迷走のP 〜ディリス・オン・ザ・ラン〜 ディリス=ドゥロ=ディートリッヒ グラップラー4 プリースト(ル=ロウド)2 スカウト1 エンハンサー1 長い黒髪の少女。 《魔力撃》を操る強力な前衛型拳士。 ぶっきらぼうで口調は荒いが根はいい娘……なのか? 決め台詞は「輝くル=ロウドの名の下に! 全てを、霊子に撃ち砕く!」 前回は、ゴルゴル(ボス)に PL:九谷 フェアリーガーデンを購入したことで調子に乗ってソロプレイを始めた奇人。 妄言率高め Day-5 朝:かくて二人は出会い(B) ――さて。前回HP1でゴルゴルに辛勝した挙句、セラに運ばれるという 屈辱的な事態になったディリスさん。 ディリス:「……(ぽりぽりぽり)」 グラタン「性格はアレな子だけど、お礼くらい言っておいたほうがいいんじゃないかな?」 ディリス:「わーってるよ……あー……ったく」 朝食の準備をするグラタンに力なく返す。 むぅ、と考え込んでいるうちに、がさごそ、と上で誰かが動く物音がして数分。 セラ:「ふぁー。グラたんー。あさごはんー」 食堂に下りてくる小柄な少女が一人。 黄色い不思議な装束に身を包み――赤みがかった髪を後ろで二本に束ねている。 能天気な言動と口調から、おそらく種族はグラスランナーだろう。 黄色い服の少女は、ディリスに視線を留め。反応に迷っているように首をかしげる。 ディリス「ああ。あたしはディリス=ドゥロ=ディートリッヒ……その、昨日は、ありがとうな」 ――我ながら、無様な言動だなと自嘲しつつ、ディリスはぽりぽりと頬を掻く。 人に礼を言うのも、人から礼を言われるのも全く縁がない。 黒髪の少女はそういう生き方をしてきたゆえに。 黄色い少女はぱちくり、と大きな目を見開き――やがて、微笑む。 セラ:「あー、いいよいいよ。そんなに改まってお礼を言われるほどのことはしてないし。 これからも、お互い見かけたときは助け合う……くらいで、さ」 ……何たる能天気。 何か見返りでも要求されるのだろう、と予想していただけに、ディリスは拍子抜けしてしまう。 ――少なくとも自分ならば何かしらの見返りを要求するだろうに。 そんなことを考えながら少女の顔を見ていると。何故だか、不意に笑えてきた。 ディリス「あぁ……わかった。今後も、よろしく」 セラと名乗ったその少女はやはりグラスランナーだったらしく。 朝食がてら話を聞いてみても、この場所に来た理由も判然としなければ、何がしたいのかも よくわからない。 ……しかし。不思議とそんな会話も苛立たず楽しめたのは何故だろうか。 話し始めて暫く。ディリスはふと、微笑を通り越して笑っている自分に気づく。 ディリス「――(はた、と頬をなぞり)…………そうか。あたし、笑えたんだ……」 グラタン「……どしたの?」 ディリス「あぁ。いや、なんでもない」 不敵に笑ったりするのならばともかくも。 自然な笑顔など、ついぞ浮かべていなかったな、とため息をひとつ。 どうやら、自分は少々どころではなく人生を損していたらしい。 セラ:「……うん、覚えてたら、その娘に関する情報はそっちに渡るようにするよ」 ディリス「あぁ。よろしく頼む」 挨拶がてら。互いに篭手を打ち合わせる。 ――にしても、こんなイカレた場所で偶々巡り会った相手が同じ格闘家だったなんて。 つくづく、この世界は上手く出来ているものだ、とディリスは苦笑する。 ディリス「じゃあ、あたしはそろそろ行くよ」 セラ「うん、気をつけて」 互いに親指を立て、セラに見送られ<七色猫のおもてなし亭>の敷地を一歩踏み出す。 ――もしかしたら。そのうち一緒に冒険することになるかもしれない。 そんな淡い期待を載せて。 ディリス:「……まぁ、そうなったらそうなったで面白いかもな」 ――苦労もするだろうけどな。相応に。 Day-5 昼 【花咲く丘】 色とりどりの花々が咲き乱れる丘は。 ――修羅達の闘技場と化していた ディリス:「……おいおい。何の騒ぎだこりゃ」 各所でカイジ絵の妖精や、ジョジョ絵の妖精たちがしのぎを削っている。 その様を示す単語は唯一つ。 まさしく其処は、修羅場であった―― 妖精「うふふ、ようこそフェアリーフレンドパークへ」 妖精「さぁ、貴女も此処で青春を燃やし尽くしましょ……」 ディリス「フレンドパークってな……何か。やっぱ最後はダーツか?」 ――知っているのかディリス ポピン「さぁ。本日もフレンドパークのお時間がやってまいりました! お相手は支配人を努めます ワタクシ、ポピンでございマスッ!」 わー、という妖精達の歓声が上がる。 何だろうこの不思議な空間。 ポピン「本日ゥ! フレンドパークに来園してくれたのは、この人ォ! ディリス=ドゥロ=ディートリッヒさんだァ!」 わぁぁぁぁ、という妖精たちの歓声と共に、スプライトの作り出した照明がディリスに当たる。 酔っ払った妖精たちの拍手の中、ディリスは困り顔で立ち尽くしていた。 ディリス:「……えーと。なに? あたしはナニやりゃいいんだ?」 ポピン「おぉっとぉ! ルールの説明がまだだったNE! 君はこれから5つのゲームに参加できる! そして、それらをクリアすることで五つの金貨を得ることが出来……」 ディリス「……最後は金貨を矢に換えて、だーつ?」 ポピン「イグザクトリィ! 分かってるじゃないかディリスさん! HAHAHA!」 ディリス:「……マジすか」 マジです ・第一種目:ムリアンの群れと歌合戦。 ディリス:「いきなり無茶振りだなオイ!?」 ポピン「今日のお相手はこの方々! ムリアンだけで結成されたアイドルグループ、MRA48だ!」 ――既に勝てる気がしなかった。 ムリアンたちの歌唱が終わる。 大人気なくも持ち曲を使ってきたのか。 ファンの妖精たちの合いの手も相俟ってステージは大盛り上がりであった。 ディリス「……ちくしょー。これ、勝ち目ねーよな……」 つぶやきながらも。しかし、ディリスの顔に浮かぶは……笑み。 ポピン「さぁ、ディリス君……曲目は?」 ムリアンたちと入れ違いにステージに上がったディリスは、ふ、と笑い、宣言する ディリス「『Holy Lonely Light』だ!」 ポピン「あぁっとぉ! ファイアーボンバーのキラーナンバーを使ってきたぁ! 盛り上げてくれるぜディリス君! では、スタンバイお願いしまァす!」 ――わらわらと舞台に上がってきた妖精たちがギターやドラムを運び込み。 即席ステージにギターのイントロが響くと共に、ディリスのシャウトが会場を沸かせ―― ――金貨一枚、入手。 なお。 《ラック》、《剣の加護:運命変転》を使いつぶしての勝利であったことを追記しておく。 ポピン「さて、歌合戦で華麗に会場を沸かせてくれたディリス君! 次はサラマンダーと炎の中でツイスターゲームだ!」 ディリス「……またアレなゲームを選んできやがったな……」 見れば、炎に包まれたツイスターゲームシートの上で、腕組みして待ち構えるトカゲ妖精が一匹。 炎に耐え切れず飛び出しても、シートに沈んでも負けなのだろう。 中々に難易度が高い、とディリスはうなる。 ポピン「三回耐え切れば金貨一枚だ! では、ディリス選手……挑戦するかね?」 ディリス「あぁ、どうせだ。やってやんよ」 ディリスはゆっくりと炎の中に足を踏み入れ―― 炎の中に倒れ伏したサラマンダーを見下ろし、ディリスはにやり、と笑う。 ディリス:「悪いな。こういう柔軟系は相棒に嫌ってほど鍛えられたんだ」 ――金貨二枚目、入手 ポピン「さぁ、続きましての競技はウンディーネが送ります熱湯コマーシャル! 1分耐えれば金貨入手となります!」 ディリス「それってヴァンニクの担当なんじゃねーの?」 ポピン「モンスターレベルが上がって過激になっております!」 ディリス「……そういう問題かよ」 ――そういう問題だったらしい ディリス「あと、何だよこの「でぃりす」って名札の付いた白色の水着は」(ひらひら ポピン「神器"白スク"を何と心得る! ぞんざいに扱うんじゃない!」(クワッ、と目を見開き) ディリス「………………悪かったよ」 かくして。 ディリスは渡された水着に着替え……熱湯が満たされた水槽へと臨む。 ――耐え切れるはずもなかった。 ディリス:「あぢぢぢぢぢっ!?」 ※2Tbの間、火傷によるペナルティを負った ポピン「あ ぁ っ と ! ディリス選手、初の失敗だ! 惜しい! 実に惜しい! もうちょっと長く入っていてくれれb」 ディリス「てーか透けてんじゃねーかよこの水着! このエロ司会者がっ!」(ドゴォ) ――只今、ポピン君が《魔力撃》で霊子に撃ち砕かれております。暫くお待ちください。 ――その後。 赤白縞の服を着たドライアード達を探すゲームや、パックとのエアホッケーもあったのだが。 ……火傷で痛む身体で勝てるはずもなかった。 ポピン「さぁ! 時が吹き飛ばされて……ディリス君の得た金貨は、二枚!」 ディリス:「……金貨ねー」 ポピン「その金貨一枚につき、ダーツを一回やることが出来る! 金貨を、矢に換えるかね?」 ディリス:「……まあ、換えるか。金貨持ってても仕方ねーし」 ポピン「よく言った! ではビッグチャレンジのお時間だ! 今日の商品はこちら!」 ・特製たわし ・パジェロ ・美肌草 ・救命草 ・妖精の酒 ・妖精の粉 ・妖精の宝石一年分 ディリス:「……オイ、パジェロって何だ」 ――魔動車とかじゃね? ディリス:「……確か、取って来いっつわれたのは……アレか。妖精の酒」 す、と見据えた先。回転し始めた円盤状の的に示されているのは。 「お使い」の目的。手に入れるべき……酒。 ディリス:「――いいぜ。景品でしか手に入らないって言うなら」 す、と慣れた手つきでディリスはダーツを構える。 ディリス:「その景品を、狙い撃つぜ!」 ディリスの放ったダーツは狙い過たず妖精の酒を射止め―― ――妖精の酒×7 入手 ポピン「おめでとう! 妖精の酒7本入手だ! それではまた来週のこの時間! ごきげんよう! さようなら!」 妖精たちの拍手と歓声の中、ポピンのフェアリーフレンドパークは幕を閉じ―― ポピン「(司会者モードから戻り)あ、そだ。これから打ち上げあるけど飲んでく?」 ディリス「あー……いや、これちっと届けなきゃいけないから」 ――大宴会へのお誘いは丁重にお断りしました。2Tb経過。 Day-5 夜 かくして再び宿へ ディリス:「あー。ちかれた。ただいまー」 ペンネ「おぉ、もう手に入れてきてくれたか! 早かったのぉ!」 寝る前に施療院をたずねると。 温泉の手入れを終えたばかりだったのか、三助姿の極道ケットシー、ペンネが鎮座していた。 早速、本と酒を渡すと、物々しい傷跡の走った顔が破顔する。 ディリス「あぁ。後はその羊ヶ原への薬草配達だけだな」 ペンネ「近頃は魔物が出ているけぇ、気をつけていくんじゃぞぉ!」 Day-6 未明 <七色猫のおもてなし亭>→【羊ヶ原】 まだ明るくならない間うちに、ふらり、とディリスが階下に下りてみると。 そこには朝食の仕込をするグラタンが一人 ディリス「ちーす。行ってくるぜ……あれ、あのちんまいのは?」 グラタン「……そういえば昨日は帰ってきてないね……全く、何処で何をしてるんだろ」 ディリス「……」 まあ、グラスランナーだしどこかほっつき歩いてるんだろうな、と思うディリスであったが。 ディリス「……まあ、のたれ死にしかけてたら助けとくよ」 グラタン「うん、お願いできると助かるな♪ あと、早く帰ってきた方に仕入れのお手伝い頼むかも」 ――不意にそんな言葉が口をついて出てしまったのは何故だろう? 明け方――草原に向かって小道を歩いていると。 奇怪に成長した植物がひとつ。 ディリス:「……へぇ。変なのが居るじゃん」 ランタンを足元に置き、明らかに殺気を放つソレと対峙し……ディリスは不敵に笑う ディリス:「ついでだ。行きがけの駄賃に殴り倒して剥いでいくか!」 花?「Kisyaaaaaa!」 Open combat!! ディリス:「輝くル=ロウドの名の下に――おらぁ!」 魔力を宿したディリスの拳がジャイアントバルーンシードを文字通り蹂躙する。 わずか3ラウンド。 3ラウンドでジャイアントバルーンシードは完全に沈黙していた。 一方、ディリスは一撃のみ被弾したものの……ほぼ無傷。 ・謎の種×3+綺麗な球根:390G入手 ディリス:「ったく、邪魔すんなよなー」 大した脅威でもなかった、という風に肩をすくめ、ディリスは再び草原の小道を行く。 その行き着いた先で待っていたのは――? 村人A「やあ、ここは羊ヶ原だよ」 ディリス「ほんと、何処にでも居るよな……お前」 村人A「いやぁ、お恥ずかしい」(照れ) ――またお前か 村人A「お、それはペンネさんの薬草袋だね。わざわざ届けにきてくれたのかい?」 ディリス「あぁ……てかさ。お前が取りにくればよかったんじゃねーの?」 村人A「僕は村という領域の中なら何処にでも出られる代わりに、村以外の場所には行けないんだ」 ディリス「……思いっきり設定生やしただろ、いま」 一瞬、気まずい沈黙が流れた。 村人A「まあ、今のは冗談なんだが……ああ、そうだ。ついでといっては何だが、グラタン君にコレを 持っていってくれないか?」 渡されるは食材袋 ディリス:「……あー。仕入れがどうとか言ってたな、グラタン」 村人A「君ならそう遠くないうちに宿に戻るだろうからね。ぜひともお願いしておきたい」 ディリス「……まぁ、そういうことなら構わねーけど」(受け取り) 村人A「届けたら、またこの村に来て代金を渡してくれ」 ディリス「あぁ。じゃぁ、さくっと戻って渡してくるぜ。お疲れー(くるっと踵返し) あ、そだ。村人A」 ――振り向いた其処には。 風が吹き抜ける空間が広がっているだけだった。 まるで。初めから村人など居なかったかのように ディリス:「……まぁ、縁が合ったらまた遭う……だろうな、うん」 Day-6 朝 <七色猫のおもてなし亭> ディリス:「よぉ、帰ったぜ」 グラタン「おっ帰りー」 ペンネ「羊ヶ原はどうだったじゃけん」 暫しの沈黙の後。 難しそうな表情でディリスは答えた。 ディリス「……あそこにもいんのな。村人A」 ペンネ「……?」 ――ミッション達成 妖精の宴:★×2 薬草を届けて:★×3 Gバルーンシード:3lv ファンブル:0回 →1030点 ※成長 スカウト 1→2 能力値成長:【器用】 マナマテリアル+390 というわけで、Tb継続しまして。 グラタン「そっか……羊ヶ原にねー……了解、代金もってって。 ついでに、パスタを探してきてもらえないかな」(金渡しつつ) ミッション:パスタを探せ Open ディリス:「……カルボナーラか何かか?」(受領) グラタン「ああ、いや。ボクらと同じケットシーでね。 騎獣の管理担当だから、ディリスやセラとはあまり縁がないと思うけど……」 ※騎乗中、格闘攻撃は行えない。 そのため、ライダー技能とグラップラー技能は滅多に同時習得されないのである。 ディリス:「(鼻を鳴らし) まぁいいさ。誰が使うか分かったもんじゃねぇし。 何が役立つかも分からねーからな」 グラタン「……(ほっ) 助かるよ。えーと、多分パスタは【小川と屋根付き橋】に居ると思うから」 ディリス「了解だ。とっととつれて帰ってやるよ」(ひょい、とエマの帽子を被り) Day-6 昼 羊ヶ原 村人A「やぁ、ここは羊ヶ原だよ」 ディリス「またお前か」 中略 村人A「はい、確かに受領しました……しかし、パスタさんですか」 ディリス「何か知ってるのか?」 村人A「いえ。しかし……確かペガサスとかに乗っていたはずですね」 ディリス「飛行能力持ちか……面倒だな」 村人A「ご健闘を」(礼) ディリス「おぅ、がんばるぜ」 Day-6 夕方。小川と屋根付き橋 橋の上空を羽ばたいて飛んでいくペガサスがひとつ。 その背には紫の帽子が見え隠れしている ディリス:「……なぁるほど。アレがパスタってやつか……うし、追っていってみるか!」 ※共通イベント「追いかけっこ」発動! 踊る大追撃戦の幕開けである。 Day-6 夜 停留所のある丘 ペガサスを追っていると――早速魔物とぶつかった! ディリス:「のぁ!? サソリ!?」 蠍「Shaaa!」 ディリス「畜生! 見失わねぇうちにさくっと片付けるぞ!」 Open combat! 1ターン後――サソリ、何も出来ず戦闘終了 ディリス:「邪魔だ!」(ぐしゃ 蠍「メメタァ!」 毒針+肝 165G相当入手 Day-6 深夜 輝く木 輝く木がある。ディリスはぶつかりかけつつガン無視で次へ Day-7 未明 雲海の岬 ディリスは川をエヴァっぽく華麗に飛び越え次へ Day-7 朝 大神殿 大神殿の前の花畑をうっかり踏み荒らしてしまった! ムリアンs「あ"ー!?」 ディリス「あぁっと……悪い! ごめんごめん! 後でペンネが直しにくるから!」 ――いい加減なことを言いつつ謝って乗り切った! Day-7 昼 花園の迷路。 再び魔物に出くわした! ディリス:「またサソリかよ!?」 ――Open combat! 先制連撃で沈められるサソリであった。 ディリス:「死ねよや!」(どげし! サソリ「ア"-!?」 Day-7 夕方 火柱の塔 またまた魔物が現れた! ボスのようだ! ディリス:「今度はムカデかよ!?」 Open combat! → 1ターンで確殺! ――恐るべき火力特化型であった。 ディリス:「(踏み潰し) ……おいパスタ! そろそろ降りてきやがれバカ野郎!」 パスタ「……あ、あの……パスタは私ですが、私に、何か用事でしょうか?」 ペガサスが舞い降り、その背の紫の帽子を被ったケットシーがおどおどとした様子で声をかけてくる。 ディリス「グラタンがお前を呼んでんだ。さっさと戻ってやれ」 パスタ「……そ、そうですか。わかりました。先にお宿に帰っていますね」 ぺこり、とお辞儀をし、パスタは宿の方へ飛んでいった ――載せていけよ、とぽそっとディリスがつぶやいたのは、誰も聞いていなかった。 Day-7 夜。 <七色猫のおもてなし亭> グラタン「あ、おかえりー」 ディリス「……よぉ。パスタってのが帰ってるはずなんだが」 グラタン「うん、いま騎獣宿舎の方に向かったよ。お疲れ様」 セラ「(ひょこ) お、ディリスちゃんお帰りぃ!」(ノ、と片手上げ) どうやらこの黄色い少女も無事に帰り着いていたらしい。 ふ、とディリスの口元に安堵の笑みが浮かぶ。 グラタン「さぁさぁ、そろそろ夜ご飯にするよ! 紅茶の肴に二人とも長いこと何処を ほっつき歩いてたのか、ゆっくり聞かせてもらうんだからね!」 和やかな雰囲気の中。 他のケットシー達(何故か仮面を被った赤いのが一人。 誰も触れないのでディリスも何も言わないことにした)も交えて暖かな夕食が始まる。 ――こんな食卓も、悪くない。 そうつぶやくディリスの顔には、穏やかな笑みが浮かんでいた―― 毒針×2+肝×2+良質の殻:480G相当入手 届け物報酬:400G 剣の欠片×2:400G 届け物:★×2 追跡中の魔物討伐2回:★×4 パスタを探して:★×3 ブラックスコーピオン×2 +ジャイアントセンチビード→ML合計8 →経験点:1880点 マナマテリアル:+880点 現金:+400G ※成長 能力値:筋力/精神力 グラップラー:4→5 次へ
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