〜ダンジョン戦線異常、アリ〜

 

九谷:さて。Kabane氏が負傷退場しちゃったのでSW2.0・ALGダークマジック、共にキャンペーンは
足止め状態となり申した。

神無月:まぁ、体が資本な以上已む無し。

九谷:緊急入院じゃ、いかんとも

GM:まあ、無理に動かすと足は悪化するし、今は静養第一。

 

何が有ったのかと言いますと。

緊急の負傷で「廻谷」の中の人ことkabane氏がダウン。

ALG三話は無論、kabane氏がGMとして鋭意企画中だった「SW2.0戦記(仮)」も一時ストップが掛かってしまったのです。

しかして。

 

GM:…いっそ戦記ものという背後設定を生かしてしまうのも一つの手ですが(笑顔)

 

はい、黙ってみているGMではなかったのです。

「自重しないGM」、「容赦無いGM」。あるいは「魔王」とか呼ばれる所以である必殺☆暴挙が炸裂します……というわけで、SW2.0初となるPL&GMの顔ぶれはこちら

 

 

GMの中の人:虚穂氏

死亡ギリギリの戦闘バランスと、シビアなフラグ管理に定評のあるGM

その通称は魔王陛下

久々のソードワールドということで電波の感度が高めになってる模様。要注意。

本人から一言:「……びびっと!」

 

PLその1:九谷氏

妄言プレイヤー。

イロモノPCと悪ノリに定評のあるPL。

最近ソードワールド2.0リプレイ『たのだん』を買ったため、ネタに織り込む機会を虎視眈々と

伺っているらしい

本人から一言:「せんせー、たのだんネタに走っていいすか?」

 

PLその2:神無月氏

ハードボイルドなキャラクターに定評のあるPL。

渋いPCと高火力の前衛系をやらせると、その安定性で右に出るものは中々いない。

本人から一言:「ガチの殴り合い希望です」

 

 

GM:まず2NDパーティのキャラで、こっちがGMをやって幾らかセッションを重ねてしまうという手が。

2NDの方なら、kabane氏の負担が大して増えないので。後で合流すればいいだけなので。

九谷:ふむ、なるほど。第二キャラ…ロックオンを使うことになるか(ごそごそ)

 

SE:狙い撃つぜ!

 

九谷⇒ロックオン:そっちはどんなキャラ入れる?

神無月:んー、そうなるともう一人キャラ作った方がいいですかのう…エヴァーグリーン(成長済)と

ゼクスの二人で行くつもりだったのですが。

GM:ああ、参加人数が少ないので、少し技能構成に余裕が欲しいとは思う。よって、初期から

幾らか成長してる事を前提にしておきたい。

ロックオン:ふむ

 

NWやアリアンロッドのランダムダンジョンならいざ知らず。

このソードワールドというゲーム、スカウト(盗賊)やレンジャー(野伏)無しでダンジョンやら

ウィルダネス(野外での冒険)に挑もうものなら、幾百冒険者の死体を量産しても飽き足らない

こと多々(言い過ぎ)である。

少人数でも、最低限の備えは無いと遊べる領域が狭められてしまうのである。

 

故に、レギュレーションは以下の通り。

1.経験点は初期+2000点

2.能力値の成長は2回

3.所持金は初期の1200G+1500Gで2700G

4.名誉点は15点

 

既に一回、オフラインでのセッションを経ている事を加味して、

「初心者向けの冒険を二回ほど達成した冒険者」くらいのイメージのスタートとなる。

 

GM:スカウトとかレンジャーとか入れないと不味いし、入れると成長は遅れるので。

神無月:んじゃエヴァーグリーンでやらせてもらいますか。

 

エヴァーグリーン:神無月氏の使用キャラ。

 フェンサーを中心にスカウト・レンジャー・セージなど、生存に直結する技能を幅広く修得した

 高機動型前衛戦士。

 レイピア二刀流による連撃で、相手に甚大なダメージをもたらすこともしばしば。

 中の人の成分が滲み出たか、ハードボイルドな漢キャラになっている。

 

ロックオン:ティルメアを多少成長させて臨むか、或いはロックオンを成長させるか…うーん

 

*ティルメア:ロックオンの中の人のもう一人の持ちキャラ。二挺拳銃ルーンフォーク。

  初期では《精密射撃》を取得していなかった為、誤射に悩まされることとなった。

  ちなみに、後方から石をぶん投げたらエヴァーグリーンの後頭部に6ゾロで直撃したこともある。

 

そんな訳で、キャラクターを調整した結果。

 

ロックオン:マギテを3、シューター・レンジャー・セージを1ずつ取ればいいかな。当面は

GM:まあ、マギテ3あれば魔法系としても使えるしな。

ロックオン:回復も飛ばせますしな。

 

マギテック(魔動機師)

 ラクシアに300年ほど前に存在した前時代文明の遺産であるマナ技術体系を用いる、

他の魔法とは一風代わった術師。通称「マギテ」

「マギスフィア」と呼ばれる媒体を用いて、「銃」の弾薬を精製したり、或いは様々な道具を

作り出したりする。

マギテックは2Lvで【ヒーリングバレット】という回復効果の有る弾丸を精製出来るように

なるので、以後治療役としても機能するようになるのである。

 

ロックオン:こっちは生命力が心もとないから、痛撃で殺っくり逝くなあ(あはは)

GM:……(ちぇ)

 

こっそりとドゥームのデータを引っ込めるGMであった。

 

ロックオン:えーと、こちらは種族がナイトメアで、職業は……傭兵兼冒険者。

銃の腕前から人呼んで「ロックオン」。

 

どこからどう聞いても偽名以外の何者でもない名前である。

死ぬ死ぬ詐欺とか代替わりとかがありそうな?

 

ロックオン:経歴で「大恋愛した」とか「罪を犯した」とか微妙にヤンデレフラグが立ってるけど

気にしません(ヲイ)

で、もう一個が「未だ叶わぬ夢がある」なんですよな……。

GM:まさか、恋敵を射殺してNiceBoatな逃亡を…?

ロックオン:……未遂?w

GM:……いや、まさか。「宝物はこの頭蓋骨で、ユメは蘇生させる事です」(滅)

ロックオン:……コトノハ自重w

神無月:

ロックオン:人の恋人勝手に殺さないで下さいwww

GM:まだ生きている、と(マダって何だマダって)

ロックオン:そのうち、GMの脳裏に電波が降ってきたら語られることも在るでしょう。

GM:……(びびっと!)

神無月:…毒電波が来た音がw

 

ええ、脳髄にビビっと来ました、妄言電波。

 

GM:…貴族の令嬢か誰か身分の有る人を、とある事故で死なせてしまいました

→有り金はたいて蘇生させました

→穢れ溜まっちゃいました

→実はその令嬢、聖騎士の娘でした

→逃亡。

ロックオン:……あー…なるほど、そりゃ犯罪にもなるわ(汗)

GM:お嬢様は、塔の中で待ってるそうです。軟禁で。

…救い出すという「まだかなわぬ夢」を持てますよw?

ロックオン:で、しかも聖騎士様(仮)の令嬢を死なせた挙句「穢れ」持ちにしちゃった犯罪者…

実名は名乗れませんな(納得)

GM:まあ、蘇生一回くらいの「穢れ」なら、よほどの事が無いと「人外」とかは呼ばれませんが…

そのへん厳しい神官から見ると…あるいは一般人から見ると…ですな。

神無月:実は死後二十日経ってた上に、蘇生時の2Dで12振っちゃったZE!

GM:最悪だw!?

 

○蘇生と「穢れ」

ラクシア世界では高レベルの操霊術師による7Lv魔法《リザレクション》を使用することで、

死者の蘇生は可能となっています(条件は幾らかあるものの)。

しかし世界の摂理に反して魂を呼び戻した結果、その魂には「穢れ」と呼ばれる罪業の

ようなものが溜まってしまうのです。

この蘇生時の「穢れ」は、死亡から蘇生までの日数とその時の2Dの出目によりますが…

そりゃ20日経過して2D6で12振れば、一瞬で大変な事になります。

生きたままアンデッドへの道を大爆走でしょう。

仮に高レベルの神聖魔法を使っても、「穢れ」を完全に除くことは出来ず…その先はもう、

神さま本人に《コール・ゴッド》して来て頂くか、或いは未だ知られない超古代の魔法・秘法・

奇跡でも探すしか無いでしょう。

 

ロックオン:実はそこらへんで何かしらの陰謀があったのでしょうかね。ナイトメアだし、全部罪は

着せられたり。

GM:ああ、微妙に逆。

「お前がナイトメアだから、娘に「穢れ」が溜まるように仕向けたんだろう!」と。

ロックオン:「ち、違う! 俺は何もしていない!」

 

初っ端からダーク極まりない設定付けもあったものである。

まあ、このGMとPLじゃ仕方あるまい(ぇ)

 

GM:追われる身、とw

ロックオン:何か魔王陛下のGMで追われる身って、凄く後が無い気がw

GM:…いや、本当に死ぬような追跡劇を用意してもいいですけど。

俺がその手のシナリオで使う場合、敵は多分アサシン(暗殺者)よ?

 

名の有る方にとっては色々と世間的に不名誉だし、当然表に出したくないし。

サクッと闇に消えてもらうなら、捕まえて処罰なんてまどろっこしいことはナシ。

月の無い夜中に背中を毒剣でストッとやれば、万事完了(マテ)

 

ロックオン:謹んで追跡劇は遠慮しますw

まあ、設定自体はいい感じにあんちひーろーな感じなので遠慮なく頂きつつ。

ロックオン:そして酒場で酔うと中二病っぽく思わせぶりなことを(ヲイ)

 

酔うと過去を洩らすダークな狙撃手。

…確かにアンチヒーロー的である。

 

神無月:こっちはフェンサー3・スカウト2・セージ1・レンジャー1。

ガチの殴り合いを出来るシナリオ希望w

GM:……キプロクスでも退治してみるw?

神無月:それは流石に無理w

GM:部位の有るエネミーは結構、レベル以上に厳しいからなぁ…

ロックオン:さて、後は……あ、はいはいGMはいGM!(挙手

GM:はい?

ロックオン:PL名は折角のSW2.0なので、初心に帰ってヒヨコ君でいいでしょうか!(マテ

 

*たのだん自重。

 

GM:……オタマ君でどーぞ(死

SE:はやくカエルになりたーい

 

 

そのさりげない切り返しは……!

GMって……ドS!?

でも、いきなり人様の芸風を真似るのはやっぱりよくないよね。

何だか本当に恥ずかしくなってしまった……穴があったら入りたいっ!

 

……はい、我々がやると毒とかヤバげなおクスリにしかなり得ない「たのだん」ごっこは

この辺にして(ヲイ

あ、ソードワールド2.0リプレイ『たのだん』第一巻は、富士見書房から好評発売中です。

コレで宣伝もよし、と

 

 

GM:まあ、最初というか二回目であるし、世界樹的なお使いをやってもらうとしようかw

 

*世界樹。

まあ、言わずと知れたちょいと高難易度なRPG「世界樹の迷宮」のことである。

このゲーム、依頼として「迷宮で〜を取って来て欲しい」や「〜を倒して欲しい」というイベントが

そこそこの数存在している。

冒険者への依頼としては、割とオーソドックスな形態といえるだろう。

 

神無月⇒エヴァーグリーン:弟の病気を治すのに薬草が必要なんです

→よし、これを持ち帰れば… ! あ あ っ と !

GM:サウロポセイドンならぬグレートキプロクスのチャージを浴びたいとなw

ロックオン:或いはラフレシア様降臨⇒「氷結しよっ♪」⇒「ゆっくり死んでいってね!」

 

「サウロポセイドン」「ラフレシア」

…いずれも「世界樹の迷宮U」で数多のPCを葬り去ったであろう、諸々の意味で極悪な

モンスターたちである。

特に、ごくごく浅い階層でアイテムを採集している時に突如強襲される恐怖と来たら…このGM、

楽しくて踊りだしそうです(自重)

 

ロックオン:ふむ。んじゃ店の片隅でやさぐれて酒を飲んでいたところを、そこのエヴァーグリーン氏

に引っ張り出された感じで

エヴァーグリーン:「ほれ、飲んだくれてないでお仕事だ(ずりずりずり)」

ロックオン「(あーれー)」

ロックオン:「ほっといてくれ……俺ぁ……俺ぁ……うう」(ずりずり)

ロロティア:「……おいおい、呑んだくれてるが大丈夫なのかよ?」

GM:えーと、ここですが「世界樹の宿木」亭といいまして。

 

施設:冒険者の店『”世界樹の宿り木”亭』

店主:”紅の隻眼”ロロティア=ザハート *マギテック4 シューター4 マスター5 コック4

→片目に眼帯をした歴戦でハードボイルドかつファンシーなタビットが経営する冒険者の店。

堅実かつ太いパイプを持ち、初心者にも安定した仕事とサービスを供給してくれる。

名物料理は特製炭による野鳥のハーブ照り焼き。

 

ロックオン:うしゃぎの店でしたか。

GM:うしゃぎ大好きですから。

 

大好きらしい

 

エヴァーグリーン:「問題無い。多少の酒でどうにかなるほどヤワじゃあないさ …多分(ぽそ)」

ロックオン:……さすがだ俺、全く信用がないぜb

ロロティア:「ならいいんだがな…まあ、仕事はいつだって売るほどあるさ。気が向いたら、そこの

掲示板でも探してみるといい」

ロックオン:「(よっこいせ)……そろそろ路銀も尽きてきたしなぁ。しょうがねぇ、やってみるか

(掲示板をぱーっと見つつ)」

エヴァーグリーン:「そうさせてもらうよ、店主…しかし、今の俺達にできるものとなるとどれがいいか」

ロロティア:「(見定めつつ)ああ、これなんてどうだ?」

エヴァーグリーン:「うむ?」

 

依頼:薬草の採取

依頼者:薬師ギルド

報酬:後払いで応相談、一株当たり50G

 

ロックオン:「草採って帰ってこいと」

まあ、それだけじゃ終わらないよね♪

ロロティア:「ああ、そいつだがな。どうも薬師の連中が困り果てて出したみたいでな」

エヴァーグリーン:「ほう?なにか面白いことでもあったのか?(にやり)」

ロックオン:「自分らで取りにいかねえってことは……まぁ、何か居るんだよな?」

ロロティア:「あそこのギルドの連中は、基本的に蒼白ひょうたんだろ」

GM:セージとかレンジャーとかばっかりで、冒険者というには戦闘力無くてね。

ロロティア:「で、いつもポーションやら何やらの素材を取りに行く場所に、クリーチャーが湧いた

そうでな」

ロックオン:「お手上げになってこっちに依頼をまわしてきたってわけか(納得)」

ロロティア:「うっかり襲われかけて、ほうほうのていで帰ってきたとか。ああ、その下のほうに退治の

依頼も出てるぞ」

エヴァーグリーン:「なるほど…んじゃあ採取のついでに始末してくれば、一石二鳥ってコトか」

ロックオン:「へぇ……何が出たやら(下に視線を移動)」

 

依頼:クリーチャー退治

依頼者:薬師ギルド

報酬:1200G(前金応相談)

追記:アリだーっ!?

 

ロックオン:「……アリ?」

GM:いや、流石に内容は冗談だが。半分w

ロックオン:「…………いや、これだけじゃ分かんねえって(汗)」

エヴァーグリーン:「…モハメド?」

ロックオン:「ボクシングか(すぱん)」

ロロティア:「…何レベルのグラップラーだ、それは」

エヴァーグリーン:「14レベルは固いと聞いているが(真顔で大嘘)」

 

「蝶のように舞い、蜂のように刺す」

…あの偉大なボクシングの王者がエネミーで出たら、そりゃ10Lv超の英雄でも無いと

勝てない気はしますが、ともかく。

 

ロロティア:「ともかく。詳しい内容はこの依頼書持ってギルドを尋ねてみな」

ロックオン:「……直に聞け、ってわけか。やってみるか?」

ロロティア:「きっちりカタつけて来たら、うちのエンブレムくれてやるよ。あそこは上得意だからな」

エヴァーグリーン:「了解だ。まぁ腐ってもセージ達、敵の正体くらい目星はついてるだろ」

 

かくて、街の郊外にあたる「四番年輪」に存在する施薬院へと向かう二人。

 

GM:では、薬師ギルド…通称施薬院。街の郊外にあたる、割と静かな場所に有りますな。

色々薬品使うので。

エヴァーグリーン:「たのもー。依頼を受けて来たんだが、担当者はいるかい?」

ロックオン:「(後ろからひょっこりと)」

受付:「ああ、宿木亭の冒険者のかたですか。中へどうぞ」

GM:…ちなみに中。めっちゃ病院臭いw

ロックオン:よし、死なせてしまった恋人のことを思い出してちょっと憂鬱になっておこう!

ロックオン:「……嫌な匂いだ(ぽそ)」

エヴァーグリーン:「(つかつか→どっかと)で、依頼の内容について詳細を聞きたいんだが」

こっちはレンジャー兼セージなのでこういう匂いにも慣れっこの様子。

ロックオン:……あれ? 実は被ってるw

エヴァーグリーン:まぁ、こっちのメインはフェンサーとスカウトなのでw

 

この二人、どちらもレンジャーとセージを1Lvで所持していたり。

 

GM:えーと、では君らが受付に通されると、部屋へ20前の割と研究者丸出しの青年がひょこっと。

ミューゼ:「……ん(顔出し)?君らが依頼を受けてくれた冒険者かな?」

ロックオン:「あぁ、その通りだが」

ミューゼ:「依頼は…ああ、両方受けてくれるのか。なら話は早い」

エヴァーグリーン:「生憎荒事くらいしか取り柄が無いものでね」

ミューゼ:「わたしはミューゼ、まあここで治療師をやってる者だ。よろしく」

エヴァーグリーン:「俺はエヴァーグリーン。こっちはロックオンだ」

ロックオン:「よろしく(礼)」

ミューゼ:「エヴァーグリーンと、ロックオンか。うむ、宜しく頼むよ」

GM:ちなみに、ミューゼ。セージが4で、レンジャーが2くらい。

あとは、一般技能で「ヒーラー」を5くらいだろうか。

ロックオン:あー、研究一筋って感じで。

エヴァーグリーン:ふむ、経験点で言えばこっちよりも上かw

GM:まあ、ヒーラーは冒険者じゃ無いんで。セージのお陰で冒険者レベル自体は高いが、全然

戦えないしw

 

一般技能、というのは、SW2.0の前作に当たるSWでの概念。

まだルール的なサポートはされていないが「冒険者ではない、しかし判定で有為な技能」として

キャラクターへ持たせています。データは以下の通り。

 

○「ヒーラー技能」

→薬草や医学知識によって、魔法に拠らず傷や病気の治療を行う技能。

薬師や医師などのほか、賢者の一分野でもある。

1.応急手当判定

2. 病気知識判定

3. 薬品学判定

4. 見識判定(薬草・ポーション・薬品の原料となるもの、病原体限定)

 

以上の判定を行うことが出来る他、レンジャー技能と同様「知力or器用度ボーナス+ヒーラー技能

レベル」分、薬草・ポーションの回復量を増加させる事ができる。

 

ミューゼ:「じゃあ、まず何が有ったか説明させてもらおうかな」

ロックオン:「よろしく頼む」(メモの準備しつつ

GM:まず、各種ポーションの素材になる薬草の群生地が樹海のごく浅い場所にあるわけだ。

ロックオン:冒険者の生命線ですな。

GM:これを精製なりなんなりしてポーションその他を造るのがこのギルドのおもな仕事なわけだが…

今回、ミューゼ他数名がその作業をしてたら、何と横合いの木陰からぬっと巨大生物。

エヴァーグリーン:「…巨大、か」

ロックオン:「敵はでかい、と」

ミューゼ:「ジャイアントアントだとは思うんだが…ちょいとデカすぎだろう。2mは有ったぞ、遭遇した

ヤツは」

ロックオン:「ジャイアントアントの変異種って感じか……<剣の欠片>でも食ったのかもしれないな」

 

「ジャイアント・アント」

名の通り、1mほども有るビッグなアリ。1Lvのモンスターだが、鎧で防げない蟻酸を吐く

能力があり外骨格もそこそこ頑丈、またアリだけに数が群れるとかなり侮れない。

初心者冒険者なら油断は禁物だろう。

 

ミューゼ:「ありうるな…この樹海だと、巨大化したキプロクスやら彷徨い出たクィンドゥームやら、

色々出るとは聞いているがなぁ…」

エヴァーグリーン:「しかし…突然出現したとなると、ショックで実際よりも大きく見えただけ、という

可能性も捨てきれないな。警戒はすべきではあるが」

ロックオン:「(んー)…巣作りされて、行ってみたら集団で湧いてたってのも最悪の可能性としては

ありうる、か」

GM:ちなみに、ジャイアントな蟻についてはセージかレンジャーで「魔物知識判定」を振れます。

レンジャーの場合はおおまかな情報だけ、セージならステータスと弱点にも迫れますが。

ロックオン:「まあ、悪い方に考えておいて損はねえな」

お、んじゃセージで振ってみますか(ころころ)12.

エヴァーグリーン:同じく(ころころ)7。

GM:うい、どっちも解りますなw

 

ミューゼ:「多分サイズに関しては間違いないな…わたしより間違いなく大きかった。

  眺めてて噛まれたから間違いない」

ロックオン:「……いや、逃げとけよ(汗)」

ミューゼ:「いや、ついうっかりセージのサガで」

エヴァーグリーン:「おひ(汗) あ、んじゃあその噛み跡を見せてもらっても?」

ミューゼ:「だいたい治療は終えたが、コレだな」(腕まくり)

GM:…これはどんなグレート・クマにでも噛まれたのか、って傷痕が。

ロックオン:「確かにジャイアントアントってレベルじゃねえな、こりゃ」

ミューゼ:「しかも、蟻酸でも混じっていたのか痛くてなぁ…」(しかめつつ)

ロックオン:毒攻撃持ってるからねえ…(汗)

エヴァーグリーン:「成る程。これは少々、厄介かもしれんな」

 

相手のデータを推察しつつ苦戦を覚悟する冒険者二人。

ちなみに、そのアリの直接の被害者はというと…

 

ミューゼ:「以前キプロクスをスケッチしてて、踏まれた時以来だよ。酷い眼に遭ったのは」

ロックオン:「いや、だから逃げろって。そーゆーときは(汗)」

ミューゼ:「問題ない、肋骨が折れただけで済んだぞ」(えっへん)

ロックオン:「(……駄目だこいつ。早く何とかしないと……)」

エヴァーグリーン:「…まぁ、わからんでも無いが。ガキの自分ミツバチ追いかけてたら何時の間にか

囲まれてたりしたことあるし」

ミューゼ:「ああ、あるある」

受付:「…せんせー、一週間前にキラービーの巣に近づきすぎて死に掛けたの、忘れたんですか?

(ぽそ)」

エヴァーグリーン:「…いや、流石にキラービーでソレは無いわ(汗)」

ロックオン:「そのトシになってからやるなよ」(汗)

ミューゼ:「(そ知らぬふり)さて、では依頼の内容なのだが」

ロックオン:しかも反省してないっw!?

 

そういう人なんです。

 

GM:毎度そう言う目にあってるので、レンジャー技能が伸びてるそうですよw

 

…死んでないのは、恐らく【生命力】が尋常じゃなく高いのだろうか。

 

ミューゼ:「まず、薬草の採取のほうは、指定した種類の薬草を出来るだけ取ってきて欲しい。

一株当たり50Gで買い取ろう」

GM:で、薬草はサンプルを見せてくれますな。

ロックオン:袋を買っていった方がよさそうだ。

エヴァーグリーン:ふむ。重量的にどのくらい持てるもんなんでしょうか。筋力と同数?

GM:いや、要は「見つかった量」ということで判定をしてもらいますな。割と頻繁に必要なので、まあ

今日明日で取れる量、ということで。

エヴァーグリーン:なるほど…[剣の加護/運命変転]の出番かっ!(ヲイ)

ロックオン:頼んだぜw

GM:…そして7を振るとw

エヴァーグリーン:

 

○[剣の加護/運命変転]

分かる人には「某中華風TRPGの裏成功」と言うと通じる。

ダイスロールを行った後、そのダイスを裏返して出目を変更してしまうことが出来る強力な

「人間」の種族能力。一日一回しか使えないが、正に切り札と言えよう。

ちなみに、2Dのダイスロールの結果が「7」だと、引っくり返しても「7」。

この能力を以ってしても、いかんともしがたい。

 

ミューゼ:「で、退治のほうだが…正直、どの度危険なのか解らなくてね」

GM:なんせ、ただのジャイアントアントとも限らないので。

ロックオン:「……確かに、未知数だふむ」

エヴァーグリーン:「まぁ、そもそも危険度が予め分かっている依頼の方が少ないんだがな。

不慮の事故すら思慮のうちに入れてこその冒険者だ」

ミューゼ:「ともかく、何故出てきたのか原因を突き止めてくれれば1000.その上で当座の安全が

確保できれば、200から危険報酬を乗せた分を支払おうと思っている」

ロックオン:「……まあ、妥当なラインではある、か(今後の便宜とかも考えると)」

GM:ああ、施薬院としても結構困ってる事態なので、多分今回の件をきちんと解決すれば、以後

コネクションとして有用かと。

ロックオン:こと、こういう回復施設にコネを持っておいて損はないですからな。

ミューゼ:「さしあたり、前金…と言うか現物か現金になるが、それで500というあたりでどうだろう。

戻ってきてくれれば傷の治療は格安でやれるし」

エヴァーグリーン:「了解了解。ま、生きて帰れたら今後ともヨロシク、ということで頼む」

ロックオン:「(ふむ) あとは採集用の袋を貸してもらえると助かる」

ミューゼ:「ああ、袋はこれだな(ごそっと)」

ロックオン:「(受け取り) まあ、こっちで買ってもいいんだが…薬草を入れるとなると、そっちさんで

使ってる袋の方が、持ち帰った時安心できるだろうしな」

ミューゼ:「ああ、その袋は通気性がいい特別製だからね」

 

GM:具体的には、治療を頼むと知力ボーナス+3でヒーラー5Lvなので、ポーションその他でも

回復量+8で治療してもらえますな、ミューゼ居ると。

エヴァーグリーン:おおっw

ミューゼ:「で、前金だけど…(えーと)ポーション類をぞろっと渡すか、或いはお金になるんだけど」

エヴァーグリーン:「金で(即答)」

ロックオン:「まあ、金だと融通が利くからな」

ミューゼ:「ああ、分かった(金庫開けて)では宜しく頼む。これがその採集場所までの地図だよ」

ロックオン:スカウトに持っててもらうか、地図は。

GM:でまあ、その場所への地図とかをもらって前金も500、となります。

エヴァーグリーン:うぃ。

GM:で、この世界樹な場所ですが。半径数キロに渡って樹海なんですよね、町を中心にw

ロックオン:あー、道理で追っ手もかかりづらいとw

GM:あれです、スレイ○ーズのセイルーンの町の樹を数百倍のサイズにした感じで。

ロックオン:むしろDQモンスターズの世界?

GM:ああ、あんな感じ。で、樹木がそんなサイズで、かつ根っこの領域はその何倍かな、という…。

ロックオン:下には遺跡とか色々埋まってそうだが…まあ、ソレはもうちょっとレベルが上がってから、

というコトでw

エヴァーグリーン:「果て無き深奥へと思いを馳せるも、今の俺達にはその日の食い扶持を稼ぐのに

精一杯なのであった、まる」

ロックオン:「別に俺ぁ遺跡が好きってわけでもないしな(うんうん)」

GM:実際、一番深い層は神代とか言われてますな。

もともとは神代の遺跡の上に魔法文明の都市が有って、そこにさらに魔動機文明の遺産というか

魔剣の迷宮が詰まれた「GMが何も考えなくていいダンジョンごった煮」な場所だと思ってください。

 

細かい設定をつけなくても、新手のアイテムやモンスターが続々湧いてもおかしくなくて、かつ

全ての時代の遺跡に挑める便利な街。

そういうご都合な舞台設定でこのGMが組んだので、こういうことになっております。

 

GM:…でも、だからたまに。「表層にドゥームが出たぞー!!」ってこともまあw

ロックオン:あー、何かあった様な(汗)

 

で、前金と所持品を見比べて、ポーションその他をそろえるか思案しつつある時。

 

GM:ああ、ポーションは持ってたほうがいいよw

ミューゼ:「あ、そうそう。これをどうぞ…使えるかは分かりませんが、最近精製してみたので」

ロックオン:「お?」

 

「琥珀の粉」 値段:200G

→樹海で発見される特殊な琥珀のうち、純度の低いものを錬成した少量の粉末。空気に触れると電撃を溜め込む性質がある。

→補助行動で使用し、武器をダメージ+1の電撃属性の魔法の武器として扱う。この効果は一時間ほど持続する。

 

ロックオン:ふむ…エンチャントアイテムか。持っとけ前衛b

エヴァーグリーン:受け取りますb

ミューゼ:「使う機会があったら、使用レポートお願いねー」

ロックオン:「……なるほど、そういうことか(納得)」

ミューゼ:「薬品はねぇ…ほら、飲み薬の類は下手に飲んでもらうと怖いし」

エヴァーグリーン:「…いや、これって飲むものじゃないだろ?」

ミューゼ:「うん、それに一応、それは実用試験までやってるから」

ミューゼ:「…ただ前、冒険者の人に試作のヒールポーションを渡したら…ねぇ」(トオイメ)

ロックオン:「……ナニガオキタ(汗)」

ミューゼ:「……戦闘中に猛烈な腹痛が起きたらしくてね」

エヴァーグリーン:「…まぁ、試行錯誤は技術の発展には付き物だよな(汗)」

ロックオン:「……だな(汗)」

ミューゼ:「まあ、大抵は私が呑むんで酷い眼に会うのは自分なんだけどね」

GM:たまに、店のほうにも依頼があるそうです。遺跡から出た正体不明のポーションとか、ここの

試作品の実験台になってくれませんか、ってのが。

ロックオン:www

GM:で、ミューゼに見送られて。地図の場所までは、獣道ですが半日程度ですな。

ロックオン:ではまあ、徒歩で銃背負っててくてくと。

 

さて、アイテムを幾らか補充しつつ目的の場所へ向かう二人。

レンジャー技能による判定を行ってもらい、成功して無事到着となりますが…はてさて。

 

GM:では、迷うことなく行きつけますなw

エヴァーグリーン:抜き身の剣ぶら下げて臨戦態勢w

GM:さて、その場所ですが…ちょいと危険感知をどーぞ。警戒してるエヴァさんは+2で。

 

この判定、エヴァがぎりぎりで成功。

 

GM:えーと、薬草の群生地の茂みの向こう。

がさがさっと一匹、デカイアリが頭を出してます。改めてセージかレンジャーで判別をどぞ。

ロックオン:うぃ(ころころ)…ふっ(達成値7)

エヴァーグリーン:www (ころころ)11で。

GM:えーと、ではエヴァ。

……でかすぎだろ、これ、とw

GM:報告どおり、通常のジャイアントアントを遥かに凌駕して2m前後あるアリで、しかもアゴが

異常に発達してますな。

エヴァーグリーン:「……これって、実はアリじゃなくてクワガタじゃないか?」

 

SE:キチキチキチキチキチ!!

 

GM:で、まあ直感的なものですが。普通の働きアリに対して、どうも兵隊アリを思い出しそうな感じで。

エヴァーグリーン:「…嫌な予感がする……」

ロックオン:「まさか……後ろからホイホイ湧いてくるってパターンじゃねぇだろうな(汗)」

 

この「仮称・Gアント(兵)」。

本来のジャイアントアントのデータを改造してレベル・命中値・防護点・先制値を+1、打撃点

を+2。さらにHPを15まで引き上げ、「蟻酸」の能力を「ジャイアントセンチピード」風の

『物理攻撃が命中したら追加ダメージを与える』ものに切り替えてある、元のデータに比して

かなりの強敵です。

とは言え。3LvのPCならちょちょいと片付けるだろうと思ってたのですが…

 

GM:で、アリは予想通りというか。君らを見つけると襲ってきます(死)

ロックオン:ですよねー!?

 

SE:キチキチキチキチッ!!

 

GM:では、戦闘開始なので先制をどうぞ。こっちは10です。

エヴァーグリーン:先制対決ー。こちらは基準5スタートだぜ(ころころ…6ゾロ)

GM:……完璧なw

ロックオン:パーフェクトだエヴァw

エヴァーグリーン:…なんという意味の無い自動成功w

GM:では、相互の距離は3m。どうぞw

エヴァーグリーン:んじゃまずはこっちが近づいてぶった斬ってみます。

ロックオン:じゃあこっちは軽くエヴァのところから後方に離脱しつつ……アリさんに向けてShot。

まあ、エヴァが近寄ったあとに撃った方がいいか。

GM:では、まずざくざく来なさいw

エヴァーグリーン:HP15なら上手いこといけば1ターンキル…は難しいか、やはりw

 

《両手利き》を取得してレイピアを左右の手に装備したエヴァーグリーンは、確実に命中する

くらい格下の相手ならば瞬時に二連撃で大ダメージを積み上げられる可能性が高い。

しかし…

 

GM:(ころころ)あ、避けたw

エヴァーグリーン:げ!?

ロックオン:なんという機敏なアリ!

GM:外骨格で剣が滑りましたかなw

エヴァーグリーン:仕方ない、二回目ー(ころころ)…達成値6 orz。

GM:(ころころ→楽々回避)うむ、強敵のようですな、このアリw

エヴァーグリーン:「うっ! 持病の癪が!」

ロックオン:うーむ、仕方ない。ではこちら。補助行動で《クリティカルバレット》を使用。

クリティカル値を1下げてみよう。

「持病ってなぁ……まぁいい。んじゃ、行くぜ相棒(ちゃきっと銃構え)…狙い撃つぜ!(ころころ)」

…達成値9(汗)

GM:…(ころころ…達成値8)あ、喰らったw

ロックオン:……うげ、あぶねえw

 

ぎりぎり当たるも、クリティカルはせず。

しかし、高い魔力をそのまま火力に換えたガンの攻撃は、硬い外骨格を貫通し一気に12点の

ダメージを与えてアリを瀕死に追い込む。

 

クリティカル:2d6の出目と対応するダメージレート表でダメージを計算する際、2d6で一定以上の

数値が出ると更に追加ダメージを与えることが出来る。

 この、追加ダメージが発生する数値をクリティカル値・C値という。

 通常は10だが、「威力が大きいor当たり易い代わりにC値が12」だったり、「フェンサー技能による

攻撃はC値−1」など、様々な修正が入ることがある。

 他のゲームでクリティカルと称されることの多い「判定での6ゾロ」は、「自動成功」と呼ばれるため、

混同しないよう注意が必要だったりする。

 

GM:胴体半分吹き飛んでませんかw

ロックオン:クリティカル出てればマジで1ターンKill夢じゃなかったんです。ええ。

GM:では、ふらふらしながらアリの反撃をば。エヴァをがぶっと(ころころ)…あ。

エヴァーグリーン:二回命中すればこちらの手番だけで沈んだ可能性もあるんです、マヂで

…ちょ、6ゾロw!?

ロックオン:ぶっ!?

GM:…Oh、殺る気満々w

 

…今日は出目が絶好調のようです。

6点の物理ダメージに加え、蟻酸に対する生命抵抗判定に失敗したエヴァへ、5点の毒属性・

魔法ダメージによる追加ダメージ。

 

エヴァーグリーン:一気に1/3削られましたw

GM:をを、強いぞこのアリw

ロックオン:(んー)次、《ヒーリングバレット》使って回復するから、その後一撃入れといてくれ。

当たるだろ、多分。

エヴァーグリーン:オネガイシマス…(平伏)

 

ちょっと不安な暗雲が漂ったりしながら、第二ラウンド。

 

GM:うい、ではネクスト。

ロックオン:うぃ、では補助行動で《ヒーリングバレット》を造り…(ターン)7点回復。

 

治癒の弾丸を脳天にぶち込んで、前衛のHPが回復。

ビジュアル的にはちょっと怖いが、効果は抜群である。

 

GM:では、エヴァさんどうぞw

ロックオン:「今度こそ当ててくれよ?」

GM:装甲4でHP3なので、7点通せば落ちますw

エヴァーグリーン:では再度二刀流で…!

 

(ころころ)10!(ころころ)12!!

(ころころ)な…7(ころころ)8っ!

 

エヴァーグリーン:な ぜ だ !?

GM:このアリは兵隊の中でも精鋭中の精鋭なのです(嘘)

ロックオン:…一刀でさくっと刺しておくべきだったと思いました(汗)

エヴァーグリーン:「なぜだぁぁぁぁ なぜ死なねぇぇぇぇ」

いや、二刀でも地力は上なので二回チャンスがあったほうが確率は高いと踏んだのですが…

結果はコレw

ロックオン:「やべぇな(汗)」

 

ダイスの神さまがお茶目な事をしてくれているようで、PC予想外の苦戦。

 

GM:では、反撃してしまいましょう。

クリティカルしないので安心して喰らってください、エヴァへ噛み付き(ころころ)11。

エヴァーグリーン:「(ころころ→回避)そう何度も喰らってたまるか!」

ロックオン:んじゃ、次のターン再度やってみそ。ダメだったらこっちで止め刺すんで。

GM:頑張れ二刀剣舞w

エヴァーグリーン:今度こそー!!

 

(ころころ)…7(汗) (ころころ)12!!

 

GM:……うむ、今日は俺の出目がスバラシイw

エヴァーグリーン:…もう、勘弁してください(泣)

 

(ころころ)12だっ!(ころころ)あ、13.

 

ロックオン:ちょ待w

GM:……出目が発狂しすぎだw

ロックオン:……(アチャー)

エヴァーグリーン:最早当たる気がしないw

GM:キャラ作成の時とか、たまにあるんですよなぁ…ダイスが6〜4しか出ないときとか。

 

PL(ヒト)呼んで、「混沌の運迷」。

このGMがカードやらダイスやらを使うと、たまにこの手の確率的発狂が見られます。

具体例は、アリアンのランダムダンジョンで御馴染みになりつつあるジョーカー様とか地獄開始

 

ロックオン:「うはは……こりゃ、流石のエヴァでも手を焼くか……しょうがねえ」

ロックオン:んじゃこっちが普通の弾丸で撃っておきましょう。《ソリッドバレット》(ころころ)…7、ゴメン

アリ:(きっしゃしゃー)(ころころ)9w

エヴァーグリーン:何か憑いてますって絶対w

ロックオン:「この俺が外しただと!?」

エヴァーグリーン:「このアリ…ただの雑魚じゃないっ!?」

GM:…というか、《ターゲットサイト》とか使えばいいのにw

ロックオン:いや固定値で2上回ってますし、流石に当たるかな、と(汗)

GM:まあ、次ダメだったら《ショックボム》を勧めるw

 

…ただの遭遇戦のはずが、妙に危機感漂う戦闘になってしまいましたとさ(汗)

 

GM:では、アリさん反撃。がぶっと(ころころ)12w

エヴァーグリーン:さーて、キリキリ回避しますか(ころころ)…12(汗)

GM:……出目怖いな、今日はw

ロックオン:あぶなー(汗)

エヴァーグリーン:いやしかし、避けたw

 

さて、3ラウンド目に突入。

エヴァの二刀流が一発当たって、ロックオンの銃弾が当たればダメージが期待値でもオチてる

はずなのだが、何故こんなにしぶといのかと。

 

ロックオン:んじゃ、次のターン

「このしつこさ尋常じゃねえぞ……何だこの虫野郎!」《ショックボム》を…

GM:よろしい、では…誤射を恐れるな(笑顔)

ロックオン:…をぅふ!?

 

射撃戦闘に特化しているロックオン。

補助魔法も高い知力ボーナスで当たり目はかなり有るのだが…魔法を誤射しないための

《魔法誘導》などは持っていなかったのである。

 

エヴァーグリーン:だが、しかし!今度こそ…っ!

「いい加減くたばれ!蟲野郎!」(ころころ)…7(汗)

GM:(ころころ)あ、済まんこっち10。

エヴァーグリーン:…ボク、ダイスのカミサマに怒られるようなことしましたか(滂沱)?

GM:……アレかな、何時ものダイス爆走の反動とか。

 

しかしまあ、流石に二刀目はクリーンヒット。

ダイスの神さまの気まぐれタイム、ようやく終了のようで(安堵)

 

ロックオン:……あ、よーやく当たった。

エヴァーグリーン:(がっつ!)8点物理でお見舞いしますw

GM:あ、切り倒されたw

ロックオン:……手強い敵だった(汗)

エヴァーグリーン:「(ぜーぜー)」

GM:……アリさん強ぇw

ロックオン:「(再装填) たかがアリに……(汗)」

GM:まあ、見て分かりますが…このアリ、どう見ても突然変異と言うか、強いですねw

ロックオン:欠片持ちかなあ?

エヴァーグリーン:「かけらで単発的に強くなったわけじゃあ無さそうだが…となると、より事態は最悪

だな(げんなり)」

GM:ええ、欠片じゃ無くて純粋に変異種っぽいです。欠片が乗ると、体力は上がるけど火力とかは

上がらないし。

ロックオン:げ!?

 

<剣の欠片>

SW2.0の世界観に置いて、恐らく最も重要なアイテムの一つ。

人類の生存領域を保護する結界魔法具こと、「護りの剣」を活性化させる小さな金属片状の

物体で、生物に取り込まれることでその生命力を劇的に向上させる。

冒険者はそうした生物を倒してこの「欠片」を手に入れ、「護りの剣」に捧げる事で間接的に

多くの人を護っているのである。

なお、GM的には「ボスのHPをブーストする強度補正アイテム」であり、「<名誉点>になる

報酬アイテム」でもある。

 

ロックオン:てことは…まあ、どこぞに集団でご棲息なさってますよな。

エヴァーグリーン:「女王を倒さない限り、このレベル…或いは更に凶悪なヤツらが跋扈するハメにも

なりかねんぞ」

GM:下手すると…ですねぇw

ロックオン:「…となると、今の内に叩きに行ってみるか?」

 

<欠片>によって強化・巨大化するクリーチャーならばそれを倒せば終わりですが、

そうではなく変異種として現在絶好調繁殖中だとすれば…放置すれば大惨事になりかねない。

この辺の嗅覚は、さすがと言うべきか。

 

GM:さて、では目の前には薬草畑。採取しますか、捜索を先にしますか?

ロックオン:……どーしようw

エヴァーグリーン:先に捜索を…ん?

ロックオン:捜索して戦闘になって帰ってきたら薬草アリマセンデシタアッー じゃ洒落にならん…

…が、採取してて「! あ あ っ と !」になったらそれこそ(むぅ)

エヴァーグリーン:そもそも、何故アリはここに現れたのか、をまだ考えてなかったか。ここの薬草が

変異アリどもの好物だったりしたら…

ロックオン:逆に、持ち歩いてれば向こうさんから出向いてきてくれる可能性も?

エヴァーグリーン:しかし、女王自らご出陣ってことは無いでしょう。

ロックオン:…それは確かに。

GM:まあ、普通アリの習性として、女王は巣にこもりますねw

エヴァーグリーン:となると、足跡でも探して巣を見つけるのが先決ですかね。

ロックオン:まあ、蟻がいなくなれば、薬草は後々また生えるかもしれないが…あ、そもそも。

薬草を蟻が食い荒らした後みたいなのってあります?

GM:いえ、実は無いです。踏み荒らしたかもしれないけど、それはまあ通行のせいってことで。

で、巣の捜索なんかはスカウトかレンジャー+知力で、目標値が12です。

 

薬草が目的でアリが出てきたのか、あるいは違うのか。

早合点すると危険なのです。

 

ロックオン:ふむ、じゃあ巣を優先するか。

エヴァーグリーン:では捜索(ころころ)13、成功w

ロックオン:さっくり解りましたかw

GM:お、ではあっさり。茂みの奥のほうへ行くと何かデカい穴が。人くらい楽に出入りできそうな。

ロックオン:「……コレだろうなあ」

エヴァーグリーン:…取り敢えず、入り口潰して火で燻してみたくなる衝動がw

GM:…それは確かに、アリの巣駆除の代表かもw

ロックオン:ああ、たいまつとか持ってるがw

GM:ただ、ちとセージかレンジャーで目標値9ほどを。

 

この判定はロックオンが成功。

この巣穴が、元は小さかった穴をごくごく最近、掘り広げた事に気づく。

 

ロックオン:「……拡張してやがるな」

GM:それも、周囲の土くれの具合を見ると、割と最近ですな。

エヴァーグリーン:ということはまだそこまで大量には繁殖してなさそうですな。

GM:うむ、そのくらいの予想はできる。

エヴァーグリーン:そして火で燻す案は遺憾ながら撤回。

そもそもここ全体が樹の中なのに下手に火ぃ使ったらどこまで燃え広がるか分からんw

ロックオン:あー……そっか。じゃあやめとこうw

GM:ついでに言うと、これまでもある程度アリは出てましたが…発見されてた普通のGアントは、

少なくとも人が来てるときには襲ってきませんでした。

故に、この場所も安全な採取地だったわけで。

ロックオン:普通は「中立」ですからな

GM:下手に踏み入って襲われるとかは世界樹じゃよくよくあるので、まあ住み分けてました、と。

 

ちなみに、先ほどのGアント(兵)は反応が「敵対的」。

このへんまで比べると明らかに、別の種となっております。

 

GM:さて、巣をどうしますか? 人が入る程度は楽楽ですが。

ロックオン:「燻すのが無しってことは……踏み込んで駆除するか?」

エヴァーグリーン:「まぁ、それしか無かろう。それが一番確実な方法でもあるしな」

GM:では、穴にひょいっと行きますかね?

ロックオン:いえす

エヴァーグリーン:てこてこと。

GM:では、中は真っ暗ですが…?

ロックオン:「んじゃちょっくら明るくすっか」《フラッシュライト》を。

 

SE:キラッ☆

 

GM:では、気付くのですが…アリの姿は今の所無いですな。普通はわりと入り口付近って、たくさん

居たりするんだけど。

ロックオン:「出払ってんのか……(うーん)」

GM:あともう一つ。この巣自体は結構深そうであることと、かなり昔からあるような感じがしますな。

足元が十全に踏み固められてます。

ロックオン:…待てよ? 巣を偶然上に伸ばしてきたら、あの茂みの奥に行き当たったとか、そういう

オチか?

GM:さぁw?

 

笑顔で何も答えないGMであった。

 

GM:さて、奥に進むならスカウトかレンジャーで知力判定です。灯りが有るので、ペナはなしで。

ロックオン:……進んでみるか(ころころ)あ、しょぼ、10。

エヴァーグリーン:(ころころ)12.戦闘以外だと割りといい目が出る…。

GM:…む、12まで行ったか。そうすると、小部屋に行き当たりましたが…

まあ中は腐った汚物なんかが干からびてて、空気最悪ですが。

ロックオン:うげ(汗)

GM:ところどころ、金属が混じって落ちてますな。

ロックオン:……をや?

GM:どうも食い残しと言うか、その手の物体の集積されてる場所のようで。

エヴァーグリーン:人間を餌にして持ってきたってコトか…?

ロックオン:一体何の金属だろう。見てみてもいいでしょうか

GM:ああ、ところどころ混じってるので、これも判定です。知力基準でレンジャーないしスカウト。

 

判定に成功したロックオンは、この汚物と言うか腐敗物のなれのはてが少なくとも数年以上は

放置されていることに気付いた。

 

GM:干からびてる、と言った通り。およそ数年あたり放置されてたんじゃないかと。

ロックオン:「妙だな……最近アリが湧いたにしちゃ、妙に何処もかしこも古ぼけてる」

エヴァーグリーン:ということは…もしかして、ここ元は蛮族の棲家か何か?

 

首を傾げつつ、捜索を進める。

判定の結果、450G相当の金品と、ジェザイル+1をゴミ山の中から発掘。

 

エヴァーグリーン:お、らっきー。

GM:あと、GM的なアドバイス。

こういう「モノがたくさん有るね」的な場所では、大抵《マナサーチ》とか《センスマジック》が

猛威を奮うので。

ロックオン:…なるほど。

GM:大抵、こっそりいい物が埋まってたりします。

ロックオン:では、《マナサーチ》をしてみる。マギスフィアが中サイズだから、半径30mに届くぜ!

エヴァーグリーン:ついでに見識判定もしてみたいな、この場所(ころころ)12。

GM:さっきの「古びてる」発言の回答が出ますな、その出目は。

ロックオン:コレはこっちが振るまでもない……かな?

GM:うむ、アリの習性をふと思い出しました。

 

GM:女王アリってのは、普通は飛行したあと地面に降りて、それで新しいコロニーを造るんだよな。

GM:で、普通は穴を掘る…たまたま着陸地点に穴が有ったとすると、まあ無人ならそこに巣を作る

のもありうるかな、とまあ。そういう推測ができました。

 

本来のアリとかジャイアントアントの生態については、残念ながら詳しくないので省略。

そういうものかな、ということで。

 

エヴァーグリーン:ふむ、ではやはりここは元々何かの手が入った場所だったと。

只の洞穴に魔法武器なんてあるわけないから…何かの遺跡か、コレは。

GM:マナサーチのほうは、まあそこらの壁から微細に魔力を感じなくも無い、と

ロックオン:なるほど…スカウトかレンジャーで判定ですかね?

GM:うむ、目標値は10でベースは知力。どぞ。

ロックオン:(ころころ)12で成功っと。

エヴァーグリーン:(ころころ)こっちも10で成功。…さっきの戦闘でこの出目が出ていれば…w

GM:…捜索の出目は割といいのなw では解るんだが、どうも足元の土と壁の方の塗り固めた

土だと、微妙に色が違うような。

ロックオン:「……ん?」

色が違う、となると……何だろう。隠し扉?

エヴァーグリーン:むしろ、落とし穴?

GM:アリは地下の方から掘り出した土を、地上に放り出したり壁に押し込んだりして巣を作るかな、

と思い出してもいい。

ロックオン:で、魔力反応と…?

GM:つまり、もっと深い階層にあった魔力を帯びた土が、ここまで運搬されて塗られたかな、と。

ロックオン:あー、土自体が魔力を(納得)

エヴァーグリーン:ということは…蟻の変異もその魔力が原因か?

GM:まあ、そう考えるのが妥当なところかな。

ロックオン:「てぇことは……やっこさんがた、広い巣をまだ持て余し気味ってことか」

GM:ええ、新しく女王様が飛んできて、誰も居ない巣を見つけたはいいが…というあたりかな、と。

ロックオン:言うなれば……ベルサイユ宮殿に三人家族だけで住む、的なw

GM:ああ、正にそんな感じw

エヴァーグリーン:「ならば好都合だ。完全に制圧し切る前に中枢を叩けばそれで終る。

新人女王なら、後継者もまだ居ないだろうしな」

ロックオン:「だな。ちゃっちゃと片して採集に戻るとすっか」

 

ロックオン:では、手に入れた銃を軽く手入れして弾を込めて、と

GM:さて、進もうと思えば判定。ちょっと重めに知力ベースで判定で12をば。

ロックオン:……8以上か(ころころ)

エヴァーグリーン:この流れならイける…っ!(ころころ)

 

ところが、どちらも一歩及ばず。

ワンダリングモンスターにばったり遭遇してしまう。

 

GM:…ああ、彷徨い出たアリアリブラックが一匹w

ロックオン:何ですかアリアリブラックってw

GM:Mother2なるゲームでの、デカいアリモンスター名ですw

ロックオン:ぎゃあ!?

 

おとなも こどもも おねーさんも」

スーパーファミコン時代屈指の秀作ですよ?

 

GM:不意打ちではありませんが、まあさっきのビックなのが一匹警邏してました。ちょっくら発見した

侵入者を襲ってみますw

ロックオン:「……流石に無防備じゃねえか」

エヴァーグリーン:「(じゃきん)先程の鬱憤、晴らさせてもらおうか!」

GM:距離は5m、戦闘開始。先制は10ですのでどうぞw

エヴァーグリーン:(ころころ)あ、先制失敗w

GM:…おや、アリが先行w

エヴァーグリーン:…やっぱ戦闘だと明らかに出目が違うな…w

 

で、突っ込んできたアリががっぷりとロックオンを噛んで軽傷を負わせたりもするが。

 

ロックオン:「くっそ、離れろこの野郎!」(甲殻に銃口押し当ててころころ)14点。

アリ:(脳天ズッキューン! は、コレが恋!?)

GM:……あと1点で死ねますw

ロックオン:殺っとけ。一刀流で沈むw

エヴァーグリーン:ではトドメの一刀を(とぅ)。

 

すっぱーん(轟沈)。

 

GM:…あれ、瞬殺されたよw

エヴァーグリーン:「流石に二度目ともなると早いな」

ロックオン:しかし、自分に《ヒーリングバレット》。流石にきつい(汗)

GM:やはり、乱戦に持ち込まれると厳しいな、後衛は。

 

しかしまあ、きちんと当たればあっと言う間に倒せることが解ってGM安堵。

 

GM:ふむ、ではもう一回判定を。周囲の情景がだいぶ深い場所に来てます。

ロックオン:「待たせたな。んじゃ次に行くか」(ころころ)12。

GM:ふむ、では戦闘は上手く回避した、と。で、ちと気付くのだが…どうも、そこらから覗く天井とかが

人工物くさいな、と。

ロックオン:…《マナサーチ》してみるかなあ、MPがちと心もとないけど…

GM:いや、セージで振ってみるといいかと。目標値は8です。

ロックオン:お、セージで良ければ(ころころ)ほい、14w

GM:…即座に、そして猛烈に理解しましたw

 

どうやら、地上からアリの巣を下っていった先に広がっているのは…

魔動機時代(およそ300年前に滅んだ先時代文明)の遺跡のようである。それも、未発見の。

冒険者にとっては宝の山に等しい。

 

エヴァーグリーン:大儲けの予感!?(キュピーン)

ロックオン:「……遺跡に迷い込んじまったみたいだな(きょろきょろ)」

GM:土で没してたところに、いつの間にか上手くアリが住み着いたって感じですな。

で、そのアリも初代だか先代だかは出て行って、新しい住人が…という感じで。

ロックオン:……なるほどw

GM:で、ちょいと捜索をしてみるなら、目標値は10あたり。ファンブルするとアリに出くわしますが、

セージも使えますw

エヴァーグリーン:せんせー、スカウトでも大丈夫ですよね?

GM:むしろ建造物なので、スカウト推奨の勢いですw

エヴァーグリーン:

 

この判定には二人とも成功して…

 

GM:では、ちと壁。

土で埋まってますが、小部屋の扉があることに気づきました。土で壁に塗り込められてたのが、

デカいアリの闊歩で剥がれた感じで。

ロックオン:「(よっと)」ダガーで簡単に掘り起こしてみますかね。

GM:所謂、横開きドアっぽいです。罠鍵その他・スカウトでチェックできますよん。

ロックオン:「(とりあえず一旦どいてみる)」

エヴァーグリーン:「どれどれ…っと」(ころころ)13.

GM:割と完璧なw

 

調査の結果、鍵こそ掛かっていないが下手に開けると電撃が炸裂する物騒な保安装置を

発見するエヴァーグリーン。挑んだ解除判定は6ゾロ、本職スカウトの腕前を見せ付ける。

 

ロックオン:

エヴァーグリーン:…w

GM:……ぱーふぇくとだエヴァーw

エヴァーグリーン:スカウトの面目躍如w

GM:神業じみた手腕でかちん、とw

エヴァーグリーン:「…造作も無い(てきぱき)」

ロックオン:「(口笛)さすが」

GM:で、中ですが…どうも色々ありますな。まだ未開封の遺跡でしたから。

ロックオン:よっしゃ、《マナサーチ》!

GM:ああ、それなら部屋全域が光ります、壁とかw

ロックオン:全部光ってわからない!? ナンテコッタイ

 

まあ、そう言うことも有りますけどw

 

GM:で、置いてある物も幾つかちかちかと。

ロックオン:ふむ、どんなものが在るか……とりあえず光ってるものを片っ端から分かるように

分けておきつつ。

エヴァーグリーン:こっちは普通に捜索してみましょう。

GM:うい、スカウト+知力でどぞ。

 

さて漁ってみると出目が走り、結構な収穫が。

 

GM:出てきたものは、と。

薔薇のチョーカー×1

珍しいカタチの靴×1

Bクラスの魔法の武器×1

それに金貨が一山、魔力反応あり。

ロックオン:……わーおw

GM:識別はセージで出来ますよ、靴と武器。

ロックオン:試みてみましょう。

 

で、靴の判別でエヴァがまた6ゾロ出したりしつつ。

 

エヴァーグリーン:マタデスカw

GM:……ぱーふぇく(ry)

ロックオン:ぱーふぇくとだエヴァw

エヴァーグリーン:い、いかん!? これは後に来る罠の布石だ!?

GM:これは「ジャンプブーツ」ですな。

ジャンプ関係の判定を+4してくれる魔動機時代の品で5000Gの価値があります。

ロックオン:ハンパねえ事態にw

GM:で、金貨ですが…調べます?

ロックオン:調べますか

エヴァーグリーン:ですね。

GM:うむ、では危険感知(さらっと)

 

宝物の鑑定中、何事も無かったかのように「では危険感知」。

さすがだ、俺(自重)

 

ロックオン:ちょwwww

エヴァーグリーン:まぁ、予想はしてた。

だがココに来て調べないという選択肢があろうか、いや無い(反語)

GM:ですよなぁw

ロックオン:そして知力基準なら生きる目はある……っ!

 

危険と思っても挑まざるをえない、それが冒険者スピリッツ。

ちなみに、危険感知はぎりぎり成功されてしまいましたとさ。

……  ちっ(オイ)

 

GM:では、ロックオンは気付きました。

「こいつ、動くぞ!?」

ロックオン:「何だこいつ!?(慌てて手放し)」

エヴァーグリーン:金貨型ミミック!?w

GM:知名度チェックをしても良いですよw?

ロックオン:してみましょう。

 

この判定は無事成功、謎の金貨の正体は…

 

GM:ああ、正体は判明しました。「クリーピングコイン」ですな。

GM:財宝に浮かれた初心者を焼き殺すのにも使う、ウィザードリィでも頑張ってる由緒正しき

エネミーですw

ロックオン:シドイwwww

GM:コインに擬態した魔法生物で、火のブレスを吐きますw

ロックオン:……駆除?w

 

はい、駆除されたくなければ駆除するしかありません(笑顔)

とは言え、しょせん2Lモンスター。2匹居た所で…

 

ロックオン:当たれば、な(汗)

エヴァーグリーン:ダイスの神様は意地悪ですw

SE:ちゃりんちゃりんちゃりん(回避)

 

…まあ、撃ち洩らしてエヴァが炎を噴かれたりもしましたが。

 

ロックオン:「んの野郎……ぬか喜びさせやがって!」

ロックオン:じゃあそこの無傷な方に銃撃かな(ころころ)クリティカルで21点。

GM:粉々ですってばw

ロックオン:なんというか、怒りが見えるw

GM:おのれ、ブレス噴いてくれるw

 

まあ、結局ブレスを一回吐いてエヴァに火傷させたあたりで、生金貨ことクリーピングコインは

蹴散らされたのだった。

 

エヴァーグリーン:「ったく、半端な攻撃しやがって…服が焦げたじゃねえか」

ロックオン:しかし、こっちはMPが半減……そろそろ魔香草の使いどころかな?

GM:ちなみに金貨の残骸だが、一応本物も多少と…魔力反応が中に二つ。

ロックオン:薬草煎じつつみてみましょう

GM:識別はセージで10ですな、これは。

 

振っては見るものの、出目がさっぱりの二人であった。

 

ロックオン:あ、二人とも分からなかった。

エヴァーグリーン:むぅ、惜しい。

GM:では、不思議な紋様の描かれたコインが二枚見つかるだけ、ですなw

ロックオン:とりあえず持ち帰ってみましょう。んで、魔香草使います。

GM:ういw

 

で。実は「妖精の武器」だったグレートソードなども鑑定、ある程度アイテムで回復した所で…

 

エヴァーグリーン:さて、諸々回収してると忘れそうになりますけどコレ本来は蟻退治でしたよなw

ロックオン:をぅ、すっかり忘れてた!w

GM:いえす。外へ出て捜索すると、恐らくもう直ぐ会えます女王様

ロックオン:「んじゃ、会いに行ってみるか? 大ボス」

エヴァーグリーン:「そうだな。そろそろケリをつけて帰ろうか」

GM:探索は目標値10、成功すれば余計な遭遇無しで探せます

 

で、うっかり二人とも失敗してアリアリブラックに遭遇したりもする。

 

エヴァーグリーン:でも実は倒さなくても1000Gは貰えるんですよね、原因はわかったから(ころころ)

あ、9w

ロックオン:倒して追加報酬をせびるに(ころころ)……げっ、9.

GM:確かに……てw

エヴァーグリーン:HAHAHAw

ロックオン:……またアリかw

GM:…また1匹出ましたよ。あー、ボス戦でのお供が減ってゆくw

エヴァーグリーン:なんと、そういう効果がw

ロックオン:……各個撃破って意味では結果オーライかw

 

まあ、直行でボスに挑んだら、アリが三匹お供に居た訳ですが(死)

ちなみにこの戦闘、先手を取ったロックオンがじゃこん、と銃を構え…

 

ロックオン:…ここはまずこっちが撃っておくか。うまくすれば一撃で抜けられるかも

エヴァーグリーン:ではどぞ。

ロックオン:「狙い撃つぜ!」(ころころ)15.

GM:…おいおい(当然、回避失敗)w

 

SE:(ころころ)クリティカル! (ころころ)もう一回クリティカル!

 

GM:…おいおいおいw

エヴァーグリーン:www

ロックオン:えーと、9の7の7の…うん、死にましたねw?

GM:粉微塵ですがw

ロックオン:「……ったく、邪魔すんじゃねえっての(残骸を足蹴にしつつ弾込めて移動)」

 

「狙い撃つぜ!」一発でショット&キルでした。

狙撃手、恐るべし。

 

GM:…では、ようようたどり着きました、女王の部屋と思しき場所。…ちと、聞き耳立ててみようか?

ロックオン:レンジャーでも行けましたっけ、聞き耳って。

GM:いえす、半ば洞窟ですし。

 

振ってみると、二人とも達成値は11。十分聞こえる範囲である。

 

GM:うむ、ではナマモノっぽい脈動音がすると同時に…  金属音?

エヴァーグリーン:…取り込んでやがるw

ロックオン:「アリって金属で出来てたか?」(汗)

GM:いやいや、個別に、ですよw

ロックオン:もっと最悪じゃないですかw

GM:こっそり覗いてみますかw?

ロックオン:うぃ

GM:うむ、そうすると。

 

ロックオンがその部屋の中を伺う。

…奥に居るデカい…いや巨大なアリが女王アリだろう。

卵を抱えて肥大化した腹部が、生理的に受け付けないイヤな音を立てて蠢いている。

…では、その横で衛視よろしく直立している鉄の塊は…?

 

GM:デカいアリが鎮座してて、護衛のアリは居ないんだが。

何故か、その脇に歩くプレートアーマーだかヴァンツアーみたいなのが直立不動。

ロックオン:「おいおいおい(汗)」

GM:ちなみに、鉄っぽいのはかなり壊れてはいる。頭半分砕けてるし。

エヴァーグリーン:…遠距離から狙撃すれば一瞬で女王だけ倒せるんジャネ?(外道)

ロックオン:……むしろ誘い出すか。戸口から撃てば勝手に寄ってくるだろうし。

GM:《狙撃》は持って無いが…一発だけなら先制認めますよw?

ロックオン:で、入り口付近でやってる分にはそこのヨロイは動かない……と信じたい。

 

さて、その前に一瞥した事で魔物知識による判定が行えるので振ってみると…

女王アリの方は弱点までまるっとお見通し。鉄っぽい方も基本的なデータは識別に成功する。

 

GM:まず、女王アリ。

……普通の女王サイズってレベルじゃねーぞ、と。まず間違いなく欠片持ち。

さっきの兵隊アリに、欠片+5個ってとこですかね。弱点は物理ダメージ+2があります。

 

<剣の欠片>によるHP補正は、一つ当たり+5点。

五つ在れば+25…女王アリのHPはおよそ40点に達すると思われる。

 

GM:で、鉄のほうは…両手が銃器になってる、物騒な古代魔動機時代の歩兵ロボ。ガーウィです。

ロックオン:結構、きつい相手が沸いたなあ(汗)

GM:ただ、HPは3,4割残ってる程度と見えます。片手の銃ももげかけなので、恐らく二段射撃は

来ませんな、と。

ロックオン:どうするか。まず邪魔なガーウィを片しておく?

エヴァーグリーン:ですね。各個撃破が妥当かと。

 

ガーウィは4Lvの魔法生物系モンスターで、銃撃戦を得意とする高火力のエネミーである。

通常なら高いHP・装甲に連続攻撃を兼ね備える恐るべき敵なのだが…

まあ、今回はHPは4割(14点)、連射能力喪失と顔見せ程度の実力である。

 

ロックオン:うぃ、では先制でちょっとそこの鎧に…狙い撃つぜ(ころころ)16!

GM:うい、どうぞ。こっちは不意打ちなので回避-4…ってw

ロックオン:避けさせるつもりなどあるはずもなし、かw

 

で、猛烈な出目で狙い撃つのだが…ダメージダイスが走らず。

 

ロックオン:……やば、ダメージが8点どまり。

GM:あ、ちみっと(6点)残ったw

ロックオン:うげ!?

 

痛恨の撃ち漏らしである。

先制判定の結果によっては、ガーウィが攻撃の機会を得る事になってしまうのだが…

 

GM:では、ここからは通常の戦闘として先制を取りましょう。こっちはガーウィが12です。

エヴァーグリーン:(ころころ)15.うし、先制w!

GM:あ、先制されちゃった。距離は10mくらいってことで。

ロックオン:おし。こっちはガーウィにもう一発ぶち込んでトドメ…そっちは女王アリにアタックかな?

エヴァーグリーン:うぃ。補助行動で例の電撃粉…は、使っても意味無いか。

女王の方には弱点の方が有効だ

 

まず、ロックオンの射撃。

ガーウィは結構な回避能力も備えているが、出目で上回り命中。

ダメージロールも今度は期待値をやや上回る値を叩き出し…

 

ロックオン:「二度目は無いぜ!」(ずだーん)13点叩き込んで撃墜、かな。

GM:むぅ、動く前に粉砕されたか…というか、なんつー火力だw

ロックオン:ただ、弾倉に残ってるのが残り一発…次で《クリティカルバレット》使ったら銃持ち替えか。

 

GM:さあ、アリアリクイーンに殴りかかってくる猛者かもんw

エヴァーグリーン:ではこちらの行動。通常移動で接近&二刀スラッシュ。

女王アリ:(しぎゃろす)

エヴァーグリーン:(ころころ…達成値8)ひどいなあ、出目w

GM:(ころころ…達成値11)…酷いなあ、出目w

 

まあ、初太刀は順当に(ぇ)回避されて。

 

エヴァーグリーン:(ころころ…達成値11)

GM:(ころころ)む、当たったw

 

ダメージロールは(1・3)で4…威力の低いレイピアでは装甲に阻まれてしまう程度である。

だが。

 

GM:それは、変転で引っくり返すとクリティカルするかなw

ロックオン:あ、確かに。

エヴァーグリーン:あ、そか。…じゃあ一気に片をつけますかw

 

[剣の加護/運命変転]を発動し、ダイス目(1・3)を(6・4)に。

レイピアのクリティカル値は10(フェンサー技能で攻撃しているため、1下がって9)なので、

ダメージロールはクリティカルとなる。

 

エヴァーグリーン:運命変転でクリティカル、振り足しー(ころころ)あ、4w

GM:…一刀目は囮、しかして二刀目でざくっとw

エヴァーグリーン:弱点込みで13点物理ダメージですね。

GM:む、9点通して…よろしい、ならば女王アリの反撃だ。エヴァにがぶっと、酸の滴る噛み付きを

(ころころ)12w

エヴァーグリーン:(ころころ)だが14.うし、回避w

GM:…むぅ、回避されたw

 

かくて、1ラウンド目はガーウィを粉砕し、女王に手傷を負わせて終了。幸先のいいことに、

誰も攻撃を喰らっては居ない…つまり、回復に手を割かれることなく攻撃続行。

 

GM:では2R目、そちらの行動に。

ロックオン:こっちは《クリティカルバレット》を使って女王アリを銃撃かな。

GM:これで回ったら本当に「狙い撃つぜ!」w

ロックオン:(ころころ)14.ふむ、達成値は上々。

GM:(ころころ)無理だな、こっちはw

 

クリティカルこそしないものの、装甲の効かない魔法ダメージで11点。

順調に生命力を削られてゆく女王アリであった。

 

GM:20喰らって…2R頭でもう半減とは、早いなw

エヴァーグリーン:ではこちらの攻撃。二刀でゴー(ころころ)13で(ころころ)10点物理。

GM:(ころころ)ざくっと6点ほど通して、結構痛い。

 

更に二発目の攻撃も回避できずに直撃。一発目を浴びた時点で女王アリのHPは残り14点、

防護点は4点。もう一発くらい耐えられるだろうと思いきや…

 

エヴァーグリーン:(ころころ)あ、ダメージクリティカルw

ロックオン:キマシタコレ!

 

SE:…あ、もう一回クリティカル(ころころ)止まったw

 

GM:……げw

SE:なら、懐に飛び込んで!

エヴァーグリーン:18点物理ダメージ入りまーすw

GM:14通して…

 

HP:14 ダメージ:18 防護点:4

結果:HP=0

 

GM:あ、ジャスト真っ二つw

女王アリ:(あんぎゃーーーーーっ!?)

 

SE:女王……みんなの力を合わせれば、君に勝てる!

 

エヴァーグリーン:「はッはッはッはッはッはッはッはッはッはッはっはっはっはっはっはーーーーー

ーーー!!!!!!」

GM:体液で周囲が惨状にw

ロックオン:つぶれた卵とかも飛び散るんですぜw

GM:うわぁ…w では、女王はのた打ち回った挙句…動かなくなりましたw

ロックオン:「(ふぅ) お疲れさん」

エヴァーグリーン:「お互いに、な」

GM:剣の欠片5個埋めてHP40にしてたんだがなぁ…w

ロックオン:2ターンKill……ガーウィ込みでも3ターンKillか。

エヴァーグリーン:最後の馬鹿クリがオイシかったw

GM:ガーウィさんはHPが12でしたが、それでも瞬殺とはw

 

女王アリ、撃破。

実は「剣の欠片で強化された女王アリが発生してしまった為、その子供達も通常より遥かに

強力なモンスターになっていた」という裏のお話があったりもします。

放置しておいたら、大繁殖してちょっと大変な事になっていたかもしれません。

 

GM:では、戦利品を漁りつつ凱旋?

ロックオン:ですな。

GM:実は未発掘の遺跡を見つけたので、かなりこの後の調査が期待できるけど

ロックオン:とりあえず剣の欠片を回収して……あと、帰り際に採集忘れずに

エヴァーグリーン:おお、そういえばw

GM:うい、では証拠としての女王のアゴなりを採取しつつ。

 

なお、ガーウィからは戦利品として「魔動部品(300G)」を獲得したり。

その後、外の薬草群生地で8株ほど依頼の薬草を採取して施薬院へ。

 

GM:実はかなりの広さがあります、このダンジョン。

なんせ、ダンジョン一つが丸々アリの巣になってたので。

ロックオン:この情報を売るだけで大もうけですよな

GM:うむ、あるいは秘匿して後で潜りに来るのも手。

ロックオン:……ひとまず隠しておく? ただのアリの巣でしたってことにして

エヴァーグリーン:漁り尽くした後で「未踏の遺跡だぜ!」って言って売りつけましょう(マテ)

 

それは犯罪ですからw

 

GM:では、帰還して…施薬院?

ロックオン:「うぃーす、アリの巣見つけたから潰してきたわ」(よぅ、と

ミューゼ:「(出迎え)お疲れー……って、うわ。凄い格好だね」

ロックオン:エヴァーグリーン、体液塗れw

GM:君ら土だらけだったり、体液だらけだったりw

エヴァーグリーン:「おかげさまでな。だが依頼は達成した。ほれ、証拠の女王蟻のアゴだ」

ミューゼ:「ああ、本職の冒険者は流石だね…  って、うわぁ(思わず懐からスケッチ用具を)」

ロックオン:……w

ミューゼ:「…こりゃ凄いな。サイズだけじゃ無くて部分まで変異が(書き書き書き)」

ロックオン:「まあ、研究素材にするなら薬草と一緒に格安で売るが……

 それとは別に、報酬はどうしようか(笑顔)」

ミューゼ:「ああ、これでもセージの端くれだ。どのくらい危険なのかは見て取れるよ   あちっ!」

(顎の残酸で火傷)

ミューゼ:「あうあうしつつ薬草テープで治療)そうだね、危険報酬込みで1800.それに薬草の分って

ことでどうだろう」

ロックオン:「ふむ……どうだ?(とエヴァに目配せ)」

エヴァーグリーン:「ついでに。これから冒険者への依頼は優先的にこちらに回すようにして欲しい。

こちらからの要求はそれだけだ」

ミューゼ:「ああ、それはもちろん。店のオヤジさんに伝えておくよ」

ロックオン:「そいつぁありがたい」

ミューゼ:「あと、そうだな…ポーションをちょっと安売りする程度なら」(こそっと)

ロックオン:「……頼りにさせてもらうぜ?(ニヤ)」(こそっと)

GM:具体的には、総合名誉点が50増えて、コネクション「ミューゼ=フォルティエ」を得ます。

で、ポーションと薬草が1割引きになります。

ロックオン:ヴォースゲー!

エヴァーグリーン:一気に50も増えますかw

GM:いや、そんなものですよ、コネクションは。

GM:あと、多分頼めばアイテムの鑑定とかもやってくれますね。好奇心八割で。

ロックオン:あ、そだ。鑑定できなかったアレをちょっと見てもらおう

GM:ああ、コイン?

ロックオン:いえす。

 

で、セージ4Lと知力ボーナス3による判定の結果…

 

ミューゼ:「(しげしげ)…ああ、これは珍しいものだね」

 

幸運のコイン 値段:2000G

運命を揺るがせる、不思議な魔力を込めたコイン。

身に付けているとほんの少しだけ、運命に干渉して砕け散るらしい。

一度だけ、装備者は判定で使用した片方のダイスを振りなおす事ができる。

1シナリオに同じキャラクターは二回以上使用できず、また使用すると砕け散る。

 

GM:これが二枚ですな。

ロックオン:取っておくかw

エヴァーグリーン:まぁ、切り札にw

GM:装飾品扱いになるので、装備してないと使えませんけどなw

ロックオン:装備しておきましょう。

エヴァーグリーン:装備部位はどこでせう…まぁその他が空いてるのでどこでも関係ないといえば

無いんですがw

GM:ああ、手以外はどこでも。縫い込んだりもできるので。

ロックオン:なるほど

ミューゼ:「では、コレが薬草の400Gと1800G。それに完遂印を押した依頼書だよ」

エヴァーグリーン:「うむ、確かに」

ロックオン:「ありがとさん」

ミューゼ:「また何か有ったら頼むよ!」(見送り)

 

GM:…で、宿に戻って依頼書を見せると、完了ですが…

ロロティア:「……ほう、案外早かったな」

エヴァーグリーン:「時は金なり、と言うだろう?」

ロックオン:「でけぇアリをさっくり殺ってきたぜb」

ロロティア:「ふむ(依頼書見つつ)オーケー、上々だ」(ごそごそ)

GM:で、バッチのようなものを二つぽいっと。銀製の宿木を模したエンブレムですな。

ロックオン:宿公認の冒険者に?

GM:そゆことです。

エヴァーグリーン:「こいつが例のエンブレムか。これでちったぁマシに扱われるのか?」

ロロティア:「改めて、ようこそ冒険者の店”世界樹の宿り木”亭へ、ってとこだな。宿代は引かんが」

エヴァーグリーン:「はっ、ごうつくウサギが」

ロロティア:「まあ、仕事上がりの一杯くらいは驕ってやらんでもない」

ロックオン:「そいつぁありがてえ」(苦笑)

ロロティア:「それと…未発掘の遺跡があったなら、さっさと掘ったほうがいいぞ。何処からとも無く

バレるからな(こそっと)」

エヴァーグリーン:「…お見通しかよ」

ロロティア:「何年冒険者の店でマスターをやってると思うか。その荷物の変わり具合を見れば、

分かるわい」

ロックオン:「休憩して態勢と装備を整えたらとっとと掘りに行っちまった方がいいな(ぽそ)」

ロロティア:「ああ、そうしとけ。俺は依頼書以外何も見とらんからな」

ロックオン:「ありがとよおやっさん」(ニヤ)

ロロティア:「ただ、未発掘ってことは何が出るか分からんからな。エンブレムに浮かれて死なんよう

にな」

エヴァーグリーン:「しゃーねぇな…もう一仕事、キバるとするか」

GM:まあ、それは次回、となるがな…と、ダンジョン系はこーやってキャンペーンを引くのです

ロックオン:一旦セーブ&インターミッション、かな。

GM:というか、報酬その他清算w

 

獲得経験点:最大障害:4L →2000点+エネミー170点 2170点+1ゾロ

獲得名誉点:<剣の欠片>×5 +[コネクション:ミューゼ=フォルティエ(友人)]

→15点+50点

収支合計:10810G

→「ジェザイル+1」+2305Gをロックオンが受領、5405Gをエヴァーグリーンが受領。

 

能力値の成長:

ロックオン:精神力+1

エヴァーグリーン:器用度+1

 

かくて、冒険者達の探索行はひとまず、大成功といえる結果に終わった。

彼らの目前には、様々な財宝と危険が待ち受けるであろう未知の遺跡。

果たして手にするのは栄光か、それとも死か…?

それは、ラクシアの剣たちだけが知っている…かもしれない。

 

 

 

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