導入 日常の終わり

 

PC紹介

 

遠見 隻……現在の進化状態は『アルバレスト・サンダラー]

 どこにでもいるごく普通の高校二年生(PL自称)。瑞穂高校の軽音楽部所属。

 担当はギターとたまにヴォーカル。好きなバンドはXといういかにもな感じのPC@である。

 共生生物は強固な装甲と高機動を兼ね備えた飛行型悪魔憑き、アルバレスト。

その機動力を駆使して空を駆け、敵を狙い撃つ。

中の人/九谷氏

→ 弄られプレイヤー。シリアスとそれ以外の落差がナイアガラ以上という、キャラに劣らず愉快な人物。

  GM的に、罠に嵌めて見ていると非常に面白い(酷)。

 

サティレス……現在の進化形態は『ジャベリン・マローダー』

 変身前の外観はやや大きめの山猫。悪魔つきとなってからは魚が苦手になった、らしい。

 高い支援能力と特殊攻撃力を備えた汎用型であり、特に雑魚を一掃する広域毒攻撃が強力。

 特技はNPCを魅了し、情報を自白させる《サティレス懺悔針》

中の人/dystopia氏

→ 熟練プレイヤー。

  ドSな言動と不意をつくネタ発言が特技。

  今日も隻の修羅場症候群を進行させるべく暗躍する。

 

 

プレセッション  私は大好きですが

 

虚穂:リドルはお好きですか?

隻:リトルは大好きです

dystopia:金髪?

 

のっけから駄目なPL達でありますが。

それはそれで実によし、ということで。

 

虚穂→GM:なるほど、では小技で勝負しましょう。人質とか。

実はパラブラのシナリオが出来てたりするのです。プロット程度に。

 

その製作過程はこちら。

 

雑談しつつふとリドルを思いつく

三つほど即興ででっちあげる(この間5分)

せっかくだからリドルなシナリオを構成する(3分)

イマココ

 

dystopia:何という3分メイキング……

GM:脳内シナリオクラフトと呼びます(何)

 

リドル……ちなみに、要は謎々なんですが、解けないと人が死ぬ類のギミックが有ったりしてワーオ(何

 

dystopia:惜しい人物を無くした……館脇……

たてわき「ばかなー」(そして夕日に顔が浮かぶ)

GM:ぶっちゃけると、シナリオ短めですが戦闘きつくてリドルのせいで難易度上昇。結構厳しめ。

なんせ、ボスデータは出来あいじゃなくてお手製なので。

隻:それは……腕が鳴りますな。

GM:うちの定番の如く、ちゃんと強い敵からはそれなりの報酬が出ますしな。

さあ、挑め、悪意の罠に!(何

dystopia:うみゅ

GM:一応明かしておくと、敵は7Lレギオンですので。悪役補正は、伊達じゃ無い……!

と言うわけで、体力とか持つならヤれます。ガチで。

隻:持ちますとも

dystopia:持つカナァ……

GM:PCの成長は済んでますかな? GMやったdys氏も、120点経験点取っといてください。

魔結晶は無し、PC成長分だけ

dystopia:うい。

隻:オッスオッス

 

 

導入1  ある軽音部の風景

 

GM:さて、状況説明をば。近日、N市では不審火が相次いでおります。

隻:不審火とな。

GM:商店街、繁華街に始まってビジネス街や学校近辺でも数件似たような事件が起きてまして。

同一犯による放火じゃなかろうかと警察が神経とがらせております。

まあ、それはそれとしていつも通りの軽音部なのですが……

隻:「……眠い」

矢環:「シノ、アレ出してアレ」

古辺:「(すちゃ、と何か水音)」

 

SE:どべちょ(低温)

 

GM:何か、ねちょっとした非常に冷たい物体が隻の背筋に。

隻:「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」(むくっ)

美作:「(腹押さえて痙攣中)」

森衛:「(馬鹿を見る目)」

矢環:「あ、眼覚めた?」

GM:古辺の手には……まあ、なんだ。科学実験で見慣れたスライム的なものが、クーラーボックスの中におさまって。

よく冷えた奴を背筋に投入されたようです

隻:「……ナンダコレハ」

古辺:「舘脇先生が、科学部からもらったって」

矢環:「うちの科学部、ロクでも無いモノ作っては放置してることで有名だからね……

これも元々は、ジュース冷やすための冷却ジェルだったらしいんだけど」

古辺:「……調合の分量間違えて、大増殖しちゃったとか」

 

*スライムを肌に付けると荒れるので、良い子はまねをしないように

 

隻:「ナニシテンダうちの科学部……」

美作:「いやまあ、お陰で愉快なもの見れたし」

矢環:「まあ、気付け程度には使えそうなこともわかったしね。それじゃ、練習続けましょ」

GM:……というところで、がらっとスタジオのドア開きまして。

舘脇:「あー、すまん。実はせんせー、今日はここまでで居なくなるわ。

スタジオの延長使用はできなくなるんで、済まんが今日は五時で引き上げといてくれ」

隻:「あー……わかりました」

舘脇:「すまんな、ほんと。今度麺類でも奢るよ」(すたたた)

GM:……と言うことが有って、その日は結構早く引き揚げたわけです。えーと、隻って家はどんな感じで?

隻:えーと、どんな感じにしましょう

 

1:ひとりぐらし

2:普通の一家、姉妹兄弟付き

3:親戚の家

 

隻:よし、1D6で、12、34、56で(ころころ→4)

GM:……兄弟姉妹、どれが欲しいですか(何

サティレス@猫:キモウト!キモウト!

 

まずはGMが提示したリストはこちら。

 

1:兄

2:弟

3:弟娘(おとこ)

4:姉

5:妹

6:いっそ全部

 

隻:うーん……ダイスで。ちょいと私色に染め上げてみましょう。

 

というわけでPL色に(何)編集されたリストがこちら。

 

1:行方不明の兄

2:ショタ弟

3:ヤンデレ妹(キモウト)

4:ちょっとアホ入った妹

5:理知的な妹

6:ブラコン姉

7:キャリアウーマン姉

8:弟娘

9:姉妹(3〜5、6〜7を1D6でR)

10:いっそ全部

 

どうしてこうなった?

 

GM:……もっとひどかった!?

隻:1D10で(ころころ→7)

GM:キャリ姉、とw

隻:キャリアウーマンな姉と二人暮らしです

サティレス@猫:実生活はダメな姉なんですねわかります。絶賛婚活中とか

GM:……有りそうだ……w

隻:イイデスネ

 

あのリストの中だと、だいぶ穏当なのを引き当ててくれたようです。

 

GM:えーと、では姉の……隻だし一美(かずみ)でw

一美:「あ、おかえりー。早かったわねー」(りびんぐ)

GM:今日は早かったらしい

隻:「……姉さん。早かったじゃないか」

GM:ええ、だらしない恰好でビール飲んでますw

サティレス@猫:……アレ?これただの●サトさんじゃねぇn(ry

一美:「ええ、何か会社でちょっと事故が有ってねー。調査入るから早く帰れちゃった」

隻:「……事故?」(荷物置きながら)

一美:「ええ、社屋でボヤだって。怖いよねー……あ、そっちも早かったけど、何かあった?

こう、楓ちゃんにフられたとか。シノちゃんに迫られたとか」

サティレス@猫:永戸ちゃんとおままごと(リアルに)とか

隻:「姉さん。俺の私生活を何だと思ってるんだ……」

一美:「エロゲ主人公的けいおんライフ?」

隻:「……飯抜き」

一美:「ちょ、ビールとおつまみだけじゃおねーちゃんお腹すくって!?」

隻:「人間、ビールとおつまみだけでも死なない」

一美:「……そうなの?」←文系(何)

隻:「必須アモト酸は足りている。問題ない」

一美:「そうなんだー……あ、じゃあ枝豆茹でて。おつまみ追加で」

GM:結局作るのは隻だったりする

隻:「却下」

といいつつ台所に。そしてチャーハンが出てきます

 

なんというツンデレ

 

サティレス@猫:ロイス二個ぐらいとってそうだな

一美:「いやー、優しい弟を持つとおねーさんは幸せですよ」(食べ)

隻:「……(黙々と食べ)」

一美:「あ、そう言えばね。今日そこの庭で妙な猫ちゃんが居たから……ちょっと抱えて来ちゃった」

隻:「……は?」

 

というわけで、サプライズにサティレスの導入、スタートです。

よいGMはまねしないように。

 

 

導入2  襲来! にくタロウ!

 

GM:サティレス、君は……たまたま、隻の家と思しき場所に興味を以て通りすがった時。

ヴィシャスですら有り得ない勢いで首根っこを掴まれた

サティレス@猫:「ぶにゃ?!(なんとぉ?!)」

GM:とっさに毒撃を叩き込もうとしたら、それはスーツを着た女性でして。

サティレス@猫:レベルが3になってちょっと大きくなりました。

一美:「あ、迷い猫迷い猫おーばーらん。おっきいねー、ほら、うち来てちょっとお酌しなさいよー」←もう酔ってた

サティレス@猫:「……」(つい本能で首をつかまれると大人しく

GM:……で。

 

@家の中。

 

サティレス@猫:「(ダメだこの人間、早く介抱されないと……)」

隻:「……(何故コレがここにいる……)」

一美:「と言うわけで、新たな住猫の「にくタロウ」です」

サティレス@猫:「……(妾は♀なのに……)」

一美:「ほらにくタロウ、挨拶挨拶ー」

隻:「……ぷ」

GM:……まあ、古今東西。酔っ払いに勝てる奴は……w

サティレス@猫:「にゃ?!」(クロスネイルあたーっく!)>隻

隻:「なんとぉ!?」(回避)

一美:「ほらにくタロウ、暴れてないで煮干しだよ煮干しー」

サティレス@猫:「うぐぐ」(またも一美に首根っこつかまれ)

GM:なお、放っておくと寝室までお持ち帰りされて抱き枕乙(死

隻:「……ほーら煮干しだよにくたろうー」(棒)

GM:ジャベリン3Lなら、ショットガン毒玉も撃てますなw

サティレス@猫:「(いつか泣かす……!)」

GM:まあ、おおよそそう言う平和な日なんですが…… ちと、ニュースが。

TV:「……連続放火事件と見られ、警察では同一犯の疑いが……」

GM:というニュースに続いてですね。

隻:「……物騒だな」

TV:「では、次のニュースです。昨日午後、護送中の凶悪犯が警察車両から逃亡し……」

GM:物騒コンボ

TV:「調べによると犯人は国内外で爆発物を……」

一美:「ホント物騒ねー。放火の次は爆弾魔かー」

隻:「…………物騒だな」

サティレス@猫:「……ごろごろ」@毛づくろいなう

GM:まあ、物騒ついでに言っておくと、護送者から逃げ出したのって実はこの都市の付近(死)

隻:「…………マジで物騒だな」

一美:「うわー、明日会社休もうかしら……」

サティレス@猫:「なおーん」

 

 

導入3  日常の終わり

 

GM:……で、翌日。君たちは、恐るべき事態を目の当たりにした(多分)

サティレス@猫:凶悪犯と酒盛りをする姉が?!

GM:いえ。登校したら、校門が有りませんでした。

サティレス@猫:「……物騒じゃの」

隻:「……ナニィ」

GM:で、警察車両がKEEPOUTの黄色テープ張りまくって大騒ぎしてたりする。

美作:「あ、遠見。やっと来たか」

隻:「……コレはいったい何の騒ぎだ?」

美作:「ああ、俺も又聞きなんだけどよ…… 爆発物でボン、らしいぜ?」

サティレス@猫:猫だし、潜入するか……? と思ったけどたぶんどっち側ももう移動してるだろうなぁ

隻:「……昨日のニュースか……」

GM:ああ、学校付近には居ても良いですよ?

サティレス@猫:隻の足元うろついてますb

隻:……蹴るぞw

サティレス@猫:そしたら尻尾で揚げ足取りをw

GM:猫武術……w

で、校門は良く見ると残ってはいるんですが……なんか、鉄の塊が10mくらい吹き飛んでひしゃげてるんですが。

ちょっと、知覚振ってみましょうか。目標値は13.

隻:(ころころ→9)

GM:社会とか礼儀で警官って手もありますが……振り直しはw?

サティレス@猫:せんせー、固定で超えそう。

隻:「(ええい鬱陶しい」(尻尾されつつ)

……そゆこと。

GM:……ナニィw

サティレス@猫:知覚技能中級+ミューテションで+3、能力値1w

GM:まあ、俺はピンゾロを期待するw

 

GMの邪な期待は果たされることなく、20を叩き出すサティレスなのでした、とほほ……。

 

GM:十分ですw えーとですね。

サティレス@猫:「(にゃんだふるでもにっくあーい)」

GM:爆弾と言っても、こんな鉄の塊(しかも固定されてる)を吹っ飛ばそうと思ったら、ちょっとしたダイナマイトが要ります。

サティレス@猫:デスヨネー

GM:しかもこの校門の残骸、微妙に表面が熔解してます。

隻:(全く気づかずとりあえず美作と談笑)

GM:何と言うか、物凄い高温にさらされた感じで。今のところはその程度ですね。

サティレス@猫:「(ふぁいあぼーる?)」

GM:あ、そんな感じ。SW2だと30点オーバーのファイアボールをアイアンゴーレムへ、って感じ。

隻:むしろクレイモア?

GM:クレイモアだと……ああ、確かに最終能力とか炸裂させると余波でなりそうですな。

サティレス@猫:ウォーコイトだったりしてw

GM:ヘッジボム……w

隻:甲斐ェ……w

矢環:「あ、居た居た。ナニコレ、どうしちゃったの?」

隻:「わからん」

古辺:「生徒は全員帰宅だって」

美作:「お、らっきー。数学の課題やってなかったんだ」

隻:「俺もやってねー……ちょうどよかったな」

川崎:「助かったぜ。あ、どうせだからバイト行くか」

サティレス@猫:さて……GM。

GM:うむ

サティレス@猫:周辺の木々も見るけど、ワイヤーの痕とかはない?

GM:そーですな、さっきの知覚で解る感じだと、校門吹っ飛ばされてる以外は特には。

サティレス@猫:「うなー……」

GM:ただ、サティレスよ。

サティレス@猫:

GM:君と、隻のDUST通信機に招集が来てますよ?

多分、サティレスの場合は腕輪(変身後を考えて)

隻:「(SE:とぅおるるるるる)……ん?」

サティレス@猫:「うなー……(今度はあちゃー……な意味で)」

舘脇:「あ、遠見か? ちょっと悪いんだが、サティレス共々ちょーっと来て欲しいんだが……

ちょっと、物騒な案件になりそうなんでな。DUSTの正式な依頼ってことで報酬も出すから、手を貸してほしいんだ」

隻:「……近頃の?」

舘脇:「……いいカンしてるな。それと、今日の学校のも、だ」

隻:「……(ふむ、と考え込み) ……わかりました」

舘脇:「すまんな、では詳しいことは現地で」

矢環:「……どしたの?」

サティレス@猫:「(出たな人間弾頭……)」

隻:「あぁ……ちょっと、注文してた弦が入ったらしくてな。今から引き取りに行ってくる」

矢環:「最近物騒だし、気をつけなさいよ?」

隻:「わかってるよ、部長(苦笑)」

サティレス@猫:いつの間にかその場からいなくなる猫

永戸:「(突如背後から)遠見」

隻:「(びく)……なんだ?」

永戸:「(無言でカード切って、3枚引くように促し)」

隻:「(引いてみる)」

GM:塔の正位置、女教皇の正位置、魔術師の逆位置が。

隻:「……コレの意味は?」

永戸:「……知恵あるもの、破壊的な現象、聡明さによる解決……災難の多い人ね」

サティレス@猫:既に破壊的な現象は一端が起きていて、知恵あるもの……動物型パラサイトか?

GM:ああ、魔術師の逆位置はですね。むしろ「知識・技術」のリバースと見てくれていいです。

隻:ではそこで、「むー」となってた矢環が「ちょ、ちょっと大丈夫なの!?」と。

こう、静の占いは当たるんだからねー、的な

GM:なりそうですなw

矢環:「前も何か危ない予兆が出てたし……本当に気をつけなさいよ?」

隻:「大丈夫だよ。この前変な結果が出たときも何とかなったしな」(HAHAHA、と笑って

美作:「まあ、遠見って何だかんだでしぶとく切り抜けそうだしな」

隻:「……ぃやかましぃ」(指弾

 

SE:びすっ

 

美作:「にとぐりっ!?」

川崎:「最近磨きかかって来たな、お前の指弾」

隻:「的が居るからな」(回収)

古辺:「それじゃ、みんな気を付けて」

 

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