グラスランナー奮闘記1 走れパール

 

前略、ミストキャッスルにてレブナント化したり魔改造されたりした私のPCs様。

何の縁か奇運か、私の拙いリプレイを掲載してくれると言う奇特で愉快なHPがありました。

しかしコレは私的リプレイ。

魔改造を施されたりすると困るので、ミスキャに沈んだ私のPC達よ、

彼にどうか祝福をお与え下さい。

と言うか私の出目に祝福を下さい。

 

Solo Player 三人目

自称三人目の拍手者。他謎。

多分大学生。きっと自由人。間違いなく秋葉系。

決められた道筋をひた走る完全系A型。遊び心はすぐさま悪ノリになるため自重。

可能な限りまじめなリプレイを書く。予定。

三人目以外の呼ばれ名を模索中。

 

三人目:はい、でははじめましょうか【ミストキャッスル ――蛮都からの生還――】。

いつもは多少誤魔化してますが流石に今回そうは行きませんからねぇ。

 

 食料とか日数とか松明とかネ

 

三人目:今回使うのは各種ルールブックと『ミストキャッスル』。

それと『アルケミストワークス』を採用しまーす。ではでは三人目版ミストキャッスル、

霧の街に挑む勇者をご紹介しましょう。パール・ミスティックハートさんでー……す?

パール:はーいどうも。ご紹介に預かりましたパール・ミスティックハートでーす(両手挙げてわぁい)

 

 よりにもよってグラスランナーである。

 

三人目:……先代グラスランナーは骨の河でラインダンス踊ってるけど大丈夫かな?

パール:いやぁ、それをなんとかして下さいよ;サイコロの目とかお助けキャラとかでっ。

三人目:残念ながらメルガノートの武力介入は禁止ですとも。君は一人で戦える。

信じる者がジャスティス。

 

パール・ミスティックハート

種族:グラスランナー  性別:♂  年齢:14歳  生まれ:放浪者

冒険者レベル:1    未使用経験点:0

 

器用度22+3)   敏捷力:21+3)  筋力値6+1)     生命力:17+2

知力値13+2)   精神力:26+4

生命抵抗力:3    精神抵抗力:5

HP20        MP:なし

 

技能:レンジャー   スカウト   グラップラー  プリースト(ル=ロウド:魔力3

戦闘特技:追加攻撃 投げ攻撃  魔力撃

種族特徴:マナ不干渉 虫や植物のと意思疎通

 

装備品

セスタス&パワーブーツ  クロースアーマー 冒険者セット  スカウトツール

食料二週間分 救命草×5 ヒーリングポーション×4

 

三人目:グラスランナーでグラップラー。略してグラップランナー(死

パール:略になってませんねw 魔力撃で打撃率上げてみましたけど…。

三人目:取り合えず防護点もあると。

しかしMP無くてもプリースト技能は判るにしても何故ル=ロウド? そりゃ神殿もあるけどさ。

パール:此処のサイトの守り神らしいので(てへっ

 

 邪神疑惑も絶賛浮上中であるが。

 

三人目:まぁいいけどな。んじゃあ導入決めるか。

 

かくしてミストキャッスルの幕開けである。

そして記念すべき初振りのサイコロ、導入ダイツが示したのは「2」!

 

三人目:奴隷スタートだねぇ。

パール:スレイヴ!?

三人目:サーヴァントともいう(違

 

一攫千金を狙ってこのレーゼルドーン大陸に渡ったパール。パーティを組んで冒険に出かけるも、運悪く高レベルの蛮族に捕まり、霧の街に連行されてしまった。

 

パール:どなどなどーなどーなー(死

蛮族:キリキリ歩ケ!

 

 やがて冒険者の店でも囁かれた霧の街にたどり着く。

曰く、霧の中にある蛮族の楽園。

曰く、人間が奴隷として飼育される場所。

そして何より、生きて出られた奴の居ない魔城。

装備もなにもかも奪われたパールには、最早抵抗する意志すら起きなかった。

 

外のざわめきに目が覚める。

いつの間にか眠っていた身体が覚醒を始め、自分の状況を確認できる程度まで頭が冴える。

此処は…どうやら檻の中のようだ。

腕には手錠。

解除は難しくなさそうだが、専用のツールがない以上外すのはやはり難儀する。

さて如何に脱出しようか思案を始めた時、檻が開いて大柄の蛮族が僕を摘み出した。

 連れてこられたのはまるで壇上だった。

数多くの人族や蛮族が犇き、壇上の僕らを品定めしている。

僕ら。壇上には他の人族もいたから、僕ら。

こう大勢から注目されるのは悪い気分じゃないけど、僕に届く虫の知らせはあまり良い物じゃなかった。

 壇上にある程度の人族が並んだのを機に、壇上脇の蛮族が羊皮紙を見ながら大声を張り上げる。

僕は汎用蛮族語が判るから、当然その内容も判る。

そして逃亡の手順を考えていた、僕の置かれてる状況が壮絶なまでに絶望的だとも知ってしまった。

 脇の蛮族が叫んでいるのは、その人族の此処に連れてこられた経緯や、技術の類だった。

ソレを聞いた観客が腕を上げて金額を叫ぶ。奴隷の競売なのだ。

へぇ、こんな街でもガメルが使えるのかと逃避してる間に、僕の手番になった。

 種族がグラスランナーだったり冒険者として訓練していたのが幸いしたのか、僕の掛値は見る見る

上がっていく。…すごいなぁ、二千ガメルなんて冒険者の店の張り紙でしか見た事ないよ。

 そして耳を塞ぎたくなるほど高値で僕は落札された。

僕を捕まえてきた蛮族は喜んでいたけど、僕は憂鬱なばかりだ。

 

――しかし。僕を落札したのは蛮族ではなく、意外にも人族だったのだーー。

 

●装備品とアイテムの全てを失いました。

 

三人目:さてさて長ったるい前振りを書き終わったのでそろそろ本命ダイツ振ろうか。

名づけてご主人様は誰でしょう?ダイツ。

パール:Σうわ、振りたくない!? ウサギさんだけは振りたくないなぁ;

三人目:骨の河→死亡フラグの流れだからねぇ。一応三分の一だから三分の二で回避できるさ。

パール:でも16って何かと34が多い気するよね?

 

 ごもっともである。

うしゃぎさんとは、当サイトのユウ&ガルフのご主人様でお馴染み、“魔神使い”ザバールである。

 

三人目:まぁごちゃごちゃ言わず振れ(ポイッ

パール:Σいやぁぁぁあっ!!?

 

 僕を落札したのは、長い髭を芸術的に編み、装飾をぶら下げたドワーフの男だった。

種族特徴の遊び心が疼く髭形だけど、今はそんな余裕が僕にはない。

首輪を付けられ、その説明を受けて僕は霧の街脱出という残された希望すら消し飛んだ。

 この首輪は街の外に出ると魔法で締まり、死んでしまう。

首輪を外せるのはこのドワーフだけで、勿論主人の意志で奴隷の首を絞めることも出来るとの事だった。

好奇心、グラスランナーを殺す。

もっとも、自由も希望もないこの状況は他の人族だって殺しかねない。

 

ドワーフ:まぁ、そんなに落ち込むな若いの。捨てる神居れば拾う神ある、さ。

 

このドワーフ、名前をヤムールと言うらしく名誉蛮族、事実上蛮族と同じ階級の人族で人間の奴隷を

自分の宿で養っているらしい。そうやって他の蛮族から人族を保護しているのだそうだ。

 

パール:でも僕はこの街から出たいんだ。

ヤムール:なら暫くうちの宿を拠点とするといい。俺は表立った協力はできないが、多少の心当たりが無いわけじゃない。

 

希望が差してきた。絶望に打ちひしがれても、ル=ロウド様は僕を見捨てなかったのだ。

ここから、僕の脱出劇が始まる。

 

三人目:さて、まずはヤムールの酒場を決めようか。

パール:はーい♪でもこれマップはどうするんですか?

三人目:そんなもん九谷さんに任せるに決まってるじゃん。

 

しっかり実装しました。 by九谷

 

パール:まぁちょっとあのマップは真似できませんしねぇ。(コロコロ)

 

出目=4【ヤムールの酒場→D5

 

 まさかの翡翠の塔の隣である。ヤムール恐るべし。

 

  □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

3 □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

  □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

 

  固定1 □□□ □□□ 固定2 □□□ 固定3

4 ■■■ □□□ □□□ ■■■ □□□ ■■■

  「港」 □□□ □□□ 翡翠塔 □□□ 叫び門

 

  ■■■ □□□ □□□ ヤムールの □□□ □□□

5 ■湖■ □□□ □□□ 酒場□ □□□ □□□

  ■■■ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

 

 

三人目:ヤwwwムwwwーwwwルwww

パール:ねぇねぇ中の人、この翡翠の塔ってなんなの? ねぇねぇ?

三人目:しっ、見ちゃいけませんw

 

 翡翠の像にされたくないならな。

 

  粗末な建物が並び立つなかで、三階建ての立派な店がある。

交易共通語と汎用蛮族語で、『ヤムールの酒場』と書かれている看板。

中は数多の奴隷や浮民がたむろし、奴隷と思わしき人々が忙しそうに行き来している。

なんでも此処は霧の街で唯一まともな店らしく、此処を利用してる浮民や奴隷も多いらしい。

 

ヤムール:さてと…流石に丸裸でこの街を闊歩するのは不味いだろう。まずは装備だ。

近場に露天市がある。そこで適当な装備を整えるといい。

 

 ヤムールさんは僕に支度金として千ガメルを手渡してくれた。

この蛮族犇く霧の街で人族の暖かさに触れられるとは、まさか思っても見なかった。

 

ヤムール:「それとこの街には蛮族に対抗する為の抵抗組織がいくつが存在する。

その一つに【風の旅団】と言う抵抗組織がある。

【追い剥ぎ小路】に住んでいるメルキオレと言う青年がその一員だ。

俺からの口利きだと言えば旅団に案内してくれるだろう」

 

 俺にできるのは此処までだと、ヤムールさんは言う。冗談じゃない、有り難くて泣けてくる。

それを堪えて礼を告げ、まずはその足で露天を目指した。

 

○千ガメルを得ました。

○固定ミッション:【風の旅団と接触せよ】を得ました。

●首に【奴隷の首輪(ヤムール)】を装備します。

 

三人目:んじゃあ先ずは露天市を振ろうか。

パール:ちょっと待ってください中の人?

三人目:何ざんしょ?

パール:いや、なんていうか自由気ままで能天気なグラスランナーっぽくないなぁと思って。

 

 グラスランナーが主役って時点でこのミスキャダメだと思ってますが。

 

三人目:まぁ夢も希望も自由もないグラランは死んじゃうって聞いたしなぁ。

パール:そんなもんどんな人族だって死んでしまうwww

三人目:うだうだ言わず振れオラーッ!(コロコロ

 

出目=6【露天市場→E−5

 

まさかのヤムール酒場の隣である。

 

パール:幸先いいなぁ♪

三人目:苦労も無くて良いなw んで次は追い剥ぎ小路を振るぞ。(コロコロ

 

出目=1【追い剥ぎ小路→B4

 

三人目:ちょっと遠いか?

パール:露天市が近いからすぐに武器補充できるし、文句は言えないよね。

じゃあ先に露天市で買い物しーよおっと。

 

  固定1 追剥ぎ □□□ 固定2 □□□ 固定3

4 ■■■ 小路□ □□□ ■■■ □□□ ■■■

  「港」 41 □□□ 翡翠塔 □□□ 叫び門

 

  ■■■ □□□ □□□ ヤムールの 露天  □□□

5 ■湖■ □□□ □□□ 酒場  市場  □□□

  ■■■ □□□ □□□ □32 22 □□□

 

 

初日−朝 霧の街の露天市

 

 みすぼらしい店が並ぶ露天市、奴隷や蛮族が行き交うこの市は人族の街と比べても遜色がない。

ある程度見回ってみると、装備屋、道具屋、賭場、薬屋。そして霧の街の騎獣であるボーア売りがいる。

 

三人目:ランダムイベントも固定イベントもなしだねぇ。

パール:ほっ…;

三人目:じゃあ装備を整え直そうか。

パール:らじゃーっ(装備屋にダッシュ

 

装備屋の店主、ノイマンは酷い男だった。

見上げるような巨漢――まぁ、僕が小さいだけかもしれないけどーーは人を見下したような目付きで

僕を見ていた。

装備の充実具合も、結構酷い。装備の値段は全て1.5倍。

盗品や中古品は安いけど、みんな粗悪な品ばかりだ。

 僕はセスタス、スパイクブーツ、クロースアーマーを新品で買い直す。

多少出費がかさんでも、原価が安いのが格闘武器のいいところだ。

僕は礼の一つも言わない店主を一睨みして装備屋を後にした。

 

○セスタス、スパイクブーツ、クロースアーマーを買いました。

100060(セスタス)−240(スパイクブーツ)−23(クロースアーマー)=677ガメル

 

三人目:結構余ったなぁ。霧の街の序盤の正解って「防具はケチらず武器をケチれ」だから実は中々好調。

パール:格闘武器は値段安いもんね。

後は冒険者セットにスカウトツール、保存食買っても300ガメル位残るよ?

三人目:ポーションでも買うかね。じゃあ道具屋に行こうか。

 

 道具屋に入ると女性の幽霊が居た。……いや、人間だけど黒い髪に痩せた身体は人間味を欠いていた。

彼女はこの道具屋の店主アイラ。

口下手で明るくはないけど、品物は申し分ないしぼったくりでもない。中々いいお店だ。

スカウトツールに冒険者セット、保存食を買い取る。

ポーションはないかと聞いたら、それは薬屋のハーベイの所に行ってと言われた。

 店からでて回りを見渡せば、人はみんな暗い顔をしている。

道具屋のアイラにだけでもなく、霧の街とはそういうところなのだ。

 

○スカウトツールと冒険者セット、保存食二週間分を得ました

677100(スカウトツール)−100(冒険者セット)−100(保存食二週間分)=377ガメル。

 

三人目:うーむ…。

パール:どしたの中の人? 息が詰まったようなような顔して?

三人目:死んでしまうwいや、ポーションを二本にして救命草三本にしたのがいいのかなぁと。

一応レンジャーあるし。

パール:HP(ヒーリングポーション)高いですしねぇ。

三人目:出費がかさばる序盤だし、まぁ仕方ないかな。

 

 アイラに教えられたハーベイの薬屋は、ハーブの香りが鼻に付いた。

特徴がないのが特徴の店主ハーベイの人柄か、それとも腕がいいのか、多くの客が寄っている。

おそらくは両方なのだろう。ふと、店先に見慣れないハーブがあった。

 

パール:ねぇねぇ店主さん、これなぁに?

ハーベイ:あぁ、これはムコソール草だよ。

 

 聞きなれないハーブだ。店主の話によれば病気を治す抵抗力を上げる草なのだそうだ。

霧の街の特産品なのだろう。この街にはまだまだ秘密や面白いことがあるのかもしれない。

僕はヒーリングポーションと救命草を買い、露天を出ることにした。

 

HPを二本、救命草を三本買いました

377200HP×2)−90(救命草×3)=187ガメル

 

パール:よーし、じゃあメルキオレの家を目指そーう。

三人目:ちょいまち。出る前に2dを振れ。何かしら新たな出会いがあるかもしれない。

パール:…お嫁さんとか?(ポッ

 

 十年早いわっ!

 

三人目:此処露天市場だから、もしかすると霧の街の有名人と会えるかもしれないだろ。

パール:なるほどー…えっ、嫁来いッ!(コロコロ

 

出目=5 今は出会う時ではないようだ。

 

パール:ちぇーっ。じゃあ昼に移るかな。

 

 

初日−昼→夕方 二本目の旗。

 

三人目:じゃあヤムールの酒場の前を通って新しいパラグラフを開けるぞ。

パール:おーっ(コロコロ

 

 出目=34.C5 常夜の回廊】

 

突然周辺が暗くなり、周辺に青い光がぽつりぽつりと浮かび上がる。

 

  固定1 追剥ぎ □□□ 固定2 □□□ 固定3

4 ■■■ 小路□ □□□ ■■■ □□□ ■■■

  「港」 □41 □□□ 翡翠塔 □□□ 叫び門

 

  ■■■ □□□ 常夜の ヤムールの 露天  □□□

5 ■湖■ □□□ 回廊□ 酒場  市場  □□□

  ■■■ □□□ 34 □32 □22 □□□

 

三人目:やばい、死亡フラグ来たwww

パール:Σえぇっ!?

三人目:しかも帰るときも此処を通らねばならないフラグだw

 

 恐るべしはダイツ神の陰謀か。もしくはル=ロウドの試練か。

 

パール:と、取り合えず光を宝物判定で…。

三人目:スカウトの宝物判定は価値しかわからん…(通夜のような沈痛な面持)

パール:(通夜のような沈痛な面持)

 

 長い時間を回廊でさまよう。まるで進んだのか戻っているのかわからない回廊を行き来して、

ふと目をつぶればいいのではないかと考え付いたそのとき、腐敗臭とともに後頭部に鈍痛が走った。

 

三人目:さぁて不意打ちと夜目ペナルティで回避力−8、避けられるかい?

パール:無茶いうなぁっ!!?(ころころ

 

出目=3.どうあっても無理である。

 

三人目:ダメージは…っと、11点だねぇ

パール:9点通った…のこり11点だよ。

 

 腐敗臭。その正体はこの回廊に迷い込んだ、動く腐乱死体。

回廊の光に惑わされ、此処から出られなかった人族の成れの果てであった。

 

三人目:さ、オープンコンバット。ソロプレイの場合は弱点以外の敵のステータスはわかるよ。

敵はゾンビが一体。

パール:しかし夜目ペナが付くんだよねぇ。ゾンビそのものはたいしたことないのに。

三人目:当然ですな。ただこれ以上やると死んじゃうから後は固定値でやるかな。まぁダメージだけ振るか。

 

 良いこのGMは真似したらいけません。

 

パール:僕の先制力は43出せば先に動ける!(コロコロ

ゾンビ:(ゾンビーのスピードを甘く見るなよっ!?)

 

 出目=4。くしくもぎりぎりである。

 

パール:先制ゲット!先ずは投げる!(コロコロ 出目=10

 

 ゾンビの胸倉を掴んで、一本に投げる。粘着質な音を立てて地面に転がしてやるも、致命傷には程遠い。

死体は足をもつれさせながら立ち上がるが、当然動きが鈍い。無論、このチャンスを逃す手はない。

 

パール:ダメージダイツ(コロコロ 出目=9

0レートの93点。クラップラーと筋力値合わせて5点かな。

三人目:残り21点。そして転倒ペナルティが追加だねぇ。防護点1だから通る通るw

 

 転倒させられたゾンビはぐらつきながらも両手を振り上げる。

渾身の力を込めた拳を、小柄な身体にぶち当てる!

 

三人目:補助動作で転倒から起き上がり、【全力攻撃】宣言。命中力は基準で10

但し転倒ペナは継続してるから命中は8だね。

パール:こっちは夜目ペナ来てるからぴったりゼロからなんだよぉっ!?(悲鳴あげてコロコロ)

 

 回避値の出目=8

 

 振り上げられた両手を紙一重で回避し、今度は流れるように攻撃に転じる。

その両脚に自らが信奉する神への祈りを込め、放つ。

 

三人目:セフセフ(さっさっ

パール:死んだかと思った;今度はこっちの番だ、《魔力撃》!

三人目:このラウンドまでは転倒ペナついてるのか。

しかも《全力攻撃》のペナルティも付いてるから回避に−4だねぇ。…回避力6…だと?

パール:夜目分相殺ならならこっちに目がある!蹴るよっ!命中固定値が3あるし。(コロコロ 出目=4

 

 神の祈りを捧げた蹴りが炸裂する。強い信仰が力となり、弧を描いて無様なアンデットの胸部を打ち抜く!

 

パール:ダメージダイツは…(コロコロ 出目=8) 魔力撃の3点と固定の2点。

威力レート118番は4点。計9点のダメージだねっ。

三人目:残り13点。割と行けるところまで来たな。そして《追加攻撃》がくるか。

パール:同じく蹴り。行けっ!(コロコロ 出目=7

 

みしみしと肉と骨が軋む音。

蹴られた胸部は大穴が開くも、死者が怪我など気にする謂れはない。

そこにもう一撃。神への祈りを込めた蹴りが、今度は頭部を刈る為に弧を描く!

 

パール:回れば終わる!ル=ロウド様、僕に力を貸して下さい!(コロコロ 出目=4

流石にダメか。合計7点。6点だけ通ったよん。

三人目:残り7点だ。んじゃあこっちのターンだな。

 

首もとうに折れ曲がり、呼吸音が裂けた喉から響く。

しかしまだ倒れない。

穢れに突き動かされるまま、再び両手を振り上げて矮躯に狙いをつける。

 

三人目:《全力攻撃》を宣言。命中値は10だけど…。

パールこっちは−1からスタート。

最悪ここで決まるなぁ…お願いル=ロウド様(コロコロ)

 

出目=8

 

三人目:直撃かぁ…まだダメージによっては生き残れるかな?

パール:のこりHP11で防護点が2だから、全力攻撃時の固定値が7

5未満なら……。

三人目:よろしい…、ならば祈れ!(コロコロ

パール:……(目を瞑り)

 

出目=3

 

肉が爆ぜる音がする。濁った眼球は目標を捕らえ、ミンチにした。

しかし矮躯の拳闘士は、自らの鎧に血を滴らせて立っている。

もう後はない。此処で決めるために彼は拳に祈りを込める。

 

パール:残り3点。生き残ったよ;此処で終わらせるよ、《魔力撃》を宣言。

夜目ペナで命中力は1からスタートだ。

三人目:《全力攻撃》ペナルティでこっちも固定値1だな。8以上だ。

パール:上等っ!(コロコロ 出目=10

 

 祈りを込めた右腕が頭蓋を直撃する。

神への信仰を込めた腕が標的の頭蓋を捉え、打ち抜く!

 

パール:ここかな。固定値が5でダメージが2点以上出せばっ!(コロコロ 出目=7

 

頭蓋を砕く音が拳から伝わる。

哀れにも此処をさ迷っていた死体は、無残な骸へと立ち返る。

小さな冒険者はル=ロウドの印を切り、その場を後にした。

 

三人目:ぎりぎりw

パール:危ない危ない、本当にぎりぎりだった;取り合えず救命草を…;

 

○戦利品:ゾンビの眼球(30Gを得ました

○常夜の回廊を脱出しました:★

●救命草を三本使いました。

 

 救命草みっつすり潰してようやく立ち直り、目を瞑って歩き出す。

この光が異常をもたらしているなら、目を瞑って歩いてみようと思った。そして…。

 

三人目:まぁここのサイコロで失敗したらオジャンだけどなw

パール:縁起でもないこと言わないでよ〜;

三人目:確立は2分の1だ、35なら抜けられるぞ。

パール:1Dなら34……34!(コロコロ 出目=3

(ガッツポーズ)

三人目:次はどっちの方面に出るかだな。目を瞑ってるから次はランダム扱い。

東南西北の順番で1456は振りなおしな

パール:はぁい(ころころ 出目=4

三人目:北か…まぁ基本地図の上は北だよなw

パール:ダメだこの中身w じゃあ次のパラグラフはC―4だね。

 

 

初日−夜 我が世の春が来た。

 

三人目:じゃあC−4のパラグラフを決めるか。遭遇とかはまた後ほど。

パール:はーい(コロコロ 出目=22

あや、露天市だ。どうする中の人?

三人目:じゃあ1Dして12321のパラグラフ、残りで23のパラグラフにしようか。

パール:はーい、それっ(コロコロ 出目=4

 

  固定1 追剥ぎ 娼婦街 固定2 □□□ 固定3

4 ■■■ 小路□ □□□ ■■■ □□□ ■■■

  「港」 41 23 翡翠塔 □□□ 叫び門

 

  ■■■ □□□ 常夜の ヤムールの 露天  □□□

5 ■湖■ □□□ 回廊□ 酒場  市場  □□□

  ■■■ □□□ □34 □32 □22 □□□

 

三人目:……パール君、一つ聞いていいかな?グラスランナーの肉体年齢って15歳位で成人なんだっけ?

パール:はい? うん、そうだよ?

三人目:因みにパール君年いくつ?

パール:14歳ですっ♪

 

人間に換算して約18歳。

つまり思春期通り越してちょっと垢抜けた青年位な年頃である。

 

三人目:まぁ此処はあれですよ、某絶倫王の噂が流れているかもしれないからなぁ。

パール:二代目を目指すんだぃ!

三人目:止めなさい主人公www

 

 某ゲーム会社に売り飛ばすぞ。

 

三人目:まぁ夜だから先ずは遭遇判定だね、順序逆だけど。先ずは2D振ろうか。

パール:はーい♪(コロコロ 出目=7

三人目:ん、遭遇はないねぇ。

パール:ホッ…。流石にさっきのゾンビで苦労したからなぁ;

 

粗末な建物に囲まれた通り。

どこかで香を焚いているのか微かに甘い香りが漂ってくる。

ふとみれば、街角にはポツリポツリと美男、美女が立っていて道行く人に蠱惑的な視線を向けている。

此処はどうやら夜の商売をする街のようだ。

 

三人目:どうするパール?

パール:遊んでいくに決まってるじゃん(きっぱり

 

 こんの色情魔。

 

パール:英雄色を好むだよ、中の人。

三人目:お前が英雄になるかは知らんが、今はただの駆け出し冒険者だw

パール:因みにグラスランナーの女性っているの?

三人目:人族の類は大概いるみたいよ?そりゃぁグララン娘もリルドラ娘もいますよ。

パール:わーぃっ♪(適当な所に

 

 無論此処で事前情報がないので1Dで判定ですとも。

じゃあ奇数が月夜蜂の娼婦。偶数が偽者ってことで…(コロコロ 出目=4

 

 ル=ロウド様曰く、「楽しむ為には苦難もある」

 

三人目:じゃあ適当な女性に声をかけて、連れて来られた場所にはなんかごっつい男たちが(死

パール:ん? 僕そっちの趣味はないよ?

ならず者:「命が欲しかったら金目のものを置いてとっとと去るんだな」

パール:……そういう事かぁ…本当は人族に拳を振るいたく無いんだけどな…。

三人目:それじゃあオープンコンバット。(コロコロ)

ん、敵は山賊の弓兵と認識。彼我の距離は5mだ。

パール:室内なのに弓なんだw(コロコロ 出目=3

あれ? 先制取られた;先制値高くない?

三人目:いや、君のスカウトレベルが低いだけw 雑魚だしダメージだけ振るかな。

 

ちらつかせた刃物に身がすくんだパールに目掛けて弓が飛ぶ。

引き絞られた弓は何のよどみも無く矮躯に目掛けて飛来する。

 

パール:こっちは死体と戯れたんだ、お前なんか怖くないやい(コロコロ 出目=12

三人目:超回避された!?結構ショボンだぜ(笑)

パール:ル=ロウド様の加護は本当にどうでもいいところで働くのが売りなんだい!

近寄って殴るよん。魔力撃(コロコロ 出目=10

 

 顔を逸らして矢を避けると、今度は一速足に飛び掛る。

その矮躯の全体重と風神への信仰を滾らせて二度、拳が疾駆する。

 

三人目:直撃コースにだ、ダメージを寄越すにだ。

パール:お楽しみを邪魔された僕の痛みを…判れッ!(コロコロ=12

 

「殺って良し」 by大神R

 

三人目:ドンだけ楽しみだったんですかアッー!!

パール:君が!死ぬまで!殴るのを止めないッ!(コロコロ 出目=7

三人目:合計11点。防護点が2点あるけど9点抜け……のこり9点だとっ!?

パール:追加攻撃は蹴り。大神の力を借りて!今!必殺の!(コロコロ 出目=8

三人目:初のワンキルなるか?ダメージをどうぞ。

パール:ちぇりおぉおぉぉっ!(コロコロ 出目=6

 

 それは流れるような動作だった。

彗星のごとく鳩尾を射抜き、苦痛に喘いで屈んで来た首元に弧を描いての蹴り。

あわや刹那の決着とおもいきや、キリキリと弦の撓る音が響く。

 

三人目:6点通って残り3点。惜しくもワンキルにはならなかった。ので反撃の命中値は11だ。

パール:魔力撃の反動で回避3からスタートなんだよね。(コロコロ 出目=8

三人目:同値回避…だと…?

パール:これで…とどめだっ!(ころころ 出目=10

 

引き絞られた矢を交し、流れるような動作で小さな冒険者は反撃に移る。

薄れ行く意識の中で、この男は自分の認識力の甘さを後悔せざるを得なかった。

 

パール:ダメージは5点。魔力撃分で落ちてるから、戦利品剥ぐだけかな。

あ、まだ僕を連れてきた女性はいる?

三人目:居る居る、流石に怯えて許しを請うね。能力的には一般人だし。

パール:いいよ、許してあげる。僕は一応フェミニストだからね。

あと此処が安全なら何か食べて休んでもいいし。

三人目:なら娼婦は逃げ出すんでこの部屋で休息を取ろうか。

 

○娼婦に声をかけた:★

○安全に休息が取れました。

●保存食を一日分食べました。

 

パール:このならず者、何も持ってないや。(蹴り蹴り

三人目:まぁなら松明が二本見つかった。

 

○松明を二本手に入れました。

 

 

初日−深夜 不穏な風の追い剥ぎ小路

 

三人目:それでは松明を燃やしてれっつ遭遇ダイツ(コロコロ 出目=9.

パール:遭遇は無しだね。いそいそと追い剥ぎ小路に行くよ。

 

  固定1 追剥ぎ 娼婦街 固定2 □□□ 固定3

4 ■■■ 小路□ □□□ ■■■ □□□ ■■■

  「港」 □41 □23 翡翠塔 □□□ 叫び門

 

  ■■■ □□□ 常夜の ヤムールの 露天  □□□

5 ■湖■ □□□ 回廊□ 酒場  市場  □□□

  ■■■ □□□ □34 □32 □22 □□□

 

 傾きかけたボロ屋が犇くようにならんだ通りだ。人の数は少なく、ちらほら見える人も元気が無い。

どの人の首にも奴隷の首輪はなく、此処は浮民の住む町だとわかる。

ふと足元を見てみると、汎用蛮族語で【追い剥ぎ注意】と書かれている。

 

パール:怖−っ!?(ガタガタぶるぶる

三人目:因みに君はメルキオレの家を教えてもらってるからスラスラいけるよ。

周囲は君を余所者を見る目で見てるけど実害はなさそうだ。

パール:じゃあまっすぐ行くかな。メル筋さんメル筋さーん! ヤムール様の伝できましたー(ドンドン

 

 傾きかけた扉が開くと、栗色の巻き髪と湖面を思わせる青い瞳の少女が出迎えてくれる。

 

パール:ドッキーン!!何か恋の予感ッ!

ムーラン:「恋? あの…今兄は居ません。少し出かけています」

パール:ありゃ、お留守か。

まいったなぁ、居なかった時はどうするべきか聞いておくべきだったかなぁ。

ムーラン:「(まじまじパールを見つつ間を置いて)……なんでも知り合いの人が麻薬に嵌まってしまって……

その人を助けに行ったんです」

パール:麻薬? そんなものもあるんだ、この街。あれかな、ヒロポンみたいな?

三人目:黒塗りの牌は負けフラグだな、それw

 

SE:哲ちゃぁん、俺と打とうよぉ。

 

ムーラン:「あの、小人さんヤムールさんの紹介で此処に来たんですよね?

申し訳ないですけど、兄を連れ戻してもらえませんか?

【麻薬窟】って所に行ったんですけど、とても危険なんです」

パール:コビトサン…。その麻薬堀ってどこなのさ?

三人目:じゃあ麻薬窟を決めまーす(コロコロ

 

  □□□ □□□ 麻薬窟 □□□ □□□ □□□

2 □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

  □□□ □□□ 13 □□□ □□□ □□□

 

  □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

3 □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

  □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

 

  固定1 追剥ぎ 娼婦街 固定2 □□□ 固定3

4 ■■■ 小路□ □□□ ■■■ □□□ ■■■

  「港」 □41 □23 翡翠塔 □□□ 叫び門

 

パール:そんなに遠くじゃないかな。判った。ちょっと行ってきてみるよ。

ムーラン:え…そんな、二つ返事で…。

パール:風の導きってやつさ。僕もちょっと目的があってね、そのための努力と労力は惜しまないよ。

ムーラン:有難うございます。筋肉しか取りえの無い兄ですが、よろしくお願いします(深々)

パール:いいよいいよ、ちょっと行ってくるね〜(ヒラヒラ)

 

○メルキオレの不在:★

 

パール:じゃあ取り合えず麻薬窟を目指そうか中の人。

三人目:未明に娼婦街を通って【C3】を開けるのが妥当かな。

しかし危険なところに出向くよねぇ、パール君。

パール:女の子の頼みごとは聞き届けるのさ。男気とは違うけど、それが単純に僕のやりたいことだからね。

 

 

初日−未明 霧の街の人族の在り方。

 

三人目:じゃあパール君はヤムールさんの奴隷だから未明の遭遇はなし。

パール:ホッ、初めて奴隷でよかったと実感する所だね;

 

●松明を二本使いました。

 

三人目:この毛ほどの安心感がたまりませんwじゃあC3のパラグラフを開けようか(コロコロ 出目=24

 

  □□□ □□□ 麻薬窟 □□□ □□□ □□□

2 □□□ □□□ □□□ □□□ □□□ □□□

  □□□ □□□ □13 □□□ □□□ □□□

 

  □□□ □□□ 剣闘士 □□□ □□□ □□□

3 □□□ □□□ 宿舎□ □□□ □□□ □□□

  □□□ □□□ 24 □□□ □□□ □□□

 

  固定1 追剥ぎ 娼婦街 固定2 □□□ 固定3

4 ■■■ 小路□ □□□ ■■■ □□□ ■■■

  「港」 □41 □23 翡翠塔 □□□ 叫び門

 

通りの真ん中に、両手剣を天に向かって突き上げるリルドラケンの石像が建っている。

その傍らにある建物の上には、石像と同じ意匠を凝らした紋章が掲げられている。

屈強な男たちが、その建物の中に入っていく。

 

パール:剣闘士? このリルドラケン、霧の街の英雄か何か?

三人目:石像を見れば判るんだけど、このリルドラケンは【牧人】ドン・ブカドゥ。

元闘技場の剣闘士で圧倒的な実力で連勝を続けて名誉蛮族に上り詰めた実力主義のリルドラケンで、

今は奴隷を闘技場に送り込んで財を成してるらしいね。

パール:実力主義の竜人なんだねぇ。此処に長く居るなら情報持ってるかも。面会できるかな?

三人目:面会を求めるなら会ってくれるってさ。例え時間が未明でもw

 

 流石牧人だ、未明でもなんともないぜ!

 

面会に通された僕は、その漆黒の鱗をもつリルドラケンと会った。

名を【牧人】ドン・ブカドゥ。

圧倒的な力量で霧の街最強の名を欲しいままにした、闘技場の生ける伝説。

その身体の戦化粧を見る間もなく、彼の威圧感が僕の小柄な身体を更に萎縮させた。

 

パール:僕は霧の街を脱出する方法を探してます。何か知ってたら教えて欲しいんですが……。

ドン・ブカドゥ:「欲しいものは自分で得るから価値がある。本当に欲しいなら力ずくでも手に入れろ」

 

結局僕は闘技場の話しか聞けなかった。

この街にある闘技場は「蛮族の気まぐれ」と言われる強制連戦のシステムがあるが、彼の奴隷は

その確率が低いと言う事。闘技場は誰でも参加できると言うこと。

……彼の信念は剣闘士として戦い抜いた戦歴から来るものだった。

この霧の街で生きるには実力を磨くしかない。

欲しい情報は無かったけど、それ以上の情報を、僕はこのリルドラケンから学んで、宿舎を後にした。

 

パール:めぼしい情報はなかったなぁ…。

三人目:まぁこのリルドラケンは霧の街のあり方の化身みたいな人族だからなぁ。強い奴が正義。

蛮族人族問わず、強いなら生き残れる。

パール:嫌な所に連れてこられたなぁ;早く此処から出たいや。

三人目:確かにグラスランナーには生き難い街かもなぁ。

 

○ドン・ブカドゥと面会:★

 

 

二日目−朝 接触、風の旅団。

 

三人目:まぁそんなこんなしてるうちに【C2 麻薬窟】に着きましたとさ。

 

薄暗い路地には鼻が曲がりそうな異臭が充満しており、浮人や奴隷と思わしき人々が地面に座り込んだり

横たわったりしている。

人々は虚空を見つめてぼんやりしたり、意味不明なことをぶつぶつ呟いたりしている。

路地の裏には金切り声を上げて殴り合ってる男たちがいる。

 

パール:うわぁ……これは僕のレベル1冒険者の勘が「ヤバイ」って言ってる;

ル=ロウド様的にも「ヤバイ」って言ってる;;

三人目:まぁそうだろうねぇ。んでさっさとメルキオレを探そうとするとだ。

 

SE:ドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

 

パール:うわぁ…更に不安になる物音がぁ;

三人目:だーんだだーん、だーんだーんだーんだーんだだーん

パール:しかも強襲!? 碌な事になってないのは確定的に明らか!?

 

 中の人のベストBGMだそうです。

 

三人目:んでコミケバリの地鳴りがする方をみるとだ、人一人を抱えてこっちに全力疾走をしてる男を

見つけるぞ。結構筋肉質。

パール:まぁファイター持ちらしいからねぇ。因みにムーランちゃんに似てる?

三人目:んー、髪の色と瞳の色は同じ。

 

腐っても兄妹。似てないはずもなし。

 

パール:じゃあ多分合ってるかな?

 もしもーし、お兄さんメルキオレさんで間違いない?

メルキオレ:「(ずざざざざーっ)む、何故オレの名を? いやそんな事より今は……」

蛮族:「マテーッ」(ドドドドド

パール:あちゃぁ、追われてるのか。判った、話は後だね。

追っ手はどうにかするから、先に追い剥ぎ小路に帰っててよ。(拳を握り)

メルキオレ:いやしかし君は…?

パール:兄が心配だから迎えに行ってくれってムーランちゃんに頼まれたんだ。

僕も君に用があるから、死なれたら困るんだよね。ほら、行った行った。(しっしっ

メルキオレ:…ありがとう、協力に感謝する。(何処かへ走り去り

 

パール:中の人、追っ手の蛮族は何が何匹かな?

三人目:(コロコロ 出目=5)

グレムリンが一匹だけ追いついてきたみたいだね。羽音が近づいてくるよ。

グレムリン:「ヤイ人間、オマエサッキノ奴ノ仲間ミタイダナ!? オマエモサッキノ奴ト同罪ダ、死ネッ!」

パール:仲間とはちょっと違うけど、似た様なもんかな? 無論、ここは通さない。

このパールには目的がある!

グレムリン:「ホザケ人族ガァァッ!」

 

三人目:それではオープンコンバット。コイツはボス扱いだからサイコロ振るぞ。

パール:嫌だなぁ、魔法使い。とにかく先制を取るね?(コロコロ 出目=5) 

ナニィ!?

三人目:じゃあグレムリンの【ブラントウェポン】から始まるこのゲーム。

(コロコロ 出目=6) 魔力値が4だから目標値10だね。(MP1614

パール:グラスランナーの抵抗値を舐めるなぁっ!(コロコロ 出目=11

 

グレムリンが言葉を紡ぐと、パールの両手足に魔力の枷が纏わり付く。

しかし物理的な力を鈍らせる枷は、彼の一息のもと砕け散り、霧散する。

 

三人目:流石グラスランナー、抵抗力だけはパネェw

パール:でも魔力撃使うと抵抗落ちるんだよねぇ…、まぁ攻撃力足りないから使うけどさ。

近寄って《魔力撃》を宣言。パーンチ(コロコロ 出目=9

 

一足で近寄り彼の矮躯に拳を突き立てる。

翼を使い宙を舞う事で機動力のあるその矮躯も、パールの拳を避けるには少々速さが足りなかった。

 

パール:《魔力撃》込みで(コロコロ、コロコロ) 11点だね。

三人目:クリティカルしやがったw 残り13点だ。防護点ないから素通しなんだよなぁ;

パール:もぉひとぉつ!(コロコロ 出目=11

三人目:死ぬるwワンキルされるw(コロコロ 出目=10

 

 奔る二撃目。

一撃を喰らい怯んだ瞬間に、間髪入れずに二発目がその身体に突き刺さる。

己の身体を守る武具を持たないグレムリンは、如何な破壊力の小さい攻撃も容易に体力を

持っていかれてしまう。己の不利を悟った小悪魔は、逃亡策に打って出る。

 

三人目:回避値15に直撃だと!?飛行も付いてるんだぞ?w

パール:パンチの命中固定値5あるからw(命中値16

三人目:ショボーン…

パール:ダメージは…(コロコロ 出目=7) 7点だね

三人目:残り6点。ダメだこのグララン、早く何とかしないとw【スリープ】!

(コロコロ 出目=6

 

それは眠りを誘う魔法。マナを使って相手に睡眠を促す、真語魔法の初級呪文である。

しかしそれも不発。抵抗したグラスランナーは、再び拳を握る。

 

パール:(コロコロ 出目=7

《魔力撃》分引いても抵抗だねw 再び《魔力撃》パーンチ!(コロコロ 出目=10

三人目:出目が奮わねぇwってか固定値が高いんだよレベル1の癖にぃぃいっ!?(コロコロ 出目=6

 

 見まごう事なき直撃。

大地を踏みしめて放たれた一撃は其の心臓に衝撃を与え、哀れグレムリンを大地に落とした。

 

パール:一回転の合計ダメージ10点。(わぁい

三人目:では追っ手を倒したら物陰からメルキオレが出てくるな。

パール:あれ、先に行ってなかったんだ?(グレムリンの死体がさごそ)

メルキオレ:「いや、流石に妹の頼みで来てもらた助っ人を残してオレだけ帰るわけにもいかないからな」

パール:あー、それもそうか。でもちょっと待っててね〜。

 

○剣の欠片を二個得ました。

 

パール:ちぇ、何も持ってないや(ゲシゲシ

メルキオレ:「じゃあコレは僅かだが礼だ。妹からの依頼料だとでも思ってくれ」

 

200ガメルを貰いました。

 

メルキオレは直情的な青年だった。

ちょっと後先考えないところに親近感が沸いたけど、妹さんを困らせるのは良くないと思う。

 

メルキオレ:「いや、知り合いが麻薬に嵌まったと聴いたら、いてもたってもられなくてな」

 

 豪快に笑って流されてしまった。抵抗組織の人はこんな人ばかりなのだろうか?

っとそうだった、彼を見つけに行ったのは抵抗組織と接触するためだった。

 

メルキオレ:「君は命の恩人だ、ヤムールさんの紹介でもあるしな。オレは君を信用するよ」

 

 彼は快く承諾してくれた。

危険を冒してまで麻薬窟に出向いた甲斐もあったと言うものだ。

彼は追い剥ぎ小路に付くと、入り組んだ小路を抜け、地下に掘られた神殿に僕を案内した。

ル=ロウドの聖印が掘られた地下神殿だ。

 

メルキオレ:「ようこそル=ロウド神殿へ」

 

 そういえば僕もル=ロウドの神官なんだよね、聖印買い忘れたけど。

 怪訝そうに僕を見る団員に、彼は僕のことを丁寧に紹介してくれた。

いや、団員達の関心はどちらかというと彼自身の無事の方に向いていた、というのが正解だろうか。

団員の中には僕の手をとり、礼を言って来る者もいた。本当にこの青年は無茶ばかりするようだ。

ちょっと親近感が増した。

 と、その中で一人の女性が丁寧に頭を下げてきた。

初めは礼儀正しい青年だなぁと思ったけど、其の声色は間違いなく女性だった。

 

女性:メルキオレを助けてくれて有難うございます。私は風の旅団副団長のセイラです。

 

【雪風の】セイラ。彼女は今現在風の旅団を統括している副団長なのだそうだ。

現団長、名を【海風の】トホテルは蛮族に捕まり近々処刑されるらしい。嫌な予感、倍増し。

 

セイラ:勝手な申し出かもしれませんが、トホテルさんの救出に手を貸してほしいのです。

 

曰く、蛮族と戦える前線部隊が少なく、不安があるのだそうだ。つまりは人員不足。

しかも処刑日は近々と言う言葉で濁らせるほどの余裕も無いのだそうだ。

 

パール:ま、仕方ないね。僕にも目的があるし、女性の頼み事は可能な限り聴く様にしてるんだ。

 

 歓声があがる。握手を求めてくる団員達。

打算的な所があるのは否めないけど、やはり人族とはこうあるべきだと思う。

ましてや此処は風来神のお膝元。

自由を勝ち取るために戦ってる人を放っておく事は、僕には出来そうにない。

 霧の街に来て二日。僕は抵抗組織風の旅団への接触を果たした。

 

○【風の旅団と接触せよ】完了:★

 

To Be Continued...

 

三人目:さ、取り合えずファーストミッション無事終わりました。

パール:お疲れっしたぁー(わぁい)

三人目:ちなみに今回の合計はこんな感じだね。

 

常夜の回廊を脱出:★

娼婦に声を掛ける:★

メルキオレの不在:★

ドン・ブカドゥと面会:★

【風の旅団との接触】完了:★

 

ゾンビ:20

山賊の弓兵:20

グレムリン:20

 

パール:合計1060点。グラップラーレベルが上げられるねっ。

三人目:スカウトと迷うところだけどな。まぁ前衛技能先だよなぁ。

パール:序盤だしねっ。それと成長サイコロ振るよ。

三人目:あ、成長サイコロはローカルルールを採用するぞ。

パール:ローカルルール?

三人目:ゾロ目は二回分成長。めったに出ないし、それくらいの楽しみはあってもいいかなぁと。

パール:わぁい(コロコロ 出目=12) 

ボーナスブレイクはないかぁ、まぁ敏捷に振るよ、移動力上がるし。

三人目:一応アイテムブレイクのねらい目になったなぁ。

まぁ取り合えず今回は此処までにしよう。

パール:おつかれっしたぁー

三人目:ところでパール君。

パール:あい、なんでしょう中の人?

三人目:聖印くらい買いなさい。

パール:・3・〜♪

 

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