブ》(キラッ☆)」とかやるわけですなw

 

…エリンディルでのご活躍に期待しましょう、うん。

 

GM:さて、ではミドル。…シーンプレイヤーは鉄で行きましょうか。登場自由。

鉄葉:では一緒に飛ばされたことにして登場ー。

鉄:同行者b

「(あいたたた)……さて、眼が覚めたはいいけれど?」(うーむ)

GM:君たちが最後の「キラッ☆」を目に焼きつけちゃったりした直後、視界はホワイトアウトし…

二人して、ヤバげなものを見たりもしました。

鉄:消して……記憶をリライトして……>キラッ☆

鉄葉:(免疫が無い分アナフィラキシーも無いのでスルー状態)>キラッ☆

 

ちょっとした精神攻撃でした。

あと、鉄はアジアンカンフージェネレーションがお好きなようです。

 

GM:具体的には、クトゥ的なナニカの世界を通過したり、世界樹に十円傷をつけてた

銀髪のヴァカの幻影を見たりとか

鉄:世界樹に十円傷はマテwwwww

鉄葉:小学生レベルのイタヅラはヤメレまおーんwww

 

正に世界に仇為す悪行である(何)

 

GM:そう言う「覚えていると正気がヤバそうな記憶」が急激に薄れて…気がつくと、君たちは

じりじり熱い何処かに転がってました。

鉄:「……(うーん)……あづい」(むく)

GM:ちなみに、「暑い」じゃなくて「熱い」です。

鉄葉:「炉の中に比べれば涼しいものよ(へーぜん)」

鉄:「……無機物め」(あぢぢ)

 

まあ、鉄の融点は1500℃以上ですからねぇ…鋼(刃金)は解りかねますがw

 

GM:まあ、よくよく周囲を見てみますとね。なぎ倒されて炭になった瓦礫の山。

鉄:「……ふぇあ いず ひあ?」

 

家々は土台の有った痕跡だけを残して完全に焼き尽くされ、炭化した瓦礫だけが

「家の有った場所」に転がっている。見渡す限りに視界が開けているのは、

ここで起きた「何か」が、視界を妨げるような建造物を全て消し飛ばしてしまったからだろうか。

 

GM:まだ周囲には残り火がチリチリ燃えてたり、一歩踏み出したら炭化したナニカを踏んで

しまったりもしますが。

鉄:「……時に鉄葉サン。コレって割と生身でいたら死ねる場所じゃない?」(ぽそ)

鉄葉:「長月の自沈で灰になったローマ…というわけでもないとは思うが…」

鉄:「んー、歴史の教科書でみた覚えはあるんだけどね……どこだっけ。弘前?」

 

割と日本の北側ですよねそれは

 

GM:うむ、「アレ」が落とされた直後の広島っぽいと言えば、その通り。

鉄葉:「我は倉の中に居た故戦国以降の世事は知らんのだ」

鉄:「……戦国ってのは後世になってからの呼び名なんだよ?」と突っ込みつつw

鉄葉:「以前の仕事のぱーとなーがそう読んでいたのでな」

鉄:(ふむ)ちょっとロボ召還。高いところから見てみましょう。

こう、腕時計に向かって叫ぶと同時、シャードが胸に嵌ったスーパーなロボットが

何故かこのヒロシマレプリカの地下からずごごごご、と

 

SE:「ビッグ・ゴーント、イッツァショウタイム!」(但し周囲を見る的な意味で)

 

GM:うん、見渡す限りの焦土…ちょうど後方の焼け残りっぽい建造物から同心円状に、綺麗に

焼き尽くされた状態ですな。そしてまあ、お察しの通り。ビッグゴーントの超時空アラーム内蔵式

掛け時計(何)は、今が1945年に相当すると示してますな。

鉄:「……あちゃー……何かいい具合に」(鉄葉に情報提示しつつ)

鉄:「困ったなあ。これじゃあ由宇に会えるのは50年後になっちゃうよ」

鉄葉:「ふむ? 確か現代は2000を超えていたと記憶しているが…故障か師父殿」

鉄:「んー。よくは分からないけど。要はアレだよ。お約束の…タイムストリップってやつだっけ」

(真顔でボケ)

鉄葉:「ふむ、なるほど…」(納得)

GM:投下時刻が知ってる歴史だと8/6の8:13だとすると、今はおよそ一日後…8/7の正午

くらいらしい。

鉄:てか、二人とも何か突っ込み入れてェー!?

 

突っ込み待ちだったらしい。

ボケ二人+ボケGMに、それは酷と言うモノです。

 

GM:ちなみに、なぜかあるはずの猛烈な放射能は観測されてない。センサーが乱れてるだけ

かもしれんが…ところで、鉄葉って人型してるんだろうか?

鉄葉:人化は取ってるので人型でも槍でも可です。

鉄:人型の場合……なんだろう。翁?

鉄葉:むしろショタで(死)

 

ショタらしい。作成者の趣味か、はたまた…?

さて、焼け跡に佇むそんなショタに声をかける人が一名。

 

???:「君たち、生きているのか!?」

鉄:……サーセン。生きてるも何もスーパーロボット召喚してます。

GM:…鉄葉に声かけて、上見て硬直しておきましょうw

鉄:「(……をぅ、何か下に人が?)」

鉄葉:「む? うむ、大過無い。そちは何者か?」

???:「(硬直→《インデュア》(違)あ、ああ…帝国科学研究所の医療班のものだが…」

鉄:「(ピコーン) ……(ニヤリ)」

???:「…生存者が居てくれたか…遅くなって済まない」

 

声を掛けてきたのは、白衣にデカい荷物を抱えた20代の青年。

二人には見覚えが無いでもないが、その理由は…顔だちがどことなく、黒崎に似ていたり。

 

鉄葉:「医療班か。まあ我等にはこれといった傷も無い。他に生き残りがおるやもしれぬ。

捜索を優先するがよかろう」

鉄:「(外部スピーカーON&変声機もーど) ワレワレハ、M857星雲カラハルバルヤッテキタ

ましんへっど星人デアル。コノ☆ノ最高責任者トオアイシタイ」(こう、宇宙人っぽい喋り方で)

???:「…ところで、上空の非常識な物体は知り合い?」

鉄葉:「…うむ、どちらが非常識かと問われると困るが…」

鉄:「(操縦席でどんな反応が返ってくるかwktkしつつ)」

???:「…とりあえず、知り合いで無いのなら対空砲火を飛ばそうと思っているのだけど」

鉄:「(ををぅ!?)」

鉄葉:「それなら別に構わん。師父殿の悪ふざけには灸が必要だ」

GM:ちなみに、この白衣の人。腰に法具下げてますがw

鉄:エーと装甲は……物理なら12点まで止めますが……いや、マテ、魔法火力は死ねますwww

 

鉄のマスィーンことビッグ・ゴーントは、殴・斬・刺といった物理ダメージにはかなりの耐性が

ある。一方で、魔法に対してはそんなに防御力が高いわけでも無く…

 

???:「なるほど、そう言われるなら(じゃこん)」

鉄:「(わたたたた!? し、しーるどもーど!?)」(「白銀の鎧」がっしょん)

???:「む、戦闘態勢か!? …だが、射抜く!!」

 

SE:《マジックバースト》! 《リミットコード》!! 《ホーリーウィンド》!!!

(がしょんがしょんがしょんがしょん)

 

鉄:「(あわわわわ)」コレは死ねるwwww!?

???:「砕っ!!」(びかっ)

鉄:「アッー!?(ドーン)」(ぺしゃ)

 

…<光>属性の割と酷いダメージを受けて、ビッグ・ゴーント轟沈。

 

鉄:「……(あいたたた)……あ、ども」

???:「(杖向けて警戒)」

鉄葉:「下らぬ悪ふざけをするからだぞ、師父殿」

鉄:「……猛省するよ、うん」

???→白崎:「全く…対呪詛防御も無しでよく生きていたものだね。私は白崎。先ほど名乗った

通り、医療部の者だ。そちらの所属と姓名は?」

鉄:「えーと。高瀬 鉄(くろがね)……万色学園の2年です」(あいさー)

白崎:「…伴食?」

鉄:「(そうそれ、ととりあえず頷くバカ)」

 

伴食(ばん・しょく ―スル)

@ 食客のお伴をして御馳走を受けること。相伴、陪食。

A 地位については居るが、実権の伴わないこと。「−大臣」

…あんまりいい意味では無い、念のため。

 

鉄葉:「東大寺の鉄葉…鰤木幽蔵だ」

白崎:「(微妙な表情)…すまない、聞き覚えの無い学園だ。そちらの方は、奈良の東大寺と?」

鉄葉:「うむ、左様である。といっても、客分扱いで暫しの間末席を汚したのみだがな」

鉄:「(……まだ無かったのかなあ? と首をひねりつつ)」

 

よっぽどの歴史を誇ってない限り、まず60年前に有るはずがないのだが…まあ、そこに思い至らない辺りやはり鉄であった(酷)

まあ、存在したとして知ってるかどうかは別モノですが。

 

白崎:「ああ、そちらは還俗された僧職の方でしたか。ともかく、この場所に長くとどまるのは

宜しくない…二人とも、こちらへ付いてきてください」

鉄:「(あいさー)」(てくてく)

鉄葉:「承知した」

GM:では、二人が移動したところでいったんシーンを切ります

 

 

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