ネームド様がみてる 〜羅刹の一ページ〜

 

 

 

さて、先日の戦王二人旅からしばし。

プレイヤーたちが何やら雑談しているようです。

 

フィーア:フィーニスを基準にすると、エネミーのランクとか難易度が跳ね上がるような。

アギーレ: ああ、フィーニスかフォレスタ、どっちか一匹居るだけでPTの踏破能力が格段に

跳ね上がりますよ。

GM:敵がまだ35Lvクラスとは言え、攻防の達成値でネームドエネミーと殴り合えるようなのは、

うちじゃフィーニスくらいですからw

フィーア:…ていうか、ネームドなんて本来出たら一目散で逃げるものなのではないかと。

GM:いや、速攻で「逃げられれば」幸運なんです、普通は(真顔)

 

遭遇したと思ったら襲ってきて、襲ってきた途端にパーティは為す術も無く全滅。

満身創痍や瀕死で逃げ帰れれば、むしろ幸運。

そんな事もザラに在りうるはずなのが、ネームドエネミーという存在なのです。

…本当よ?

 

アギーレ:…あー、そういう扱いだったんだ。ネームドエネミーって。

フィーア:ヲイ、フィーニスやフォレスタで感覚麻痺してナイカ、ナイカ…?

アギーレ:うん、多分に麻痺してる…あ、でもちょっと前に、フィーニスもフォレスタも入れずに

何とかネームド殴り倒しましたよ?

GM:アレは激戦だった かもしれない。

フィーア:……(滝汗)

アギーレ:てかGM。うっかり《ネバーギブアップ》使われてたらマジで詰んでましたよ、アレ。

何とか殴り倒せたから良かったものの。

GM:……(ちっ)

アギーレ:殺る気でしたかアッーーーーー!?

GM:殺らいでか(断言)!?

 

「ちょっと前」とは。

先日、ウィーグラフガラナアギーレのパーティで潜ったランダムダンジョンのことである。

快調に階層を重ねていった一行の目の前に現われるJOKERの影…そして、出現した

ネームドエネミー、「カナード=ライトハルト」。

《援軍》を召喚して、総勢六人パーティによる乱打戦の結果、一行は満身創痍ながら勝利を

もぎ取ったのだった。

 

フィーア:…まあ、GMはいつだって殺る気でしょうねぇ…。幾らかでも接待してくれる分、ここは

まだましさ(トオイメ)

GM:HAHAHA。「接待はここまでだ!!」って吼えた時は、割と本気で殺りますw

アギーレ:www

 

…まあ、世の中にはPCが満を持して放った《トリプルブロウ》に対して、嬉々として

《ブルズアイ》やら《シャドウハイド》やら捻じ込んだ連続反撃で瀕死に追い込む酷いGMも

居たんですけどね。

*詳しくはリプレイ参照。

 

フィーア:鬼か。

アギーレ:《ラストアクション》で沈めることを選んだ自分の選択は、間違っていなかった…(死)

GM:こっちはもう一ラウンドやりたかったのに…w

 

殺る気に満ちてるGM自重。というか、確実に一ラウンドじゃすまなかった可能性、大。

 

GM:では、ダンジョン用意しておくかな(ぺきぽき)PC出来たら呼んでくれい。

アギーレ:(うぃす)さて、ではどーするか……アギーレ、《カバーリング》持ってないんだよね。

フィーア:っ「再び前倒れで」

アギーレ:やりますかw

フィーア:…まあ、また逃亡することになるんだろうけど。

アギーレ:まあねーw

フィーア:っていうか。明らかにまおーの塔で前倒れ構成なんて、ただの死亡フラグ以外の何者でも

ないと分かった。理解した。前倒れでどうにかなるほどあのGMは容易くないッ!!

 

はっはっは。なんか過大評価されてますよ、あのGMこと俺。

こんなに寛大かつ温厚なGMじゃないですか、俺は。

…カードの引きは俺のせいじゃないしね(ぽそ)

 

アギーレ:さて、それを踏まえて何を取るかな、新登場のパラディン君。ガンスリも捨てがたいが…

それは既存キャラで居るし、モンクも同じく。

フィーア:弓使いとか銃使い、刀は?

アギーレ:《プロテクション》と《ホーリーウェポン》で5Lvずつスキルを埋めると、アルケミとか

サムライは無理ですって。枠が足りません。

 

以下、パラディンを設計中。

途中でGMも参加して「効率悪いから今は《ホーリーアタック》イラネ」とか「武器が長剣なら

《シールドスラム》で…改造「セイントシールド」がお安く…」とか、いろいろヨロシクナイ事を

囁きつつ。

 

エカテリーナ:ふむ

(ころころと何故か『ダブルクロス ラディカルドライブ』の名称チャートを振って考え込み)

よろしい。ならば、このキャラの名前は。

エカテリーナ・ショコラ・スクヴォルツォフ」だッ!!

 

何か凄い名前になりました、フルネーム。

 

フィーア:こらマテ、そこの魔族(ぁ)

エカテリーナ:あ、そっか。ARAにも公式でショコラが居るな…ALGのアッチを念頭に置いてたんだ。

フィーア:そっちかー?!

エカテリーナ:油断してると黒崎も沸くよ?w

 

「ショコラ」

アリアンロッドの公式リプレイその他にちょこちょこと顔を出す高位魔族。シリアスな大物

として出ることも有るが、割とうっかりだったりそそっかしかったり。ともかく、有名なお方。

 

「ALGのアッチ」

リプレイコーナー「ダークマジック キャンペーンシナリオ第二話「スイート・バレンタイン」

登場のNPC。日本人にあるまじき名前を誇る、美少女型高機動決戦兵器(仮)。

なお、本来のシナリオ集「ダークマジック」の同名キャラクターとは、天地どころか事象の

地平線内外くらいの隔たりが在る。要注意(何)。

 

「黒崎」

推定黒幕、とりあえず悪役。詳細は「ダークマジック キャンペーン」で明らかになるかも

しれない。内輪では「(シナリオ三話を担当する)虚穂GMが、データ的魔改造を繰り返して

いるアレ」と呼ばれてるとか。

 

フィーア:ネームド以下の雑魚なんですねわかりまs

エカテリーナ:(いやいや)何故か、ARAなのに巨大機動兵器に乗って現れますとも。

フィーア:…「戦艦きさらぎ改め、真ジャガーノート・改」でネームド化の悪寒(あわわわわわ)

エカテリーナ:……何というひぎぃ!?

フィーア:これは間違いなく鬼畜。あとアレか、量産型ショコラ姉がぞろぞろと…

GM:ああ、わかった。姉妹は「ミスリルゴーレム」で出しましょう(あっさり)

フィーア:ぎにゃぁぁッ?!

エカテリーナ:ショコラ姉可翔式キタァァァァァ!?

フィーア:どこの最終兵器だ。

GM:ALGから直輸入(密輸)されましたw

 

本当にやりかねないのがこのGM。悪乗りには定評が有ります。

え、この手元で作ってるのは何のデータかって?

いやいや、ネームドエネミーも減ってきたので、ちょっと自作データを用意しておこうかと…

 

エカテリーナ:……しかし、エカテリーナ呼びづらいですな。我ながらw

フィーア:テリーとよんであげるYO!

エカテリーナ:ワンダーランドでモンスターマスターですね、わかります。

GM:Ekaterina…ああ、あれでよかろう。「カタリナ」

フィーア:むしろカテジナ。

GM:ヤンデレ入っちゃらめぇ!?

フィーア:そっか、カテジナさんってヤンデレの走りか。

GM:ザ・ヤンデレですw

 

とにもかくも、エカテリーナ・ショコラ・スクヴォルツォフ」。

通称は「カタリナ」になったようです。

 

以上、プレセッション終了(長)。

そして恒例のPC紹介。

 

エカテリーナ=ショコラ=スクヴォルツォフ(パラディン/ウォーリア) 15lv

→回復キャラが少ない現状を憂慮して北の国からやってきた共産主義の担い手……じゃなくて。

 重装甲に更に《ホーリーアーマー》を重ねた上で縦横無尽にカバーリングと回復魔術・

プロテクションを飛ばすその様はさながら壁女の再来。

 性格は天然入ったぽややん系ボケキャラ。尖った突っ込み系が多めな面子のよき清涼剤と

 なるはず……?  ちなみに通称はカタリナ。

中の人:九谷

⇒ラノベと法律に精通する人間。比較的常識的なはずなのだが、プレイだと飛ばす。凄い勢い
でキャラ「に」染まる。ある意味、得難いプレイ能力の持ち主。

 

フィーア=ミックハイル(ウォーロード) 13lv

→長剣二刀流ウォーロードという、このシリーズでは珍しいくらいの正統派ウォーロード。

  《レイジ》からの《バッシュ》+《リバウンドバッシュ》という、これまた王道な火力の稼ぎ方で

  攻めていく。

なお、回復・防御はウォーロードだけにお察し下さい。

  ボーイッシュな言動が目立つミックハイル5姉妹の四番目

中の人:dystopia氏

⇒久々の新規メンバー

といってもTRPG初心者という訳ではなく、その言動・行動の端々から熟達を匂わせる実力派

なお、中の人の言動はかなりのドS

 

GMの中の人:虚穂
⇒ヘボGM(自称)の中身。暗夜に跋扈し、昼は灰と化すともっぱらの噂。その正体は・・・ただの
 活字好きなヲタクである。何故か通称『魔王』

 

 

GM:さて、そろそろダンジョンへ潜るかな。ダンジョンレベルは[14+1D6]で始めるので…

代表者一名。1D6をどうぞ。

カタリナ:んじゃ、パーティの実戦力ことフィーアさん、ドゾ。

フィーア:(ころころ)6   キタネ(笑顔)

カタリナ:…前回の酸鼻を極めたダイス目から、わたしは振るのを自重して…アッー!?

フィーア:これは、今日もキテイル(後ろに、何か)

GM:…ああ、うん。

では、諸君。DL20から始めようか(笑顔)

カタリナ:「何故だろう 第六感で 胸騒ぎ」(滝汗)

 

で、幾らかアイテムを買い足して、命綱の転送石を確認。

ギルドハウスの倉庫から騎竜とファストブランドを持ち出して、カタリナはフィーニスから

借りたダスクアーマーも着込む。

準備万端で出撃と相成ります。

 

フィーア:…まあ、あの出目は1タイル目で恒例の「地獄開始」を引いちゃっただけ、と思おう。うん。

カタリナ:「よろしくおねがいしますねー」

竜「……(あ、久々にイロモノじゃない予感)」

GM:では、気合入れて…一枚目行きましょうか(めくりっ)。

フィーア:GMが殺る気だっ!

 

しかして、ちょっと間。

おずおずと挙手してカードを伏せるGM。

 

GM:……すまん、ちょっとデッキ切り直すから待ってくれ(汗)

フィーア:ま た で す か !? 一枚目に本当に「地獄開始」ですか?

GM:一枚目がジョーカーでした。

二枚目、スペードのエースでした。

三枚目、スペードのKでした。

四枚目、ハートのQでした(死滅)

カタリナ:殺る気見せ付けるにも程があるwwww

フィーア:私の予言直撃ですNE!?

GM:いや、まだ始まってない、始まってないから!!(がしゃがしゃ)

 

出鼻を粉砕するような凶運に、山札を全力で切り直すGMであった。

 

GM:おk、再カット完了。今度こそ(めくり)。

 

 

タイル1-1 城攻めに騎馬兵は要らない

 

GM:スペードの8ですな。

フィーア:…早速バトルなのかっ?!

GM:いやまあ、これはマトモなバトルかも。

カタリナ:「賑やかですねー(きょろきょろ)」

竜「(のんきなねーちゃんだなオイ)」

 

ごろごろ、とダイスを振った結果出現したのは…

 

GM:えーと、重装甲した騎馬兵が三匹、ダンジョンの壁を透過して突撃してきました。

フィーア:透過っ?!

騎馬兵A「ジェット騎馬アタックを掛けるぞ、兄者!」

騎馬兵B「おうよ!」

騎馬兵C「ほらほら、逝くぜぇぇ?」

フィーア:【行動値】9

カタリナ:【行動値】3

GM:【行動値】20 ×3人。

カタリナ:「雄臭い集団ですねー」

竜「(姐さん、それ聞かれたら殴られても文句言えないぜ)」

GM:では、距離10m。戦闘開始w

 

さて、装甲強化型(物理・魔法防御+15)の17Lvエネミー(ただしモブ)、騎馬兵。

強力な《ラッシュ》を連発してくる、中々に火力の高い敵ですが…

 

フィーア:「やっつざきにしてやんぜ!」(じゃき)

GM:では、その意気に応じて全員《コンバットセンス》w

フィーア:無意味なw

カタリナ:さーて、どうしよっか?

フィーア:来た所を殴り返す以外に、こっちには何も。

カタリナ:…そりゃ、確かに。

フィーア:というわけでかもん?

カタリナ:というわけで。かもん。

 

今回はシンクロ率が高いようです、このお二人(何)

 

騎馬兵A「舐めるな若造!」

騎馬兵B「マイナーを潰したと思ったな?」

騎馬兵C「我々は、そもそもマイナーのスキルを持っておらんわッ!!」

フィーア:「……・・・」(ふっ)

カタリナ:「(ちっちっち) わたし達のマイナーが潰れなかったのが万歳なんですよ?」

竜「(姐さん! それ言っちゃダメだから!?)」

 

威張ってみた、そして鼻で嗤われた。

ともかくも、ダイス様にお伺いを立てて攻撃のターゲットを決めると、カタリナに一発と

フィーアへ二発。回避能力が皆無に等しい二人のこと、きっちり直撃はされるのだが…。

 

カタリナ:はい、MP4点消費で《カバーリング》二回。

フィーア:「こっちにゃ城壁に匹敵するおねーさまがいるんだぜ?」(ニヤリ)

カタリナ:…でもまあ、基礎値で結構防御抜いてくる可能性はあるんだけどね?

GM:そして、ダメージを振る。

騎馬兵s「「「城砦などどこにあるッ!!」」」(うはははははは)

 

SE:67点 71点 69点ッ!!(ずどどどどど)

 

カタリナ:……プロ張るのモッタイネ(へっ)

フィーア:ちく、ぷす、とす、と。痒そうw

GM:それ、フォレスタ使ってる時の俺の気持ちなw

 

物理防御力55点(!)の鉄壁・カタリナによって、《プロテクション》すら使わせないまま

受け流されてしまう猛突撃×3であった(チーン)

 

騎馬兵s「馬鹿なぁぁぁぁぁぁ!?」(すとっぷ・ざ・らっしゅ)

フィーア:「城壁、そこに」(指差し)

カタリナ:「(えっへん)」

竜「(……威張ると却って小物臭だぜ姉さん……ああ、マトモだと思った俺がアホウだった!?)」

 

で、逆襲のPC側、攻撃フェイズ。

 

フィーア:「オレ様のターン!」(ぇ)

マイナーで《ファストセット》《バーサーク》&《スマッシュ》に、

メジャーで《バッシュ》&《リバウンドバッシュ》!

ついでにファストブランドで装甲も無視してやるっ!

騎馬兵A「ふっ、我らの鎧はそこらの装甲と同じではない!!」

騎馬兵B「特殊装甲を搭載した我らの装甲は、龍の鱗にも…」

騎馬兵C「…弟者、あの剣は何d(どこーん)」

 

SE:装甲無視で90点って何ですかアッーーー!?(どかーん)

 

フィーア:あちゃー、出目悪い。

GM:…いやまあ、それでHPの6割持っていかれましたがw

 

SE:(本日二度目の)馬鹿なぁぁぁぁぁ!?

 

カタリナ:では【行動値】3で、とりあえず《ヒール》でも…

GM:(ちょいちょい)You、装備してる紫水晶の剣」+《レストレイション》だけで、15点自動回復

するんだけど。放って置いても。

 

鉄拳漢女フォレスタでおなじみ、自己再生する城壁(強化型)である。

 

カタリナ:あー、じゃあちょっと趣向を変えて、自分に《グレイスフォース》+《ホーリーアーマー》

(ころころ)成功で、物理防御力70に。

 

ちなみに、騎馬兵の《ラッシュ》は[60+2D6]点のダメージを与える。

 

カタリナ:「じゃあお茶でも飲んでましょうか(ごそっと)」

竜「(姐さん、もーちっと緊張感をだな!?)」

フィーア:(間違いない、これはフォレスタ)

カタリナ:眼前で茶を飲まれる騎馬兵s。正に屈辱w

フィーア:「さぁ、次のフルボッコタイムはまだか?」(ひゅんひゅん)

騎馬兵トリオ「「「…おのれ、壁女!?」」」

 

SE:ぴきっ

 

フィーア:「……殺 す」(身体の一部が「壁(つるんぺたん)」女)

カタリナ:「……(あらー……)」

竜「(断崖絶壁でしたか。はぁ)」

フィーア:「……そこの竜もおぼえとけよ」

 

で、騎馬兵sの突撃が効を奏すことは無く。

激怒に燃えるフィーア爆殺剣(何)によって、哀れ消し飛ぶ三体であった(南無)

 

騎馬兵s「「「愛ゆえに死すッ!!」」」(意味不明)

フィーア:「……血桜になりな。」(納剣)

GM:あーあw

カタリナ:「哀に満ちた方達でしたねー(お茶片付け)」

竜「(……8割がた姐さんのせいだぜそれ)」

GM:では、さくさく進むかw

 

 

タイル1-2 唸れ、コーラサワー必殺剣

 

GM:では、ネクストたいるー(めくり)ハートのJと。

カタリナ:ToLoveるですね?

フィーア:ハートフルっ!

GM:…「らんだむあたっく」w

フィーア:みぎゅっ!?

 

「ランダムアタック」

山札から二枚引き、大きいほうの数字でスペード(戦闘)イベントを起こす。

 

GM:えーと、ダイヤの2と10…10のほうでスペードイベント、と。

カタリナ:何でよりによって、ここでダイヤばっかりw

フィーア:GMのプライズを潰したいという怨念がw

 

失礼な(笑)

 

GM:…お、何か部屋が明るいですよ?

SE:きらきらきらきら……

フィーア:ウィル・O?

カタリナ:いや、これはアレだ。コーラサワーだ。

紳士っぽい人「ぬはぁぁぁぁぁっ!?」(ごろごろごろごろ)

カタリナ:……やっぱりw

フィーア:「……?!」(びっくぅ)

紳士っぽい人「またか、またなのかあの黄色いのは!?」(あんぎゃー)

カタリナ:「あら。大変そうですね(ごそ)」

竜「(待って姐さん! それ聖水だから! かけたら死んじゃうから!?)」

フィーア:「黄色… アレか?」

紳士っぽい人「…(はっ)誰だ、お前たちは!」

フィーア:「いや、お前がダレだよ……」

カタリナ:「(こほん) エカテリーナ=ショコラ=スクヴォルツォフと申します。

カタリナって呼んで下さいね(にこ)」

紳士っぽい人「ヴァンパイアロードのアモーレと言えば、東方に名高いだろうに…最近の子供は

(ぶつぶつ)」

フィーア:「残念ながら西方出身だ」(ずびし)

カタリナ:「……(はて)はぁ……わたし、北方から降りてきたばかりなのでよく知らないのです」

紳士っぽい人「(がく)」

 

無駄に国際色(違)豊かだったようです、この二人。

 

紳士っぽい人「ともかく(ばさぁっ)。今、ワタシは激しく機嫌が悪いッ!!

どのくらい機嫌が悪いかというと、とりあえず眷属召喚して人間をいぢめたいくらいだっ!!」

カタリナ:「ダメですよ? 溜息をついた分だけ幸せは逃げてしまうものです」

竜「(姐さん、微妙に使うところ間違ってるから!?)」

フィーア:「でも、黄色に復讐する元気はないのな。」

紳士っぽい人「切っても突いても次のフロアで元気に茶飲んでるアレは、もう相手したくないわい

(憤然)」

 

というか、アレは殺しても死にそうに無い。ギャグ的意味で。

 

フィーア:「…ヴァンパイアロードってのは、死ぬのか?」

カタリナ:「ほら、これをお飲みになって元気を出してくださいな」(スポーツドリンクっぽいボトルを

差し出してみる)

竜「(をぅ、姐さんそれはさっきの!?)」

紳士っぽい人「死ぬわい、妖魔を何だと思っている…お、これはありがたい。喉が渇いていた処

(ぶーーーーーっ)」

フィーア:「……」(こいつ実は腹黒いぞっ?!)

カタリナ:「はい。神殿印の聖別済聖水です♪ ご利益ありますよ?」

竜「(ひでえ!?)」

カタリナ:天然ですよ?

フィーア:腹黒にしか見えません。

 

心中真っ黒に見えますが、GMにも(汗)

 

紳士っぽい人「(ただ今じたばたしております。とりあえず殴らないで憐れんであげて下さい)」

フィーア:だ が 断   ……やめとこう、うん。

カタリナ:「お口に合わなかったんでしょうか……(おろおろ⇒とりあえず《ヒール》かけてみる

 ⇒更に苦しんでおろおろ)」

竜「(姐さんやめてあげて!? もう止めてあげて!?)」

紳士っぽくない人「……そこに直レ。刻み殺してくれるわっ!!」(きしゃーー)

 

怒らせてしまったようです。

いや、当たり前だが。

 

GM:では、戦闘ですが、この部屋では君らの判定は全て+1Dされます。

カタリナ:…確か装甲無視持ってますよね、このヘタレ。

GM:ええ、見た目と態度はアレですが、高レベルエネミーです。

 

見た目と態度をアレにしたのは、当のGMである。念のため。

 

GM:こちらは【行動値】38、どぞ。

カタリナ:…弱ったなー。割と天敵だし、ドレインまでしてくるし。

フィーア:どぞと言われても…あ、眷属も居るのん?

GM:いや、さっきの聖水でブチキれて、召喚し忘れてますw

カタリナ:ををぅw

 

戦力バランスを鑑みて、本当は適当な魔族の2,3匹でも呼んでやろうかと思ってました。

 

フィーア:…ともかく、全力で行くしか無いな。

GM:うむ、存外洒落にならん相手なんで。

カタリナ:確か魔族系でしたよな?

GM:うむ。妖魔だが、まあ大差あるまいw

カタリナ:唸れ、《えくそしーずーむー》!

 

パラディンのスキル《エクソシズム》は、妖魔・魔族・アンデッドに対してダメージを激増させる

強スキルである。つまり、聖戦士の本領発揮。

 

GM:(んー)まあ、少し真面目にやるか(こきこき)こっちは待機します。

カタリナ:マイナー潰しですかw!?

GM:まあ、逃げ隠れしてもいいけど。先にどうぞw

フィーア:距離は10mで?

GM:うむ。

 

待ち受けるヴァンパイアロードに対し、しばし一行思案。

 

カタリナ:んじゃちとこちらに妙案あり。そこなウォーロード、待機してくれれば《ホーリーウェポン》を

飛ばすが。

フィーア:おk、待機するb

 

そして発動するカタリナの《グレイスフォース》+《ホーリーウェポン》。

そして、ほくそ笑む根性悪が一人。

 

GM:いえす、Youは策に嵌った。

カタリナ: ぇ?

フィーア:おや…罠か(汗)

GM:いやいや、簡単なお話。まず、ターン最後にこっちが動く。

では次のターン、最初に動くのは?

フィーア:…おぉ!?

カタリナ:……二連で殴りつけですと?(汗)

GM:《ドレインパワー》持ちで装甲無視、カバーしないと不味いがカバーすると痛いぜw

 

性格の悪いGMである。

…まあ、これだけ頑丈なPCなら、少しはヒヤッとしてもらおうってことで。

 

カタリナ:(ころころ)《ホーリーウェポン》発動、次からダメージ+21で。

フィーア:うーい。ではマイナーでてけてけ接敵、メジャーで…《バッシュ》往くぞー!

 

SE:(ごろごろごろ)25! (ごろごろごろ)24。

 

フィーア:あぶなっ!?

GM:んん、惜しいなw

 

そしてまたほくそ笑むGM。

 

フィーア:ん? ファストブランドの効果宣言って判定前…しまった、またかっ?!

GM:いえーす。…惜しいなw

 

フィーアの一撃はかなりの物理ダメージを与えるも、29Lvエネミーにとっては、まだまだ

致命傷にはほど遠い。

 

カタリナ:……これは、ヤバイ。

フィーア:…ガチ全力もーど、かねぇ(汗)

ヴァンパイアロード「…ほう、傷を付けたか。倍にして返してやろうッ!!」 

《ドレインパワー》5、フィーアへ。

フィーア:(いぬみみもーど!!)

 

現実逃避してみたそうです。

 

GM:喰らえッ!(ごろごろ…4Dが6・6・6・2)クリティカル。

カタリナ:ぶっ!?

GM:…あ、これは殺る気だなw

 

当たれば痛撃必至のこの一撃に対して、フィーアの選んだ手とは…

 

フィーア:むぅ…《すとらいくばっく》ッ!!

GM:む。殴り返す気か、このクリティカル。

カタリナ:部屋の効果で1D多く振れるとはいえ、ここでか!?

フィーア:…フェイト2点使用!

 

SE:(ごろごろごろ)クリティカル!

 

GM:流石、こうでなくてはw

カタリナ:うお、クリティカル同士…と言う事は、リアクション成功か。

 

この状況でなお逆襲に転じる戦闘感覚、さすがウォーロードと言うべきか。

 

GM:では、お互いダメージ…しかし。また、忘れてるぞ?

フィーア:…迂闊っ、これにも乗るのか装甲無視!?

カタリナ:アッ―!?

GM:こちらはダメージロールに《刃の煌き》、装甲を突破しますぜ(ころころ)91点。

 

まごう事なき痛撃、しかしカタリナの《カバーリング》も《プロテクション》も不要と告げた

フィーアの奥の手とは…

 

フィーア:反撃に加えて、喰らった分を《ソウルバスター》!

カタリナ:ぶっ!?

GM:お互いざっくり切って…ここで切り札切ってきたか!

 

《ストライクバック》に加え、装甲を無視した攻撃への《ソウルバスター》。

《ドレインパワー》によるHP吸収効果で辛うじて、この二重ダメージを凌ぐヴァンパイアロード

だが…そのHPは既に瀕死の域だった。

 

ヴァンパイアロード「…抜かったか。人間と侮るべきではなかったッ!!」

 

カタリナ:では次ターン…

GM:では、恐らくラストになる攻撃を。

ヴァンパイアロード「名前を聞いておこう、子供ッ!」(ごろごろ)23!

フィーア:「フィーア=ミックハイル。世界を支配するべく生まれたミックハイル家5姉妹が4女さっ!」

もちろん《ストライクバック》宣言、閃けファストブランド(ごろごろ)24!

GM:…本当にいい勝負するなぁ、今回。

カタリナ:おk、では《カバームーブ》でフィーアを庇います。

 

SE:《刃の煌き》、装甲無視89点!

SE:ファストブランド、装甲無視80点!

 

カタリナ:「はーい、辛そうなのでちょっぴりおねーさんが助太刀ですよー」

竜「(ズサーッ)」

フィーア:「おっと、助かる!」

カタリナ:うぃ、《プロテクション》を(ころころ)16ガードで60点通す。まだまだ。

 

SE:ヴァンパイアロードは胴を逆袈裟に斬られて、崩れ落ちた!

 

カタリナ:「あらあら。お疲れ様でした」

フィーア:「…ストレス解消は済んだか?」(ぜぇ)

ヴァンパイアロード「ふん… 生きる未練までも消えたわ」(崩壊)

 

レベル差16にも及ぶ二者だったが、その戦闘はほんの2ラウンドの間に全力で死合う、

切迫した好勝負と成ったのだった。

 

フィーア:しかし16レベル差か、ヴァンパイアロードとフィーアw

GM:ブレッシング効果有りとは言え…なんともはやw

カタリナ:…現在のDLが、キャラクターレベルに対して既に間違ってますからなw

フィーア:(ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサ…)

GM:では、亡骸は漁ったことにして、先へw

 

 

タイル1-3 …警報自重

 

GM:(めくり)ハートの7…  ぅぇぃ!?

カタリナ:……え、またアッー!?

GM:(こくこく)

フィーア:ハートフルなダンジョンですNE(汗)

カタリナ:ま た 2 7 www どんだけ27好きなんですかGMw

GM:カードに言ってください、それは。俺はスペードのほうが好きですw

 

はい。賢明な読者諸氏には、もう何が起きたかお判りでしょう。

 

GM:では…まあもう定番となりつつあるDL上昇「地獄開始」、どぞ。

カタリナ:…じゃ今度はこっちが振ってみるかなあ(ころころ)3。セフセフ。

フィーア:DL23…(涙目)

GM:DL23…何か、ヤバいモノの足音聞こえてきそうだなぁ…(汗)

 

SE:まおーん、まおーん まおーん(足音、らしい)

 

カタリナ:「あら。可愛らしい木霊が」

竜「(ちょっと待て。何処がかわいいんだ!?)」

てか、今三枚目だから、次が確実にエースというのが絶望的w

GM:では、そのAをめくってみますか。

 

 

タイル1-4 毒にも薬にもならないかもしれない

 

GM:(めくりっ)ダイヤのA。

フィーア:おっと。

カタリナ:よっしゃ、ぷらいずー!!

銀髪「やぁ」ノ

カタリナ:「こんにちわ(笑顔)」ノ

フィーア:「また会ったな」 ノシ

 

SE:たどり着いたそこは、何故か研究室のような場所だった

 

銀髪「ちょっと散らかってるけど、まあ何か見つけたら持っていっていいよ。階段そこだし」

フィーア:「……いいのか?」

銀髪「まあ、置いてあるってことは見つけたもの勝ちだしね」

GM:【感知】か【知力】で振って、15出れば何か出ます。

カタリナ:【知力】か……苦手なんだよなー(ころころ)10w

カタリナ:「……何も見つかりませんね……(悲)」

竜「(まぁ、そんな日もあらぁね)」

フィーア:フェイト1使ってみよう(ころころ)…16.

GM:お、出たか。

カタリナ:ないすぷれー

 

ガラクタの山から掘り出されたのは、EXMPポーションが三本。

…貴重な回復薬をこんな風に埋めておくあたり、ヌシの性格が知れる(何)

 

銀髪「ああ、そーだ。これはサービスで」(ぽい)

 

SE:謎のビン飲料を手に入れた

 

カタリナ:「あら(ぽん、と受け取り) ……緑色のねっとりした液体が……(透かし見)」

GM:(のんのん)見る角度によって蒼かったり黒かったりまおーんだったりする色です(マテ)

フィーア:…アイテム鑑定?

GM:うむ、飲み物っぽいのは確かだが、信用できないしなw

SE:ねっとりしていってね!?(ころころ)11。

フィーア:じゃあ素でやってみるか(ころころ)9、ダメだわ。

 

正体不明のドリンコ。さて、呑むのは怖いが棄てるには惜しい…

 

フィーア:投げつけるか、敵に。

カタリナ:微妙に回復しそうでヤじゃない?w

フィーア:「とりあえず、ありがとな。」(銀色に手を振り)

 

SE:振り向くと…もう銀髪は影も形もなかった!

 

カタリナ:「(振り向くと) あら、もう消えて」

GM:ちなみに、液体からは刺激臭がします(ぇ)

カタリナ:ヲイw

フィーア:結論:持っておいて売るか。

 

ソレが賢明である。

 

カタリナ:では次階。DL24へ。

GM:うい、ではオープンザ一枚目

 

 

タイル2-1 階段を下りると、そこは…筒先だった

 

GM:…あ、クラブの3

フィーア:ふい(安堵)

まおー「やあ」(じゃじゃじゃじゃーん)

 

SE:何故か銀髪のアレは、手に長さ1m強・前後に穴の開いた筒状の物体を抱えている!!

 

カタリナ:「あら、また会いましたね」ノ

フィーア:「なぁ、これって結局なんなんだ?」(謎のビン取り出し)

まおー「飲んでみてのお楽しみってことでb」(かちっ)

 

SE:銀髪のアレは、笑顔で筒状の物体の下部に付いた引き金を弄ってみる

 

カタリナ:

フィーア:その筒って ま さ か…?

 

SE:カッ!!

SE:うぉっ、まぶし!?

 

GM:…目の前が閃光につつまれた後、君たちは一瞬意識を喪った。そして気が付くと、何故かHPとMPが全快していた。

カタリナ:うほw

フィーア:「気絶付き回復機能…ってどうなんだ?」

カタリナ:イベントはともかく、これはありがたいw

「……どうなんでしょうね(はて)」

竜「(次いくか(溜息)」

フィーア:「うっし、なぜか元気がみなぎるぜ」

…だんだん謎のビンの中身を飲んでみたくなってきた。戦闘中に飲むかw

カタリナ:いきなり倒れるなよ、主火力w

フィーア:HAHAHAw

GM:では、次逝きますかw

 

 

タイル2-2 彷徨う銀髪(嘘)

 

GM:…ハートの、Aw

フィーア:まさにハートフル。

カタリナ:…イベントNo39とな?

GM:うむ。何故かまた、部屋には銀髪のまおーが居た。

フィーア:ぎゃあっ!?

カタリナ:なんという自重すべきまおー!?w

銀髪「をや?  …しまった、出口を間違えた」

カタリナ:「……三部屋連続ですかー(さすがにちょっと汗)」

竜「(姐さん。遅ぇよ)」

銀髪「いやいや、通りすがっただけだからお構いなくー」

フィーア:「いやそもそも出口ってなんだ」(滝汗)

銀髪「そこ」

 

SE:銀髪は無造作に、そこらの空間を蹴破って去っていった!

 

GM:で、去った後に何か落ちている気がする。

カタリナ:「……不思議なものっているものですねー」

竜「(それで済ましていいものなのか?)」

フィーア:「…(そっちをじーっと)」

GM:どうやら、拳ほどの大きさの糸珠のような。

フィーア:「…蜘蛛の糸?」

 

名称:アラクネの繭玉

Lv:5

種別:道具  重量:1 鑑定値:21 

売価:5000

解説:ダメージロールで使用を宣言する事で[範囲(選択)]に対するダメージを[5D6+10]点

軽減する事ができる。

このアイテムは使い捨てである。

「小さき蟲の王」アラクネの力を込めた小さな宝珠。念じる事で解けて無数の糸に変わり、

あらゆる攻撃を遮り、緩和する。

 

カタリナ:「アリアドネの糸、ですね……」

竜「ねえさん、天然ボケっ!」

GM:それなら帰れたんだけどねw

 

種を明かすと、本当は「イベント:暁の少女」で全回復するはずだったのである。

先に出番をとられてしまった暁の少女が、草葉の陰で泣いています(ぇ

 

カタリナ:あーw

フィーア:なるほど。

GM:しかし、全快してるしアルェ?ってことで。

フィーア:「んじゃ…次、か?」

カタリナ:「次ですねー」

GM:DL25…ますますHELLなw

 

 

タイル3-1 でっどりー☆どらいぶ

 

GM:(めくり)ハートの10、と

カタリナ:現在第三階層、DL25

 

イベントチャートを読んだGM,おもむろにぱたむとルルブを閉じて。

 

GM:…ニゲテーーーーーッ!?(悲鳴)

フィーア:げ?

GM:35:地獄開始U

カタリナ:アッー!?

フィーア:ぶwwwww

GM:(えーっと…)DL、30になりました。

 

「地獄開始U」

ダンジョンレベルを+5する、警報マークU.コレが出現するダンジョンレベルでは、

既に上限値である30Lvまで一気に達してしまう事もしばしば…今回のように(死)

 

カタリナ:……固定値上昇なだけマシなのか。とうとうDLが限界値に…w

GM:コレ以上上がりようが無いとは言え…どんだけ(汗

フィーア:せんせー、もう明らかに13レベルPCで対応できるレベルじゃないと思うのですがっ!?

カタリナ:…ああ、こっちは一応15で組んであるが(トオイメ)

 

既に2Lv上でも下でも焼け石に水、ケテルにウォータースピア(何)

 

GM:…サービスの一環で、鑑定しなくても明かしておくか。例のポーション(汗)

フィーア:…進むならば(滝汗)

GM:それ、まおー謹製「運命ドリンコ」

フィーア:…フェイト関係?

 

名称:運命ドリンコ

Lv:10

種別:道具(ポーション)  重量:1 鑑定値:24 

売価:20000

解説:メジャーアクションで使用することで、使用者の「フェイト」を1D6点回復させる。上限を

超えて回復はせず、またこのアイテムで回復したフェイトは経験点に参入しない。

また、使用することで10点の[MPダメージ]を受ける。

このアイテムは使い捨てである。

 

何者かが液体へ精霊王アリアンロッドの力を凝集したと言われる、虹色に輝く途方も無く

不味いポーション。脳天を貫く不快感とともに、運命に抗う力を取り戻させるという。

 

カタリナ:び、微妙だwwww

フィーア:まおーらしいといえばまおーらしい。

 

さて、しばし現状の自分たちのステータスを確かめて、とりあえず目立つダメージは無い事を

確認した一行は…

 

フィーア:…一応1フロアのぞく?

カタリナ:…ソウダネ。

 

 

タイル3-2 黄色い乾物(一歩手前)

 

GM:(めくり)ハートのK

カタリナ:ちょwwww

フィーア:43?

GM:…おやぁ、これはこれは(笑顔)

カタリナ:(ガクガクブルブル)

フィーア:…「こんとろーるせんたー」だったら涙目デスが。

黄色いの「……み、水をくれ…酒でもいいし、黄金の蜂蜜酒だとハッピー…」

カタリナ:「……あらあら」

フィーア:「……」(汗)

 

黄色い何かが、干からびかけて助けを求めるの図。

ちょっと、シュールです。

 

黄色いの「み…ず…… でも海水は勘弁…」(がくがく)

フィーア:「…しかたない。」(きゅぽ、とハイHPポーションとりだし)

カタリナ:「……(ごそごそ)とりあえずお茶でも」

フィーア:では、くぃっとのんで口移しに(ぉ)

カタリナ:フィエルを仰向けに⇒ペットボトルの口を開けて口に逆さまに押し込んでみる。

 

良い子は絶対に真似してはいけません。

 

黄色いの「誰だか知らないけど、感謝の至ごばごぼごばごぼ」

カタリナ:www

 

SE:しかし、黄色いのは2Lを呑み尽くした!!

 

カタリナ:「……あぅ、一本目がなくなってしまいました……」

竜「(何本も積まないで頂きたい!?)」

GM:黄色いの「をを、誰だか知らないけど感謝ッ!!助かった!!」(わほーい)

カタリナ:…バランス的にシルフ相当で仲間入りしても驚きはしないものの…よもや味方参入

イベントかな?

黄色いの「いやー、ダンジョンに悪戯して空間回廊開けてたら、管理者に見つかっちゃってね?」

フィーア:(まおーか? まおーなのかっ?!)

黄色いの「《脱水》でしおしおのぱーにされちゃって(てへ)」

 

SE:あっと言う間に、乾燥フィエル一歩手前♪

 

カタリナ:「……水棲生物っぽいですものねー」

竜「(どこがっ!?)」

フィーア:「……まぁいいか。」

黄色いの「まあ、ともかく。干物になる間際を助けてもらったんだし、何かお礼くらいはしないと

(ごそごそ)」

GM:ちと、6D10振ってくれるかね。

カタリナ:ふむ、では3Dずついってみますか(ころころ)11

フィーア:おk(ころころ)8

黄色いの「じゃ、これあげるわ」(どっこいしょ)

 

SE:謎の本を手渡された!

 

カタリナ:(ををぅ!?)

GM:セットアップフェイズで使用すると、任意の19Lvまでのエネミーを一匹召喚して、PC扱いで

行使できます。召喚はシーン中は有効、まあ使用回数が「シナリオ一回」なのは推して図るべし。

カタリナ:本物の召喚術書ですと!?それは、凄まじい……

GM:そりゃ、この黄色いのって正体が正体ですから

フィーア:よし、もう帰ろうか(ぇ

カタリナ:言うなればセラエノ断章・エリンディル語訳本か…(汗)

GM:ちなみに、恐らく値段は付きませんので。

フィーア:価値膨大だろうしなぁ…(汗)

 

名称:????(セラエノ断章・エリンディル語訳本)

Lv:10

種別:道具(書物)  重量:5 鑑定値:30 

売価:売却不可能

解説:セットアップで使用を宣言しフェイトを2点使用する事で、使用者と同一エンゲージへ

19Lv以下の任意のエネミーを1体出現させ、PCの使用するキャラクターとして扱う事が

出来る。召喚したエネミーはシーン中存在し、召喚者の命令に絶対的に従う。

このアイテムはシナリオ中1回のみ使用可能である。

解説:異界からもたらされた真の意味での召喚術の魔術書。オリジナルには及ばないものの

運命を対価に数多の存在を召還する事ができるという…。

 

 

フィーア:GMは背景で、一体何のイベント引いたのだろうか…

 

本来はポーションとかがもらえる「ライバルの末路」なイベントでしたが、ダンジョンレベルと

現状を考慮して魔改造。上手く悪用してくれる事でしょう(マテ)

 

SE:黄色いのは手を振りながら、壁に解けて消えていった!

カタリナ:「凄いものもらっちゃいましたねー……」

フィーア:「……なんか知的人外モドキがいっぱいだな、ココ」

GM:…さて、進むなら俺は止めないw

フィーア:さて、帰るか進むか。

カタリナ:……難しい選択だw

GM:この状況、下手すると一攫千金と即死の天秤だしなw

 

ダイヤのAだと、起こるのは全ての冒険者垂涎の「黄金の間」のイベント。

掻き込めるだけの黄金を持ち出せるという、正にエルドラドなイベントなのです。

 

カタリナ:第三階層だから踏破はまだ先だしねぇ…。

GM:参考までに14Fスタートなんで、ここは16階な。

カタリナ:15Fから帰るかw

フィーア:帰ろうかw

GM:では、15Fを再構成するのでしばしお待ちをw

カタリナ:はぐぁ!?

フィーア:みぎゅっ!?

 

行きは災難・帰りも地獄。

酷いダンジョンも在ったものである。

 

GM:カードを一階層リ・シャッフルして、Aが出たところが出口扱いになります。

カタリナ:……先生、DLは下げてもらえますよね?w

GM:…では、サービスして  29にしますか(笑顔)

カタリナ:いえ、地獄開始前にwww!?

フィーア:ならんだろうなぁ…(汗)いや、もう30でいいから帰ろう、うん。

カタリナ:帰りましょうw

GM:では、帰り道の一枚目を開けますかね。

 

 

タイル4-1 帰りのいーっぽ

 

GM:…ジャぁーック(笑顔)…クラブの。

フィーア:ふいー。

カタリナ:あー、回復はもうしてるので、素通りを

GM:まあ、全快してるし次へ。

 

 

タイル4-2 その眠る者に触るな

 

GM:(めくり)ハートの4。

フィーア:34…あれ、デジャヴュが?

 

そしてまた、おもむろにルルブを閉じるGM。

 

GM:… ニゲテニゲテニゲテニゲテーーーーーッ!?

 

発生、「スニークアタックU」。

通常より強力なエネミーが、しかも不意打ちしてくるというイベントである。

 

フィーア:ぎゃあっ!?

GM:…そして、よりによって引いたカードがダイヤのKの件。(えーと)…イベントナンバー、DL30+13+6で…49?

 

前人未到の領域かもしれません、この数字。

 

カタリナ:さて、召喚書使うか(清々しい笑顔で)

GM:…あ、既にチャートの欄中に無い!?

 

上級ルールブックに掲載のスペード(戦闘)イベントは、最大で45番までなのです。

 

カタリナ:どんだけ極限値ですか此処!?w

フィーア:死の極限www

GM:まあ、チャート自体が塊怨樹が普通に出る程度には極限ですし(真顔)

カタリナ:じゃあ…さしあたり最大で…45デスか?(汗)

フィーア:15Fまで来たから、何とか耐えて転送石で離脱できるかねぇ…(汗)

 

ぱらぱらとルルブをめくりつつ、GM一言。

 

GM:45番 …君たちは、アースドラゴンと遭遇したいと?

カタリナ:ぶーーっ!?

フィーア:… はい?1体…デスヨネ?

 

「アースドラゴン」

鉄壁の防御力と、熟練のナイトすら細切れにしかねない恐るべき攻撃力を併せ持つ、

上級ドラゴン。これまでも何度か出てきたことは在ったが、このまおーの逆塔を通して、

一度もマトモに挑まれた事も、撃破された事も無い大怪獣。

その恐ろしさは、既に伝説とか。

 

GM:まあ、それが賢明では有るんだが。これ、逃げれるし。

カタリナ:あ、逃げれるなら即決脱兎!(びゅん)

 

SE:ZZZZ ZZZZ ZZZZ ZZZZ・・・・

 

フィーア:60倍速脱兎ー?!(びゅびゅん)

GM:激震のようないびきを背景に、君たちは逃げ出したッ!!

カタリナ:「……(素通りですね(ひそひそ)」

竜「(静穏運転且つ全速力で脱兎しまーす!?)」

GM:…いやはや、心臓に悪いわ。GMにも。

フィーア:「ここって、15階のはず…だよな…?」(脱兎しつつ)

GM:次ぎ、早くA来るよう祈っておこうか(汗)

カタリナ:(マジ祈)

 

 

タイル4-3 道化師の哄笑、魔獣の声

 

GM:……(めくり→ためつすがめつ→天を仰ぎ)   ごめん。

フィーア:げ…?

GM:JOKERより悪いわ、定番その3。

カタリナ:え、ちょ…

フィーア:コ、コントロール?

 

嘘であると言って欲しかったのだろう。

冗談だ、とAやクラブを見せるべきだったのだろう。

…だが、GMは静かにこう告げるだけだった。

 

GM:…(通夜のような沈痛な表情で)三枚山札から引きますので、少しお待ちを。

フィーア:ぎゃああああああああああああ?!

カタリナ:ひぎぃぃぃぃぃぃぃっ!?

 

やっぱ呪われてますか、そうですか。

 

GM:はい、上から順に。

一枚目、スペードの10

二枚目、スペードのQ

三枚目、カラミティ・ノッワール!!

カタリナ:最後wwwww

 

名作TRPG「テラ・ザ・ガンスリンガー」だと、黒い方のジョーカーは『カラミティ・ノワール』と

呼ぶのです。ちなみに赤い方は『カラミティ・ルージュ』。

 

フィーア:この敵集団の一撃ずつって…耐えられるかなぁ(滝汗)

GM:…ちとGMとしてアレなんだが、提案。この三枚引きなおしていい?

フィーア:(オネガイシマス)

カタリナ:(うんうん)

 

そして、三枚のカードを破棄して山札をシャッフル。

慎重に引き出した、その新たなる三枚は…

 

GM:…  ヤッテラレルカ!?(滝汗)

カタリナ:え。マタ、ナニカ?(ガクガク)

 

GMは、引いた三枚を静かに晒した。

一枚目、クラブの2。

二枚目、スペードの9。

三枚目… カラミティ・ルージュ。

 

GM:(笑顔)

カタリナ:ジョーカー自重しろwwwwwww

フィーア:最悪、突っ込んだフィーア捨てて脱兎という手も…っ!?

カタリナ:…いっそ召喚書使ってエネミー呼び出して、ボコられてる間に脱兎するというのは

どうだろう。とゆーか、《カリキュレイト》も《コンバットセンス》も無いから、即テレポが出来ないぞ

今回の構成(汗)

GM:(イベントチャート辿りつつ)

32:影からあらわれし

39:バトルマニア

Joker:1D10で出現確定ロール。

 

GM:カナードのところは空白にしておくので、ネームドは6・9・10はナシ。1D10、どぞ。

カタリナ:(引きつりつつ)……こっちが、振ってみる?

フィーア:おねがいしまーす(汗)

カタリナ:(ころころ)…2. フェイトで振り直し(ころころ)…2.

フィーア:…AHA♪

カタリナ:orz

 

さて、では出現するエネミーを列挙してみよう。

 

・強化フォモールリーダー(Lv30)

  カタリナ=シャドウ(Lv15)

  フィーア=シャドウ(Lv13)

  鵺-(40Lv)

   

GM注:ヌエのオッサンはこっそり回避ダイスを一個減らした「鵺-(マイナー)」でお送り

します。あんまりな状況に対する、GMの手心というヤツです。

 

カタリナ:…このネームドのとっつぁん、ホントどーしてくれますかね(汗)

GM:【行動値】57で、判定のダイスを任意に1にする能力を五回使えるとか。

フィーア:EGでそんなに強化されてんのか…(汗)

GM:HPもずいっと上がってるし、少々分が悪い…というか、狙われたらキツいかも。

カタリナ:……五回連発で使えるとなるとかなりきついですよな

 

さて、困った一行は、残りリソースと敵を見比べて相談タイム。

誰かを《援軍》で呼んで時間を稼ぐ、あるいはいっそ叩き伏せるなどなど…。

 

カタリナ:…最適解は協力して《援軍》で、オレンジ召喚かなぁ…

GM:(ちょい)ヌエって、相手の回避ダイスを2D削減するセットアップ技が有るって、覚えてる?

フィーア:そう言えば!?

カタリナ:…しまった、天敵だった。しかもシーン攻撃持ってますしなあ…(うーむ)

 

などなど。

 

GM:…そんなに突破難しいかなぁ。

フィーア:えーと、HPって鵺はいくつ有ったっけか?

カタリナ:400とか500は有ったような…?

GM:…鵺のHPなら、700っすよ?

フィーア:…それ突破無理。何ともできなくない?

カタリナ:カナード戦張りの総力戦やらせる気ですか、あーたw

GM:…いや、むしろ何を悩むのかな、と思いつつ(真顔)

 

リソースとギルドメンバーと敵の構成をざっと流しつつ、GM。

 

GM:ヤーナ・ハーラ(13Lv)呼んで、フォレスタ呼んで、あとは繭玉と《蘇生》と《プロテクション》で

十分過ぎるくらい耐えうるが。

カタリナ:……その手が在ったか!?

フィーア:空気だったようです(涙目)

カタリナ:アレ実戦積んでないから、すっかり脳の外側にw

 

「ヤーナ・ハーラ」

以前一度だけ参加した事のある、地系の魔術のスペシャリストなソーサラー。対象を転倒させ、

地面に貼り付けて容易には起き上がれなくする《デモンズウェブ》など、高い魔法火力と地味に

凶悪なスキル構成を誇る。

でも、目立たない。

 

GM:…あれ「理知の宝玉」で【行動値】24くらいで動くんだぞ、普通に。

カタリナ:早!?

GM:で、先手の《デモンズウェブ》で足止めできるし。

カタリナ:……んじゃ、二人して呼びつけるか

フィーア:……ですな。

 

進路に一縷の灯明が見えたようです。

そして出現した援軍。

地味空気影薄いと三拍子揃ったソーサラー、ヤーナ・ハーラ。

硬いしぶといがめついと揃えてしまった漢女パラ、フォレスタ。

逆襲の時は、今(何)

 

ヤーナ・ハーラ「Say-1に呼ばれた夢を見た!」

フォレスタ「…おや、またヌエ」

カタリナ:「……あら、聖騎士仲間」ノ

フォレスタ「やあ聖騎士仲間」ノ

 

GM:…で、だな。ヤーナ・ハーラの得意技って、覚えてる?

カタリナ:いえ、全く(笑顔)

GM:《サモン・アラクネ》5と、《デモンズウェブ》。

フィーア:うお、何気に!?

カタリナ:あと、こっち《ワイドプロテクション》あるのでMP気にしなければ何発でもいけるb

GM:フォレスタも以下同文b

 

That‘s The Decisive Battle…

OPEN COMBAT!!

ENEMY:鵺-(40Lv)×1 フォモールリーダーEX(30Lv)×1

カタリナ影(15Lv)×1 フィーア影(13Lv)×1

 

GM:さて、順に動かすか。

カタリナ:うぃーす。

 

セットアップフェイズの行動は以下のとおり。

まず《陣形》宣言。PCが敵エンゲージから一斉に20mまで距離を開ける。

鵺が《妖風暴嵐》でPC全員の回避ダイスを-2D。

ヤーナ=ハーラが「理知の宝玉」で【行動値】を24までアップ。

セットアップが終わった時点で、【行動値】40の鵺が動くのだが…

 

GM:…(鵺のデータ見つつ)これ、逃げる意味在るんだろうかと思いつつ。

フィーア:ああ、シーン攻撃持ってるんだよな、鵺。

カタリナ:耐え切れば後はぐしゃっといく。大丈夫。

GM:いや確かにシーン攻撃なんだが…呆れた意味が違うんだ。12D6程度のダメージで、

一体何をしようと言うのかと。

カタリナ:wwww

 

12D6、期待値で42点。

魔法ダメージで42点程度ならば、特に防御手段を講じなくとも、このレベル帯ならかすり傷の

ようなものである。

 

GM:カナードの《天使核暴走》は50D6でしたよ?

 

いや、それは比べる所違う(ツッコミ)

 

カタリナ:とゆーか、それはむしろ攻撃まで鬼畜じゃあまりにもキツイと考慮が在ったのではw

フィーア:巨大なシーン攻撃は、それだけで死ねるしなぁ…

 

まあ、それにしたって白兵攻撃(単体)でも、ダメージは70+2D程度なのですけど。

 

カタリナ:カタリナさんでも近寄って殴れる程度の火力ですな、確かにw

GM:でもまあ、とりあえず鵺様から雷の雨とか降らせて見ますか。

 

シーンへの魔法攻撃《轟雷召喚》などぶっ放してみる鵺様。

5D+16という驚異的な命中の前になすすべも無く直撃される一行だが…

 

SE:どんがらぴっしゃん

フィーア:回避不能。まず間違いなく。

カタリナ:とりあえずフィーアをカバー

GM:フォレスタのほうは、ヤーナ・ハーラをカバー。

カタリナ:「神殿式飛翔防壁(人)−」

フィーア:「壁ー」(実はカタリナをかついでいるだけ)

フォレスタ「神殿式横っ飛び移動壁ー」(きーん)

 

SE:(ごろごろ)光属性の魔法ダメージで38点!

 

GM:…痒w

カタリナ:……弾いた感がw

 

全然、効いてないようです(チーン)

 

GM:で、ヤーナ=ハーラ …多少はクレバーに逝きますか。《マジックブラスト》《アースブレッド》。

 

範囲全員を巻き込む魔法攻撃に対し、鵺の《呪いの声》が飛んでダイス目を一つ1に。

しかし、それを待ってフェイトでの振り直しを入れて、鵺以外の全員にHitさせる。

 

カタリナ:…(自分の影を振ってみる)…あぶねw

フィーア:(同じく)無理無理。

 

機を逃さず《マジックフォージ》を叩きこむ。ダメージはそこそこだが、影フィーアを庇った

影カタリナは致命傷ギリギリで転倒、フォモールリーダーEXも盛大にコケて、次の行動を

破棄せざるを得なくなった。

次の行動はフォレスタが《グレイスフォース》で増強した《ホーリーウェポン》をフィーアへ。

一気に攻撃力を上げる。

 

フィーア:固定値が3桁間際まで来ましたがw

フィーア:では攻撃、マイナーで移動して敵エンゲージ接敵 メジャーで《バッシュ》&《リバウンドバッシュ》…ひらめけ「ファストブランド」!!

 

《ボルテクスアタック》込みで130点を超える装甲無視のダメージを叩き付けるフィーア。

一方でエネミー側は、影フィーアが影カタリナをカバーし…激烈な《ソウルバスター》を炸裂

させてフィーアを道連れに斃れる。

…え、フォモールリーダーですか? 彼は、為す術も無く二回の攻撃の余波でお亡くなりに

なりました(チーン)

 

カタリナ:で、《ソウルバスター》で沈んで即「生命の呪符」、と?

フィーア:いえす、呪符ですね(立ち上がり)。

 

敵集団の一角に壊滅的なダメージを与え、残すは鵺と影カタリナのみ。

影カタリナは自分の行動で《ホーリーアーマー》を使用するも…転倒中なのが禍し、何と

魔術判定でファンブル。カタリナの方はと言うと、危なげなく《ホーリーアーマー》を成功させて

自己強化完了。

 

フィーア:で、次ラウンドか。

GM:…アレ、後はみんなでヌエをタコるだけ?

 

SE:OK! タコスタイム!

 

フィーア:…と言うか、当たるのだろうか。

GM:ウォーロードだと、当たる。割とギリギリだが、殴ってればそのうち当たる。

 

言っては何ですが、鵺。

高い回避能力以外には、目立って強力な能力などは無いようです(酷)

ともかく、ダメージのショボい雷よりは強力だろうと、接近してきたフィーアを思いっきり

引っ掻いてみる(武器攻撃)。

 

ヌエ「ぬぅぅぅぅえぇぇぇぇぃ!!」

フィーア:えらく漢らしい鵺だな、おい?!

カタリナ:www

 

そして炸裂する強力な爪攻g…

 

SE:たすけてふぉれすた!

 

GM:フォレスタ、飛び込み式《カバーリング》!!(ずざーっ)

 

SE:がんっ。

 

GM:……あー、うん。痒い痒い。

 

…《カバームーブ》してきた鉄壁漢女に、造作も無くガードされてしまったそうです。

 

フィーア:……じゃ、ともかく。次はヤーナ・ハーラどーぞ。

GM:…まあ、彼は範囲魔法で影カタリナ焼いておきますかね。ヌエには当たるか微妙過ぎだしw

 

当たるといいなぁ、と思いつつフェイトを2点入れて撃ってみた《アースブレッド》は、何と

命中判定でクリティカル。慌てて鵺から《呪いの声》が飛ぶが、それでも回避判定は達成値で

負けて、思いがけず鵺にもHIT。

 

GM:ぬげはぁっ!? …ヌエって風属性でした(チーン)

 

60点強のダメージをまるまる被る鵺。対して…

 

カタリナ:(《プロテクション》ころころ)あ、影カタリナは弾いたわ。

フィーア:おやw

GM:あー、やっぱりそこは《クラッシュバリア》しないとダメか。

カタリナ:いや、次のフィーアの範囲攻撃で沈むかとw

GM:…それもそうだw

フィーア:の前にフォレスター。

GM:では、フォレスタ…すたすた動いて、カタリナをペネトレイト拳骨。

カタリナ:wwww

フィーア:…あちゃー。

 

ペネトレイト拳骨…

言う間でも無く、対象の装甲を無造作に貫くモンク必殺拳、《ペネトレイトブロウ》である。

別名フタエノキワミ。

この一撃は…

 

SE:抉るようにクリティカル(どげしっ)

 

フォレスタ「(ふー、やれやれ)」(拳骨解除解除)

 

…一片の情け容赦もなく。影カタリナの重装甲と《プロテクション》を、諸共ぶち砕いて

地に這わせたのだった(南無)

 

影カタリナ「(フタエノキワミ アッー)」(ぽて)

フィーア:さぁて。   《レイジ》のお時間ですよ。

 

フィーアの【HP】は「生命の呪符」で蘇ったままなので、1。

つまり、《レイジ》が最大の威力を発揮できる状態である。

 

フィーア:マイナーで《ファストセット》の《レイジ》+《バーサーク》、メジャーで《メルトダウン》!

ひらめけふぁすとぶらんどー(ごろごろ)クリティカル!!

カタリナ:めーると とけてしまいそうー♪

 

相手のリアクションを大幅に低下させる《メルトダウン》を中心に、さらにフェイトを捻じ込んで

クリティカルを叩きだすフィーア。好きだなんて絶対に言えない……っ!

 

GM:…でも、それはダイス阻止のターゲットだよな。《呪いの声》で6を1に。

 

これによって、フィーアの攻撃の命中達成値は28に。

鵺の【敏捷】は25で、振れるダイスは1つ。つまり…

 

GM:…1Dで3以上なら避ける!(ころころ)…1

 

よろしい、空気を読む良いダイスだ(何)

 

フィーア:見事に当たるかw

カタリナ:www

 

そして、防御力を無視して233点の大打撃が炸裂。

やはりネームドエネミーにとっても、《レイジ》の火力は鬼門のようである。

 

フィーア:「あと、二発」(じゃきん)

カタリナ:こっちはどうせ当たらないし、騎竜の上で茶菓子とお茶広げつつヤーナハーラとメシ

食ってるさw

GM:ああ、暇なら《ヒール》しといて、フォレスタw

カタリナ:あ、りょかーいっす。(ころころ)52点。

カタリナ:「(茶菓子トス!)」

ふぉれすた「(茶菓子キャッチ)」

カタリナ:「b」

ふぉれすた「b」(回復完了)

フィーア:「これが聖騎士の絆…か?」

GM:全世界の聖騎士が泣くのでやめましょうw

 

戦場で茶菓子を食っているパラディンも、それで回復するパラディンも言語道断である。

 

フィーア:次ラウンドか…鵺から?

GM:いえす、鵺。こいつは…まあ、目の前の危険なヤツへ噛み付くのかw

ヌエ「ぬ、ぬぅぅぅぅぅぇぇぇぇっ!!!」(がぶ)

 

SE:フォレスタカバー&バリア(《プロテクション》)!!(かっきーん)

 

フィーア:かきん、てw

カタリナ:ではヤーナハーラの出番…

ヤーナ・ハーラ「だがまあ…まあ、一発撃つか」(ごそっと)

フィーア:お。

カタリナ:「(がんばりゅえー(もふもふ)」

竜「(おお、この菓子うめぇ!?(おすそ分け)」

 

戦え、そこの聖騎士と騎竜よ。

 

GM:フェイト2点で《アースブレッド》(ごろごろごろ)あ、クリティカルした。59点貫通。

フィーア:アッー!?

カタリナ:茶菓子効果ですね。

 

違います。  …きっと。

 

SE:ぐしゃぁ!

鵺「んぶるへぇぇぇぇぇぁ!?」

フィーア:CV:若本ですね わかります。

 

続くフォレスタは、自分に《ホーリーウェポン》で攻撃力強化。

 

カタリナ:「(おつおつー)」(ゴロ寝)

竜「(姐さん。鎧姿で背中に転がるの止めてもらえますかね。ゴツゴツして痛、ちょ、マジで痛)」

 

…まあ、ここは放っておいて、だな。

 

GM:さて、では次はフィーア。

フィーア:では、往くぞー!唸れファストブランド!!

 

SE:《レイジ》《スマッシュ》《メルトダウン》ッ!!(ちゅどーん)

 

フィーア:ずんばらり。

GM:…(計算し)残りジャスト100。ご冗談をw

カタリナ:後一発ですね、わかります

フィーア:さぁ、とどめはカタリナだ!

 

しかしまあ、渾身の《バッシュ》とは言え流石に当たらず。

この後、鵺の攻撃をカバーしてフォレスタの《ソウルバスター》で地味に削り、続くフィーアの

《レイジ》の一撃がダイス目に恵まれず回避されると…

 

GM:…一応フォレスタも殴るか?フェイト使ってないし。

カタリナ:ですな。

フィーア:あぁ、フォレスタだね。殺っちゃえごー!

GM:じゃ、4D解放して《インヴィジブルアタック》《ペネトレイトブロウ》かな。

 

そして暴力的なダイス数によるトドメの一撃、炸裂。

 

カタリナ:ぐしゃっ、と

SE:めがとん拳骨

フィーア:……糸冬?

GM:片付きましたがw

フィーア:…じゃ、帰ろうか。

カタリナ:帰ろうかw

 

かくて。

イパラノヌエーことBefore鵺に続いて、鵺−も冒険者の前に地に伏したのだった。

だがしかし第三、第四の鵺が…(嘘)

 

カタリナ:というかGM。難易度とか接待とか以前に、今回もDLが明らかにおかしいw

GM:俺ワルクナイ、キット(カクカク)

 

SE:悪いのはカード様なんですよ!?(GM心の叫び)

 

 

また一匹ネームドエネミーを討伐に成功し、ダンジョンから生還する冒険者たち。

だが、勝ってカブトの緒を締めよ。

報酬と経験値計算の影で、GMが密かに爪を研いでいる音が、きっと聞こえてくるはずだ!

負けるな、怯むな冒険者たち!!