翼よ!あれがイル=ティーディアの灯だ!

 

 

プリプレイ 〜そしてまた一人、剣の大地に冒険者降り立つ〜

 

さて、あまり人が集まらないまでも、ショートセッションくらいなら出来るんじゃないかと

思い立ったが運の尽き。妄言GMにより、プレイヤー二名によるセッションが強行されようと

していた…っ!!

 

GMの中の人:虚穂氏

死亡ギリギリの戦闘バランスと、シビアなフラグ管理に定評のあるGM

その通称は魔王陛下。ソードワールドということで電波の感度が高めになってる模様。要注意。

本人から一言:「……びびっと!」

 

GM:えーと、新キャラはライダーですよな?

W.S.:ああ。8Lvで、騎芸は《騎獣回避》《攻撃指令》《チャージ》《振り下ろし》《騎獣回避U》

《人馬一体》《トランプル》《振り下ろしU》で。

ロックオン:…さすがに手堅く取ってますな(ふむ)

W.S.:経歴は今回は放置w

GM:ふむ、名前とか性別とかは

W.S.⇒シド:男で (キャラへ変身)

ロックオン:…ををぅ、ガチムチフラグ!

 

SE:PLの目がギュピ-ン☆

 

シド:おっと、そういえば、俺は人間生まれのナイトメアな。

GM:ところで、何故ワイバーンに乗っていないのだ、シドォ!!

ロックオン:……w

シド:シド・ラルタークだ。ちなみに、ワイバーンに乗らないのは前提条件がクソ重いからです。

 

苗字がハイウィンドだったりジャンプしたりはしない。

故に竜騎士である必要も無い(何)

 

シド・ラルターク ライダー8 ファイター5 スカウト5

今回新規参加する、流れの傭兵。種族はナイトメア。

熟練のライダーであり、人馬一体の白兵戦を得意とする強力なアタッカーである。

戦闘力の他、スカウトとライダーで色々便利な機能も満載であるが…

…本体は馬のほう、という噂がまことしやかに。真相は謎。

 

PLその1:W.S.氏

マンチの謗りを畏れぬマルチプレーヤー。

SWは初参加だが、しょっぱなから追加クラスであるライダーを導入し、

しかも前衛として手堅く纏めて来た『システムの魔術師』である。

本人から一言:「騎獣とは心を通じ合わせなければならないって思ってるんだよ」

 

シド:ワイバーンの真の実力を出し切るにはライダーが10は欲しいしな。《八面六臂》で乱舞できるし。

 

SE:これが真のワイバーンだ…

 

ロックオン:こっちは何時もどおりロックオン(偽名)ですな。こちらも男でナイトメアで冒険者。

詳しくは以前のリプレイ参照していただきたく思いつつ(ぇ)

 

ロックオン(本名:ミシェル=ヴァンガード)  シューター7 マギテック7 レンジャー1 セージ1

前回、本名が明らかになった「狙い撃つぜ!」の人。うっかり受けた依頼で親友と再会したり

故郷に帰ったりと色々騒がしい日々である。

後衛射手らしく撃たれ弱かったが、《射手の体術》の習得で前衛並みの回避能力を獲得。

強力かつ多彩な射撃火力と合わせて、今日も敵を狙い撃つ。

 

PLその2:九谷氏

ザ・妄言プレイヤー。イロモノPCと悪ノリに定評あり。

たのだんの連載終了に心痛めながらも、ロックオン節はいつもどおり。

本人から一言:「ををぅ、ガチムチフラグ!」

 

と言うわけで、おなじみのロックオンとニューカマーによる無謀編(つまり、ほぼ番外編)。

始まりと相成ります。

 

GM:さて、ロックオンのほうは先日「騎士の国」にたどり着いたのですが、まあシドは流れてこの国に、ってあたりか。

ロックオン:いえす。

シド:問題ありません。

GM:「木漏れ日の窓」亭という冒険者の宿があるので、まあシドは特に事情がなければそこに。

シド:だな。おっと、エサ代がかかるのを忘れてたぜw

GM:ちゃんと厩(うまや)も有るので、まあ代金有れば置いておくのに不自由は無いですがw

 

SE:おい飼い主。オレのエサをワスレルナ

 

シド:分かっているさ。所持金減らしとくw

 

ライダーの騎乗する「乗騎」は、ライダーの互助組織であるギルドから借り受けることも

可能だが、自分で所有することも当然出来る。

その場合、セッション開始時に毎度維持費が必要となるのである。

 

GM:さて一方、ロックオン一行はこの国のとある貴族の下で厄介になってますが。

ロックオン:はいな。ちなみに仲間には先日本名バレしました

アーリィ:「ミシェルオン…えーと違う、ロックシェル…でもないし …どう呼ぶべきだと思う?(真顔)」

ロックオン:「呼びたいように呼びゃいいんじゃねぇか?」(銃整備しつつ)

アーリィ:「じゃ、ロックオンのままで。フェルディナンドさんが呼んでるけど」

ロックオン:「っと(中断) んじゃ、ちょっくら顔出すか……」(てくてく、と)

GM:うむ、ちなみにロックオンが呼ばれてるのも「木漏れ日の窓」亭な。

ロックオン:うす。では屋敷出て向かうとしましょう。

 

GM:さて、そうすると…シドのほうは、仕事探すとかするかね?

シド:クエストは必ずチェック入れるぞ。興味ありそうなのはちゃんとな。

GM:では、シドはごく最近張り出された「求む・腕利き ライダー推奨」とゆー張り紙を見つけます。

依頼者は匿名、守秘義務アリで。

シド:ほう…しかし匿名ってのは気に入らンな…ッつってもそろそろ財布も寒いシな…

GM:報酬金額は「7000G〜」とか、割と高い数字が。

ロックオン:破格ですな(ふむ)

 

7Lvあたりだと、冒険一回の報酬は財宝その他諸々込みで5000Gほど。

提示金額だけで7000G(かつ上乗せ有り)というのは、相場からしてかなり高い設定と

言えるでしょう。

 

シド:悪くはなさそうだな、話を …て聞いちまったら後戻りできそうも無いがな。いいや、聞いちまえw

「こいつはまだ受け付けてるか?」

GM:ちなみに、ここのマスターは浅黒いスキンヘッドマッチョのおっさんですw

マスター:「…ああ、まだ殆ど人目に触れてないからな。空いてるはずだ」

シド:「触れてない?7000ッつったら誰かは話しを聴きに来るだろ」

マスター:「ひよっこや駆け出しには、少々荷が重いんでな…(見定め)まあ、お前なら問題あるまい。

訳あって依頼者は書いて置けなかったが、信頼できる筋でな」

GM:5Lv以上の実力者となると、冒険者でもピラミッド構造で数が激減しますからね。

シド:「…まあそれなら文句はねえよ。で、内容は?」

マスター:「折りよく、もうすぐ奥に依頼者が来るはずだ。七番の部屋に行ってみな」

シド:「7番だな、あいよ」

GM:宿の奥に有る防音構造の部屋ってやつです。ロックオンもそこに呼ばれてます。

ロックオン:うぃす。んではシドが入るのと入れ違いで入店してマスターに挨拶しつつ。

「(からんからん、と鈴鳴らしつつ扉おーぷん)」

 

ロックオン:「呼び出しって聞いたんだが……(きょろきょろ)」

マスター:「七番だ。フェルは先に入ってるぞ」(果汁のボトル渡しつつ)

ロックオン:「おぅ、7番だな」(すたすたと)

GM:で、ほぼ同時くらいに入ると…ロックオンは見知った顔、シドからすると初見ですが、

略式の騎士鎧を装着した青年が。

シド:こいつはまた…

ロックオン:フルネームを覚えていない友達甲斐のないPLが居ますが(HAHAHA)

 

親友であるところのPC本人が覚えて無かったら、色々と大惨事なところである。

 

GM:フェルディナンド=フランベルジュ君と言いますw

ロックオン:いえす。

フェルディナンド:「お、やっと来たか。…そちらはラルタークさん、でよろしいですね?」

シド:「ああ。めんどいからシドでいいぜ」

ロックオン:「これでもさくさく来たんだがな……まあいい。遅くなってすまん」(よっと、と座り)

GM:とりあえず二人とも着席促して、手ずからドリンク出しつつ。

シド:(椅子に座り)「で、依頼ってのはなンだ?」

フェルディナンド:「ええ、まずソレを話すべきでしょう。ロックオンもちょっと聞いておいてくれ」

ロックオン:「(首肯)」

フェルディナンド:「この国では騎兵の他に、秘密裏に「飛竜兵」という兵種が存在するのですが…」

ロックオン:特殊部隊ktkr!?

フェルディナンド:「まあ飛竜といっても、ワイバーンではなく。竜とワイバーンのそのまた親戚のような

種族ですけどね」

シド:「で、それが一体どうしたってンだ?」

フェルディナンド:「あなた方にはその生息地へ出向いて、飛竜を「受け取って」頂きたいんです」

ロックオン:「……獲ってくるとかじゃなくて、か?」

GM:では、GMモードで幾らか説明をば。

 

この「イル=ティーディア陽王国」は、周辺地域ではかなり大きな国である。ザルツ地方の

ルキスラ帝国などとは比べるだけ馬鹿らしいが、辺境地域では有数の大国と言える。

当然、軍備も相応に拡充され、領土を蛮族や他国の侵略から守るべく鍛練されているのだが

…この国の軍備で花形と言えば、神聖魔法を駆使する聖騎士(ホーリーナイト)ともう一つ。

広大な戦場を疾走する、ライダー(騎手)による騎兵なのである。

 

GM:もともと、ライダーが用いる騎獣はギルドできっちり育て上げるものなんですけど。

シド:だな。

GM:この飛竜という生き物、人の手で育てようとすると物凄い難儀な上に、そもそも育成が上手く

行かないという困ったナマモノでして。

まあ、ライダーギルド的な視点で言うと「育成方法が確立して居ない新種」と。

シド:ほう…それが成功したら凄いじゃないか

ロックオン:それに、秘密裏だから依頼としてもギルド扱いに出来ない、と?

GM:うむ、その通り。国の割と中核戦力・切り札にもなるので、あまり公に育てられません、と。

ロックオン:この世界の技術レベル的に、空戦力はそれだけで圧倒的な優位ですからな……。

GM:で、どうしてるかと言うと。とある人物の助力を得て、自生地で育った個体が年に何体かずつ

騎士団に送られてるわけです。

フェルディナンド:「その受け渡しを頼みたい、というのが依頼の内容になる…秘密主義になるのも

仕方ない、ということだ」

シド:「成程な。他にばれりゃ妨害は必至ってコトか」

ロックオン:「(ふむ、とシドの騎乗証を見て)…なるほど。で、俺はライダーじゃないわけだが」(ぽつり)

フェルディナンド:「ああ。ライダーが最低一人居れば、最悪騎乗して逃げ去ることも出来る。

護衛として腕が立つのと同等以上に、それも考慮してということだ」

ロックオン:「……なるほど、荒事前提か」(苦笑)

フェルディナンド:「ちなみに、その飛竜は「アルビュオレス」と言うのだが…」

GM:…モンスターちぇーっく。知名度は15、ライダーでも振れますよん。

ロックオン:うーす。セージ技能は1Lv(ころころ)12。うむ、知らないw

シド:(ころころ)達成値21w

ロックオン: 高w

シド:でも弱点は分からないw

ロックオン:マテ、受け取ってこなきゃならないんだから殺しちゃらめぇ!?

 

ちなみに、データはこんな感じです。

 

名称:アルビュオレス

ML:7 種別:幻獣

知能:人間並み 五感:五感 言語:妖精語・共通語

生息地:山岳 反応:中立

知名度/弱点値:15/19 先制値:16 移動速度:17/45

生命抵抗値:13 精神抵抗値:12

弱点:炎属性ダメージ+3

*巨大な鷲の翼を持つ竜。ワイバーンと違い、両脚・両手を持つ。

 

攻撃方法:鉤爪

命中/打撃点:9/2D+10

回避/防護点:8/5

HP:50

MP:24

「毒・病気無効」

「連続攻撃」鉤爪で二回攻撃を行う。

「飛翔」 飛行中命中・回避+1

「放電」 10(17)/生命力抵抗/半減

→主動作で使用し、単体に射程20m/2D+10の雷属性の魔法ダメージを与える。

 

GM:かなり若い個体(ドラゴンで言うとドラゴネット)だと、こんな感じ。

年齢を経ると妖精魔法を使えるとか。

シド:結構強いな…ガチンコでやりあうとヤバそうだ。

ロックオン:ふむ。

フェルディナンド:「騎士団には、アルビュオレスに騎乗したライダー部隊が50人ほど居るからね…

空中戦は中々、壮観だよ」

シド:これ、乗るより同盟組んで直接戦力にしたほうがお得なんじゃないかな?

GM:いえ、ライダーが乗るとこのスペックを生かしたままで兵士も戦えるんです。

「飛翔」の効果受けて。

ロックオン:そゆこと。

GM:簡易ドラゴンみたいなもんですから、かなり精強です。

シド:それでも…《空中騎乗》(5レベル以上)が必要なのはちょっと重い気がする。

ロックオン:まあ、そこは精鋭部隊用ってことでしょうな。

GM:それに、これ大型要らないんです。この上の羽根が四枚有るランクまでなら。

ロックオン:ああ、ナルホド。大きいのはツインドライブ搭載型ですねw

 

違います。強いて言うならエンドレスワルツ仕様

 

シド:それはヤバイ強さだな…クーデターが起きたら止められないぞ、それはw

ロックオン:まあ、何処の国でも軍ってそんなもんだし。

GM:…あと、比べると解るけど。飛行速度、ワイバーンの1.5倍。ペガサスより速いです。

ロックオン:ペガサスよりはやーい!

GM:…いやいやいやw

 

 某ヨの付く姫様自重(何)

実際、アルビュオレスはちょっとしたワイバーンとペガサスの折衷くらいの強さがあります。

高速で飛行し、また騎手も乗騎もそれぞれに戦闘力が高いことも考えると、統率された

竜騎兵の集団は恐るべき戦力となるでしょう。

 

GM:そういうわけで、君らは国の軍事機密っぽいものに直で触れてることになるわけです。

ロックオン:その内アレだ。飛竜兵団幕僚長が懸賞論文に応募して(ry

シド:…ちなみに俺はそれに乗れないんだがな。《空中騎乗》持ってないw

GM:ああ、それは実はですね。知能が「人間並み」なので、とりあえず捕まってれば飛べるには

飛べます。戦闘機動するには少々心もとないが、まあ逃げるだけなら技能有れば十分。

ロックオン:話せますしな。ケモノの分際でw

シド:…あまり気乗りはしないな…

GM:というより、逃げる前提で依頼受けないでくださいw

シド:俺の信念として、だよ。

ロックオン:こっちはまあ、フェルディナンドはこの国で活動する上での後ろ盾なので……よっぽど

無茶振りじゃない限り受けますな。(ふむ)

シド:騎獣とは心を通じ合わせなければならないって思ってるんだよ。

 

まあ、そういう拘りがあるのはキャラとしては大事ですが。

 

ロックオン:「まぁ、門外漢から言わせてもらうなら……受け取るだけだからな、俺らは(ぽそっと煩悶を

見抜きつつ)」

フェルディナンド:「君達には、ここから四日ほど行った所にある山岳地帯へ向かってもらいたい

(ごそごそ)」

ロックオン:「(ふむふむ)」

GM:で、テーブルの上に出されるのは「部外秘」と大きく朱筆された地図と、なにやら一枚の御札。

シド:地図があるなら、まあ大体大丈夫だな。

 

地図で場所の説明を受け、特殊な「騎獣縮小の札」を受け取る二人。

 

GM:この札はちょっと特殊で、他の生物には使えない代わりに安定性が高い特殊なロックが

掛かっています。

シド:ほう、そこまで。

GM:言うなれば、次世代の主力戦闘機の受け渡しですからね。慎重にもなります。

シド:さもありなん。

ロックオン:F-○○とかそんな感じですな

GM:いえ、むしろX-○○ですな。

ロックオン:…なるほど。

シド:空戦の切り札、だな。

フェルディナンド:「場所は見ての通り。この場所(地図の朱筆×マーク)にエルヴィという女性が

住んでるから、彼女と接触してくれ」

ロックオン:報酬は…こっちは額面でいいって感じで(友人価格) そちらは上乗せ希望なら交渉ドゾ。

GM:ああ、報酬は額面7000+守秘2000+危険報酬、となります。守秘の2000は前金として

出されますけど。

シド:十分だな。「とりあえずは、それで文句は無いぜ」

ロックオン:「妥当なラインだな」(ふむ)

フェルディナンド:「解った、それではお願いするよ…此処の所、領内が物騒でね。騎士団が出動する

ことが多過ぎるんだ」

ロックオン:…救援は受けられないと見た方が良さげ、と。

フェルディナンド:「本来なら騎士とその護衛一人二人が出向くはずが、こういう依頼の形になったのも

そのせいなんだよ」

シド:「ま、確かにな。蛮族に盗賊、危険生物も出るとなりゃ、な」

ロックオン:「(肩すくめつつ)」

 

それにしたって、冒険者にこんな重要な任務を任せていいのか…というと。

まずロックオンことミシェルの人柄と能力を、フェルディナンドが個人的に厚く信頼している

のが一つ。もう一つは…

 

フェルディナンド:「盗賊や動物なら良いんだが…最近だと出るのは魔神と蛮族の御一行なんだ(苦)」

ロックオン:「……あぁ、俺らが来る時もでてたな。 それもわんさか(トオイメ)」

GM:アレって、実は正確には100体以上居ましたからねw

 

SE:スポーンスポーンコイ●ヤスポーン!(わらわら)

 

フェルディナンド:「…やっぱりか。そういうわけで、何処の騎士団も大わらわ、ってことさ」

シド:「やれやれ。こいつはタフなクエストになりそうだぜ」(頭かきつつ)

ロックオン:「まぁ、ちゃっちゃと取ってこれりゃよし。取って来れなきゃまあ、そん時考えるさ」

フェルディナンド:「交通の手段や道中の食糧くらいは、こちらで持たせてもらうよ」

GM:まあ、馬の餌代とか、ロックオンが乗るなら普通の馬とか。

ロックオン:「おぅ、当てにするぜ」(それは地味にありがたいw)

シド:戦闘になったら降りろよ。乗ってると両手が使えないからw

ロックオン:うぃすw

フェルディナンド:「下手すると、自分が乗るかもしれない竜らしいからね(苦笑)」

ロックオン:う「そいつぁ益々重要だ」(HAHAHA)

シド:「そいつは責任重大だな。ま、俺に任せとけよ」

フェルディナンド:「ああ、任せた。…っと、そろそろ出ないとな」(食事代多めに置いて)

フェルディナンド:「国の東方で中位魔神が出たらしい。しばらくかかりそうだよ」

ロックオン:「話してる傍からか…マジで物騒な状況だな、オイ……」

GM:ちなみに、依頼完了は札をマスターに渡せばおkです。

シド:魔神といってもピンきりだが…大体どのぐらいの強さか分かる?

GM:グルネルくらいのが普通に出る、とだけw

 

グルネル

7Lvの魔神。

低位魔神の中では中々の実力者で、《魔力撃》を乗せた武器攻撃と7Lv真語魔法に加え、

尻尾による束縛攻撃まで行う芸達者。

基本スペックも高く、結構厄介で強敵。サシでロックオンやエヴァーグリーン、シドと戦うには

少し力不足だが、ぞろぞろ沸いたら正に大惨事である。

 

GM:アザービーストとかスポーンなら、二桁普通に出てくることもあるとか。

ロックオン:あー……アザーわんこ……w

GM:…あんなお茶目な物体は早々出てこないw

ロックオン:いたいけな子犬がアザービーストでしたアッー!

 というネタをやった前科があるのです、ええ。

 

そのアザーわんこはうっかり者の神官をひっかけて右往左往させた挙句、

切り込んだ前衛によって一瞬で細切れにされたりしましたがw

 

フェルディナンド:「下手すると新任の騎士までデーモンキラーになりそうな忙しさだよ」

ロックオン:「……何かキナ臭いことが起きてんのは確かだな。さて、んじゃ俺らも行くか(よっと)」

シド:「これ以上は無駄話になっちまうな。行くぞ」

フェルディナンド:「道中、くれぐれも気をつけて。武運を祈っておく」

ロックオン:「おぅ、そっちも頑張れよ」b

シド:「あンま、気張ンなよ」b

フェルディナンド:「大丈夫さ、フランベルジュの刃に掛けて」b

GM:…というわけで、クエスト受領です。気張って行きましょう。

 

ちなみに今回、旅の仲間(或いは便利な全自動神聖魔法発動装置)は…

 

GM:ちなみにアーリィは屋敷で昼寝してます(死)

ロックオン:駄プリーストめw

GM:駄だけどレベルは9ですともw

シド:いてくれりゃ、楽なんだがな。ま、考えても無駄かw

アーリィ:「(…じゅる)…ZZZ」

ロックオン:ま、他国の神官に国家機密を漏らすってのも不安だしね…w

GM:…特に、アホの子にはなw

 

と言うわけで、アホの子は休眠中。

 

GM:さて、ポーション他準備良ければ、適当に目的地へ向かえます。

ロックオン:んー、こっちはこれでいいかな(現装備確認)

シド:トリートポーションを2本追加。

GM:回復能力は大事ですからな。…レンジャー居ないのが悔やまれるが、まあw

ロックオン:先生。ワタシ、レンジャー1持ってますw

 

……… 間。

 

GM:…    OH!? 忘れてない、忘れてないYO?

ロックオン:ウソダッ!?

GM:ちょっと今になって思い出しただけさ!

 

言うまでも無いが、思い出すまで思考に上がらない事を「忘れていた」と言うのである。

極めて著しく今さらだが…何とも、駄目なGMであった。

ともかく。

 

ロックオン:てなわけで目的地へー

シド:もう道中は始まってるのか?

GM:うむ、特にアイテム他変更なければ、そのまま旅路へ。

 

さて、旅となればこのGM定番の道中判定でござい。

今回の判定は…

 

GM:スカウトないしレンジャーで目標値15の判定を3回、失敗すると楽しいToLoveルです(ぇ)

 

と言うわけで、能力値は知力と敏捷度の任意でスカウトorレンジャー判定をば。

目標値15で三回判定し、成功すれば何事も無く目的地に。

 

ロックオン:(三回判定)あ と は た の ん だ (全滅)

GM:…まあ、レベルがレベルだしw

シド:じゃあ、本業が行きますか(判定) …よし、全部通した。最初が危なかったが。

ロックオン:スカウト5で敏捷ボーナス+3あるからなあ…流石。

 

スカウトを準・本業にしているシドの活躍で、難なく道中突破。

…背景で残念そうにエンカウント表と自作魔神兵のデータをしまいこむGMであった。

 

GM:…改造魔神兵のアシッドブレスで装備品を破壊したかったのに(死)

シド:(ガクガクブルブル)

ロックオン:ヤメテクダサイヨ武器とか高かったんだからw!?

 

邪なGMの野望は、熟練の冒険者の手腕の前に潰えたのだった。

次を見てろよー(負けGMの遠吠え)

 

GM:さて、難なく踏み越えて行った先は、ウォーホースならともかく普通の馬だとちょっと辛いくらいの

山岳地帯。

ロックオン:たまーに落馬しそうになりつつw

GM:緑は豊かなんですが、地形が起伏だらけの上に所々、やたら峻厳な山肌があったりして。

獣道っていうより正に「山道」、ですな。

シド:ドラゴンに近い奴が生きてるんだしなあ。当然といえば当然か。

GM:で、行く先に岩肌にくっ付いて立てられた丸木組みの家が一軒。

ロックオン:ビバ大自然生活?

「……っと、アレが例の…か?」

シド:「多分な。にしちゃ荒れすぎな気もするが」

GM:というより、リアルアルプスの少女な舞台・やや荒地風味w

ロックオン:ぱんつが見放題ですね(自重)

GM:ブランコで空の果てまで逝きますとも(嘘)

 

Q:口笛は何故、遠くまで聞こえるの♪

A:遮蔽物が無いからです(夢も希望も無い)。

 

GM:ちなみに建物自体は割と年季入ってるけど、頑丈そうな。

表札には「御用の方はノッカーをどうぞ」とか。

ロックオン:さて、そんなわけで家に向かっててこてこと。

シド:出迎えは?

GM:出迎えは特に無い…というか。ちょっと知力+冒険者レベルで振ってみようか。

 

とりあえず振ってみたところ。

シドは難なく判定に成功するのだが…

 

ロックオン:(ころころ…14)くっ…

GM:…w

シド:ロックオン…(ホロリ)

 

そう言うことも有る。

 

GM:えーとね。銃声と炸裂音が、山肌のほうから。

シド:銃声!?

ロックオン:「……オイオイオイ!?」

GM:うむ、こう「ズダーン」とか「ちゅどーん」とか。

シド:「ち、ヤッパリか。さっさと急ぐぞ!」

ロックオン:「ったく、やっぱこうなるのかよ!」(だっ、と馬で急行しつつ)

GM:君らがダッシュで向かうなら、広大な草原っぽくなってる所に…焼け焦げた跡とか血の跡が。

ロックオン:「何…………だと…………?」

 

とりあえずオサレ的リアクションを取ってみるロックオン。

 

GM:で、上空。

傷ついたアルビュオレスの影が見えます。

ゆるゆると螺旋描いて降りて着ますが、背に誰か乗せてますな。

ロックオン:…てことは、死んではいないか(安堵)

シド:「…大丈夫だったみたいだな」

アルビュオレス:「…人族か。来客に悪いが、取り込み中だぞ」

ロックオン:「どうやら、そうみたいだな。聖騎士フェルディナンド・フランベルジュの代理で来たんだが」

アルビュオレス:「うむ、その名前は知っているが…まず、背中のコレを治療してくれんか」

ロックオン:「……怪我人か?」

GM:地面にずるずる、と滑り落とすのは、銃を抱えたままぐったりしてる女性ですが。

ロックオン:あー、話に聴いてたあの人かw では、ちょっくら《ヒーリングバレット》をば…

アルビュオレス:「止めろというのに、乗ったまま銃をぶっ放してな。危うく転がり落ちそうになって

気絶している」

 

PL二人の間に通夜のような沈痛な雰囲気が漂った瞬間だった

 

シド:「…ある意味アホだな」

アルビュオレス:「全くだ」

GM:負傷は無し、気絶してるだけですw

ロックオン:…アウェイクンポーション、どたまへぶっ掛けて良いでしょうかw

シド:アウェイクいらないな。応急手当で。

ロックオン:お、頼めればそれで。

 

と言うわけで、目を回してる女性をちょっと手荒に気付けしてみる。

 

エルヴィ?:「……う”、世界がぐるぐるする…」

シド:ライダー+スカウトは意外と何でもできるから便利w

「空中で反動がでかいものを使えばそうなるってわからないか?」

ロックオン:「……まあ、反動はともかく……あんまり推奨される行動じゃあねぇな」(トオイメ)

エルヴィ?:「うむ、全く思い至らないままだったが、たった今思い知ってしまった(しれっ)

 …ところで、君達は?」

GM:ちなみに女性、見た目は20代半ばくらいで人間です。

シド:「失礼。フェルディナンド=フランベルジュの使いだ」

ロックオン:「ちなみに俺はロックオン。そっちのはシド・ラルタークだ」

エルヴィ?:「ああ、フランベルジュの若旦那の。…しかし、何というかナイスタイミングで来るねぇ」

(苦笑)

アルビュオレス:「…バッドタイミングではないのか?」(ぽそ)

シド:「…ヤッパリか」(嘆息)

ロックオン:「(肩すくめ)」

というか、ナイトメア二名が公的な使いって、驚くだろうなあ……まあ、お札出せば納得でしょうけど。

 

まあ、この国のお国柄からすると、公的で重要な遣いとなると、ナイトメアを敢えて選ぶことは

珍しいですが。こと冒険者だと、ナイトメアもそんなに珍しくも無いので。

 

ロックオン:「で、この乱痴気騒ぎはどうしたことだ?」(見回しつつ)

エルヴィ?:「話すとそれなりに長いし、立ち話もなんだね。家で話そうか…ほら、お前もおいで

カーリウス(ずるずる)」

アルビュオレス:「引き摺るな、おいエルヴィ」(ずりずり)

ロックオン:「(……コレに管理されてりゃ、大抵の騎士に懐くわけか(納得)」

シド:「(カーリウスに)」…苦労するな」(苦笑しながら)

カーリウス:「…もう慣れたとも」

 

GM:さて、場所をさっきの小屋に移し。カーリウスという名前らしいアルビュオレスは、外の窓から

顔突っ込みw

ロックオン:……すげぇシュールな光景w

カーリウス:「…せまぃ」

ロックオン:「……お疲れさん」(汗)

 

家の窓から首を突っ込んで話を聞く竜。

…メルヒェン?

 

エルヴィ?:「さて、それじゃあ何が起きてるかから話そうかな…ああ、自己紹介が遅れたね。

エルヴィ=リム…と名乗っている。一応、竜使いということになるのかな」

ロックオン:「竜使い、か…なるほど」

GM:クラス的には、まあ「ビーストテイマー」というか「ドラゴンテイマー」技能を高レベルで持ってる

感じの。

ロックオン:低マーと陰口を叩かれるアレですね?

 

いえ、それはアリアンロッドのほうw

ドラゴンテイマー技能は旧版SWでは、ロードス島の竜騎士に必須の一般技能。

旧版では竜への騎乗戦闘でもこの技能が使えましたが、今回のエルヴィの場合あくまで

「竜と対話する」「竜を馴らす」特殊な技能ということで。

 

シド:戦闘能力は、マギテック+シューターくらいかな、この人は

GM:ああ、この人。コンジャラー/マギテック/ライダー(低)ですな。

ロックオン:なるほど、魔法使いと。

カーリウス:「…射手でもないのに銃なんて撃つからコケるんだ」

エルヴィ:「人間、当たらないと解っても撃たなきゃならない時があるんだよ!」

シド:「…せめて空中での戦い方を覚えてからにしたほうがよかったンじゃないか?」

エルヴィ:「残念だが、私は空中戦が出来るほど騎乗に熟達して無いんだ(威張り)」

 

ちなみに、そんなエルヴィさんのスペック。

 

エルヴィ=リム(人間 42歳(!)女性)

コンジャラー8/ソーサラー5/セージ5/マギテック4/ライダー3

ざっくらばん、ないし大雑把な性格が味の竜使い。年齢に対して見た目が非常に若い(20代)のは

仕様です。多くの技能を備えているが、基本的に魔法使いで後衛。

ちなみに、見ての通りライダーは3Lv。

竜に近いワイバーンはおろか、《空中騎乗》の必要なヒポグリフにすら乗れません。

ついでに言うとシューター技能なんて影も形も無いので、銃はもっぱら《ヒーリング・バレット》専用。

 

ロックオン:「(溜息)で、何でそんな時になっちまったんだ?」

エルヴィ:「解りやすく言えば、まあ怪物が出た…ということだね」

シド:「怪物? 魔神じゃ無くてか?」」

エルヴィ:「魔神は放って置いてもこの子たちが駆逐する程度のザコしか出ないさ」

ロックオン:「(こんな山奥にまで? ……やっぱ妙だな、と思いつつ)」

シド:「で、その怪物ってのはどんな奴だった?」それによっちゃ、本気で対策が違ってくるので。

エルヴィ:「いろんな種類の頭が一杯あって、魔法を使う上に空を飛ぶ幻獣…幻獣だね、あれは」

ロックオン:…きまいら?(汗)

エルヴィ:「ああ、炎のブレスも吐いてきたか」

シド:はい、モンスター識別します。

ロックオン:同じくー。

GM:どうぞw

 

で、振ってみると…

 

シド:(ころころ)ぐはぁ、14しか行かない!

GM:あ、でも知名度は超えてるので公開。

予想通りキマイラ、部位がわんさかある9Lvのエネミーですね。

ロックオン:なんかGMのタコ発言がアッー

シド:ウザったいなあ…あれ、結構厄介なんだよね。

GM:頭三つと尻尾が四連で動く、かなりえげつない物体です。魔法使うしブレス吐くし。

 

キマイラ(幻獣・9Lv)

ほとんど上記のとおり.

練技を使う獅子・操霊魔法を使う山羊・炎を吐く竜の頭に、尻尾に付いた毒蛇が呪い付き

噛み付きまで使って来て、しかも空まで飛ぶと言う一人オンパレードな幻獣で、性格の悪さも

相まってタチの悪いことこの上無い。何より、三つある頭が一つでも元気なら活動を止めない

と言うしぶとさが最悪。

弱点は少々自信過剰な所、らしい。

 

エルヴィ:「魔法で叩き落そうと思ったら空から岩なんぞ投げてくるから、こっちも空中で戦おうと思った

ら、ねぇ…」

シド:「空中戦こそアイツの本領だ。…しかし、岩?」

ロックオン:「……なんつーか。きっつい相手が湧いたな……」

エルヴィ:「ああ。この辺は岩地が有るんだが、一度取り逃がした後はもう魔法の射程にすら

寄って来なくてね。空中から頭くらいある岩を投げつけてくる始末だ」

GM:まあ、尾で固定したのを投擲して攻撃して来るとか、そういう攻撃パターンを得てるようですが。

ロックオン:「結構どころじゃなく厄介だな……」

GM:で、距離を置いてファイアブレス撃ってくるので、銃でも無いとどうにもならん、と。

シド:Aランク以上のクロスボウなら届くだろうけど…。

エルヴィ:「…近寄れればコンガリ焼いてやるのに(ぽそ)」

カーリウス:「《クリメイション》はやめれ。背中に乗ってるときは撃つな」

シド:そういう時は《アシッドクラウド》でも撃てばいいだろうにw

 

よろよろするので、下手すると撃ち損ねて背中が焦げるそうです。

ちなみにキマイラのファイアブレスの射程距離は50m。大抵の魔法より長く、シドの言うようにランクA以上の強力な飛び道具でも無ければ、攻撃すらおぼつかないでしょう。

 

ロックオン:「……地上戦に持ち込むか、待ち伏せで一気に叩くか…いずれにしても、足が止まって

くれないとかなり辛いな」

エルヴィ:「居場所は解ってるんだがいかんせん手が足りなくてね…しかぁし。今や逆襲の時は来たり

(めらめら)」

シド:「…皆までいうな。手伝えってンだろ」

エルヴィ:「もちろん(イイ笑顔)」

ロックオン:「……まぁ、仕方ないな(肩すくめ)」

エルヴィ:「全くうちの家出娘が居れば、もっと楽だったのに…まあ、仕方ないけど」

シド:「そんなんがいたら、被害も洒落にならンだろうしな… ッて言うか、家出娘?」

ロックオン:「(誰だろうねと思いつつ)」

エルヴィ:「ああ、セドナって言ってね。魔法剣士になるんだーって、エヴァーグリーンのほうに」

ロックオン:「(ぶーっ!?)」

エルヴィ:「たまに手紙は来るけど、全く何時になったら帰ってくるやら…  どしたの、ロックオン?」

ロックオン:「イヤ、ナンデモナイ(カクカク)」

シド:「へー(ちょっと小ばかにしたように)」

 

出したのはネタですがちょっとだけ伏線だったりします、セドナ母。

 

ロックオン:そっかぁ……せどにゃんのおかんか(アチャー)

GM:と言うわけで、今回のびっくりネタでした。

ロックオン:「せどにゃん」普及委員会終身名誉会長なワタクシとしては見過ごせませんな(ヲイ)

 

ちなみに、委員会所属は二名。

名誉委員長のロックオン(中の人)と名誉会員のGM(中の人)。

 

GM:さてキマイラ君の居場所なんですが、山肌の洞窟でして。テーブル上になってる山頂部の穴と、

断崖絶壁に空いてる横穴がL字に繋がってるんです。

山頂部の穴は人一人くらいしか入れないので、うかうか飛び込むと美味しく頂かれてしまうので。

シド:ヤバい所に巣を作られたな…

ロックオン:山頂部の穴にグレネード→キマイラ生き埋めウマー?

GM:横穴のほうはぎりぎり、竜が飛び込めるくらいです。中は広いようなんですが、下手に入ると

ボコられてしまうので。元はここが古種の竜の住処と言うか、寝床っぽい場所だったらしく。

出入りに耐えるくらい、岩盤がむやみに頑丈。

ロックオン:あー、破壊は避けた方がいい、と言うより無理、と…山頂デモリッションのユメが…(がく)

シド:竜が飛び込めるなら、俺は馬乗ったまま入れる?

GM:ですな、アルビュオレスに掴んでもらえば、馬くらいなら。

 

本邦初公開・キマイラの家(画・カーリウス)

 

/山頂部 ――|穴|――\

/    〜〜〜〜〜〜   \

/  (曲がりくねったりしつつ \

|     10mほど)      \

|     〜〜〜〜〜〜       \

|        |穴|        \

|                                     |

==                                  |

横穴      (巣穴スペース)   キマイラ  |

==━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

シド:「作戦もクソも立てようが無いな。全員で吶喊するしかないだろ、これは」

エルヴィ:「ちなみに、カチコミ掛けるならみんな呼ぶけど」

ロックオン:「……「みんな」?」

エルヴィ:「ほら、ちょっと連れておいで。小さい子は隠れさせて」

カーリウス:「…へーい」

GM:…で、カーリウスが顔引っこ抜いてバサバサと飛び去って、しばし。

 

SE:バサバサバサバサバサ(羽音×山ほど)

 

ロックオン:「ちょ……」

GM:…外、アルビュオレスが10とか20とか。

シド:(唖然)

カーリウス:「連れてきたが…本当に行くのか」

ロックオン:(引きつった笑顔)

エルヴィ:「行くとも。 …おや、ミーシェ。ちょっと痩せたかな(一頭撫でつつ)」

ロックオン:「(見分けつくのかよ……)」

エルヴィ:「まだ戦い方は上手くない上に、人を乗せたりは出来ないけどね。牽制くらいはできるよ」

ロックオン:「……(かくかくと頷き)」

GM:具体的には、ですね。

1:キマイラの「飛翔」を無効化する

2:電撃ブレス一斉砲火で、ラウンド末に一箇所に2D+5点ダメージ

…という補助をしてくれます。

ロックオン:…なんという竜部隊(汗)

 

ドラゴンテイマーは伊達では無いようです。

 

シド:電撃ブレスは毎ターン?

GM:いえす、何処を狙うかはそっちで指示を。一斉に撃つので、抵抗と回避は省略で自動的に

当たります。

ロックオン:なるほど。んじゃ指示はちょっとそちらにお願いしておこう。

シド:了解。キマイラのデータは見ていいよね。

GM:おkです。

エルヴィ:「ふっふっふ…うちの可愛いアルちゃんたちに散々嫌がらせしてくれたんだ…黒コゲじゃ

済まさないわよ」

シド:「…あンたが一番不安なンだよ、無茶しそうだし」

 

更にエルヴィ本人のスペック詳細(特技や装備)や巣の構造を質問して詰め、現地へ移動して

補助魔法を幾つか使用するという目算をしつつ。

 

GM:アルビュオレスはまあ、何頭かが飛び込んで飛翔を牽制しつつ、という形になります。あとは、

逃げられないように&退却用に入り口を固めて。

ロックオン:ですな。山頂側はキマイラなら抜けられないでしょうし(でかさ的に)

GM:流石に突っかかります、それはw

ロックオン:アンカーで固定して山頂側から打ち下ろす、というのも考えては見たものの……

大幅に回避ペナ喰らいそうなので自粛w

GM:それ、せっかくの《射手の体術》が無意味になりそうだしなw

 

と言うわけで、やって来ました洞窟入り口。

 

シド:特攻歓迎w

GM:では、決戦しますかw

ロックオン:殺る気満々でお送りいたしますw

GM:…ちなみにシドのウォーホースは、カーリウス君が注意深く運んでくれました

シド:「済まんな。後で何かできればいいが」

カーリウス:「気にするな。自分たちの棲家を護る戦いだ」

GM:さて、では戦闘…不意打ちとか試したい?…失敗すると不意撃たれますけど(死)

ロックオン:試せるととってもハッピーですが……失敗怖いw

シド:全力で遠慮します。その代わり初期の距離を25Mにしてくれればいいです。

GM:流石に、そんなに広くないですw 山の内部の空洞なので20m取れればギリギリ、くらいですな、

射界取るなら。

シド:それでおkです。

 

ちなみに、入り口に来てから補助魔法などを掛けているので、ここで不意打ちを選んだ場合は

PC側の判定にかなりのペナルティが課されてました、しかも秘密裏に。

…残念だなぁ(鬼)

 

シド:初期でかかってるのは?

ロックオン:《カウンターマジック》と《バイタリティ》…それぞれ抵抗+1でしたっけ(はて)

GM:抵抗修正は+2ですな。あとは《プロテクション》、希望有れば《ファナティシズム》とか

《ファイアウェポン》が掛けれます。

シド:ファイア…贅沢をいうなら《アイシクルウェポン》がいいな。

GM:ああ、アイシクル了解。使えるので。これで13ばかし使って、まああとMP60前後。

ロックオン:高ぇ……w

 

精神力が22有って、魔法系技能の合計がコンジャラー8/ソーサラー5/マギテック4で17.

MPがレベル合計×3で+51されるので、まあそんなものです。

準備万端になったところで…突入開始!

 

OpenCombat!

vs キマイラ ×1

 

各部位のHPは以下の通り。

獅子頭:81

山羊頭:63

竜頭:69

胴体:87

翼×2:59

 

シド:じゃあ、先制判定。7以上なんだよな…(ころころ…9)よし、取った!

GM:…む、先制されたか。

ロックオン:オッスオッス

GM:ちなみに、目視で確認。…「デカくね、アレ」とシドは思った。

シド:欠片つきか!

ロックオン:剣の欠片兄貴でしたかアッ―!?

GM:ええ、それも見た目にサイズが変更されるくらい(死)

シド:データ的には、欠片いくつ?

GM:全体が各+35、7つ分ですな。

シド:まあ、さもありなん、だな。

ロックオン:……死ねと申された気がしつつw

 

何気に1回目のアリ退治以来、久しぶりかもしれない「剣の欠片」の解説。

この世界の蛮族や動物、幻獣など幅広い生物は、体内に「剣の欠片」を保有していることが

有ります(何故か人族ではほとんど見られません)。

欠片を内包した生き物は、その一般の種より強い生命力や能力を持っており、また倒される

ことで欠片を体外に排出します。

強力な蛮族の隊長格や強大な幻獣等は、多くの欠片を保有していることが多々、あったりも

します。冒険者諸君、頑張って倒しましょう。

 

シド:まずはロックオン。

ロックオン:んじゃ先手……まずはショットガンでいてこましますか(ふむ)

えーと、《キャッツアイ》と《ショットガン・バレット》を補助動作で使用。メジャーで…圧倒します。

「こんだけでかいと狙い撃つのは骨だからな……圧倒させてもらうぜ!」

(ころころ)22で如何でしょう。

GM:…こっちも大概だが、そこの火力も結構無体なw

 

で、回避できるはずも無く全員ヒット。

初っ端から24点の魔法ダメージなどとゆー、無体極まりない打撃を受けてみたり。

 

GM:避けれるかヴォケー!?

ロックオン:(ころころ)24点魔法で

GM:…無体なんですけどw

 

SE:レールガン乱れ撃ち!

 

シド:その次にエルヴィ。《アシッド・クラウド》を撃ち込んであげなさい。

GM:えーと、魔力12で誰か振ってくれなさい。

ロックオン:ドゾー

エルヴィ:「亜死怒・喰雲度!!」えーと、出目が11になって23。抵抗できるかヴォケぇ!?

 

出目が悪かったので、「剣の加護:運命変転」でダイス目をリバース。

ヤバい達成値でさく裂した「亜死怒・喰雲度」、もとい《アシッド・クラウド》は…

 

GM:…(抵抗コロコロ振り)山羊頭だけ抵抗しやがったw

ロックオン:抵抗してんじゃないすかw

GM:打撃力20、山羊だけ半減でどぞ。

 

脅威的な出目で抵抗に成功した山羊頭(魔法担当)を除いて、まんべんなく13点以上の割と

酷いダメージを与えつつ。

 

ロックオン:序盤の全24込みで結構痛いダメージ……のはずだな。

シド:で、俺が《トランプル》という。

GM:それで翼は落ちるかなぁ…w

 

《トランプル》

ライダーが騎獣を駆使して行う「騎芸」の一つで、一直線上を騎獣で爆走して蹂躙する。

ライダー本人が武装を持っていなくても使用でき、強力な攻撃力を持つ騎獣の場合一瞬で

敵陣を壊滅させかねない強力な技である。

ちなみにトランプル(trample)とは「踏みつける」「踏み潰す」という意味。

対人戦で使う場合は「見たまえ、人がゴミのようだ!!」と言うのを忘れずに(何)

 

ロックオン:ゲッターの力を信じるんだ……

シド:ただ、一つだけ問題がありまして。俺、命中8でして。

GM:…びみょ …おや、トランブルって、確か馬の数値で殴るんじゃなかったっけ?

シド:おや(ルール確認)ならば、馬で轢く。全部11基準で(ころころ)。

 

で、ウォーホースが黒王様の如く巨大な幻獣を蹴り飛ばし、踏み潰して蹂躙。

出目が炸裂して異様に高い命中に、部位全部が巻き込まれると思いきや…

 

ロックオン:む、一発目のみ回避ですな。

シド:…アレ?おかしいなあ、ほとんど当たってるぞ…

ロックオン:…いや、当たったのはダイス目に感謝する所かと。

GM:頭だけそらして、辛うじて獅子頭回避w

ロックオン:どうでもいいことだけど、馬でキマイラを轢くってのもシュールな絵面だなあ…w

GM:相手が飛んでないからできる芸当かとw

まあ、ターン末にずびっと雷飛ばして翼は破くとして、キマイラは動きます。

ロックオン:現状……シドのみ近接ですな。

GM:そうすると、殴らないのは失礼に当たるかw

シド:はっはっは、今の俺は回避−4。何でも当たるぞw

GM:…全力移動したからなぁw

 

《トランプル》は強力な攻撃ですが、「全力移動」扱いになるためにしばらく著しく回避能力が

低下します。具体的には、次の自分の手番まで-4。

下手に敵陣で止まってしまうと、サンドバッグ確定です。

 

GM:では、遠慮なく。将を射ぬとせば、まずウマッから。

シド:かもんw

GM:まず、山羊頭が倍化して両方に《ドレインタッチ》。

ロックオン:オレインリッチ?

GM:HP啜って差し上げようw

 

ちなみに、この処理は本当はルールの誤り。

射程が「距離:接触」の魔法は、対象数の拡大ができません。

今回は気付いたのが遅かったので、このまま巻き戻し無しで処理しています。

 

シド:(ころころ)馬は抵抗。本人が通ってるw

GM:大丈夫なのかライダー…w

ロックオン:実は馬のほうが優秀w?

 

で、割とダメージを与えつつHPをドレイン。

自己再生もしたり。

 

GM:で、補助動作で《リカバリイ》しつつ《ビートルスキン》。

ロックオン:……防御を固めてきたなあ……

GM:で、獅子頭…まあ、殴るしかないわけですが。獅子頭がシドを(ころころ)17点物理でがぶっと。

シド:痛いイタイイタイw

GM:だが、まだ行動は半分しか終わってないぜ。竜頭、同じく本人を噛みます。

 

で、情け容赦無くがぶっと20点ほど噛み付いてみると…

 

GM:…これは致命行ったかな?

シド:生死判定突っ込みましたな…(ころころ)生きてはいるがw

GM:そうすると…どっちにせよ馬から落馬(何)はすると。落下ダメージは勘弁しときます。

シド:ぱったりダウンw

GM:…蛇でトドメさすのも一興だが、ココはまあ馬を噛む(死)

 

で、がぶっと噛んでダメージを通してみるが、付随する呪いには抵抗されたり。

 

シド:馬、耐えてる。

GM:むぅ、馬しぶといw

ロックオン:馬Tueeeee!? …馬が本体だったんじゃね、実はw?

GM:…人は影武者となw

ロックオン:人は…アレですよ。オプションパーツw

GM:…何という偽体w

 

まあ、確かにライダーのレベルが上がると驚くほど急激に強くなりますが、騎獣は。

…あれ、もしかして本当に人のほうが外付け強化パーツ…?

 

ロックオン:さて、どうしよっかなあ……

シド:誰でもいいからアウェイクしてーw

ロックオン:こっちはちょっとそっちがダウンしてる間にショットガンをブチ込むという暴挙をするか

思案中

GM:…巻き込んだら死ぬってばw

シド:ちなみに、俺の失態。《チャージ》といえばよかったのだがなぁ…。

ロックオン:こっちの火力削ってアウェイクンしに行くのも何だけど… (うーむ)まあ、どの道範囲攻撃は

出来ないし起こしに行くか(やれやれ)

 

《チャージ》はトランプルと同じく、騎芸の一種。

槍系武装で行う正調・突撃で、移動距離5mにつき1点ダメージが増加する強力な白兵攻撃。

通常移動による移動+攻撃が可能なので、回避にペナルティも無い…とは言え、対象は単体

なので、《トランプル》とどちらが良いかは状況次第。

ちなみに、ロックオンはルール訂正適用によって《魔砲制gy…もとい《魔法制御》を習得して

いない状態になっているので、この状態でショットガンをぶち込むと、漏れなく倒れ伏したシドと

傍の馬も蜂の巣です。

 

ロックオン:では、こちらは接近&アウェイクンポーションばしゃっと。

「まだ寝るには早いぜ?」

GM:そうすると…エルヴィはどうしますかね、ヒール弾も撃てますけど…誤射怖ぇw

ロックオン:……うわぁw

シド:何も考えずにアシッドなクラウドを。

GM:あいさー。では再び、制御された酸の雲をもわっと。

 

出目の上では魔力12に対し精神抵抗力12で互角なのだが…この《アシッド・クラウド》。

達成値18(出目6)に対し、ことごとく抵抗失敗するキマイラであった。

辛うじて、同値で山羊頭だけは耐えたりして。

 

GM:……アルェ?

シド:全部抜けたかw?

GM:いや、一応山羊だけ抵抗はしてるんだが…何故w

ロックオン:山羊硬いなあw

 

ダメージダイスは微妙だったが、固定値と威力の高さでかなりHPを削ぎ取り。

 

シド:ダメージは死んでるナw

GM:…いやまあ、痛いのですけどw

ロックオン:結構削れてきてるような。竜頭はもうすぐ堕ちるかな(ふむ)

シド:で、俺なんだが…主動作で馬に乗りなおす。で、補助動作で《攻撃指令》…馬で竜頭を蹴る

(ころころ)21。そしてダメージ18点物理w

GM:ぎゃーw

ロックオン:やっぱ馬本体じゃね?w

 

SE:人の旅路を邪魔するヤツぁ 馬(オレ)に蹴られて地獄に堕ちろ!!(ぱかーん)

 

GM:装甲で10防いで…うむ、ギリギリw

ロックオン:ちw

シド:ギリギリ余したか。

GM:面の皮厚いんです、一番。

ロックオン:まあ、雷で狙っておけば確実に落ちるかと

GM:おにょれ、落ちる前に誰か蹴散らしてくれるw

ロックオン:(はっ)そう言えば、起こすために寄っちゃったよ俺…(汗)

シド:そっちは避けられるだろうが、ちゃんと。

ロックオン:「(ぽりぽり)」

 

《射手の体術》で回避能力を得たロックオンは、実に7Lvファイターに相当する回避数値。

キマイラの集中攻撃を浴びれば分は悪いとは言え、それでもかなりの生存力を誇る。

 

GM:さて、では楽しいキマイラ乱舞のお時間です

シド:俺を無力化するなら魔法を薦めるぞーw

GM:では、そういう声が来たのでドレインタッチ(しつこい)

 

まあ、HP1の前衛が居たら、そりゃ攻撃魔法で狙うのはセオリーでしょう。

ちなみに結果はと言うと、ご想像の通り…

 

シド:またかよw(抵抗失敗)

GM:…って。登って直ぐで悪いが、また堕ちないかYOUw

ロックオン:お前何回落とされれば気が済むんだw

GM:(ころころ)15点魔法ダメージでドレインしますがw

シド:うん、即死圏内(生死判定ころころ)生きてはいるが相当にボロボロだw

 

…起きて早々に地に伏すシドであった。

さて、ここでキマイラの方の被害状況を確認。

(数字は現在HP/最大HP)

獅子頭:28/81(ちょっと辛いです)

山羊頭:52/63(つやつやしています)

竜頭: /69(ズタボロです)

胴体:19/87(めっさ辛いです)

翼:×

 

こっちも範囲攻撃の連発で、いい具合にボコボコ。

《ドレインタッチ》でHPを吸い取った山羊頭だけは、未だ健在です。

 

ロックオン:そういえばコア部位ってどこでしょう?(はて)

シド:頭全部。

GM:こいつ、コアが「頭全部」です(鬼)

ロックオン:……ド厄介なw!?

 

多様な能力も無論驚異ですが、何と言ってもこのタフネスがキマイラの怖さでしょう。

流石は古代の合成魔獣、寿命ともどもしぶとさのケタが違います。

 

ロックオン:さて、ライダー本体堕ちました。馬がうろついてます。ロックオンが居ます。

残り頭はどうしますか?

GM:…そこの射手をぶん殴るのが正解かナァ…

そろそろ、経験点500とのバーターで、彷徨うアホの子が来ますけどw

 

GM、ヘルパーの出現を示唆してみる。

全滅阻止には有用だが、世の良いGMの皆さんはあんまりやってはいけない。

 

ロックオン:……んー、このターン次第で次ターン頭に呼ぶか決める感じで。

GM:では、龍頭が火炎放射。生命抵抗でよろしく。

ロックオン:……こっちは生命力が弱いと知っての狼藉かw

GM:シライデカw

 

相手の弱点を突くのは戦術の基本っ!!

しかし。

 

ロックオン:(ころころ→成功)だが断る。

GM:…むw!?(ころころ)19点、半減して9点の魔法ダメージですな。

ロックオン:……5点通しました(ちっ)

GM:例のマントの加護、厚いな…w

ロックオン:「(おわっと) ……あぶねぇなオイ!?」あと、リングも付けたのでw

キマイラ:「(焼き焼きしますy…ナニィ)」

GM:だが、ただでは生かさん。獅子と蛇も襲い掛かります(鬼)

ロックオン:らめぇっ!?

 

ところが。

 

GM:がぶっとな(獅子頭、噛み付き攻撃)

ロックオン:「おわぁっ!?(ごろんごろん)」(ギリギリ回避成功)

GM:おにょれw!? しかし蛇噛み付き(ころころ)19でかぷっとな。

ロックオン:……ソレは無理かなぁ(ころころ…ピンゾロ)ふっw

GM:…美味しいb

ロックオン:50点もらいますb

 

しかし、当たったもののダメージは振るわず…

 

GM:13物理と…呪い(ころころ…6・5で達成値22)…えーと、生命抵抗(死)

ロックオン:……死ねと(ころころ)ムリムリw

 

《バイタリティ》の加護もしのいで「命中-2」の呪いを付与出来たのが、まあキマイラ乱舞の

戦果と言うところでした。で、ラウンド末にアルビュオレス軍団の電撃が迸り…

 

ロックオン:えーと、竜頭に。

GM:どうやっても堕ちますけどね、もうw

 

SE:ぴっしゃんごろごろ

 

竜頭:「あべしっ!?」(こんがり)

ロックオン:「物部氏」b

キマイラ:「だが蘇我氏!?」

 

…妄言は気にしないで次行きましょう(笑顔)

 

ロックオン:まあ、結構被害来てますし潮時ですな。アーリィ召喚。

シド:呼ぶか。経験点削ってでも。

ロックオン:まあ、無しでも勝つ目が無いわけじゃないものの、死人が出ちゃアレなので。

 

SE:俺のターン!経験点500点を代償に、手札から「腹ぺこ神官」を召喚!

SE:「俺の報酬の半分をくれてやろう……」(ドラクエ風)

 

ロックオン:「てなわけで……そこの後ろで出待ちしてる神官娘。とっとと来い。仕事だ」

アーリィ:「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャジャー …蛇ー!?しかも、何か大惨事な被害っぷり!?」

シド:一人戦術ミスをやらかしましたしw

 

と言うか、どこに隠れてたのかって質問はしないように。

読者とかGMとかPLの心の中にでも居たのでしょう(オイ)。

 

アーリィ:「報酬は現物(ごはん)で」

ロックオン:「フェルに伝えとくさ(肩すくめ)」

GM:えーと、味方ラウンドの最後ってことで1アクション可能。何やらす?

ロックオン:……ナックル乱舞?w

GM:…ちょまw

 

SE:折角500点使うんだ! 盛大に働け!

SE:いえっさー!

と言うわけで、召喚者から「馬車馬のように働け通知」が来たので全力攻撃。

 

GM:つ「気弾爆裂(フォース・エクスプロージョン)」?

ロックオン:ヤッチマイナb

アーリィ:「お、おーけー! タコスターイム!!」(ころころ)18?

ロックオン:…相変わらず、魔力高ぇw

GM:…通してもいいし、裏返してもいいがw

ロックオン:裏返しておきますか。念には念を

GM:えーと、22になります(死)

シド:まてい、巻き込む気かw

 

《魔力制御》持ってるのでご安心をw

さて、魔力13に「剣の加護:運命変転」まで入れて、達成値22を叩き出すアーリィの

《フォース・エクスプロージョン》だが…

 

ロックオン:さあ、キマイラヘッドs&胴体。抵抗しようかb

GM:竜と羽根が無いので、頭二つと体で(ごろごろ)…うほぁ!?

 

何と、出目が1・6(抵抗失敗)、5・6(成功)、6・6(自動成功)。

…ダイス神、ここにきて狂乱(汗)

 

シド:うぉいw

ロックオン:げぇーっ!?

…こ、これは「姑息なこと考えてんじゃねぇ!」というダイス神のお怒り……っ!?

GM:…凄ぇなw

 

とは言え。

魔力13に威力30、「マナリング」による補正も入って凄い勢いでHPを削いでたり。

 

シド:…それでも《アシッド・クラウド》だな。これは。

ロックオン:ですな。重ね撃ちで胴体は沈むでしょう

 

続けざまにエルヴィからの《アシッド・クラウド》が追い打ち。

胴体は予想通り轟沈。更には元気だった山羊頭がまさかの抵抗失敗&クリティカルで猛撃

され、一瞬でHP20を切るという事態に。

…魔法強ぇw

 

GM:えーと、獅子残り1、山羊18、胴体が轟沈ですなぁ…。

ロックオン:結構えげつないダメージが入りましたなw

シド:ヤギ頭落としとけば?

ロックオン:ですな。《クリティカル・バレット》使用…そして山羊ヘッドを至近距離から狙い撃ちます。

 

SE:「長い砲身には……こういう使い方もあるんだぜ?」(山羊口にぐいっと押し込み)

 

キマイラ山羊:マテ、話し合お(むが)

ロックオン:「逝っちまいな」(ずだーん→当たってダメージころころ)

魔力12で出目で5……ナンテコッタ、ギリギリ足りないw

GM:…危うしw

 

GP03張りのゼロ距離射撃でまさかの仕留め損ない。しかして…

 

ロックオン:ハッ、それでもアーリィなら……アーリィならきっと何とかしてくれる…っ!

GM:…対象数の拡大した《ゴッド・フィスト》か《フォース》の乱打で、1ゾロ以外撲殺ですがなw

ロックオン:さようなら。さようならキマイラ……

 

…と言うわけで。

 

アーリィ:「光差す世界に、汝ら怪獣住まう場所無し! 渇かず餓えず、星になれ!!(撲殺)」

 

ロックオン:傾注(アハトゥング)……(ビッ)

 

…かくて降臨した腹ぺこ神官の神威代行ナッコォ(違)によって、哀れキマイラは空の星と

なったのでした。

傾注(アハトゥング)…(ビッ)

 

アーリィ:「(背景で撲殺して雄たけびしつつ神の祈りを)」

ロックオン:「……(肩すくめつつとりあえずシドを起こし)」

アーリィ:「(我に返って)…ああっと、血塗れ(きゅあはーと)」

シド:「…久々だったから」

GM:…勝負勘が鈍ってましたかw

ロックオン:

GM:まあ、キマイラって5人ないし4人パーティにぶつけるサンプルシナリオのボスですしなぁ…w

ロックオン:……うはぁw

 

そんな無情なエネミーをPC2名+NPCにぶつけるGMってどうなんだ。

ともかくも…彼らは無事に冒険を終え…

 

GM:…この後、ちゃんとアルビュオレス受け取って届けてねw?

ロックオン:ああっと!

 

…無事終えたってことにしておきましょう。

 

アーリィ:「神の暴力、もとい威光の勝利です」

ロックオン:「……此処まで届いてんだ。ソレ(はぁ)」

シド:まあ、ともかくも勝てたし良いやw

 

…本当に、大丈夫だよね? と不安になりつつも何とか番外編をクリアした一行。

「今回が幻獣との初めての戦いだったわけだけれども、とにかく頭が沢山出てきて大変だった

よぅ!」 ……という忘れた頃に挟まる『たのだん』ネタはそこそこに。

冒険者達の心の旅はこんな番外編を挟みつつ続く…  多分。

 

 

 

TRPGリプレイコーナー