迷走のP 〜ビギンズナイト〜

 

セラ  グラップラー3 スカウト2 レンジャー1 エンハンサー1 アルケミスト1

 好奇心旺盛なグラスランナーの少女。

 いわゆる「好奇心で死ぬ」タイプの性格。

 両の拳に夢を乗せ、その場しのぎで今日も行く。

 割と巻き込まれ体質。

 

PL:九谷

フェアリーガーデンを購入したことで調子に乗ってソロプレイを始めた奇人。

妄言率高め

 

 

これまでの、あらすぢっ!

 

セラ:「さぁ、お前の罪を数えろ!」

セラ:「ふぅ、ゴブリンは強敵でしたね」

セラ:「俺達は二人で一人の冒険者だ」

 

大体こんな感じ

 

Day-4 夕方。 炎の三姉妹

 

ランタンを持たされていざ炎の穴へ。

 

セラ:(ころころ)あ、ランダムイベント発生。

 

小さな川に、小さな石の橋が架かっている。

グラランの少女が橋を渡ろうとして足をかけた瞬間。石の橋は忽然と消え去った。

 

SE:ざっぱーん

 

セラ:「にょわ!? ……な、なにごと!?」

 

セラが見回すと、「あははははっ!」という笑い声と共に小妖精達が飛び去っていった。

 

セラ:「……水着着てくればよかった」

 

そこかよ

 

――【炎の穴】に到着

 

セラ:「えーと……」

 

穴に向かってアクセルメモリをかざすと。

 

SE:アクセル!

 

穴の奥から

 

SE:エンジン!

 

という力強いメモリの"声"が。

 

フリア「(ひょこ)……ニョッキが、呼んでいるのね」

セラ:「……話が早くて助かるなー……」(汗)

 

ファンタジー世界の住人たるグラスランナーにはついていけない世界です。

いや,ある意味あれもまたファンタジーですけれど。

と、そこに後からでてくる3人のエインセル。

 

エインセルA「待ちなさい、自分の都合で放り出しておいて今度はまた自分の都合で呼び戻すなんて

都合がよすぎるんじゃないの?」

エインセルB「しかもフリアだけ名有りで私達こんなぞんざいな扱いだし。

 あの迷子のアルラウネには名前つけてたのに!」

エインセルC「誠意を見せなさいよ執筆者!」

 

PLが誠意を見せるのか。

 

セラ:「……(どーすりゃいいんだよー、という顔)」

フリア「この人達は甘いものに目がない。ラナの店の料理を買ってきて渡せばがっついて黙るから、

その間に行きましょう」

 

*無論、ABCには聞こえないような小声である。

 

セラ:「あー……(ぽりぽり) じゃあ、わたしは出直してくるから」

A「二度と来なくて良いわよ!」(しっしっし)

B「ニョッキにも縁切りを伝えておきなさい!」

 

ものすごく感じの悪いエインセルたちに見送られ、セラは炎の穴を後にしたのだった。

 

【のどかな果樹園】:南ブロックに配置。

 

Day-4 夜  ビギンズナイト

 

セラ:夜になるので一旦<七色猫のおもてなし亭>に戻ろう。

 

ランダムイベント発生!

妖精が現れた! セラはあやしげな改造手術をされてしまった!

 

セラ「うぉー,やめろしょっかー!?」

 

――五日目夜まで。   移動音が機動兵器になった。

 

セラ:「……なんか、うん。    燃えてきた」(ガンダム的な音を立てながら帰途)

 

燃えてくるのか。

 

さて,宿の手前。

倒れている人間と、おろおろしている妖精が居る。

 

セラ:「……をや、どうしたの?」

リビィ「そ、それが……獣に襲われて……」

 

聞けば。

この倒れている少女も自分と同じ<七色猫のおもてなし亭>の宿泊客なのだという。

年の頃は18歳くらいだろうか。

地面にざらり、と散らばった黒髪がただでさえ痛ましい光景を、尚更痛々しいものとしている。

宿に帰る途中、でかい獣に襲われ。撃退はしたものの重傷を負って気絶してしまったらしい。

なるほど、随分とでかい獣がその脇で死体になっている。

 

セラ:「なるほどね……まあ、此処で遭ったのも何かの縁、かな」

 

よっと、と黄色い装束の少女は黒髪の少女を担ぐ。

 

セラ「あ、リビィちゃん、そっち持ってー」

リビィ「は、はい!」

 

――セラとディリス。

奇しくもほぼ同じ時期に妖精郷をめぐることとなった二人の冒険者の――

これが、ファーストコンタクトとなる。

 

セラ:「即ち、今宵は始まりの夜……びぎんずないと」(ビシッ)

リビィ「ところでセラさん。さっきから随分と、その……愉快な音が」

セラ「仕様です」

 

――四日目夜、終了。

 

この後、ディリスを部屋まで運んだりグラタンがパニックになったりしたが――

それはまた、別の話。

 

 

Day-5 朝:かくて二人は出会い(A)

 

セラ:「ふぁー。グラたんー。あさごはんー」

 

食堂に下りていくと、グラタンの他に見慣れない顔がひとつ。

長い黒髪を伸ばしっぱなしにした人間の少女だ。

昨夜助けた人だっけ、とセラはおぼろげな記憶をあさるが……いまひとつはっきりしない。

グラスランナーは宵越しの記憶を持たないのだ。

 

セラ:「えーと……昨日の、人だっけ」

ディリス「ああ。あたしはディリス=ドゥロ=ディートリッヒ……その、昨日は、ありがとうな」

 

目つきの悪い目をばつが悪そうに伏せ、ぽりぽりと頬を掻きながら頭を下げる少女。

おそらく。頭を下げるという行為にあまり慣れていないのだろう。

意地っ張りな子なんだろうな、とセラはそれを見て結論する。

 

セラ:「あー、いいよいいよ。そんなに改まってお礼を言われるほどのことはしてないし。

 これからも、お互い見かけたときは助け合う……くらいで、さ」

 

上手くはいえないが。

この子との間にこの出来事で変な距離が空いてしまったら、それはそれで嫌だなあ、と思う。

――グラスランナーだもの。仲良くしたいさ。

ディリスは戸惑ったような表情でセラを見返していたが……やがて。

 

ディリス「あぁ……わかった。今後も、よろしく」

 

ふ、と微笑んでくれた。

自然とセラの顔にも笑みが浮かぶ。

 

――朝食がてら話を聞いてみれば。

ディリスと名乗った少女はエマ=ローズワースという人間の少女を探して此処まで来たのだという。

いやはや、随分とご苦労様としか言いようがない。

 

セラ:「……なるほどー。わたしは何でここに来たのかなんて、もう覚えてないからねー」

グラタン「……それは物覚えに幾らなんでも問題があると思う……」

 

などというやり取りもあったが、まあグラランなので気にしない。

 

セラ:「……うん、覚えてたら、その娘に関する情報はそっちに渡るようにするよ」

ディリス「あぁ。よろしく頼むぜ」

 

挨拶がてら。互いに篭手を打ち合わせる。

――向こうの方が随分上等な篭手な気がするけれど。

この篭手はこの篭手で気に入ってるのでまあ、それも気にしない。

 

ディリス「じゃあ、あたしはそろそろ行くよ」

セラ「うん、気をつけて」

 

互いに親指を立て、少女を送りだす。

――もしかしたら。そのうち一緒に冒険することになるかもしれない。

そんな期待を載せて。

 

セラ:「……あの子と一緒に回ることになったら、頼りになるだろうなー」

グラタン「おや、どうしてそう思うの?」

セラ「だってほら。篭手の使い込み具合が違ったじゃない」

グラタン「……そーゆー基準かー……」

 

グラタンがなぜか「ホント理解できないなあ」という風な感じのため息をつく。

だが、セラは気にしない。

――さあ、遣り残した冒険に出かけよう!

 

 

……と、まあ少しいいはなしっぽくなったところで。

カオスなフェアリーガーデンに雰囲気を戻すとしましょう。

 

さて。ドリアというケットシーが入ったらしい。

マナマテリアルを持っていけば、しかるべきアイテムに換えてくれるはずだ。

 

ドリア「オーッホッホッホ! さあ働きなさいブラウニーども!」

 防具:ボンデージ

 武器:長鞭

 

――魔法工房はめっちゃ濃い空間だった

 

グラタン「えーと……ドリア。魔晶石3点分を2つお願いしたいんだけど」

ドリア「オーッホッホッホ!任せるが良いのですわ!」

 

ブラウニーを鞭打って働かせるドリア。

……見るだに恐ろしい光景である。

 

セラ:「……あ。面白そうなボタン」

ブラウニー「あ、おじょーさんそれは駄目っすよ触っちゃ。 工房が自爆しちゃいますぜ」

セラ「ぢばく!?」

 

セラの目が輝いた!

セラはボタンを押そうとした!

 

グラタンのフライングドロップキックでセラは吹き飛んだ!

 

セラ:「(ごろんごろんぐしゃ) 痛ぁ!? 何するのさグラたん!?」

グラタン「ちょっと目を離した隙に何をやってるのさ君は!?」

 

――反論しようがなかった。

 

マナマテリアル600点分を魔晶石3点分×2に変換。

マナマテリアル300点分をランタン用油×10(200G相当)・

保存食2週間分(100G相当)に変換。

 

 

Day-5 昼:小川と屋根付橋(東エリア)

 

Accident! 移動判定に失敗し、東ブロックへ。

 

セラが機動兵器な音を響かせながら歩いていると――いつの間にか、其処には小さな川があった。

澄み切った川である。川原となっている、みずみずしい緑の草花に覆われた野原も実に心地よい。

その川に架かっている屋根付きの橋がひとつ。

 

セラ:「……(わくわく)」

 

いかにも渡りたいようだ。

グラスランナーだから仕方がない。

 

橋を渡っていると、反対側から2人の女が肩を並べるようにして歩いてくる。

片方は長い黒髪の人間、片方は金髪のエルフ。

二人は橋の中ほどで立ち止まり、口論を始めた

 

セラ:「……ちょ。ちょっと? こんなきれいなところで喧嘩なんてよくないよ?」

 

セラは二人を止めようとするが、二人ともまるでセラなどその場に居ないかのように口論を続ける。

――暫くして。二人の口論は決裂に終わり……黒髪の女は立ち去った。

そこで、不意に二人の女性両方の姿が消失する

 

セラ:「……忘れ去ってしまった日々を思い出す魔法……って言ってたっけ」

 

セラはグラスランナーである。

セラは他人の争いに聞き耳を立てるような無粋な真似はしたくないし、

聞き耳を立ててもどうせこのちっぽけな脳みそでは覚えていることなど出来ない。

――だが。

 

いずれ、この二人の争いは……自分や、もう一人の彼女に関わってくるのではないか。

そんな。根拠も何もない胸騒ぎだけはしたのだった。

 

――Day-5昼、終了。

 

セラ:南東へ向かうか。折角だ(ころころ)……あ″

 

Accident! 移動判定に失敗し、北東ブロックへ。

 

 

Day-5夕方:【虹の根元】(北東ブロック)

 

さて、セラがぴこぴこと二つに束ねた髪を揺らしながら,当てもなく歩いていると……地平線の果てから虹のような七色の光の帯が空に向かって屹立しているのが見えた

 

セラ:「……虹だー!」

 

思わず嬉しくなって走ってしまうグラスランナー。

しかしそれはフェアリーガーデンの巧妙な罠だった(何)

 

走っていると、前方からブラウニー1体が慌てた様子で走ってきた。

交錯は一瞬。

気がつくとセラはブラウニーとすれ違って――はて、何やら空に不審な物体があるような

 

空の何か「お前も蝋人形にしてやろうか!?」  ←インプ

セラ「閣下だー!?」(識別ファンブル)

 

Open combat!

 

4ラウンドに渡る激闘の末――インプは地に叩き付けられ、霧散した

 

セラ:「…………強敵、だった……」

 

先が、思いやられる。

 

――戦利品:悪魔の血(100G)+尻尾の毒

 

ブラウニー「やぁ、一時はどうなることかと思ったよ」

セラ「死ぬかと思った」

 

戦闘がひと段落するとすぐにひょっこりと先ほどすれ違ったブラウニーが顔を出した。

――どうやら、インプとセラの激闘を観戦していたらしい。

 

ブラウニー「虹の根元には魔神召喚の門が作られていてね。

 この先は飛んでいかないと虹の根元に辿り着けないようになってるんだ」

セラ「マ神?」

ブラウニー「……それは違うカミサマだから」

 

マサルさん自重

 

セラ:「ふーん……じゃあ仕方ないね。他所に行くよ」

ブラウニー「うん。僕もドリア様の所に戻らなきゃ」

セラ:「……」

 

このブラウニーもあのケットシーに鞭打たれるのか。

そう思うと、感慨深いなあ……と思うセラであった。

 

――Day−5 夕方、終了。

 

セラ:「……暗くなってきたし、そろそろ戻ろうかな」

 

と口では言う。

もちろんグラスランナー。この程度で戻るはずもない。

 

セラ:(ころころ)ポーション一本消費。HP全快。目的地は北エリアの迷宮!(ころころ)

 

当然のごとく失敗して せかいの ほうそくが みだれる!

 

 

Day-5 夜→Day-6 朝:停留所のある丘

 

ようやくセラの足から機動兵器音が消えた。

 

セラ:「……面白かったのに」

 

面白かったのか。

さて、小道を歩いていると、光の輪がひとつ。

 

セラ:「をよ、面白そう!」

 

光の輪に即座に突っ込むグラスランナーが一匹。

光の輪に入った瞬間――

 

SE:時が、吹き飛ばされる!(きん☆くり)

 

○Day-6 朝にタイムテーブルがシフト。

 

――気がつけば、そこは陽光が降り注ぐ木立の中。

光の輪の中に、きらきらと光る石が落ちていた。

 

セラ:「……何だろう?」(拾い)

 

――光精鉱×1、入手。

 

さて、セラが小道を散策していると、小さな屋根つきの休憩所がひとつ。

 

セラ:「ちょっと、休んでいこうかな……」

 

疲れ知らずのグラスランナーでもさすがにこの移動連続失敗は堪えたか

セラは休憩所の椅子に座ってため息をつき――

 

南東ブロック 【星空の舞台】にテレポートした!

 

セラ:「うぅむ、さすがに眠くなってきたかもー。ぎぶみーすりーぷ」

 

保存食をかじりながら、セラはぼやく

かれこれ丸一日<七色猫のおもてなし亭>に帰っていない

さすがのグラスランナーも、少しからだの動きが鈍ってきた気がする。

ふと、日が翳った気がして空を見上げれば、満天の星空がきらめいていた。

 

セラ:「……朝になったり夜になったり、ほんとここは面白いなあ……」

???「ねぇ、一緒に踊りましょ!」

 

誘う声に振り向いてみれば、ぼんやりと発光する人型の何かが手招きしている。

――体は確かに疲れている。

だが。楽しそうなことを見逃すのはグラスランナーとしていただけない。

 

セラ:「ぃよし、踊ろうか!」

 

丘の斜面をすり鉢状に削り、古代の闘技場のような按配になった中央。

透明な青い石で作られた円形の舞台がひとつ。

光る妖精に連れられて行った其処でセラは疲れ果てるまで踊り――

 

・1Tb経過

・魔法の光る粉で《ラック》と同様の効果を得た!

・疲れてそろそろ行為判定にペナルティが入るようになった!

 

 

Day-6 夕方  ハニーナックル

 

セラ:「……さて、そろそろ行かないといけないかな……」(ふら

 

ふらつきつつ、見送るドゥナエーたちに名残惜しくも別れを告げ、セラは立ち上がる。

「ふしぎなちず」に目を落とすと、のどかな果樹園はすぐそこだ。

妖精の加護か(《ラック》消費)、セラは無事に果樹園に辿り着いた!

 

セラ:「わー。おいしそー!」

 

色とりどりの果実をつけた木々がひしめいている。

売れた果実の甘酸っぱい香りが穏やかな風に運ばれてくる中、

果実を齧りながら歩いている妖精が一匹。

緑色の服と帽子で身を包んだ少年の姿をした妖精――パックである。

 

パック「やぁ、早速だけど闇のゲームをやらないかい?」

セラ「魂でも賭けるのかな」

 

――さておき。

 

パック「(ごそ、と懐から三つの果実を取り出し) この三つの中に一つだけとてもすっぱい物がある。

 それを当てるゲームをしようじゃないか」(す、す、す、と並べ)

 

左、中央、右。どれが一番すっぱいか。

 

セラ:「……そうだ。これ、わたしが負けたらどうなるのかな」

パック「そうだね……魂賭けるのはやりすぎだから、焼き土下座とかどうかな♪」

 

SE:ざわ  ざわざわ……

 

急にカイジな顔になる二人であった。

のどかな果樹園で突如修羅の対峙が始まる。

 

――ちなみに。

魂取るのはやりすぎで、焼き土下座はやりすぎじゃないのか。

そんな突っ込みが通じる雰囲気では最早ない。

 

セラ:(ころころ)ちなみに。すっぱいのは左の方である(客観的事実)

気づけるかなー? 見識判定。(ころころ)失敗。

なので……ダイスで選ぶ。

 

引き当てたのは……まさしく、左。

 

セラ:「……これ、だ!」(ぱく

 

――超すっぱかった。

 

  x x

   *

 

パック「……キミの勝ちだよ明智君」

 

すっ、と宝石を二つ差し出すパック

 

セラ「……二十面相君、どうやら今回はわたしの勝ちのようだね」(受け取り)

パック「今回は君に花を譲ろうじゃないか! さらばだ! また会おう!」(はーっはっはっはっは)

 

謎の高笑いを上げながらパックは去っていった。

この妖精、つくづく昭和の悪役である。

 

セラ:「……懐かしいなあ。エドガー=アラン=ポー」

 

いや、それ元ネタの方だから

 

――<風精鉱>・<パックの宝石>入手。

 

さて、残った2つの美味しい果実を齧りながら歩いていくと、簡素な小屋がある。

扉の上には「"蜂蜜姫"ラナの店」と書かれた看板が

 

セラ「……つまり……ラナ姫?」

 

――何でもかんでも姫をつければいいというものではない。

 

小屋に入ると、エルフの女性とブラウニーが「いらっしゃいませー」と出迎えてくれた。

ブラウニーには良く見ると首輪と、鞭打ちの跡が残っている。

どうやら、彼もまた――被害者だったらしい。

 

セラ:「おや、そこに居るのは高飛車ケットシーに鞭打たれて働いていたブラウニー君」

ブラウニー「おや、ドリア様をご存知で?」(お盆運びながら)

 

*中略

 

ブラウニー「そうですか……僕戻らないと。ラナおばさん、いいよn」

 

ラナの拳がブラウニーにHitした!

ブラウニーはどこかへ飛んでいった!

 

セラ:「……」

ラナ「おばさんだなんて、失礼しちゃうわね」(うふふ)

 

――蜂蜜姫ラナ。

別名を、ハニーナックルの羅拿。

その拳は妖精郷をも震撼させた――恐るべきエルフである。

それを「おばさん」なんて、とんでもない!

 

セラ:「……」(ぼーぜん)

 

女性に対して「おばさん」は永遠の禁句です。

良い読者の皆さんは心に刻んでおきましょう。

 

セラ:「えーと……(商品棚見て)……蜂蜜漬け梨のクリームケーキをひとつ」

ラナ「はいよ、7Gね」

 

SE:ちゃりーん

 

ラナ「それにしても……随分と疲れているみたいね。ちゃんと寝ているの?」

セラ「あー……それが、ちょっと……」

ラナ「駄目よ。寝ないと肌が荒れるわよ。ちょっと来なさい」

 

*セラは二階に泊めてもらえた!

 体力が回復した!

 

夕食をご馳走になり、ついでにケーキを作り直してもらい……翌朝

 

 

Day-7 朝→夕方  ケーキ宅配なう。

 

セラ「何から何までお世話になりまして」(ぺこ)

ラナ「いいのよ。妖精以外の新顔なんて珍しいしね。

 そのうち、暇が出来たら来なさいな。稽古付けてあげるから」(あっはっは)

セラ「はい!」

 

――ラナさんの暖かい励ましを受け、再び妖精郷へ出撃するセラなのであった。

(ナレーター:森本=ル=ロウド)

 

セラ:(ころころ)移動判定には成功。七色猫のおもてなし亭を素通りして――

特にランダムイベントに見舞われることもなく、炎の穴へ。

 

セラ:「やっほー。ケーキ買ってきたよー!」

 

エインセルA「遅いじゃないの!」

エインセルB「さぁ分けるわよ!」

エインセルC「お皿とテーブルとお茶用意して待ってたんだから!」

 

――大好評であった

 

フリア「……姉さん達が食べてる間にいこっか」

セラ「そうだね」

 

――ケーキ道。 それは女の欲望番外地

 

 

Day7 夜  <七色猫のおもてなし亭>

 

セラ「(ガラッ) ただいまグラたんー」

グラタン「何処ほっつき歩いてたのさ外泊までしてッ!」(フライングドロップキック)

 

――セラがのた打ち回っています。暫くお待ちください。

 

ニョッキ「(すっ) フリア。メモリは、持ってきたか」

フリア「こちらに(すっ)」

 

にょっき&ふりあ「「俺(私)たちは、二人で一人のブラックスミス… 変神!!」」(がしょん)

 

ニョッキの腰にベルト状のW型ホルスターが現れ、フリアが自分の腰にメモリを刺す

仕草をしたと同時、ニョッキのホルスターの片側にメモリが転送される!

そしてニョッキが反対側にメモリを刺し、腰のホルスターが埋まると共に光り輝き――

ニョッキの服が再構築されていく!

 

やがて現出するは……全身に真紅のプロテクターを纏った、仮面妖精ニョッキ

 

セラ「……アクセルなのかWなのかはっきりしてもらいたいなあ……」

 

――気にしたら負けである。

 

仮面妖精ニョッキ「……ありがとうセラ。これで、俺は……戦える」

 

何とだ

 

セラ:「妖精郷にドーパントって居るのかなー?」

グラタン「……居ないと思うよ。スミロドンとかならともかく」

 

 

――ミッション達成。

 

小さな川の小さな橋:★

過去幻想:★×3

ブラウニーの警告:★×2

フリアを探せ:★×3

・インプ:lv2

 

入手アイテム

・悪魔の血(100G)+尻尾の毒(150G)→マナマテリアル化

・風精鉱1

・光精鉱1

・パックの宝石1

 

経験値:1820

マナマテリアル:250点入手

能力値成長:【生命力】・【精神力】

技能成長:グラップラー3→4

 

 

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