第一話 狩り手の目覚め

さて、本日は新規キャラクター二人の「導入編」とかそんな感じで。

春夏秋冬 天音(ひととせ あまね):レジェンド/中学生
中の人:† kabane †
⇒人呼んで大惨事発生装置、シナリオブレイカーなどの様々な称号を持つプレイヤー。GMの
精神とシナリオをダイレクトに破壊する、超常的なプレイスタイルの持ち主。

高梨 士紋(たかなし しもん):ディープルート/中学生
中の人:九谷
⇒ラノベとB級ネタをこよなく愛するPL。今までに常識人なキャラをやったところを誰も見た
 ことがない、という主役適正のなさに関してはかなりの定評あり。
 その定評を覆すべく今回はキャラを組んだようだが……?
 
GMの中の人:虚穂
⇒ヘボGMの中身。暗夜に跋扈し、昼は灰と化すともっぱらの噂。その正体は……ただの活字
好きなヲタクである。


GM:さて、ココからセッションという地獄変デスかw?
高梨 士紋:いってみましょうかw
GM:えーと、ウホ(ryで俺様の美技に(ry…(リロード中)

例によって例の如くPC達にキーワードを事前提出させて、そこからシナリオ構築するという
無茶な即興シナリオである。
ちなみに。

士紋:「俺様の美技に、酔いな」
春夏秋冬:「ウホッ、いい男……」


何処をどうやっても大惨事の予感しかしないのは絶対にGMのせいではない


高梨 士紋:なんというカオスw
GM:…まあ、出来なくはないと脳は言う。
高梨 士紋:その脳はおかしいw
GM:何を今更、と言うべきかw
高梨 士紋:ま、確かに

*内部で別の世界に繋がってるそうです。

春夏秋冬:明らかに大惨事です、後悔する前に止めましょうw
高梨 士紋:だが俺は後悔しないw
GM:GMって何さ! 顧みないことさ!
春夏秋冬:いや、お前が後悔しろよw だって、PC男だろ?w>高梨 士紋さん

SE:ウホッ

高梨 士紋:ふ、ドリームイメージがメンズナックル風味の跡部様だよ?w
春夏秋冬:……
高梨 士紋:ブリリアントな罠で篭絡するに決まってるじゃないかw
春夏秋冬:モウダメダハヤクナントカシナイト

*編集者注
メンズナックル:実に素敵なキャッチフレーズを量産するファッション誌
         詳しくはこちらとかこちら


高梨 士紋:ま……とりあえず一回キーワード変えとく?

流石に不安になったかとGMが安堵したのもつかの間

高梨 士紋:つ 「ガイアが俺にもっと輝けと囁いている」

もっと酷くなってました(滂沱)

GM:…ナイアが俺にもっと囁けと輝いている(死
GM:さて、キーワード入れ替えるとして…まあ、大筋問題なかろう。
高梨 士紋:そしてそっちは変えても良いし変えなくてもいい>春夏秋冬
春夏秋冬:ガイアと言ったら……キーワード「シャード」でw

システム違ッ!?

高梨 士紋:ちょw世界観違うwww
GM:…(ふむ。30秒お待ちください

GM、暫し黙考の後、おもむろにプロローグを流してみる

 その日、1人の少年が喫茶店"ルナティック☆バニー"へ駆け込んできたことから話は始まる

 『お姉ちゃんが目を覚まさないんです!』

 …町で広がる不可思議な昏睡、そして垣間見える「ありえざる現象」…

 ハンターたちは、その日。

 神話を目にした…」
GM:NHDシナリオ〜砕けた神話の一節より〜
高梨 士紋:……アリフレロ自重w
春夏秋冬:アリフレロ?w
GM:全てがマイソロティック(違
高梨 士紋:「オレの左腕には神話が降ってくるんだぜ?」
 こうですか? わかりま(ry

*編集者注
アリフレロ:正式名『アリフレロ キス・神話・Good by
       タイトル同様、実に神話的な内容のライトノベル。中毒性大
       集英社スーパーダッシュ文庫より大好評発売中。
       詳しくはこちらとかこちら

GM:というわけで、おおよそ3分でシナリオを組んだわけだが。
高梨 士紋:w
GM:……まず、君らは何処の誰かというと

*そして、何であんな怪しい場所に居るのかとw

高梨 士紋:俺が聞きたいです
楯脇「……良い子は昼間からこんなところに居ちゃいけないよ?」

背景:兎がネコとデスマッチ。

高梨 士紋:マッチョが倒れてるとw
高梨 士紋:やめて! 僕の姉さんをそんな変態たちの生贄にささげないで!?

*「変態たち」の活躍は前回を参照


・導入1 春夏秋冬 天音(ひととせ あまね)の場合
GM:春夏秋冬は『レジェンド』だよな? 家族について何かとか、能力取り戻した一件とか、
 何か有るかね?
春夏秋冬:あ、あります
GM:ふむ、語ってくれたまえ。断片でいいので

『レジェンド』とは、ナイトメアハンター・ディープの世界において「かつてナイトメアハンターであ
り、また何かのきっかけで喪ったはずの「夢の力」を取り戻した」ベテラン悪夢狩人のことを示
す。彼らはPCとしてはその経験を最大の武器に、悪夢を世界に跋扈させる「ユニオン」と戦う
のである。

春夏秋冬:キャラ設定時にメモッたのはこれだけだったw
・家族は現在、世界を転々としています。
・「力」は祖父譲り。

凄く……断片です……

GM:…ふむ。祖父はまだ元気にハンターをw?
春夏秋冬:いえ、引退しました。現在は、私の銃の先生です。
春夏秋冬:ちなみに、わたしは現在一人暮らし中で普通の生活をしてますが、実は実家は地下
 射撃練習場がある大豪邸です
高梨 士紋:どんだけセレブなんだw
春夏秋冬:具体的には<大富豪>の特技を取ると、地下射撃練習場が出てくるようになりますw

GM、黙考三秒のち。おもむろに設定を垂れ流してみる。

  元ナイトメアハンター「春夏秋冬 鉄才(ひととせ てっさい)」は、
  今でこそ引退しているが、かつては愛用のガトリンクキャノン片手に悪夢を蜂の巣に
  していた、超ベテランのハンターであった。

  その通り名は…"テッサイ・ザ・デンジャー"

高梨 士紋:な、なんというwwww
春夏秋冬:う、微妙にダサいのかカッコいいのか分からない通り名www

今現在、彼は能力こそ喪ったが、その豊富な経験を活かして若きハンターたちを育成する
大規模な「フェローズ」の「オーサー」として、その道では知られているのである。

春夏秋冬:まぁ、当時にしては格好いい方だったのだと、自己納得w

この何ともいえないチープさとダサさこそが、噂のGMセンス(何)

 …ちなみに、銃火器ならぬ「重火器」のコレクターでもあった、らしい。
 その鉄才が現役時代、逃してしまった相手が居たという…

 それが、"オブシダン"の通り名を持つ強力なナイトメアである。

 ヤツは有る地点を中心に出没し、何度そのウォールを破壊しても
 次の瞬間には別の場所に 出現していたという…

高梨 士紋:オブシディアン……トランスフォームの予感。

ビーストウォーズメタルス・リターンズはCGがグロ目なので初心者にはお勧めできない

GM:ハンターたちは消耗戦を余儀なくされたが、鉄才はその"発想の転換"でオブシダンに
 痛撃を与え、休眠させることに成功したのだ。

春夏秋冬 鉄才:「…なるほどな。出てきた物を一つ一つ潰しても仕方が無いということか。

 ならば、根こそぎ焼き払えばよいッ!!」

SE:大型爆弾

春夏秋冬:"発想の転換"!!
GM:……彼の機転によって、一つの山村が灰燼に変わり、一つの悪夢が消え去った……

機転なのか、それは

春夏秋冬:ちなみに、無人山村ねw
高梨 士紋:なんという自重すべきジジイw
鉄才「見るがよい、綺麗さっぱりではないか」(呵々大笑)

GM:そして、それから十年ほどが経った今……ナイトメアハンターとして修行を積む第〜代  
 春夏秋冬家後継者の前に、怪しげな影が現れるのだった

…このお祖父様のほうが、悪夢なんぞよりよっぽど怪しいのは気のせいです。むしろ仕様で
す。

GM:では、現在はそちらが日本に居るので、エアメールでも送っておこうかw
GM:…ちなみに、苗字は「春夏秋冬(ひととせ)」として…名前は決まったんだろうかw
春夏秋冬:一年全てという想いをこめ、「春夏秋冬 天音(ひととせ あまね)」でw

GM:では、日本の某所、N市。1人暮らしをしている天音の家に、一通のエアメールが
 妙に分厚い…というか、ほぼ小包サイズ

*ちなみに、何故か「火気厳禁」と。

春夏秋冬:ふむ、では超能力でレーダー…これって中身のおまかなデータって分かったっけ?
GM:レーダーだと…まあ、手元に有るこのくらいの物品なら、遮蔽されて無い限りは見えても 
 いいかw

天音は《レーダー感覚を発揮する能力(People Are Strange)》という超能力を使用できる。これ
は本来、自分の周囲をレーダーのように走査する超能力なのだが、まあ手元の小包を音響探
知機ばりに走査するくらい、やっても良かろうというのがGM判断。

春夏秋冬:超能力Lv3で3Dで?
GM:まあ、待てwまずは【宿命】を消費するのだ。最初は『レジェンド』だと3あるはず。
春夏秋冬:【宿命】?
GM:【宿命(calling)】ってポイントがあるのだよ
春夏秋冬:あ、消費しないと超能力使えない?
GM:うむ、現実では【宿命】を使って「ディゾルブ」しないと
春夏秋冬:……やっぱ止めておきますw
GM:ういwまあ、ビジョンで振ってみるといいかとw

天音の【ビジョン】は3。期待値を上回り、まあ判定は問題なく成功。

GM:では、中から微弱にだが、かぎ慣れた臭いが。アレです。硝煙の臭い。あとは銃の整備で
 使うグリスとかのw
春夏秋冬:ふむ……じゃあ、まず開封前に写真を撮りますw(パシャパシャ)

…ちなみに、天音はちゃんと<写真撮影>というスキルを持っている。

GM:で……開けてみますかw?
春夏秋冬:開けます。祖父からの荷物なら、まともなものだろうとw
GM:うむ、では中身だが……まず、封筒に入ってる手紙っぽいもの。その下に、やたら厳重に
 梱包された紙箱。

封筒の中身は、N市内の二箇所の住所と、やっつけで書かれたと思しき手紙だった。

GM:一つ目の住所は、市街地の方にある「かつての戦友の経営している店・兼 ハンターの
 拠点」らしい。
GM:もう一つは……郊外の廃病院の地下に、実弾使ってもバレない射撃訓練場があるとかw
春夏秋冬:なんと!!! 流石、偉大なハンターであっただけあって、すごい情報網……

鉄才の手紙「やはり銃器は実弾を使ってこそ、腕が磨かれるものだ。お前もそろそろ、 
 模擬弾でこっそり射撃訓練をするのにも飽きてきただろう。お祖父さまの采配に感謝 
 感激しても誰も責めはしないはずだ」

…で、箱のほうはというと。

GM:実弾使う銃の諸々のための換装キットと、明らかに「お前、コレ人殺すためだろ…」な
 ホロウポイントな実包がセットで。

ホローポイント(hollow point)
弾頭がレンズのように窪んでいる弾丸。人体等に命中すると先端がキノコ状に変形・拡張(マッ
シュルーミングという)し、運動エネルギーを効率よく目標に与えることにより、大きなダメージ
を与える。ライフル弾と比べて圧倒的に威力の低いピストル弾によくみられるデザインである。
広義ではダムダム弾もこれに分類される。 
…Copied by Wikipedia 「弾丸」

GM:「追伸。照準に捉えたら、躊躇わず撃て」
GM:…以上、遠い国の祖父からでしたw

実際には、天音はキャラクターの作成時点で<拳銃>技能を持っており、愛用の拳銃もデータ的
にはちゃんと保有している。この演出は、R&R誌に掲載されていたリプレイの演出を、GM的
に二番煎じしてみたものである。
ノリでやった、後悔はして居ない(何

高梨 士紋:無闇に感動的な演出にw
春夏秋冬:では、祖父にようやく腕が認められたことに感激しつつ受け取り、換装します。
GM:あと、その弾丸で人撃つとまず間違いなく致命傷なので注意。
春夏秋冬:了解。肝に銘じますw

春夏秋冬 天音(ひととせ あまね) 性別:女
タイプ:『レジェンド』
特技:拳銃、写真撮影
超能力:《レーダー感覚を発揮する能力》《瞬間移動する能力》《動物に変身する能力》
特性:機敏でタフ、そして意志堅固。愛銃は「H&K モデルUSP45」


・導入2 高梨 士紋(たかなし しもん)の場合
GM:さて……では天音がハンターとしての階段を一歩進んだところで。
 高梨は、大ピンチだった。
高梨 士紋:ふむ、一体何が?
GM:まあ、具体的に何がというとだ。珍しく(ぇ)学校へ行ったわけだが。

 どこぞの不幸な魔剣使いのようである。
 TVアニメ「ナイトウィザード 〜The Animation〜 」大好評放映中

高梨 士紋:「……(てこてこ)」
GM:……まあ、休んでる期間が多いと色々溜まるものも有るわけで。資料とか書類とか課題
 とか。

*士紋は幼少期に大事故に巻き込まれたせいで、病弱系なのである

高梨 士紋:「……(担任がにっこり笑って差し出してきた紙束を見て絶句)」
GM:色々受け取って手続きして気がつけば、もう時間は黄昏だったという…w
高梨 士紋:「……重い……」(るーるー)
万里「…な、何か凄い荷物ね」(てこてこ)
高梨 士紋:「……凄い荷物だと思うなら、手伝ってくれても(涙)」
万里「男の子でしょう?  もう、…ほら、半分寄越しなさい。
高梨 士紋:「(ひょい、と八割ほど)」
高梨 士紋:「ありがとう姉さん(笑顔)」
GM:で、こっちはこっちでひょいっと八割ほど持ってw
高梨 士紋:姉強!?w

高梨 士紋には、高梨 万里(たかなし まり)という姉が居る。
士紋ともども、幼いころに大きな事故に巻き込まれるも、その後遺症を努力で乗り越えた強い
女性。見た目は幼いらしい。
士紋から万里へのロイス(ぇ)は「尊敬○/悔悟」
万里から士紋へは「庇護○/偏愛」という関係らしい。
曰く、「底知れない姉」だそうで。

ちなみに。士紋(現実側)・万里の設定はダブルクロス2nd サプリメント「ラディカルドライブ」
キャラクター作成チャートを使用してほぼ完全にランダムに決められたものだったり(名前まで)

……中の人が趣味に走りづらい分マトモになりやすいと踏んだのだろう


万里「全く、わたしがたまたま通らなかったら、どうやって帰ってたんだか…」(片手で下げつつ
高梨 士紋:「……冷たいアスファルトに倒れて息絶えてたと思う(トオイメ)」
GM:ちなみに、姉御。背中には木刀の入った袋とか胴着とかw
高梨 士紋:おお、剣道とな
GM:いや、「剣術」w

何が違うのか、といえば。
とりあえず「道」とか心構えの前に、技の方針として「相手を即急効率的に斃すための剣技」
とゆー意味で「剣術」と。つまり、物騒なほう。

高梨 士紋:「……(無言でちょびっと距離置き)」
万里「もう少し体も鍛えなさいよ? ジョギングするだけでも違うんだから……」
高梨 士紋:「……でも、その胴着だけは」 (ふるふると首を横に)

*ちょっぴり汗臭かったようだ

万里「まあ、流石に剣術やりなさいとは言わないわよ(苦笑)」
GM:…という、このまま終われば微笑ましい姉弟なんだがw
高梨 士紋:ああ、微笑ましい姉弟だったw
GM:…ちょいと、【ビジョン】振ってみそw
高梨 士紋:ふむ

【ビジョン】5の士紋は、楽々判定に成功+【宿命】もゲット。

GM:君は校門を出ようとしたところで、その気配に気が付いた。
高梨 士紋:「……」
高梨 士紋:ぴた、と止まりますねw

その時、士紋には。
……夕暮れ時。どこにでも有るはずの無数の影が。
何故か揺らめいて…こちらを囲んでいるような気がしたのだ。

高梨 士紋:……なんという嫌な予感w
春夏秋冬:ホラー判定?

『ハンターを』
『ハンターの血族を』
『ハンターの一族を』

『『根絶やしにするのだ……』』

GM:…いえす。なう、ホラータイムw
高梨 士紋:うはw そして僕はどうなんだろう。もう力を使えてもいいのだろうか
GM:ふむ、このタイミングで目覚めるのも美味しいw
高梨 士紋:……それでw
GM:姉はというと、夢の側の素養が無いのか気付かないが……その背中に、影が1人。
 大振りなサバイバルナイフを腰だめに、突進しようとしている。
高梨 士紋:「……姉さんッ!」
 さて、突き飛ばして助けるのは?
GM:ふむ、【ビジョン】で15w

士紋はとっさに反応し、姉を刃の線上から突き飛ばす。
(ちなみに、ダイス目が猛烈に走っていた。どう見てもシスコンである)

GM:では、見事に刃先から姉を逃れさせたところで……翻った影がそっちを睨みつける
高梨 士紋:「……(にらまれてびくっと)……あ、危ないじゃないか! そこの人!」
影「…覚醒前のハンター……まずは、貴様を殺すべきだな」(ゆらっ)
高梨 士紋:「……う。何かお話の通じない人が(汗)」

その眼光を見たとき。士紋の中で何かざわめいたものがあった。

「ヤツは人間じゃない」と、その何かが告げていた。

高梨 士紋:「……(汗) 逃げよう、姉さん!」
 書類は置いといて姉の手を引いて脱兎、かな。彼的には
GM:では、影…「ナイトメア」が手を突き出すと……士紋の真横を電光が引き裂いて、向こう側
 で立ち木が焼き焦げて砕けます
高梨 士紋:「(凝固)……え?」
GM:さて、さらに二人を巻き込むように次弾の電光が渦を巻いたところで…[ホラー判定]……
 目標値15.

[ホラー判定]とは。
悪夢(ナイトメア)のもたらす恐怖・脅威にキャラクターが抵抗する判定である。
強烈で深刻な悪夢の影響で有るほど、その恐怖は強く、抵抗し難いものになる。

高梨 士紋:(ころころ)…お、成功
高梨 士紋:では、ここは敢えて喰らって「うわーっ!?」と吹っ飛ばされて
高梨 士紋:転がったあたりで「…あれ? 痛くない?」
GM:ふむ、では姉が振り向こうとしている光景が、やはりゆっくりと視界に
GM:その向こうでは、舌打ちした「影」がさらに電光を撃たんとw
高梨 士紋:「!! 姉さんっ!」

「夢の力」を持たない一般人は、「ナイトメア」を認識することが出来ない。超能力や夢魔能力
など「夢の力」で起こった現象に関しても、その結果を見ることだけが可能であり、一体「何が
起きたのか」を知ることは無いのである。

GM:(にや)[ディゾルブ]すると、相手も動かないままでアクション取れるぜw
高梨 士紋:うっはw

*ナイトメアは現実世界でも異能力を奮うことが出来るが、ハンターと違って自身の「夢の力」
を解放して一瞬だけ世界に介入する[ディゾルブ]を使用することはできないのである

高梨 士紋:では[ディゾルブ]してみるか。

SE:時間凍結

高梨 士紋:そこで、士紋の中で何かが切り替わりますね

?:『引っ込め役立たず、ここは俺が片付ける』

説明しよう! ディープルートがそのドリームイメージを解き放つ時!
夢と現は等価値になるのだっ!!

影「(驚愕の表情とか)」
シモン:「……今日もガイアが俺にもっと輝けと囁いているぜ……」

高梨士紋の[ドリームイメージ](夢の中における姿)。
漆黒カリスマ男(ぇ)シモン=リクルス、降臨。

GM:うむ、そのまま1アクションを行えます
シモン:ではそのままエレガントに黒炎攻撃をば
GM:どぞw
シモン:「おい、そこの黒いの」
影「(反応しようとしているが、時間の外)」
シモン:「俺様の美技に、酔いな」

シモン、《炎を操る能力》で攻撃を行うが、敵はどうにか回避成功。

GM:…では、影は辛うじてソレを避けて…黒炎はアスファルトを抉ってぼしゅっとw
影「……ちっ、目覚めやがったか」(逃)
シモン:「……シーンの最前線に立ち続ける覚悟は無かったみたいだな(嘲るように笑い)」
シモン:敢えて見送りますよ、格好良くw
GM:…で、その影の足元へ、だな。どどどどど、とネジやらビスやら小銭が撃たれて…当然の
 ように外れて(ぇ)、影は逃げ延びますw
楯脇「…あちゃー、ハズしたか」
シモン:「(舌打ち)漆黒に選ばれしこの俺の反逆第一章には似つかわしくない鼠がいるようだな
 (ぽそ)」

影が逃げ去り、残されたのはシモンと…通りすがりの楯脇。

楯脇「…あ、そこの人。無事ですか?」(てこてこ)
シモン:「誰に向かって言っている?」(傲然)
楯脇「……誰に、と言われても……そう言えばどなた様ですか?」
万里「…(はた)アレ? 何でアスファルトがこげたりして…?」(はて?
シモン:「(万里を見てちっ)まあいい。幕開けはこのくらいで十分か。後は任せるぞ、役立たず」
シモン:(ディゾルブ終了)

流石に姉に見られるのは嫌だったようである(何)

高梨 士紋:「(3・2・1・PON)…………(茫然自失⇒きょろきょろ)」
万里「わっ!? 士紋、いつの間にか制服が焦げてるよ!? 火傷とかして無い!?」(焦)
高梨 士紋:「え? ……あ(焦げ見て)……う、うん。大丈夫みたい」

*電光がかすめたそうです。


万里「…ところで。士紋、あの人はお知り合い?」(はて)
高梨 士紋:「……知らない人」
高梨 士紋:「姉さん、また変な男に付きまとわれてるんじゃ(汗)」
万里「……む、前のストーカーさんなら、もう何処かで「くさいめし」を食べてるはずだよ?」
高梨 士紋:「……そういえばそうだったね(うんうん」
楯脇「まあ、初対面ですし…って、ヒトのことをストーカーみたいに(汗)」
楯脇「(話が進みそうにないし)ま、こっちは何か凄い音がしたから来ただけなんですけどね。
 何もなかったなら、まあ良いんです」
高梨 士紋:はて、士紋にはどの辺りまで記憶があるのだろうw
GM:そこは任意w
高梨 士紋:ではとりあえずシモン降臨直前までで。
 「そういえば、何か影みたいな黒っぽい人たちが一杯いたような?(うーむ)」

その視界からふっととぼけた青年の姿が消え、背中から聞こえる声。
「さっき何が有ったか知りたい……あるいはこれ以上危険な目に会いたくないなら、ここへ」

GM:出落ちの謎男こと楯脇は、士紋の懐に名刺メモ押し込んで、そのまま脱兎で視界から
 消えますw

高梨 士紋:「……(ぴら)……(はて?)」

『……喫茶「るなてぃっく☆ばにー」 秘密の相談、お受けします』

高梨 士紋:「……あ、怪しすぎる……(汗)」
GM:珈琲のタダ券もかねてますw
高梨 士紋:お、それは中学生にとっては中々
万里「…結局、何があったの?」(むー)

高梨 士紋:「……うーん、とりあえず行くべきか行かないべきか」
万里「…あら? その喫茶店って……」
高梨 士紋:「しっているのですかライデン姉さん」(棒読み)
万里「知らないの月光な弟?(棒読み)」
高梨 士紋:「(こくこく)」
万里「ほら、市街地のほうに新しく出来た、「物凄い怪しいけど良心的な喫茶店」」
高梨 士紋:「……名前からしてアウトじゃないかなぁ」
万里「店主さんが兎マニアだとか何だとか…知り合いの子が怖いもの見たさで行ったらしくて。
 何か、外人さんとか人外さんとか変人さんが居たらしいけど、サービスも食事も上出来で、
 お値段手ごろだったって(汗)」

外人さん:ルー、バーグマン
人外さん:ルナル
変人さん:ロスト

らしい(前回の登場人物より)

高梨 士紋:「……ふつうのひとはいないのですか?(汗)」
万里「…(目逸らし)」
万里「あー、アルバイトっぽい普通の人は居たらしいわよ?」
高梨 士紋:「……(安堵)……タダ券も付いてるし、ヤバそうだったら逃げようかな(汗)」
万里「……って言うのもね。あの場所って「不思議なことが起こる」一角なのよね」

万里曰く、喫茶店も何時出来たのか誰も知らないし、その前に何が有ったのかも誰も覚えてい
ないし。その割に、あの場所に行くとどうにもならない悩み事に決着が付いたりとか…

高梨 士紋:「あはは、やだなあ姉さん。不思議なことなんて、そう簡単に起きるはずないよ」 
 (ぽそ

幼い頃大事故に巻き込まれたせいで、そうした「割と都合のいい不思議なこと」に懐疑的に
なっている士紋君であった。起きないから奇跡って言うんですよ?

万里「まあ、目に見える都市伝説って有体らしいわよ?」
高梨 士紋:「……そんな都合のいいことあるはずがない……(ぐ、と名刺を握り)……うん、
 確かめに行ってくる(てこてこ)」
高梨 士紋:「夕飯までには、戻るから」
万里「今日の夕食は粕鍋だから、食べ過ぎないようにねー?」
高梨 士紋:「はーい」(てこてこ)
高梨 士紋:では退場しますね。
 ええ、「そんな都合のいい不思議なんてあるはずがないんだ」とか呟きながら
GM:そして、姉も帰っていくのだった。激戦のスーパーマーケットを経由して。

高梨 士紋/シモン=リクルス 性別:男
タイプ:『ディープルート』
特技:物探し
超能力:《炎を操る能力》
特性:現実側:病弱
   ドリームイメージ:「俺様の美技に、酔いな」

高梨 士紋:……おお、途中を除けば割とマトモなキャラに

どの口でアレをマトモと言うのかは、ともかく。

GM:さて、とりあえず一区切り。次は、喫茶店で細かい説明とかに入れるんで

*「フェローズ」の拠点というのは、オーソドックスなシナリオの導入地点なのである。

高梨 士紋:うぃー


歴戦の戦士を血統に持つ『レジェンド』にして拳銃の使い手、春夏秋冬 天音。
不慮の事件に巻き込まれた新米『ディープルート』、高梨 士紋。
彼らが向かう先は、悪夢と戦う悪夢たちの住処(ぇ)。むしろ悪夢じみた何か。
彼らの運命やいかに。

…では、次も良い夢を。

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