貧乏騎士珍道中 〜或いは賢騎士異聞録〜

 

古文書に曰く。

 

かつて天より幾多の竜来たり、地にありて見守る者となる

時往きて風の時代、かの竜の一、闇に囚われ邪悪に堕ちゆ

竜に従うは賢き者、その身に全て持つものの加護を得し剣の担い手

賢騎士、その名はいくさに死を撒く竜のしもべ

 

地を往くその脚は、地を這う蛇のごとく

風を裂くその翼は、天駆ける鳥のごとく

水巻くその腕は、水底舞う勇魚のごとく

その牙は―――――

 

(損失)

 

かの竜、神々の加護の元打ち倒されしも、賢騎士の魂は朽ちず

その精髄は天に散り地に眠り、いましも目覚めを待たんとす

かの者目覚めしとき、再び地は震え天は騒ぎ、幾多の血と暗黒が大地に満ちゆ

目覚めの徴(しるし)は、(損失)

 

(以下、損失)

 

アリアンロッド キャンペーン

『貧乏騎士珍道中 〜或いは賢騎士異聞録〜』

 

金も行動値も馬も無い、ありふれた騎士がめぐり合った世界の危機。
それは喪われた古き力の胎動。
君は今、伝説を目にする…

 

 

 

 

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