強襲、山賊砦

GM:では、山賊アジトへ……逝きますか?
キール:いくとしましょう
GM:ではてくてくと……あ、身を隠したりは?
キール:隠密ですか?
GM:ええ、さっき山向きの装備貰ったので、+5ほどあげましょう。両方とも判定ドゾ
ヴァン:でも技能なしなので30
ヴァン(ダイス機能):1D100 = 65 = 65
キール:……こっちは持ってないなあ…判定値、20
キール(ダイス機能):1D100 = 14 = 14
キール:……(滝

SE:がさがさがさ、ごろんごろん

GM:……流石、逃げ隠れ皇子(マテ
キール:流石だw
ヴァン:もとい、40か…まあどの道失敗……ってwww
GM:……この場合、どっちも見つかるのが筋かな?
SE:俺が奴らをひきつける! お前はその隙に、奴等のケツにでかいのをブチこんでやりな!
SE:アッー!

マテ。

GM:では、付近まで来たあたりで、向こうから警鐘らしき音が。

SE:怪しいのが来たぞー

GM:……どーやら、監視システムに見つかった人が居たようですね(ぇ
GM:キールのほうはまだ、見つかってないようだが
キール:(にょろーん
ヴァン:「三流だな…気付いている事を気付かせては隠れ家の意味が無い」
キール:「……気づかれた人間の台詞ではないと思うが(こそこそ」
GM:で、だな。駆動音が。
SE:ぎゃりぎゃりぎゃりぎゃりぎゃり、がっしょん。
ヴァン:「そもそも、武道家にこそこそ隠れろと言うのが土台無理な話だ…来たか」
SE:敵が現れた!
キール:「……(溜息) しかし、EMにしてはずいぶんと"うるさい"兵器のようだな?」
GM:いや、EMが戦闘起動したら、五月蠅いだけじゃなくてソニックブームが
キール:(あ、なるほど)
 いや、EMだったらそんなガチャガチャした音は鳴らないだろう、と思ったので
キール:*駆動機関の関係上
GM:確かに
ヴァン:「贋作如きが…本物を見せてやるか」 …って、あ。今IDEA起動したらキールが…

山地に現れたのは、アサルトライフル他まちまちな装備を抱えた男どもが数人と、車載兵器を
光らせた軽装甲車両。それに何やら…やかましくて不恰好なヒトガタの機械。

GM:あと、スケールが人間なので、IDEA起動するとエラいことになります。
キール:さて、ドーシタモノヤラ。IDEA出してもいいのかなあ
キール:*二人で出せば怖くないw
GM:場所、ここ国境地帯ww
キール:wwwww
ヴァン:ガーディアンズの名の下に正義の執行はあらゆる情況で是とされるのですw(マテ

ンなわきゃ無い

山賊「おうおう、たった一人で殴りこみたぁ、結構肝が据わってるじゃねーか」
キール:「(……)」←「隠匿」判定成功で隠れている。
ヴァン:「こちらはフリーのEMUユーザー、ヴァンアーブル=ノースクライムだ。命が惜しければ
 今すぐ投降しろ」
ヴァン:「そこのオモチャも、早い所乗り捨てた方がいいぞ?乗っていては酷い目に遭うからな」
山賊「(ぎょっ)……へ、へへ……ユーザーだろーと、ここでIDEAを使ったら大事だぜ?
 使うなよ? 使ったら……」
GM:がしょ、とその「オモチャ」が前に出るんだがその後ろ……何でしょう、あのケミカルマーク

山賊たちの後ろにあったのは……何というか、いかにも「危険物!」なマークの入った一抱え
ほどのタンク。

キール:……見覚えあります?
ヴァン:…ケミカルってことは、そみー印…
山賊「こいつぁな、ヘイスロスのゴミ捨て場に置いてあった化学兵器さ!! もしこんな国境で
 こんなモノが破裂したら……どーなるかな?」
GM:くっきりとソミィ印がw
キール:もうこいつらほっといて逃げればよくねwwwww
ヴァン:ソ レ ダ
GM:名案と言えば名案w

ま さ に 外 道

GM:で、だな。ちと感知系の技能を振ってみそ。
キール:判定値40で

ところが、この判定はどっちも失敗。

ヴァン:「良く判りもしないで知った口を聞くな馬鹿。まず自分がどうなるかも分からないか?」
山賊「お前がデカブツを出さなきゃ、そうそう壊れる品物でもないさ」
GM:……まあ、ソミー製なんで流石に頑丈な物体っぽい、とだけ
ヴァン:「ほぅ…生身なら勝てる、とでも言いたげだな?(すぅっ、と目を細めて」
山賊「はっ、この「ギガンティックボリスVターボ+」に、ユーザーとは言え生身で勝てると思う
 な!!!」
ヴァン:「…ネーミングセンス無いな、お前…(哀れみの目」

全くである。猛省しろGM。

GM:ヒトガタメカ。強いて言えば……パトレイバーの作業用レイバーのよーな
山賊部下「何だと!? ボリス親分のネーミングセンスは王国No1だぞ!!」
ヴァン:「…(思いっきり小馬鹿にした溜息)」
山賊部下2「二回壊れて直したからVだ! 何が悪い!!」
ヴァン:「…そろそろ、いいか?下らん御託はもう飽いた(ギロリ」
山賊「(う)……野郎ども、やっちまえ!!」
GM:……とゆーわけで、戦闘です。
キール:ふむ。《タクティカルブレイン》じゃ、隠密状態は解けませんよな?
GM:解けません。
ヴァン:【INS】は12−。
GM:ヒトガタが【INS】9.親分搭乗の車両は10.歩兵は5です
GM:で、ヒトガタだが……何か、手に物騒なものが。
GM:何というか……パイルバンカーとバルカン砲。
ヴァン:(向こうに《タクティカルブレイン》かければ封殺出来るんジャネ?w
キール:そ れ だ
キール:んじゃこう、物陰からビームライフル(エンブレム)をびすびすびすっと
キール:行動阻害

キールが《タクティカルブレイン》のスキルを発動。敵陣営の【INS】を劇的に低下させる。

山賊s「うおわっ!?き、奇襲だ!?」(あたふた
キール:(あと、「戦術」効果でどっちにしろ+3入るか。味方側
キール:では、これでヒトガタが3、首領が4、歩兵が0で
GM:敵は浮き足立ってますが
ヴァン:では12で行動。マイナーアクションで移動…って、あ。…マイナーだけじゃ届かない
GM:……まあ、生身だしなw
ヴァン:マイナーメジャー使ってヒトガタに接敵、終了。

このターンはヴァンが移動して敵陣へ突っ込み、キールは車両狙いの射撃をミス。歩兵sは
ヴァンを撃つも一発も命中せず、ロボもパイルバンカーを空振り。首領にいたってはファンブル
を振って…

山賊「うぎゃーーーー」(ちゅどーん
ヴァン:「…巫山戯けているのか?…死ぬぞ?(威圧的に」
山賊「ちょ、ちょっとジャムって誘爆しただけだ!まだ問題ないッ!!」(ボロッ
GM:車両HP:20 装甲:3 →残り4(チーン
ヴァン:目がよければ一撃で大破していたw

危うく自爆…いや、自爆そのものだった(南無)

GM:……凄い、一般人使うのはほとんど初めてだが、こんなに弱いとはw
キール:「……喜劇を見に来たつもりではなかったのだがな?」
山賊1「くそ、こいつちょこまかと!」
山賊2「何で当たらないんだ!バケモノか!!」
山賊3「銃弾「が」避けてるのか!?そんな馬鹿な!」
GM:*腕が悪すぎるだけです。
ヴァン:「ホームでの戦いなら、最低限有利な地形くらい把握しておくことだな。これでは烏合の
 衆と変わらん」
GM:(ふ、山賊ヘッドが戦術持ってない時点で、烏合の衆そのものだがなw
ヴァン:マイナーアクションは何もなし、メジャーアクションでぶん殴ります
ヴァン:「奔れ…雷鳴ッ!」
GM:機動兵器を舐めなさんな。こう見えても、防御技能は20%もあるぜ!(死
ヴァン(ダイス機能):1D100 = 3 = 3
山賊「こ、この!! ちょこまかと……はっ!?」

*振り向いた時には、もう遅い。

GM:……クリティカルだよなぁw

判定のダイス目が「クリティカル値(判定値の1/10)」以下だと、クリティカルヒットとなり
色々良いことが。攻撃の場合、ダイスの数が2倍になるのです。

ヴァン(ダイス機能):14+8D6 = 14+(5+4+1+3+6+2+1+1) = 37
ヴァン:「奔れ…雷鳴ッ!」
 物理/電撃ダメージです。
GM:……(ああ、中の人まで粉々にしなくても(滂沱
ヴァン:ww
SE:うっぎゃぁぁぁぁっ!?(ちゅどーん
山賊「ハリー!!? 貴様、よくもハリーを!?」

武人ヴァンの拳の一撃で、哀れヒトガタメカを操縦していた山賊は、その機体ごと粉微塵に
粉砕されてしまいましたとさ。南無。

GM:山賊sは士気崩壊しかけてますが。で、キールの行動が入るわけだが……
キール:さて、一応撃っておきますか。首領のを。
GM:……当たると散りますw
キール:(ころころ⇒すかっ
GM:(安堵
山賊「ぬあっ!?ちぃ、ヘタクソな援軍が居やがるか!」
ヴァン:しかし再度ファンブル(マテ
GM:今度こそ喰らえ、山賊魂をw

…ここで思いも寄らぬ方向へ転がるのが、ダイスの神の悪戯。

GM:……あ、クリティカルw
キール:うっはw
ヴァン:……げ
GM:粉々になるかも
山賊「ファイアーー!!」(どこーん
GM:リアクションどうぞ
ヴァン:んー…どうにか防御で凌げるか
GM:まあ、半減すれば生きてるよな……
ヴァン:判定値45で防御

どこーん、とハンドキャノンがヴァンに炸裂。…しかし。

GM:……ハンドキャノン喰らって、普通に怪我だけで済むって……ユーザーはやはりバケモノ
 のようです
ヴァン:「っ…! は、これが限界か?」
山賊「BINGO!!   って、何で生きてやがる!?」
GM:続けて、ザコsなんだが……士気崩壊してるんだよなぁ
GM:(ころころ)……あ、全員逃げ去った
ヴァン:www
GM:山賊sは逃げ出した!
山賊「ちょ、お前たち何処へ逝く!?」
部下s「失礼しましたーー!」(脱兎
キール:「……人徳だな(ぽそ」
GM:……しょせん山賊よ。さて、巡って復讐のヴァン
ヴァン:「さて、どうする?今ならばまだ投降を認めてやらないでも無いが」
山賊「…………(滝汗)」
山賊「(白旗)」
ヴァン:「それでいい。無益な殺生はしたくないしな」
GM:そのまま武装解除して土下座衛門(ぇ

機動兵器と戦闘車両相手に生身で戦闘を挑み、車載砲の直撃にも耐えて拳の一撃で
粉砕する。これが、ユーザーという超人なのである。

GM:……しょせん、この世界の一般人ってこんなモノなんですが
キール:wwwww
GM:では、引き渡して次へ進むのだが……首領が何か言ってましたが。
山賊「赤い砂漠の囲いに、誰かが穴を開けやがったらしいんだ。前居た場所はナハツェーラー
 に襲われちまったし……」

赤い砂漠と人間社会のエリア境界は、高密度の防御障壁と建造物でガードされています
万が一にも中のバケモノが溢れてきたら……周辺地域は比喩抜きに絶滅地帯に変わる
ので。

キール:縁起でもない事この上ないw
ヴァン:「…そんな穴を放っておくな、ハイランダー…」
GM:まあ、原因は……どっかの誰かが、稼ぎたくて中で暴れたかららしいんだが

***用語解説5***
「ソミー」

→ソミー=ツェンカー。この世界きっての大天才…いや大天災で、エーテルメタルの基礎理論
 など恐るべき技術を開発する年若き科学者。その性質は、生粋のマッドサイエンティスト。
 通称は「禍学者」。


「ヘイスロス」
→王国でも五指に入る大都市であり、機工都市の異名を持ち、非常に充実したインフラと高い
 工業・技術力を持つ。

「《タクティカルブレイン》」
→キャラクターの特技や特異能力を表す「スキル」の1つで、敵味方の行動速度を増減させて
 戦闘を有利に進める。地味に強力なキールの得意技。

「メジャーアクション」
→主に戦闘中の行動を処理するための用語で、対象を攻撃したり魔法を詠唱したりと、
 戦闘の主となる行動を行うタイミング。

「マイナーアクション」
→メジャーアクションに対して、武器を構えたり少し移動したりといった小規模な行動を処理
 するタイミング。

「エンブレム」
→『ユーザー』が『EMU』の力で造った、自分専用の武装。見た目は千差万別だが、そのどれ
 にも共通して……いわゆる通常兵器とは比較にならないほどの威力を持つ。

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