ネームド様がみてる 〜パラディン、GO!〜

 

 

さて、人も来ないし少々暇だな、と思い始めた今日この頃。

暴挙に出るGMとプレイヤーが一人。

 

GM:(ふむ)一人で潜ってみるかね

カタリナ:……死ねとw

GM:いや、階層とエネミーにもよるw

カタリナ:……カタリナ無双してもいいデスカネ?

GM:…アリじゃねw?

 

というわけで恒例のプレイヤー紹介

 

エカテリーナ=ショコラ=スクヴォルツォフ(パラディン/テイマー) 17lv

→回復キャラが少ない現状を憂慮して北の国からやってきた共産主義の担い手……じゃなくて。

 重装甲に《ホーリーアーマー》を重ねた上で縦横無尽にカバーリングと回復魔術・プロテクションを

飛ばすその様はさながら壁女の再来。

 性格は天然入ったぽややん系ボケキャラ。尖った突っ込み系が多めな面子のよき清涼剤となる

はず……?  ちなみに通称はカタリナ。

 武器をチェインブレイドに持ち換え、テイマーを経由したことで攻撃面も増強された。

中の人:九谷

⇒ラノベと法律に精通する人間。比較的常識的なはずなのだが、プレイだと飛ばす。凄い勢いで

キャラ「に」染まる。ある意味、得難いプレイ能力の持ち主。

GMの中の人:虚穂
⇒ヘボGM(自称)の中身。暗夜に跋扈し、昼は灰と化すともっぱらの噂。その正体は・・・ただの
 活字好きなヲタクである。何故か通称『魔王』

 

かくて「まおーの逆塔」に挑む冒険者一人。

成るか、鉄壁漢女ことフォレスタ以来未踏の、単独五階層突破。

 

 

タイル1-1 宝物庫の怪〜黄色いアレ〜

 

GM:では、一枚目(めくり)ダイヤの10。お、ここは宝物庫じゃないか。

カタリナ:ふむ?

GM:がらんとした宝物庫には、まだぽつぽつと価値の在りそうな物体が残っている。

カタリナ:「あら……随分もったいないですね」

竜「(だな!)」←引っ張ってきた

黄色いの「(ぎょっ!?)」

GM:そして、ほっかむりした黄色いのが火事場泥棒を働いている!

カタリナ:「あら。この前乾いていた」

黄色いの「ヤァ、コンニチワ   そしてサヨウナラ(こそこそ)」

GM:君はコレをふん捕まえてもいいし、見逃しても良い!

 

と言う訳で、判定をしてみるとあっさり捕まる黄色いの。

 

SE:ひゅんひゅんひゅん……ぎゅるっ。

カタリナ:「おまちなさい?(鞭ひゅん⇒縛り上げ)まあ、粗茶でもいかがです?(笑顔)」

黄色いの「ま、まて!話せば解る…もとい離せばっ!?」

 

SE:黄色いのはじたばたしている!

 

カタリナ:「あら、大人しくしないとお茶菓子が出せませんよ?(ひょい、といかにもおいしそうなブツを

出しつつ)」

黄色いの「…む(惹かれつつ)…いや、しかし!逃げねばマズいと邪神的なナニカが!?」

カタリナ:「大丈夫です。フォレスタさんならともかく、わたしは泥棒を拳で制裁するような荒っぽいこと

はしませんから(笑顔)」

黄色いの「違う、違うんダ!アレの足音が…っ!」

 

SE:黄色いのはじたばたした挙句…何か赤い宝石のような物体を転がして逃げていった。

酷く、怯えているようだった!

 

カタリナ:「……あら。まだ振舞っていませんのに……」

(お茶と茶菓子を持って呆然⇒仕方ないので竜に載せて宝石拾い)

まおーん「あれ?ここに黄色いの来てない?」(ひょこ)

カタリナ:「あら、この前の。とりあえずこちらどうぞ(ひょい、と手持ち無沙汰になったお茶&菓子を)」

まおー「お、これはどーも。…おや、妙なもの拾ったんだね」(宝石見て)

カタリナ:「はい。何かこの前干からびていた黄色い方が落とされていって」

まおー「ふむ(茶菓子食いつつ)これは、爆弾だけど」

カタリナ「……

 

 はい?」

 

文字通りの爆弾発言に、さすがのカタリナも思考停止した模様。

 

まおー「(まおー小道具大全なる書物出しつつ)これ」

 

名称:焔のオーブ

Lv:7

種別:道具  重量:2 鑑定値:18 

売価:7000

解説:メジャーアクションで使用する。[射程:10m][対象:範囲]で【器用】による命中判定の

射撃攻撃を行い、[10D6+20]点の火属性魔法ダメージを与える。

このアイテムは使い捨てである。

強力な火の精霊の魔力を凝集した拳大の宝珠で、投げつけることで弾け飛んで大爆発を

もたらす。敵味方を識別してくれたりはしないので使用には要注意。

なお、同様に他の属性のオーブも存在する。

 

カタリナ:「……頭がパーン、ですね……(ぱらぱら、となるほど)」

 

ちなみに、何が「なるほど」なのか突っ込んではいけない。

 

まおー「落としたらその辺一帯吹き飛ぶから、気をつけてね」(ずずー)

 

SE:まおーは茶の礼を言ってどこへともなく消えていった

 

カタリナ:「(手を振り) 今度オレンジさんの妹さんにでも差し上げましょう♪」

 

 

タイル1-2 するー・ざ・らうんじ

 

GM:では、二枚目(めくり)クラブの8ですな。休憩しろと神は言う(そしてエネミーイベント希望)

カタリナ:素通りで(すぱん)

GM:では、次w

 

コレ以上無いほど軽やかにスルーされた休憩ポイントであった。

 

 

タイル1-3 あの黒幕の舞台裏

 

GM:お、(めくり)ダイヤのA…何故だろう、ココはとってもKISA-RAGI。

カタリナ:「(きょろきょろ)……妙な所にきてしまいましたね」

竜「(あー、来たことあるぜ?」

黒いコートの怪しい人「…そこで何をしているのかな?」

カタリナ:「あら、始めまして。わたくしエカテリーナ=ショコラ=スクヴォルツォフと申します(お辞儀)」

竜「(礼)」

黒「ご丁寧に。こちらは黒崎と申します…ふむ。どうやらまだゲートエンジンが上手く働いていない

ようだな」

 

SE:黒いのは手近にあるコンソールを叩く。脇にある装置が唸りをあげている!

 

竜「(ぱらぱらと日記めくり……あぁ、これだ。さわのんとかショコラの奴がここ生まれらしいな)」

カタリナ:「あら、じゃあお二方の故郷ですかー。あのお二人にはいつもお世話になってますし、

親御さんとかにご挨拶が必要ですねー」

竜「(だなー)」

黒「…ふむ、安定したか(かしょん)。

ああ、最近ゲートの調子が悪いせいで色々行方不明になって困っているところだ。どうもお二方も

巻き込んだようで、申し訳ない」

カタリナ:「いえいえ(お辞儀) ところで、ショコラさんとユウコさんの親御さんがいらっしゃったら、一言

ご挨拶していきたいのですが……ご存知ですか?」

竜「(写真見せつつ)」

黒「さしあたり、詫びには足りないがこれを(謎の結晶渡し)…ふむ。親というならば…まあ、有る意味

私になるか」

カタリナ:「(受け取り) あら、そうでしたか……いつも娘さんたちにお世話になりまして(深々とお辞儀)」

竜「(頑張ってるぜ、あんたの娘たちb)」

 

*あの街では、メイド服でギルドハウス内をきりもりするショコラと、ダンジョン内で疾風拳法を使って暴れまわるさわのんが日常的に見られるらしい。

 

黒「(何かのスイッチを入れ)ビーコンを起動したから、あれらも恐らく『時間』までにはこちらに帰って

こられるだろう。…さて、コレ以上ここに留まると巻き込まれる。元の世界へ帰ったほうがよかろう」

カタリナ:「あら、そうですね……では最後にこれを(ごそっと茶菓子など渡し)

 

 それでは……くれぐれもお身体にお気をつけて。少々"よくない"気配がしますので(胸の前で手を

合わせてにこっと)」

黒「よくない…か。その通りだ(受け取り)。

ここから先は奈落の跋扈する魔界…

暗黒の魔法(ダークマジック)の世界だからな(凶笑)」

 

SE:転送

 

GM:…君たちは謎の結晶体を手に、ダンジョンに戻っていた!

カタリナ:「……で。これ何でしょうね」

竜「(わかんねー)」

GM:ああ、それはマナの結晶体(EXMPポーション相当)

カタリナ:ををぅw

GM:では、下の階層へ逝きますか

カタリナ:うぃー。

 

 

タイル2-1 踊れ双身一体・鋼鉄メイド必殺剣

 

GM:…(めくり)スペードのKw

カタリナ:(…アチャー)あらかじめ、そして敢えて言わせていただこう

GM:うむ。

カタリナ:私の【行動値】は1だ

 

早速バトルモードのカタリナであった。

 

GM:…(イベント見つつ)喜べ。パラの知り合いかもしれん、属性的にはw

カタリナ:なんですとw

 

イベントNo30「運命の力」

フェイトを保有した22Lvエネミー「ヴァルキリー」が二体出現する、かなり厳しいイベントである

 

カタリナ:……うわぁ、あいつらかー(汗)

可翔式しょこら「おや、これは敵ですね!?」

カタリナ:「あら、ショコラさん……こんな所で何を?」

可翔式1「のーさー、わたしたちは個体名ショコラさんにあらずッ!!」

可翔式2「しがない警戒用モブなのです、さー!」

竜「(……量産型か)」

カタリナ「まぁ……神をも恐れぬ所業ですね」

 

可翔式。

某ロボットアニメのアレに影響されて、PLが吐いた妄言がGMの妄想を呼んで生み出された

ショコラ飛行強襲タイプ。ちなみに。発言どおり、モブらしい。

 

可翔式1「…ところで、わたしらの警戒領域ってきさらぎの甲板なんですけど」

可翔式2「…甲板って、こんな石造りでしたっけ?いやまあいいんだけど」

カタリナ:「知り合いでないのでしたらそうですね……捕縛してトレアさんに売りつけてしまうのも」

竜「(をいーーーーーっ!?)」

 

人身売買、自重。と言うかそれでいいのかパラディン。

 

可翔式1「をを、何か身の危険を感じましたよ!?」

可翔式2「イエス、背筋に来ました!?」

GM:…というわけで、戦闘入りますがw

カタリナ:「……あの方が買ってくださらなかったらそうですね……オレンジさんの慰み物ということで

(ちゃり)」

竜「(アンタ鬼だ!?)」

 

曰く、「神の摂理に反する物体」なので、躊躇が無いようです。

 

GM:(んー)…ヴァルキリーって《ラッシュ》有るし、殴ればそれで強いんだが差し替えるか否か。

 

しばし、手元の「調整済み自作エネミー保存庫」を眺め。

 

GM:…よし、差し替えましょう(ごそ)

カタリナ:(ぎゃっ)フェイト持ったまま!?

GM:いえすw

可翔式1「見よ、我らが戦闘形態!!」

可翔式2「人造物なめんな!!」

カタリナ:……どんな代物なんだろうw

 

SE:ふゅーーーーじょん(とぅあっ)!!

 

カタリナ:「……(珍しく顔をしかめて)……益々赦し難いですね」

竜「(ひぃっ!?)」

GM:…君らが目を開けると、そこには。メタルブラックなメイド服のショコラが一人、大剣を背負って

微笑んでいた!

カタリナ:「念の為問います。神の摂理に反したその身体……捨てて神の御許に召されるつもりは

ありませんか?」

メイド「ありません(即) (にっこり)近接武装タイプ”鋼鉄スティルルーム”タイプ…

お客様、殺らせていただきます(すらっ)」

カタリナ:「そうですか。自殺していただければよかったのですけれど、仕方ありませんね……

此処からは……聖義を、遂行いたします(ちゃり」

メイド「清掃、開始」

 

「メタルブラックなメイド服のショコラ」

虚穂GM謹製、機動兵器ショコラシリーズの一体。「天羅WAR」から剣術を引っ張ってきて

組み込んだデンジャラスな近接戦闘型であり、武器は改造アウトレイジ(予定)。

略称はショコラS(ソード)。

なお、今回出現したコレの中身は、自作エネミー「エレクトラムゴーレム」。詳細は後述。

 

 

カタリナ:【行動値】1です。

GM:【行動値】30、距離10mで。セットアップで《ロケットオーヴァー》、ブースター噴かせて移動、

エンゲージします。

カタリナ:そして、こっちはセットアップのスキルなど取っていようはずも無い。

GM:おや。では遠慮なく…マイナーで《スマッシュ》、メジャーで《ストラグルクラッシュ》(ごろごろ)35

カタリナ:(ころころ)無理ですってw

GM:では二段目(ごろごろ)34。

カタリナ:まあ、一応振りますが(ころころ)無理ですな。

GM:…クリティカルすれば《バーストスラッシュ》だったのに(マテ)

 

SE:(どすっ)77点!(ざくっ)116点!

 

カタリナ:えーと、物理ダメージですか?

GM:いえ、光属性の魔法ダメージですな。

 

《ストラグルクラッシュ》は、一撃目を撃ち込んだ後でさらに猛烈な二撃目で強襲するという、

ウォーロードの強力な攻撃スキルである。

クリティカル発生で防御力を無視する《バーストスラッシュ》との組み合わせは、両手用武器を

使うウォーロードならば王道とも言うべき強撃コンボ。

閃光を纏った連撃は重装甲に《プロテクション》を重ねた上からもカタリナのHPを削ぎ落とす。

 

カタリナ:27、53通して……生きてるか。痛た…一瞬で半分削れましたw

ショコラS「埃が残りました。折り返し、清掃続行」(ちゃき)

カタリナ:「痛ッ! ……おぞましい真似を……」

カタリナ:しかし相手がゴーレムってことは……カタリナマジで無力w

GM:確かに、魔法ダメージか何か対装甲スキル無いと、かなり硬いぞ。レベル上は30Lのゴーレム

ですから。

カタリナ:はい!? 何故ヴァルキリー2体の差し替えでそんな劇物が出てくるのかとwwww

 

22Lv二匹→30Lv一匹、とゆー置き換えです。あとは、属性込みでの攻撃の威力を鑑みて。

ゴーレム系は共通して高い物理防御力を誇り、反面魔法に対する防御力は絶無。

この傾向は高レベルになっても同様で、特に20Lvを超えるような高レベルゴーレムともなれば

その防御は40,50。最高峰のミスリルゴーレム(33Lv)では100点などと言った恐るべき

物理防御を備えます。

 

カタリナ:…うへぇ(汗)

GM:…22+22で、少し色つけて45Lvの「サンダードラゴン」のほうがよかですかw?

カタリナ:それは心の其処から遠慮しますがw

 

「サンダードラゴン」

未登場の自作エネミーの一つ。モデルが某世界樹の雷竜である辺り、そのデータの凶悪さは

推して測るべし。

作成者がネームドにしようか迷った末、通常エンカウント仕様になったとか。

 

カタリナ:どっちにしろ一人じゃどうにもなりませんな(ふむ)

GM:まあ、もう一人は居ないと辛いかな、元々一人で相手するような設計じゃないし。

 

しばし、ゴーレムのステータスに関して考察。

高レベルのゴーレムが共通して持っている《範囲攻撃》を鑑みて、近接系は危険。

この防御力相手に魔法火力を持っていないキャラは論外。

結論。

 

カタリナ:よし。ではまず《ヒール》で(ころころ)54回復し、呼び出しは、敢えてカナードを。

GM:ういw

カタリナ:「……ジリ貧ですね。このままだと……」

ショコラS「(にっこり)次で、掃除完了致します」(じゃこん)

カタリナ:という所で次ターンですな

 

カタリナ:セットアップでフェイトを1点使用。カナードを召喚します。

GM:こっち【行動値】は30…もしかすると呼び出しても行動はカナードより早いかもしれんがw

カタリナ:残念。ぴったしカナード(理知の宝玉使用)と一緒ですな、30だと。

GM:お、先制されるとはw

カナード「……(すたっと天井から)」

カタリナ「? ……貴方は」

竜「(てめー! 何しにきやがった!)」

ショコラS「…清掃対象が増えましたね」

カナード「……(じーっとショコラを見つめ)……何だ。お前は違うか……」

 

カナード=ライトハルト

15Lvのソーサラーであり、強力な無属性魔法による広範囲攻撃の名手。

ここではない何処かに存在した同名の人物を踏襲し、尋常ならざる火力と紙装甲を誇る

(後者は誇ってはいけない)。

ちなみに、作成時中の人がライフパス「境遇」で“喪失”を振ってしまったため、記憶喪失に

なってしまった。以前ネームドとして出てきて撃破されたせい、かもしれない。

 

カタリナ:では、【行動値】。カナードは「理知の宝玉」使用で30、カタリナは1。

GM:では、先手ドウゾw

カタリナ:マイナーで《高度演算(チートマジック相当)》、メジャーで《呪法爆弾(サモン・リヴァイアサン

相当)》を。命中に…フェイト3点ほど。

カナード「……邪魔だ。失せろ」(ごろごろ)35.

GM:何という瑞穂の大火力担当…w

カタリナ:カナードが腕を一振りすると同時。《スターダストレイン》っぽく無数の光弾が降り注ぐ感じで

 

《スターダストレイン》……TRPGダブルクロスにおいてシンドローム「エンジェルハイロゥ」が有する

強力なシーン攻撃エフェクト。

 今回の発言はそのエフェクトの典型的な演出として文字通り雨のように光の矢が降り注ぐという

描写がよく用いられることから来ている。

 

ショコラS「高エネルギー反応…大出力火器の恐れ」(ころころ)あ、マトモに喰らった。

カタリナ:つ 《まじっくふぉーじ》(ごろごろごろごろ)109点+転倒。

GM:うはwかなり削られた上に、《デモンズウェブ》付きで転んだしw

 

《サモン・リバイアサン》に《デモンズウェブ》を組み合わせた、無属性範囲攻撃。

当たればダメージと同時に動きを封じられ、移動のままならない状態に追い込まれる猛烈な

魔法攻撃である。

 

ショコラS「…(しゅうしゅう)…超高エネルギー兵装の存在を確認。脚部ブースター冷却停止」

カタリナ:「(わきゃー!?)」(ちゅどどどどどーん)

竜「(ちょ、こっちも巻添え!? 死ぬの! 馬鹿なの!?)」

カナード「其処の聖騎士、動かずにいれば目標からは外してやる。動いた時の保証はないがな」

ショコラS「敵性体識別…  攻撃能力:高 防御能力:紙」

カタリナ:……高で済むのかw

ショコラS「結論 放っておいてこっち掃除します」(じゃき)

 

さて、転倒してしまって移動できないショコラS。

GMが敵味方の命中・回避をしばし考慮して…。

 

GM:では、こっちも真面目で行きましょうか。

ショコラS、転倒回復せずに《スマッシュ》から《ストラグルクラッシュ》(ごろごろ)一発目32。

カタリナ:うぎょっ!?(ころころ)無理ッ!

ショコラS「…対象の機動力:彼我差極めて大…姿勢制御不用」(どすっ)

カタリナ:「……まずいですね」

竜「(諦めるなねーさん!?)」

GM:では、もう少し肝を冷してもらおうかな。二発目、命中にフェイト5(ごろごろごろ)ち、クリティカル

無しで44。

カタリナ:あ、危ない事を!?(ころころ)回避は無理!

 

SE:(ひゅん)85点!(ざくっ)103点!

 

カタリナ:うし。《プロテクション》で後ろ削って、まだ元気!

GM:ふむ、流石に頑丈なw

カタリナ:「(がんっと)……よくわかりませんが、後ろの方が何とかしてくれそうなので……」

竜「(こっちは壁に徹するか!)」

ショコラS「…敵性体Aの防御体勢を確認。ならば、手を換えましょうか」(じゃこん)

 

カタリナは自分へ《ヒール》を飛ばし、ダイス目が爆裂してかなりダメージを回復。

 

カタリナ:…とはいえ、ダメージ20点ほど残しましたが。さすがに。

GM:無傷じゃ高レベルエネミーの顔が立たんよw

 

次ラウンドのセットアップ、「理知の宝玉」を使用したカナードがさらに先手を取り…

 

カタリナ:マイナーで《接合(エンハンスブレス相当)》、メジャーで《呪法機雷(サモン・フェンリル相当)》

更に命中にフェイト1(ころころ)27.

GM:お、重圧与えに来たか(ころころ)22。

カナード「……(ぶんっと腕を返し⇒大量の機雷殺到)」(ごろごろ)59点と[重圧]付与で。

 

火力は低いが[重圧]を与える《サモン・フェンリル》でショコラSの手数を削る攻撃。コレは功を奏し、ショコラSは打撃能力を取り戻すためにマイナーアクションを消費せざるを得ないことに

 

ショコラS「……(爆炎の向こうからターミネーター出現)システムへの機能障害を確認。後衛の危険

優先度を二段上昇(じゃこん)」

竜「(ちょwwww機雷wwww動けないwwwww)」

カタリナ「(……マジで動いたら殺されますね)」

GM:では、そろそろ後衛も殴っておきましょうか。[重圧]怖いしw

カタリナ:(ギャー!?)喰らったら死ぬ死ぬw

ショコラS「システムリカバリー(じゃこん)…真到既空流」(じゃき)

 

マイナーアクションで[重圧]を解除し…

 

ショコラS「…風塵の太刀」《ソニックブーム》をカナードへ(ごろごろ)26。

カタリナ:遠距離きた!?(ころころ)無理ッ!カナードってHP67しかないぞ……(汗)

GM:ああ、大丈夫。計算したが《スマッシュ》無いから、多分ギリギリ耐える(ごろごろ)ほら、61点。

 

何が「ほら」だか知らないが、まあ確かに死なずに済んだようではある。

 

GM:本当は《スマッシュ》入りで、後衛を纏めて吹き飛ばす大技だったんですけど。

カナード「……(右手をかざして受け⇒血まみれに) ……微風よりは、応えたな」

 

*どう見ても瀕死です(HP:12/67)

 

ショコラS「行動パターン「痩せ我慢」を確認。リアクション。「…くす(嘲笑)」」

カタリナ:「(溜息)はい、コレでも食べて元気出して下さい(茶菓子トス)」

 

で、瀕死には追い込まれたものの…即座にカタリナの茶菓子トスこと《ヒール》で完全回復する

カナードであった。

 

カナード「(きゃっち)……悪くない味だ。だが……」

……俺は今、何と比べていた?(うーむ」

GM:まあ、邪神の風と比べたらw

カタリナ:のんのん。トゥアレタの料理が一瞬脳裏によぎった感じでw

GM:…(ぅぉぃw

 

*ぷろぐらむど ばい まおー

 「トゥアレタの料理」についてはエンゼルギアリプレイ『時計仕掛けのラブソング』参照

 

GM:では、そろそろ沈むがカナードどうぞw

カタリナ:うぃ

カナード「……くそ、何かが思い出せそうだったというのに……」

ショコラS「ヘタの考え、休むに似たりと申します(笑顔)」

カナード「あぁ、そうだな(懐から二挺拳銃抜き出し)お前を片付けてから、ゆっくり考えよう」

GM:…来やがった、ブースト付き魔術w

カタリナ:マイナーで《アーティラリィマジック》 メジャーで《サモン・フェンリル》。

 

SE:コンボ名…《対天使ミサイル》ッ!!

 

カタリナ:命中にラストフェイトで(ごろごろ)クリティカルw

 

SE:ちゅどーん

 

GM:…あ、ほどよく沈んだわw

カタリナ:カナード頑張った。よく頑張った。

ショコラS「(ざざっ  ががががが  ぴーーーー  )活動を停止します」

カナード「……(拳銃しまいこみ)……時に聖騎士。俺は誰なんだろうな?」

カタリナ「……(真面目な顔で) 貴方が誰で在るか。それは、貴方自身が決めるべきことかと。

 わたしが、"聖義を為す者"であるように」

カナード「聞いた相手が悪かったか。じゃあ、お前も死なない程度に頑張るんだな(すたすたと退場)」

 

カタリナ「……(はー」

竜「(あ、肩の力が抜けた」

 

カナードの援軍を得て、辛うじてショコラSを撃退したカタリナであった。

 

GM:(ふむ)割と強いな、このゴーレム(メモに色々と書きつつ)。

GM:ちなみに、こーいうのでした(概略データ出し)。

名称:エレクトラムゴーレム

分類:機械 レベル:30

HP:300 防御:70/0 【行動値】33

攻撃:エレクトラムソード(両手剣) 18+4D/20+12D(光・魔)

《属性攻撃:光》

《完全耐性:闇》

《バーストスラッシュ》

《範囲攻撃》

《スマッシュ》m ダメージ+20

《ソニックブーム》 射程10mの白兵攻撃。

《エレクトラム・ビーム》メジャー 30m/範囲(選択)

→命中3D+18、14D+20点の光属性魔法ダメージ。一回のみ。

《ストラグルクラッシュ》3

 

カタリナ:……これはひどいw

GM:試用版なんでHPは2/3、行動値ちょい低下、ビーム封印仕様だったがな。では、次逝きますか

カタリナ:うぃ

 

 

タイル2-2 警報まおーん

 

GM:…ハートの10?

カタリナ:(……うわぁ)また27ですかw

GM:…GNXが来たようでw

カタリナ:あー、じんくす。確かにw

まおー「まおーん まおーん まおーん まおーん」

 

*たまに本人が警報をやるらしい。暇人である。

 

カタリナ:www

GM:では、いつも通りの地獄開始…1Dどぞ

カタリナ:「……(ふん捕まえ→無言で口に茶菓子押し込みつつ)」

まおー「(まごー!?)」

カタリナ:「……(ぎゅうぎゅう)」

竜「(あ、姐さん!落ち着いて! クールダウン! クールダウン!)」

カタリナ:(ころころ)…5。しまった、下手に妨害したから気分を害してw!?

GM:…(笑顔)

GM:では、床に消えて逃げ去ったまおーんの後…残ったのはDL22のダンジョン。

 

コレは酷い地獄一本道である。いや、いつも通りって言えばそのとおりだが。

 

GM:先へ進みますかw?

カタリナ:うぃ

 

 

タイル2-3 無用の何とやら

 

GM:(めくり)…あ、クラブのA

カタリナ:MP回復が来るとマジありがたい……

GM:いや、残念ながらHP3D

カタリナ:いりませんw

GM:ww

 

既にカタリナのHPはシーン末に発動した自己再生能力(《レストレイション》)で全快していたの

だった。

 

GM:では、黙って降りつつDL23

カタリナ:うぃ

 

 

タイル3-1 そして、待望のソレ

 

カタリナ:3階層目、と。

GM:…(めくり)お、クラブの4。

カタリナ:MP!MP!!

GM:(笑顔)

カタリナ:……ちょ?

 

人を不安にさせる笑顔というのは、浮かべ甲斐があると思うのです(悪趣味)

 

GM:フル回復b

カタリナ:(がっつ)b

 

SE:妖しいポーションが落ちている!ポーションは【行動値】900で襲い掛かってきた!

SE:ポーションはビンごと体当たりし、砕け散った!カタリナは全快した!

 

カタリナ:「……なんだったんでしょう」

竜「(知らん)」

 

未登場えねみー:「はぐれMAXポーション・投身派」です(大嘘)

 

GM:では、お次

 

 

タイル3-2 Gyo-Jinは叩いて逝け造り

 

GM:(めくり)スペードのJ…おお、魚?英雄的な魚人が出るイベントのようです。

カタリナ:mjsk

GM:Lv6→26のギルマンナイトとかw

カタリナ:wwww

 

Lv26のギルマンナイト。

変種なのか努力の結果なのか、ともかく何をどうするとそうなるのやら。

 

カタリナ:……(ぽむ) まーめいどナイト。

GM:…あー、なるほど。似て非なるw

 

と言う訳で。

ギルマン(魚面人間)改め、マーメイド(人魚)ってことになりました。

もっぱら、ヴィジュアル的な格好良さから。

 

マーメイドナイト「そこ往く者、しばし待てい!!」(ざっ)

カタリナ:「?(停止)」

竜「どーしたね」

マーメイドナイト「そこを通り行くなら、我と死合ってもらおう」(ちゃき)

カタリナ:「(えー)」

竜「(……面倒だなあ)」

 

さて、この強化エネミー。一体どの程度強化されているかというと…

攻撃ダメージ+60、判定全て+4D、HPに至っては+250。加えて、高レベル対応ということで

《クロススラッシュ》まで持たせて、素体も本来は「ギルマンナイト」であるところを一段格上の

「ギルマンサムライ」に。中々の強敵である。

 

カタリナ:(ふむ)セットアップで援軍を使っておくところですな。では、本邦初公開のさわのんをば。

GM:ういw

カタリナ:フェイトが削れちゃうよぉ(がりがり)

 

そして出現したのは…

 

さわのん「イツキ君……どこ……(ふらふら)」

 

カタリナ「……あら」

竜「(おぅ、沢野の嬢ちゃん)」

魚侍「…何だ、助っ人か?」

さわのん「(顔を歓喜に輝かせ)イツキく……(表情が失望に変化し)……違う……」

魚侍「…(カタリナに)…ダイジョウブなのか、これは」

カタリナ:「(通夜のような沈痛な面持ち)」

竜「(通夜のような沈痛な面持ち)」

 

SE:一人と一匹はふるふる、と首を振った。もう駄目なようだ。

 

魚侍「……迷わせるのも哀れだ。合わせて、介錯してくれよう」

GM:こちらの【行動値】は9.さて、どうぞ。

さわのん「アンタなんかイツキ君じゃない……しんじゃえ(ナックル装備)」

カタリナ「(えーと?)」

竜「(まあ、闘ってくれるって言うんだからいいんじゃね?)」

 

「さわのん」

元々はALGシナリオ集「ダークマジック」第一話に登場する女生徒NPC、本名は沢野優子。

しかしセッション中のPL・GMによる魔改造・虐待・妄言・悪乗りによって改造された彼女は、

第二話において重篤なヤンデレ・百合(って言うか両刀)・奈落堕ち(メンタル的意味で)を兼ね

備えた、恐るべき性癖破綻キャラと化した。既に原型の影も形も無いのは仕様。

キャラとしての性能は、非常に高い攻撃能力を備えたエクスプローラー/モンク。如何なる

装甲をも打ち抜く《ペネトレイトブロウ》や《トリプルブロウ》を備え、《レイジ》や範囲攻撃まで

備えている。

近づくと「イツキ君…」などと呟きながら襲い掛かってくるので、関わらないように。

 

カタリナ:えー、さわのん。とりあえず【行動値】13で《アフターイメージ》。

さわのん「"狂符"……Four of a kind……」(四体分身)

魚侍「(ぎょっ)…め、面妖な!?それ以前に陰鬱が四倍に!?」

さわのん×4「……イツキ君じゃない……イツキ君じゃない……じゃない……(えこー)」

GM:…うわぁ(汗)

カタリナ:「……(あははー(汗)」

竜「……(破壊力高ぇなあ)」

魚侍「…人類、侮るべからずか」(同類視の視線)

カタリナ:「えーと……同類じゃないと思いますけど(汗)」

竜「(敢えて問おう。アレと同類でいいのかッ!?)」

 

SE:じゃない……じゃない……じゃない……しんじゃえしんじゃえしんじゃえ…

 

GM:こっちはマイナーでエンゲージへ突っ込んで、《ブランディッシュ》しますw

魚人「纏めて、祓ってくれるッ!!」(ごろごろ)40。

 

両者に100点ほどのダメージを通すが、《レイジ》狙いの沢野は素通しで喰らい、カタリナは

自前の《プロテクション》で軽減。いずれも高いHPや防御力があるので、致命傷には至らず。

 

魚侍「…む、防御のまじないか」

カタリナ:「……まあ、コレだけがとりえですから(あは)」

竜「(まぁなあ)」

 

で、カタリナからさわのんへ《グレイスフォース》+《ホーリーウェポン》を飛ばして強化し…

戦闘が終われば引っ込むさわのんは、ここぞとばかりに《レイジ》《トリプルブロウ》にフェイト

ありったけをつぎ込んで攻勢に出る。

…そーか、《援軍》で呼び出すと、消耗しつくしても困らないので使い捨ての如くリソースを

注ぎ込んで攻撃できるんだなぁ…。

 

カタリナ:では、4人に分裂したさわのんのうち、3体が攻撃に

さわのんA「馬鹿馬鹿馬鹿!」

さわのんB「イツキ君の馬鹿!」

さわのんC「どうして探しに来てくれないの!?(うわーん)」

 

なんせ、せめて反撃でもしようと思うと…

「《インタラプト》でその《ストライクバック》停止」

ついでに言うと、例え反撃でさわのんが倒れたとしても、戦闘が終われば居なくなるので、

カタリナの方には何ら問題なし。

…一発技すらリソース惜しまなくていい「使い捨てPC」なんて、ネームド用意しなきゃ相手

できませんなぁ…と、ハウスルールの欠点に思いを馳せるGMであった。

結果。

 

SE:イツキ君じゃないイツキ君じゃないイツキ君じゃ(解体)

 

GM:魚侍、連打で砕け散った挙句にヤンデレ追い討ちでぐしゃぐしゃの肉片にされましたw

さわのん「イツキ君(えぐえぐ)……どこ……(とぼとぼ)」

カタリナ:「……迷える子羊……(魚の残骸見下ろし) と言うには、ちょっと残虐すぎますよね(汗)」

竜「(むしろ迷える狼群……)」

GM:では、気を取り直して次w

カタリナ:うぃー

 

 

タイル3-3 やっぱり見た、出た、帰った。

 

GM:…そう言えば、石って買ったっけ?

カタリナ:……(はぅあ!?)

GM:じゃすとなう、必要なんだが…

 

GMが差し出したのは、今めくった「からみてぃ☆のわーる」。

 

カタリナ:うげぁ!?

GM:…ナニが出るやら(汗)

カタリナ:……1D10でしたっけ、出現表。

GM:こうなってますな。

 1:アロンダイト・ブランド+ルミナスドラゴン

 2:サンダードラゴン

 3:イビルソード

 4:女王花

 5:ミリオンズ

 6:コトノメア

 7:アロケン

 8:KAZUSA影

 9:無し

10:無し

 

既に倒されて抜けた「鵺」や「カナード」の項目にも新たなエネミーが補充されて鬼畜度UPな

JOKERイベントチャート。果たして、本日のネームド様は…?

 

カタリナ:(ころころ)…10!!(がっつ)

GM:お、回避したw

 

SE:新たなネームドが手招きしてた気がしたが、逃げきったぜ!

 

カタリナ:「……嫌な気配が(滝汗)」

竜「(早めに抜けよーぜ)」

GM:では、次w

カタリナ:……心臓に悪かったー……(ぜーぜー)

 

 

タイル3-4 挑め限界 マッスルゲートへの挑戦!!

 

GM:…(めくり)あ、逃げ延びた反動か。スペードのAw

カタリナ:ぎゃぁっ!?

GM:DL23で15…38とな。(調べ)強化モレク3匹かぁ。

カタリナ:(うげ)

 

《再生能力》を搭載した強化モレクが三匹。

元々HPが高く、それ以上に猛烈な火力を誇る魔族系のエネミーを複数相手にするのは…

まあ無理が有るかなぁ、と思うGMであった。

よって、ネームド様からもお目溢し頂いた訳だし。

 

GM:…よろしい、ならばコレだ。

 

SE:何故か、猛烈な熱気と湿気が襲い掛かってくる!!

 

GM:そして、荒い漢の息が断続的に響いている!!

こるちゃっく「(ふんふんふんふんふんふんふん)」←指腕立て中

カタリナ:「……?」

竜「……(なんだここは)」

こるちゃっく「む?やあ、君も腕立て伏せをしにきたのだね?」

カタリナ:「え、……あー、はい」

竜「(え、やるの?)」

こるちゃっく「ここの扉は「筋ニク扉」と言ってだね。番人を倒すか、腕立て伏せで己の限界を超えねばならないんだっ!!」

カタリナ:……うわぁw

 

何という汗臭い捏造イベント。

ちなみにこのコルチャックという男、元ネタは某アニメの端役であるが…実はGMの持ちキャラ

である。しかも、色々と許し難い事にソーサラーだったりする。

 

GM:…というわけで、【筋力】判定で達成値30をマークするか、コルチャックしばいて通るかw

カタリナ:あ、それなら【筋力】判定を(ころころ)…惜しい、21.

 

SE:己の限界に挑む、それが腕立て伏せの極意ッ!!(ふんふん)

 

GM:…惜しいな、ダイス5と6とはw

カタリナ:「……な、中々奥深いですね……(腕立て)」

 

SE:カタリナは魔境を見るほど全力の腕立て伏せを行ったが、己を超えるには至らなかった

ようだ!

 

こるちゃっく「うむ、だがあと一週間も頑張れば、きっとこの門は超えられるッ!!」(ふんふん)

カタリナ:「いっしゅうかんっ!?」

こる「素質が無ければ半年は腕立てだぞ」(ふんふんふん)

カタリナ:「(喜んでいいやら悲しむべきやら……)」

 

いや、喜んじゃダメでしょう、それは。

 

こる「食事は三食、ビタミン入りプロテイン! 飲み物は液体プロテインとスポーツドリンク! 寸暇を

惜しんで腕立て伏せに励む喜びッ!!」

カタリナ:あれですな。D&D方式の時間をかけてクリアという…

GM:いえす、まあ己の限界とやらに挑むので、かなりスパン長いけどw

カタリナ:……仕方ない、1週間腕立てしますか。

 

古典にして名作ことD&Dでは、「時間を掛けて最高精度の成功を達成する」、D20という

判定方法が存在する。つまり、十分に時間を掛ける事でその時点で達成できる最高レベル

の成果をもたらすのである。…しかし、腕立て伏せで一週間って。

 

GM:まあ、ちなみに何故番人のコルチャックしかいないかというと。どうせこの「逆塔」って一回出て

戻ると構造変わってるので、そっちのほうが早いとゆーことで呆れて出て行ってしまい(死)

カタリナ:www

 

ある意味、何という無意味な「番人」。

 

こる「トレーニングあるのみッ!! スパーリング上等ッ!!」

竜「(姐さんー、まだー?(上空旋回中)」

カタリナ「もう少しで! もう少しで何かがつかめそうなんです!(ふんふん)」

 

〜そして、一 週 間 後〜

 

GM:……何かの悟りを啓いてしまいましたか(死)

カタリナ:そこにはマッスル☆聖騎士になったカタリナが!   もうアリアンじゃ無くて、THE・ガッツの

世界ですね(汗)

こる「うむ、もう教えることは何もないだろう!!受け取れ、コレを!!」(ぱす)

カタリナ:「(はぁ、はぁ)……これ、は?」

GM:うむ、何か「皆伝」と書かれたパワーリストがw

カタリナ:……w

 

「巨人の手袋」相当の「皆伝パワーリスト」を手に入れて、筋肉と悟りを胸に先へ進むカタリナ

であった。…いいのか、それでw

 

GM:…というか、マッチョになりつつ次の階層へw

カタリナ:「……筋肉は……神のもたらした……至上の価値……」(むきむき)

竜「(姐さん戻ってきて!姐さんー!?)」

 

…色々ダメな気がしないでもない。

 

 

タイル4-1 まおーの賭場(跡)

 

GM:(めくり)ハートの8、とw

カタリナ:……戦闘来るかなあ?

まおー「へいがーる、そこは女子供の来る所じゃ…   ナニガアッタ」

カタリナ:「……筋肉は、聖義です」b

 

聖義らしい。

 

まおー「…何か見出しちゃったんだね(プロテイン出しつつ)」

カタリナ:「トレーニング後に頂きますね(とりあえずしまい) ……で、此処は?」

まおー「賭場なんだけどねぇ…最近、人が来なくて」

 

*実は、黄色いの(胴元)が地下でヤヴァいもの起こしちゃって、そのせいで色んな所の回廊が

閉じているのが原因。

 

カタリナ:あー……w

まおー「まあ、残ってるのはこんなものかなぁ」1Dどぞ

カタリナ:(ころころ)…2とな。

GM:(ふむ)なら、「まおーん」と書かれた謎のコインが

カタリナ:「……(とりあえず指で弾いてみたり)……表ですね」

まおー「それっぽいものを10枚揃えるとイイことが在った、ような気がしなくも無い」

カタリナ:…何が起きるんでしたっけ?

GM:ああ、元々は「覇王の宝物庫」とゆーダンジョンへ挑めるw

 

「覇王の宝物庫」

全てのドロップ品の値段が倍化され、しかも特定イベントがダイヤのAになるという恐るべき

ゴージャスダンジョンである。「覇王のコイン」を10枚集めると到達できるそうだが…?

 

カタリナ:うほw …9枚目ですよな、これで。

GM:うむ、確か。

カタリナ:今正にりーち、と。

GM:ちなみに、当然のように覇王の財宝ではなく。「まおーの宝物庫」(死)

カタリナ:……あんまり嬉しくない

 

というか、不吉な予感満載である。多分名前のせいだが。

 

GM:いや、多分凄いんですよ?  色々とw

 

 

タイル4-2 黄色い売人

 

カタリナ:では次?

GM:うい(めくり)おや、ハートの3? …ああ、何か居るw

カタリナ:「……?」

竜「(何かいるな)」

黄色いの「やあ、お安くしておくよ!!(ばむばむ)」

カタリナ:「あら、この前干からびていた」

 

SE:黄色いのが目を向けると、何故か短期間で驚異的ムッキムキになったカタリナの姿が!

 

黄色いの「やあ、命の恩人!  …ナニガアッタノ?」(汗)

カタリナ:「……筋肉は、聖義でした」b

竜「(モウダメポ)」

黄色いの「ソ、ソウナノカ。   ともかく、何か買っていくかい?」

 

売値は全て三割り増し、しかし大抵のものは置いてあるボッタクリ商店である。

 

カタリナ:「あら、何があります?(どれどれ、と)……」

転送石、買って行っていいですか

黄色いの「あいよ、ワープストーン一個。ビヤーキーもオススメの一品だよ」

 

現在の階層は19Fなので、帰還のために必要な魔術判定の達成値は43。

背に腹は換えられず、と+35の転送石を13650Gで買うカタリナであった。

 

カタリナ:……激しく持っていかれたもののw

GM:では、次?

カタリナ:うぃ

 

…この選択が正しかった事を、カタリナは直後に知るところとなる。

「命の保障を金で買えるなら、絶対に惜しむな」

…それが、生き残る鉄則なのである、と。

 

 

タイル4-3 絶望のジェットストリームアタック

 

GM:…お、またハートで、9。

カタリナ:……ということは、次がAか。

 

そして、停止するGM。

 

GM:〜しばらくおまちください〜

カタリナ:(ふと)…DL24で、9?  ……あー。

 

何が起きたのかを察したようです。

虚穂GM時の定番となりつつある「モンスターコントロールセンター」…

 

GM:引き札は7・8・Jで…チャートによると「死人使い」・「影からあらわれし」・「スタンピード」となった。

カタリナ:影はいいんですけど…どうせ自前の装甲抜けませんしw

GM:(えーと)影のほかは、ネクロマンサー×2、強化グール×5と…ベヒーモス×[1D6]体だな。

カタリナ:…しまった、カナード早く使いすぎたか(滝汗)

 

さて、コレまでも何度か出てきたエネミーも居るが……。

 

「ネクロマンサー」

Lv21のアンデッド。そこそこの火力の魔法攻撃と、敵の数を一気に増やす《召喚:グール》、

何より《ヘイスト》を持つのが厄介な支援型のエネミー。単独ならレベルの割に大して怖い

相手では無いが、集団に紛れていると地味に危険。

 

「グール」

猛毒の爪を《フェイント》込みで当ててくるLv11のアンデッド。モブより一歩抜きん出た能力を

持つものの、まあ攻撃力も低く一山幾らの雑魚と言って差し支えない。

…しかしこの戦闘では強化が施され、全判定+2D、ダメージ+40という数の暴力を脅威に

感じさせるだけの強さを得ている。下手すると、ネクロマンサーより厄介。

 

そして、本日初登場。弩級スケールの魔獣ことベヒーモス。

 

「ベヒーモス」

Lv26の魔獣。

体長数十メートル、歩くだけで地盤沈下を起こすという恐ろしいスケールの大怪獣。

能力的には恐ろしくタフ、シンプルかつ高打撃力、無差別だが強力な範囲攻撃持ちと、

正に正面対決歓迎なスペックを持つ。

 

カタリナ:……1ターン持たせて撤退か或いは……(うーむ)

 

この大集団に、流石に頭を悩ませるカタリナ。

一斉に襲い掛かられたら、いかに頑丈不屈を誇るパラディンと言えど

あっと言う間にミンチである。

 

カタリナ:作戦決定。《援軍》でカナード召喚しつつ、本人は《陣形》でグールのところに突撃。

ベヘ様は(ごろごろ)…三匹(汗)

GM:…というか、カナード呼んでコケさせたら、脱兎したほうがw

カタリナ:……ですな。コレは勝てないw

 

作戦。

「理知の宝玉」で加速したカナードの先制《アニマルパクト》によるシーン全域への《サモン・

リバイアサン》で敵を足止めし、その隙に転送石で離脱。

《デモンズウェブ》で強化された転倒はマイナー・メジャーを(つまりメインプロセス一回)を

消費しなければ解除できないため、行動を阻害するには最適である。

 

カナード「……毎度毎度厄介ごとに巻き込まれるな(ひょこ)」

カタリナ「また貴方ですか(汗)」

竜「(おせっかいな野郎だ)」

カナード「……ところで。何だその筋肉は」

カタリナ「聖義です」

カナード「そうか」

 

だが、そんな漫談をしている間に《ヘイスト》で加速したネクロマンサー二体が先手を取って

しまう! 危うし、冒険者!!

 

ねくろまんさー1「ふっ、だがもう遅い!!」

ねくろまんさー2「筋肉ダルマとモヤシっこよ、わが軍勢を見よ!!」

GM:…で、二人して《グール召喚》w

カタリナ:wwwww

 

もろもろもろっ、と湧いて出てきたグール。その数なんと8匹。

1エンゲージに13匹のグールが群れ集う、名状し難いカオスな状況に。

…いや、この状況でだから何だと言われても答えようが無いのだが。

 

カタリナ:(無視)えーと、ではカナード。

カナード「何だグールか……腕立て伏せでもしていろ!(腕をばっと)」

GM:…そして反射的に腕立て伏せを始めるカタリナ(ぇ)

竜「(ちょ、姐さん! 俺の上で腕立てスンナ!?)」

カタリナ:ではカナード。

マイナーで《予測射撃(アニマルパクト相当)》、メジャーで《呪法爆弾(サモン・リヴァイアサン相当)》

 

SE:ずどどーん

 

カナード「……ちっ、やはり精度が落ちてるか」

 

しかしこの一撃。

微妙に出目が悪く、肝心のベヒーモスを一匹打ち洩らす事態に。

 

カタリナ:ホント今日惜しいですな、俺w

GM:こっちはギリギリでヤヴァい目出してるしなぁ…では、ダメージ(ごろごろ)108点ほどカナードへ

カタリナ:「……まずいっ!(かばー)」

竜「(神殿式飛翔壁!)」

 

そして当然のように突っ込んでくるベヒーモスの突撃を、飛び込んだカタリナがカバー。

辛うじてカナードの命を繋ぎ…

 

カタリナ:…(2D+38で目標値43…ころころ)44、せーふ(あぶあぶ)

 

SE:脱出ッ!!

 

カタリナ:「……ギリギリでした」

カナード「結果がよければ、それでいいだろう(すたすたと)」

 

…辛うじて、彼らはデッドエンドから生還したのだった!!

 

GM:…うむ、今回は何かジンクスを覆せた気がする。

カタリナ:いやいやいやいや!?

GM:ネームド様は出てませんぜ?

カタリナ:何も覆せてませんからwwwwジョーカー自体は出てますしwwww

 

ついでに言うなら、今日も元気に地獄開始してました。ええ。

 

GM:…をう(驚)…あいるびーばーっく!!

カタリナ:……をいw

 

素で「今日はいつもよりマトモ」だと感じていたようです、このGM。

「あいるびーばっく」、一体何処へ帰るというのか。やっぱり地獄なのか。

…このGMに、自重とか反省は存在しないというのだろうか。

 

PCの地獄は、続く!!